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更新日:令和4(2022)年11月16日
ページ番号:9310
くりは栄養が豊富で、カルシウム等の無機質やビタミンB1、B2等を多く含むアルカリ性食品であり、いろいろな加工品として利用されるとともに古くから縁起物として親しまれています。
良質で大きなくりを生産するためには適正な整枝剪定が必要です。
くりは、前年に実がなった健全な枝の、先端近くから伸びた枝に実がなります。
したがって、放っておくと実のなる枝がどんどん高くなり、樹高20メートル以上にもなってしまいます。
また、枝が混んでくると、日光が当たらなくなったり、通気性が悪くなり、病害虫に犯された枝が多くなります。
良質で大きなくりを生産するために、実のなる枝の本数を制限したり、枝が重ならないようにするための整枝剪定を行います。樹高が高くなり、整枝剪定ができなくなると、実がなっても小さいものが多くなるだけではなく、病害虫の防除も困難になり、病害虫に犯されたものも多くなります。
これまで放っておいてもある程度実がなることから、放任状態で栽培されていましたが、中国などから安価なくりが輸入され、それに対抗できる大果で良質なくりを生産するためには、適正な整枝剪定を行っていく必要があります。
また、先進的な生産地では樹高を4メートル程度に抑えた超低樹高仕立てにより栽培しているところもあります。
くりは、千葉県で年間363トンほど生産されており、全国で10位の生産量です。(令和3年)
くりの生産は、主に、生食用くりの市場出荷を目的として行われていますが、首都圏に近いことから、千葉市近郊を中心に「くり拾い」を目的とした観光くり園も盛んで、都市住民への憩いの場の提供としても行われています。
また、宅配便による直売や特産品販売所などでの直売も人気を呼んでいます。
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