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更新日:令和4(2022)年11月16日

ページ番号:9311

ちばの炭

木炭の製造方法

木炭は、生産地、炭化法、炭化の進行度、原材料、用途などによって分けられています。

各地に特有の製造方法があり、安定した品質を守るため、伝統と誇りを持って生産されることが多く、どこで生産されているかが重要となっています。

炭化法には、窯を築いて行う築窯法、特定の施設を設け連続して生産できる工業的方法、地面に坑を掘ったり、移動式鉄板窯やドラム缶などを用いた簡易法があります。

また、1000度程度で炭化する白炭、600~700度で炭化する黒炭、400~500度で炭化する乾留炭や平炉炭などがあります。

県内では、主に窯を築いてシイやカシ類を炭化する黒炭生産が行われています。

市原市や君津市の一部の地域では、岩盤の露出した崖に杭を掘って行う特異な製炭が行われています。

また、近年では、アウトドアや里山の活用などとして、各地で簡易な炭焼きが盛んに行われています。

「佐倉炭」というブランド名で生産・販売されている他県産の炭はあるようですが、現在、佐倉市周辺で炭(お茶用含む)は生産していません。

木炭の生産状況

木炭は、年間7トンほどが生産されています。(令和3年)

炭の効用が注目されるようになり、従来の燃料用の他に室内空気や飲料水の浄化用など、いろいろな用途に使用され、特産品販売所や観光土産品販売所などでの直売も盛んに行われています。

飾り炭

木の葉や木の実を付けた小枝などを炭化して、お茶席の趣向や装飾用とした「お花炭」をさらに変化させ、花びらやイガ付きのクリ、松ぼっくり、バナナ、果物などをそのまま炭化したものが、消臭用や調湿用を兼ねた室内装飾用として地域特産品販売所などで盛んに販売されています。

竹炭

竹材を炭化したもので、花器や装飾品などに加工したもの、適当な大きさに切りそろえて、消臭用や防湿用、静電気防止用などとして、観光土産品販売所や直売所などで人気を呼んでいます。

木酢液・竹酢液

木炭や竹炭を製造する過程で発生する煙を冷やして液状にしたもので、酢酸とタールなどの抽出成分からなり、消臭用や殺菌防虫用などとして広く活用されています。

従来の燃料用としてのほか、水産加工用やキャンプ用など特殊な燃料用として、年間640立方メートルほどが山武地域を中心に生産されています。(令和3年)

お問い合わせ

所属課室:農林水産部森林課森林経営管理室

電話番号:043-223-2966

ファックス番号:043-225-7448

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