県産原木しいたけ（施設栽培）の放射性物質検査結果について

県では、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に関連して、県産農林水産物の安全確認を行うため、放射性物質の検査を行っています。

本日までに分析した29市町村のうち、山武市、富津市に加え君津市で生産された原木しいたけ（施設栽培）で平成24年4月1日以降に適用されている新たな基準値（一般食品100ベクレル/kg）を超える放射性物質が検出されました。

このため、当該原木しいたけ（施設栽培）が流通することがないよう、県は、山武市、富津市及び君津市で生産された原木しいたけ（施設栽培）の出荷制限を要請しています。

また、厚生労働省が、成田市産乾しいたけ（流通品）の放射性物質検査を行い、基準値（一般食品100ベクレル/kg）を超える放射性物質が検出されたため、県では成田市に対して、乾しいたけの安全性に関する確認を要請し、確認できるまでの間、成田市で生産された原木しいたけ（施設栽培）についても出荷自粛を要請しましたが、安全性を確保するために必要な確認作業が終了したことから、出荷自粛要請を解除しました。

なお、下記の市町村については、モニタリング検査の結果、基準値を下回ることが確認されています。

今後も定期的に農林水産物の放射性物質検査を継続して行い、県産農林水産物の安全性について迅速な検査結果の公表に努めます。

【出荷制限】

山武市、君津市^※、富津市^※

※君津市は、市が発行した証明書のある生産者4名に限り出荷・販売可能

※富津市は、市が発行した証明書のある生産者5名に限り出荷・販売可能

【原木しいたけ（施設栽培）の出荷・販売が可能な市町村】（令和6年11月26日現在）

千葉市、市原市、市川市、船橋市、野田市、柏市、我孫子市、成田市、佐倉市、印西市、富里市、香取市、神崎町、東庄町、旭市、匝瑳市、東金市、茂原市、長柄町、長南町、勝浦市、いすみ市、大多喜町、館山市、鴨川市、南房総市、木更津市、袖ケ浦市

計28市町村（出荷希望者が確認されている市町村に限る）

※原木しいたけ（施設栽培）の検査は、定期的に行っています。

（参考）令和6年度に基準値以下であることが確認された市町村

千葉市、市原市、船橋市、柏市、富里市、東庄町、旭市、匝瑳市、東金市、茂原市、長南町、勝浦市、いすみ市、大多喜町、館山市、鴨川市、木更津市、袖ケ浦市

計18市町村