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ホーム > 県政情報・統計 > 組織・行財政 > 計画と評価 > 総合計画 > 千葉県総合計画 ~千葉の未来をともに創る~ > 千葉県総合計画 ~千葉の未来をともに創る~(県民広報版・テキスト版) > 第2編第2章第3節 県づくりの方向性【ゾーンごとの方向性(九十九里ゾーン)】|千葉県総合計画 ~千葉の未来をともに創る~
更新日:令和8(2026)年2月26日
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本ゾーンには、県人口の5%に当たる約34万人が居住しています。ゾーン内の65歳以上の高齢者の割合は35%と、県全体の割合より7ポイント高く、また、15歳から64歳までの生産年齢人口の割合は56%となっています。
今後、ゾーン内の人口は、令和17年(2035年)には30万人を下回り、令和32年(2050年)には24万人まで減少、高齢化率は47%になると予想されています。
また、労働力人口に対する一次産業就業者の割合が7%、二次産業就業者の割合が25%、三次産業就業者の割合が68%となっており、産業就業者のバランスが取れたゾーンとなっています。
JR外房線、東金線、総武本線のほか、圏央道や東関東自動車道、館山自動車道、千葉東金道路を活用した都心を含む多方面へのアクセスが良好で、通勤・通学圏となっています。
本ゾーンは、日本有数の砂浜が美しい九十九里浜や水田などが広がる九十九里平野、緑豊かな里山風景を擁する房総丘陵など多彩な自然に恵まれており、また、太平洋を北上する黒潮の影響を受け、年間を通じて温暖な気候となっています。
肥沃な土壌と温暖な気候により、米、ねぎ、トマト、いちごなどバラエティに富んだ農作物の生産が盛んであり、農業は主要な産業の一つとなっています。また、古くからサンブスギと呼ばれる挿し木による林業が行われてきた地域として全国的にも有名であり、水産業では、イワシやハマグリなどの資源に恵まれ、これらを対象とした漁業や水産加工業も営まれています。
また、茂原にいはる工業団地など多くの工業団地を中心に、電子機器や機械・化学等の企業が集積しているほか、九十九里沖の海域が、再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電に係る有望区域として選定されています。
また、千葉県における天然ガスの主要な生産地であるとともに、天然ガス採取のために汲み上げるかん水に含まれるヨウ素生産の中心地でもあり、その産量は国内生産量の約80%を占めています。
成田空港周辺地域では、空港の拡張事業や広域的な幹線道路ネットワークの整備により、様々な産業の受け皿となるポテンシャルが高まっています。
加えて、全国で2例目、県内で初めてブルーフラッグを取得した本須賀海水浴場をはじめ、全国的にも有名な九十九里浜を中心に多くの海水浴場があり、海を活用した観光業も盛んで、サーフィンやSUPなどのマリンスポーツをはじめ、テニス・乗馬などを楽しむ人が多く訪れています。
本ゾーンは、鉄道路線や圏央道が地域内を縦断しており、これらを利用した東葛・湾岸ゾーンや都内への通勤・通学圏として、住宅地等の整備が進められてきました。
都心にほど近い雄大な海を目当てに移住・二地域居住をする人も多く、東京2020大会のサーフィン会場となった釣ケ崎海岸を有する一宮町などでは、新たなサーフショップや飲食店が開業するなど、魅力ある町並みが広がっています。
さらに、圏央道の整備効果を香取・東総ゾーンや南房総・外房ゾーンにも波及させる銚子連絡道路、長生グリーンラインの整備を図るとともに、廃校となった小学校などの空き公共施設を活用した取組も進められています。
また、一宮川流域では、近年の豪雨災害に加え、気候変動による水害の頻発化・激甚化に備え、流域のあらゆる関係者が協働して流域全体で水害を軽減させる「一宮川水系流域治水プロジェクト」を県内で初めて策定し、流域治水の推進に取り組んでいます。
空港周辺地域においては、周辺地域と空港との共生・共栄を目指し、航空機騒音に配慮しつつ、生活環境の改善や公共施設などの地域整備を進めるとともに、第3滑走路の新設などを含む成田空港の拡張事業の効果を、地域振興に結び付けていきます。
≪圏央道整備効果を様々な産業活動に取り込むとともに、各種産業の連携や「九十九里」のブランド化を進め、地域振興を図る≫
本ゾーンは、圏央道など広域的な幹線道路ネットワークの充実・強化や、成田空港の拡張事業によって、都心を含む多方面へのアクセスや、企業立地の優位性、産業競争力などが向上し、地域の持つポテンシャルが格段に高まっていることから、その効果を商工業や農林水産業など各種産業に取り込んでいくことが期待されています。
そこで、圏央道の県内区間全線開通を促進するとともに、銚子連絡道路、長生グリーンラインなどの整備を進め、鉄道や路線バス等の交通網を生かすことで、隣接するゾーンからの「人・モノ・財」の流れを各種産業活動に取り込んでいきます。
空港周辺地域においては、空港の拡張事業や広域的な幹線道路ネットワークの整備により飛躍的に高まるポテンシャルを生かし、空港の特徴や強みを生かせる産業の立地を促進していきます。
また、インターチェンジ周辺等において、市町村と連携しながら、地域振興につながる産業の受け皿づくりを促進します。
さらに、主要産業の一つである農林水産業の更なる発展に向けて高付加価値化を促進するとともに、スマート技術の積極的な活用や担い手不足の解消等に取り組み、生産体制の強化を図ります。また、海や漁村の地域資源の価値や魅力を生かした「海業」を推進し、地域のにぎわいや所得と雇用を生み出すよう取組を進めます。
観光業においては、海や里山など魅力的な自然環境をはじめ、いちご狩りなどの農作物の収穫や地引き網、ガラス工芸の制作などの体験型観光や、サーフィンやSUPなどのマリンスポーツをはじめとしたスポーツ観光など、多様な観光資源の積極的な発信を行うとともに、観光・泊施設等における国内外からの受入体制の強化に努めます。
また、「九十九里」という広く知られた地域のブランド化について、民間団体も巻き込みながら取組を進めるとともに、雄大な海と打ち寄せる良い波、見渡す限りの砂浜、緑豊かな里山や田園風景、風、陽光など、九十九里の魅力を求めて集まる人々の活力や感性、ライフスタイルなどを、まちづくりや産業振興に生かしていきます。
さらに、九十九里浜の景観等を保持し、マリンスポーツの振興を推進するとともに、海や里山などの豊かな自然と、都心を含む多方面へのアクセスが良好であることを生かしたワーケーションに取り組むなど、新たなライフスタイルを求める人を引き付ける、魅力ある地域づくりを行い、本ゾーンへの移住・二地域居住の促進や地域への定着を図っていきます。
今後も、「九十九里」のブランド化を図るとともに、成田空港の拡張事業や広域的な幹線道路ネットワークの充実・強化等を生かし、国家戦略特区制度等も活用しながら、空港を核とした国際的な産業拠点形成や観光客の誘致、農林水産物の販路拡大、魅力的な地域づくりなどに取り組み、農林水産業や観光業など各種産業の連携による地域振興を図っていきます。
注 九十九里ゾーンの「ゾーンの現状・特性」欄で数値を示す際には、次の市町村の数値を用いています。
茂原市、東金市、山武市、大網白里市、九十九里町、芝山町、横芝光町、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町
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