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更新日:令和3(2021)年10月26日

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熱中症と暑さ指数について

熱中症について

 熱中症とは、高温環境下などで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態のことを言い、屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症してしまうことがあります。
 東日本・西日本で記録的高温となった平成30年(2018年)には、全国で92,710人、千葉県においても4,136人が熱中症で救急搬送されました。

千葉県における熱中症救急搬送者数の経年変化
画像をクリックすると拡大表示します(PNG:77.3KB)

千葉県における熱中症救急搬送者数の経年変化
出典)消防庁HPのデータをもとに、千葉県作成

暑さ指数(WBGT)と熱中症警戒アラート

 熱中症を引き起こす条件は、気温だけでなく、湿度や日差しなども関係しており、環境省では、熱中症の危険度を判断する数値として暑さ指数(WBGT)の情報を提供しています。
 暑さ指数とは人間の熱バランスに影響の大きい、気温・湿度・輻射熱の3つの要素を取り入れた指標であり、労働環境や運動環境の指針として有効と認められ、ISO等で国際的に規格化されています。

 また、環境省と気象庁では、暑さ指数(WBGT)に基づき、熱中症の危険性が極めて高いと予測される場合に、熱中症予防行動を効果的に促すため、令和3年4月28日から「熱中症警戒アラート」の運用を全国で開始しました。熱中症警戒アラートは暑さ指数の予測値が33以上になる場合に、前日17時頃及び当日5時に対象都道府県等に対して気象庁と環境省から発表されます。

表1. 暑さ指数に応じた注意事項等

温度基準

(WBGT)

注意すべき

生活活動の目安

日常生活における注意事項 熱中症予防のための運動指針

危険

31℃以上

全ての生活活動で起こる危険性 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。

運動は原則中止
特別の場合以外は運動を中止する。特に子供の場合は中止すべき。

厳重警戒

28~31℃

外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。

厳重警戒

激しい運動や持久走は避ける。積極的に休息をとり、水分塩分補給。体力のない者、暑さに慣れていない者は運動中止。

警戒

25~28℃
中等度以上の生活活動でおこる危険性 運動や激しい作業をする際は定期的に休憩を取り入れる。

警戒

積極的に休息をとり、水分塩分補給。激しい運動では、30分おきくらいに休息。

注意

25℃未満
強い生活活動でおこる危険性 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

注意

死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候に注意。運動の合間に水分塩分補給。

出典)日本生気象学会,「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」
   日本体育協会,「熱中症予防のための運動指針」
 

暑さ指数(WBGT)と熱中症発生状況

 熱中症は梅雨の合間に急に暑くなった時期や梅雨明け後、また、暑さ指数が28℃を超えると急激に増加する傾向にあります。
 令和2年度の千葉県における熱中症救急搬送者数は、梅雨明けの8月1日ごろから増加傾向にあり、熱中症警戒アラートが連続して発生した8月7日以降は、10日間で868人が熱中症により救急搬送されました。
※令和2年度の熱中症警戒アラート、は関東甲信地方1都8県において試行的に実施

グラフに記載のある日最高暑さ指数は、県内14地点の日最高暑さ指数の平均の値である

千葉県内の熱中症救急搬送者数状況

千葉県内の熱中症救急搬送者数状況

千葉県内の熱中症救急搬送者数と日最高暑さ指数の関係

千葉県内の熱中症救急搬送者数と日最高暑さ指数の関係
出典)消防庁HP及び環境省熱中症予防サイトのデータをもとに、千葉県作成

 

熱中症を防ぐには~私たちにできる適応策~

 熱中症は、一人一人が早い段階で注意すれば、予防することができます。
 一方で、マスクの着用など、新型コロナウイルス感染症の対策が続く中、これまでとは異なる生活環境下であることから、例年以上に熱中症に気をつけることが重要です。十分な感染症対策を行いながら、次のようなことに気をつけましょう。

  1. 暑さを避ける
    室内
    ・エアコンを利用する等、部屋の温度を調整する
    ・感染症予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンの温度設定をこまめに調整
    ・遮光カーテン、すだれ、打ち水など涼しく過ごす工夫をする

    屋外
    ・日傘や帽子の着用、涼しい服装にする
    ・日陰の利用、こまめな休憩
    ・暑い日や時間帯は決して無理をしない
     
  2. こまめな水分補給
    ・のどが渇く前に、こまめに水分を補給する(目安は1日あたり2リットル)
    ・たくさん汗をかいた時は、水分と共に塩分も補給
     
  3. 体調管理や暑さに備えた体づくり
    ・体温測定、健康チェック、体調が悪いと感じた時は無理せず自宅で静養
    ・暑くなり始めの時期から適度に運動(「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度)

 

(参考)暑さ対策の効果について

日傘の効果

 屋外での日傘の効果日傘は直射日光を遮り、体感温度を下げる効果があり、熱中症対策に有効です。
 屋外での日傘の効果を調査した結果、日傘を使用した場合は、表面温度の上昇幅が小さくなる傾向にあり、一方で、日傘を使用しない場合は、表面温度の上昇幅が大きく、頭頂部の温度は最大で約7度上昇しました。

【実験方法】
 日向にいた後の表面温度を、サーモグラフィ―カメラで比較
 ・実験時間:15分(11時55分~12時10分)
 ・天気:晴れ
 ・気温:35℃

 


グリーンカーテンの効果 

ゴーヤのグリーンカーテン グリーンカーテンは、アサガオ、ゴーヤなどのつる性の植物で建物の窓や壁をカーテンのように覆うもので、植物の力を利用して、夏の暑さを軽減することができます。
 ゴーヤでグリーンカーテンを作り、サーモグラフィーカメラで、建物の表面温度を測定したところ、グリーンカーテンがある場所は、日差しが遮られ、表面温度の上昇が抑えられていました。
 また、屋外の気温が32℃のとき、グリーンカーテンがある場所の気温は29℃でした(葉の水分が蒸発する際に周辺の温度を下げる働きがあるため、体感的にはさらに涼しく感じます)。

 

 

 

グリーンカーテンの効果1

建物の表面温度(屋外)

グリーンカーテンの効果3

建物の表面温度(屋内)

お問い合わせ

所属課室:環境生活部環境研究センター企画情報室

電話番号:0436-24-5309

ファックス番号:0436-21-6810

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