令和5年12月定例千葉県議会の知事あいさつ
                                                       
 
   本日ここに、12月定例県議会を招集し、当面する諸案件について御審議いただくことといたしました。 
 
 
 
   このたび提案いたしました案件は、令和5年度12月補正予算案、各種条例案及びその他附帯議案の50議案のほか、報告2件です。 
 
 
 
     
 
 
  
  
    最初に議案第1号から議案第8号までの8議案は、一般会計及び特別会計の補正予算案です。 
  
 
  
    今回の補正予算は、台風第13号の接近に伴う大雨により生じた被害への対応に係る経費を計上するとともに、人事委員会勧告に基づく給与改定を行うため人件費を増額するもので、一般会計の補正予算の規模は、148億600万円となります。 
  
 
  
    このほか、事業の早期執行を図るための債務負担行為の設定や、適正な工期を確保するための繰越明許費の設定などを行います。 
  
 
  
      
  
 
   
   
     続いて、補正予算に計上した経費のうち、災害による被害への対応について、その概要を御説明いたします。 
   
 
   
     災害救助法に基づき、被災した市町が実施した避難所の設置や、住宅の応急修理などの救助に要した経費を負担するとともに、応急仮設住宅として民間賃貸住宅を借り上げます。 
   
 
   
     また、被災した道路や河川などの公共土木施設の復旧を行うほか、氾濫の危険性が高い河川について、護岸整備や河道掘削等を前倒しで実施し、治水対策を一層推進します。 
   
 
   
     さらに、農地や農業用施設、林道などの復旧について、市町村等への支援を行うほか、被災した地域鉄道についても、関係市町とともに復旧費用の一部を助成します。 
   
 
    
    
      歩道の流失等により通行止めとなっている粟又の滝遊歩道については、滝への入口などの復旧を進めるとともに、遊歩道全体の復旧に向けた検討を行います。 
    
 
    
      また、被災した地域の観光業を支援するため、観光協会等が宿泊施設と連携して行う観光誘客の取組等に対し助成するとともに、県内外に向けた観光情報の発信を強化します。 
    
 
    
        
    
 
     
     
       次に、議案第9号「千葉県多様性が尊重され誰もが活躍できる社会の形成の推進に関する条例の制定について」御説明いたします。 
     
 
     
       本条例については、9月1日から骨子案に関するパブリックコメントを実施するとともに、県議会や関係団体等の皆様の御意見を伺いながら検討を進め、このたび条例案として今議会に提案させていただくこととしました。 
     
 
     
       本条例は、県民一人ひとりが様々な違いがある個人として尊重され、誰もが参加し、その人らしく活躍できる社会の形成を推進していくことを目的としております。 
     
 
     
       多様性を尊重することが社会の活力や創造性の向上に相乗的に効果を発揮するという認識のもと、人口減少など社会環境が変化する中にあっても、千葉県が持続的に発展していけるよう、県議会の皆様とともに取り組んでまいりたいと考えています。 
     
 
     
         
     
 
      
      
        次に議案第10号から議案第14号までの5議案は、条例の一部改正に係るものです。 
      
 
      
        議案第10号は、職員の給与について、人事委員会の勧告に基づき給料表の改定及び期末勤勉手当の支給月数の引き上げなどを行うため、議案第12号は、県が管理する道路の占用料を改定するため、議案第13号は、県立自然公園の環境保護に係る規制を強化するなどのため、議案第14号は、千葉県がんセンターの非紹介受診料を改定するため、それぞれ条例の一部を改正するものです。 
      
 
       
       
         また、議案第15号から議案第20号までの6議案は、千葉リハビリテーションセンターの建替えなどの工事請負に係る契約を締結するため、議案第21号から議案第23号までの3議案は、インフレスライド条項に基づき工事請負の契約金額を変更するため、議案第24号は、千葉港の埠頭用地に付属する建物を取得するため、議案第27号から議案第50号までの24議案は、公の施設の指定管理者を指定するため、それぞれ議会の議決を得ようとするものです。 
       
 
       
           
       
 
        
        
          以上がこのたび提案いたしました議案の概要ですが、なおこの際、今月13日から17日にかけて訪問した台湾への出張について、御報告申し上げます。 
        
 
        
          今回の訪問では、県内の農水産関係者や観光事業者、県議会議員の皆様、総勢約90名の方々と官民一体となって、農林水産物の輸出促進や観光誘客などのプロモーションを展開するとともに、企業誘致セミナーを開催いたしました。 
        
 
        
          また、依然残る本県の農林水産物に対する輸入規制措置について、関係団体や県議会調査団の方々とともに、台湾日本関係協会会長に対し、当該措置の撤廃を要請しました。 
        
 
        
          さらに、本県の友好都市である桃園市の市長と今後の交流の促進について会談を行ったほか、前市長の鄭文燦行政院副院長ともお会いし、県産農林水産物の輸入規制の影響や経済交流の促進について意見交換を行うことができました。 
        
 
        
          今回の台湾訪問での取組を生かし、今後も本県経済の活性化に向け、引き続き取り組んでまいります。 
        
 
        
            
        
 
         
         
           以上、このたび提案いたしました議案の概要等について御説明させていただきました。 
         
 
         
           よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 
         
 
          
         
        
       
      
     
    
   
 
                  
                                          
                                                          
  
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