ここから本文です。
ホーム > 県政情報・統計 > 組織・行財政 > 計画と評価 > 総合計画 > 千葉県総合計画 ~千葉の未来をともに創る~ > 千葉県総合計画 ~千葉の未来をともに創る~(県民広報版・テキスト版) > 第2編第2章第3節 県づくりの方向性【ゾーンごとの方向性(東葛・湾岸ゾーン)】|千葉県総合計画 ~千葉の未来をともに創る~
更新日:令和8(2026)年2月26日
ページ番号:833211
※ファイルサイズが大きい場合があるため閲覧の際にはご注意ください
本ゾーンには、県人口の67%に当たる約418万人が居住しています。ゾーン内の65歳以上の高齢者の割合は25%と、県全体の割合より2ポイント低く、また、15歳から64歳までの生産年齢人口の割合は63%と、県内では最も年齢構成の若いゾーンです。
これまで人口が急増してきた本ゾーンにおいても、今後は人口減少に転じるとともに、高齢化が急速に進み、令和32年(2050年)には高齢化率が33.3%と、3人に1人が高齢者となると予想されています。
なお、県人口に占める本ゾーンの人口の割合は、平成12年(2000年)は63%、令和2年(2020年)は67%となっていたところ、令和32年(2050年)には71%まで増加するものと見込まれており、県内では今後も人口が集中していく地域となっています。
また、労働力人口に対する一次産業就業者の割合が1%未満であるのに対し、三次産業就業者の割合は約8割と、非常に高い割合を占めています。
都内への通勤・通学者が多く、日常生活における東京とのつながりの強さを感じるゾーンです。
本ゾーンは、東京に隣接し、都心部や成田空港・東京国際空港(以下「羽田空港」という。)へのアクセスに優れ、企業や大学、研究機関が集積するとともに、多くの企業支援施設も立地する産業基盤が充実した地域です。
さらに、人口集積地であること、道路交通網が発達していることなどを背景に、インターチェンジや基幹道路などの周辺を中心に大型の物流施設の進出が相次いでいます。
東葛地域は、電気機械、金属製品、一般機械を中心に、技術力のある企業が数多く立地するとともに、醤油やみりんなど伝統的な醸造業も盛んです。また、大学や研究機関等の集積を生かし、医療、バイオテクノロジーなどの先端技術産業分野の研究開発や、スタートアップ支援なども活発に行われています。
湾岸地域は、国際拠点港湾に指定されている千葉港を有しており、鉄鋼や食品などの企業集積が進み、国内有数のテーマパークや大型商業施設なども立地しています。
さらに、大消費地に近接しており、生産量(収穫量)・栽培面積・産出額共に日本一の日本なしなどの果樹のほか、こかぶやえだまめなど本県が産出額で全国上位を誇るなど、収益性の高い都市農業が展開されています。沿岸部では、スズキなどを対象としたまき網漁業や小型底びき網漁業のほか、採貝漁業やノリ養殖業などが営まれています。
本ゾーンは、人口密度が高く、鉄道網の発達により主要駅周辺を中心に、商業・アミューズメント施設や高層住宅など様々な都市機能が集積しています。一方で、利根川、江戸川をはじめ、東京湾、手賀沼などの豊かな水辺空間や下総台地など、生活の潤いとなる自然環境も残されています。
また、平成30年(2018年)に外環道千葉県区間が開通するなど、近年、道路交通網が発達しているとともに、北千葉道路、新湾岸道路、千葉北西連絡道路などの新たな道路の整備進展が見込まれるなど、更なる利便性の向上が期待されています。
東葛地域では、東京への近接性から、常磐線沿線を中心に早くから商業が栄えるとともに、つくばエクスプレス沿線では大規模な土地区画整理事業により秩序ある住宅地・商業地等の形成が図られ、また、東京大学や千葉大学、公的研究機関等が最先端の研究を推進し、エネルギーや高齢社会などの課題に対応する新しいまちづくりを目指すなど、企業や大学などと連携した国際学術都市づくりが展開されています。
湾岸地域においても、総武線沿線を中心に、東京への通勤の利便性等から、いち早く人口集積が進みました。幕張新都心においては、国際展示場、国際会議場などを有する幕張メッセをはじめ、国際的な企業、学術・研究機関、業務ビル、商業施設等の立地や住宅整備が進むとともに、令和5年(2023年)には「幕張豊砂駅」が開業し、さらにはスポーツ施設の計画等、新たな動きも出てきており、より一層の活性化が期待されます。
さらに、本ゾーンでは、野球やサッカー、バスケットボール、ラグビーなど多くのスポーツチームの本拠地が置かれ、地域を盛り上げています。
≪多様な産業と都市機能の一層の充実を図り、首都圏での都市間競争における更なる優位性向上を図る≫
通勤・通学などによる都内との交流が活発であることから、災害発生時において、帰宅困難者対策や広域避難など重要な対応が求められるとともに、人口も密集している本ゾーンでは、新興感染症が発生した際に、ゾーン内において急速な感染拡大が生じる可能性が高く、特に迅速かつ適切な対応が迫られる地域です。
このため、政令指定都市や中核市などをはじめ、各市と連携した対策を推進していきます。
県都千葉市をはじめとする、充実した都市機能と活力を備えた都市群で形成されており、また、東京に隣接し、成田・羽田両空港の中間に位置することから、東京・成田空港間の「人・モノ・財」の流れを商業及び観光業など様々な分野に取り込み、活用していくことが期待されています。
県内外の交流・連携の強化や人・モノの流れのボトルネックとなっている慢性的な交通渋滞の解消を図るとともに、成田空港や千葉港の機能強化、物流施設の立地、周辺人口の増加等に伴う交通需要の増大に対応し、国際競争力や首都圏の生産性、住民等の生活利便性を向上させ、県内全域へと効果を波及させるため、北千葉道路の整備促進、京葉道路の渋滞対策や国道357号の機能強化、新湾岸道路及び千葉北西連絡道路の計画の具体化に向けた取組や、広域的な幹線道路ネットワークへのアクセス道路を含めた国県道全体の円滑化に向けて、現道拡幅や、バイパス整備、交差点改良、県境橋りょうなどの道路整備を加速していきます。
また、こうした各種道路整備の進展の効果を生かして、更なる産業振興を図るとともに、各市と連携し、企業誘致の受け皿となる新たな産業用地の確保に努めていきます。
さらに、新湾岸道路の進展に合わせて、千葉港における公共ふ頭とのアクセス強化を行うことにより更なる物流機能の向上に努めていきます。
ゾーン内には、本県経済をけん引していくことが期待される地域である幕張新都心、柏の葉、北千葉道路沿線などがあり、これらの地域では、学術・研究機関等との連携への期待など、拠点性の高さを生かし、地域特性を踏まえながら、産業拠点形成に向けた取組を進めていきます。
幕張新都心においては、国家戦略特区制度を活用した未来技術社会実装等の取組を促進し、これまで培ってきたMICE機能や業務、学術・研究機関を生かした産業振興を図るとともに、「職・住・学・遊」の複合機能を備えた国際業務都市として、国内外でのブランドイメージの向上を図っていきます。
柏の葉地域では、東京大学柏地区キャンパスや千葉大学柏の葉キャンパス、東葛テクノプラザ、国立研究開発法人産業技術総合研究所柏センター、国立研究開発法人国立がん研究センター東病院などがあり、こうした学術・研究機関を核に、新産業の創出に向けて、産学官連携を図っていきます。
北千葉道路の未整備区間(市川市・鎌ケ谷市間)の沿線の多くが、市街化調整区域であることから、広域的な視点を持ち、将来を見据えた土地の利活用に向けた取組を進めていきます。
都市農業の更なる発展を図るため、地域の特産品である、日本なしをはじめとした、果樹や野菜等の特産品を生かした産地知名度の向上や、農林水産物の高付加価値化を促進します。
また、農地の持つ防災機能や教育機能などの多面的な機能の発揮に向け、農地の保全に努めるとともに、地場産業としての水産業の生産力の強化、漁業への就業促進に取り組んでいきます。
さらに、海に係る地域資源の価値や魅力を生かした「海業」を推進し、地域のにぎわいや所得と雇用を生み出すよう取組を進めます。
都心に近く、優れた都市機能を有するとともに、農地や公園などの緑地空間や、東京湾をはじめとした豊かな水辺空間などが共生する、潤いと安らぎにも恵まれた環境等を積極的に情報発信することで、多くの人を地域に呼び込むとともに、人口の社会増が大きな地域であることから、多様な人たちがその人らしく過ごせる環境の整備などを進めることで、地域に住みたい、住み続けたいと思う人たちを増やしていきます。
今後も、道路整備の進展による、県内各地と首都圏各都市、空港とのアクセス向上を追い風に、企業等の更なる発展のサポートや新たな企業等の誘致を行うとともに、エリアマネジメントの視点を持ったまちづくりを促進し地域のブランドイメージの向上を図ります。
また、東京、成田空港間の「人・モノ・財」の流れを様々な分野に取り込みつつ、人口集中地域である本ゾーンの魅力を積極的に磨き上げ、発信することで、首都圏での都市間競争における更なる優位性の向上を目指していきます。
注 東葛・湾岸ゾーンの「ゾーンの現状・特性」欄で数値を示す際には、次の市町村の数値を用いています。
千葉市、市川市、船橋市、松戸市、野田市、習志野市、柏市、流山市、八千代市、我孫子市、鎌ケ谷市、浦安市
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください