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更新日:令和4(2022)年9月15日

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第3章第3節 県づくりの方向性【ゾーンごとの方向性(印旛ゾーン)】

印旛ゾーン

ゾーンの現状・特性

1 地域に暮らす人々

本ゾーンには、県人口の11%に当たる約72万人が居住しています。ゾーン内の65歳以上の高齢者の割合は28%と、県全体の割合と同程度となっており、また、15歳から64歳までの生産年齢人口の割合は58%であり、年齢構成の若いゾーンです。

令和12年には、ゾーン内の人口は約68万人、高齢化率は32%になると予想されています。

また、労働力人口に対する一次産業就業者の割合が4%、二次産業就業者の割合が19%、三次産業就業者の割合が77%となっており、おおむね県内の平均的な数値となっています。

東京や千葉市への通勤・通学者の割合が多い一方で、成田空港を有することもあり、昼夜間人口比率が100%を大きく超えている地域もあるなど、周辺市町村に対して大きな吸引力を持っています。

2 産業

本ゾーンは、日本の空の表玄関である成田空港を擁し、空港内は約4万人に及ぶ就業の場となっているほか、空港周辺や臨空工業団地を中心に物流関係企業や空港関連産業の集積が進んでいます。

千葉ニュータウンでは、住宅のほか、企業や大学等の業務・教育施設の集積が図られており、近年では、世界的企業も利用するマルチテナント型の先進的物流施設群やデータセンターなどの立地が進んでいます。

また、成田市を中心とする成田商圏や印西市を中心とする印西商圏が形成され、大型店舗の立地が進むなど、周辺市町村からの吸引力を高めています。

さらに、佐倉工業団地、白井工業団地など、県内有数の内陸工業団地が整備されており、地域経済の拠点として大きな役割を果たしています。

また、東京へのアクセスが良く、印旛沼や利根川などの豊かな水資源や平坦な土地に恵まれていることから、すいか、なし、落花生の生産が盛んな地域であり、県内でも新規就農者や農業法人への就職が多い地域です。

さらに、年間約1,200万人の参詣客が訪れ、県内第2位の観光スポットとなっている成田山新勝寺をはじめ、佐倉城跡、武家屋敷群など「日本遺産(北総四都市江戸紀行)」に認定された歴史的観光資源が数多く存在するとともに、県立房総のむらなどがあり、外国人観光客にも注目されている地域となっています。

3 まちづくり

本ゾーンは、鉄道や幹線道路の整備を背景として東京への通勤圏が拡大し、千葉ニュータウンなどの計画的で大規模な市街地の整備をはじめ、鉄道沿線等における住宅地の開発が進んできました。

特に、千葉ニュータウンにおいては、優れた環境の居住機能と業務・研究機能を併せ持つ複合都市づくりが計画的に進められるとともに、成田スカイアクセス開業により、空港へのアクセスが飛躍的に向上しました。

空港周辺地域においては、平成30年3月に、国・県・空港周辺9市町・成田国際空港株式会社(以下「NAA」という。)で構成される四者協議会において合意された、第3滑走路の新設などを含む更なる機能強化の効果を、地域振興に結び付けるとともに、周辺地域と空港との共栄を目指し、生活環境整備や公共施設整備などの地域整備が進められています。

また、「国際医療学園都市構想」の実現を図るため、国家戦略特区の指定を受けて、医科系大学・成田空港を核とした医療関連産業の集積を目指したまちづくりが進められています。

ゾーンの方向性

≪成田空港の更なる機能強化等の効果や国内外からの活力を生かした地域振興を図る≫

本ゾーンは、成田空港という国際的な人・モノ・財の交流・連携拠点を持ち、今後、成田空港の更なる機能強化や交通網の整備による利便性の向上が進み、地域のポテンシャルが向上していくことから、人口減少や高齢化が進む千葉県を支える地域として期待されます。

圏央道の県内区間が全線開通することから、首都圏における交流・連携が強化され、生産性の向上、企業立地の促進及び防災力の強化等が図られるとともに、圏央道とアクアラインが一体となって広域的な幹線道路ネットワークが形成されます。

あわせて、北千葉道路の印西市・成田市間をはじめ、圏央道へのアクセス道路である国道296号や県道成田小見川鹿島港線などの整備や、圏央道と成田空港を直結する新たなインターチェンジの計画の具体化により、本ゾーンの交流・連携機能が更に高まることが見込まれています。

千葉ニュータウン周辺地域では、成田空港の更なる機能強化や北千葉道路の整備の効果により、多様な産業集積や居住の場としての魅力が高まっていくことから、企業立地の促進等により雇用の場の創出を図るとともに、交通の利便性や豊かな自然環境などの魅力を積極的に発信し、人口の増加につなげていきます。

空港周辺地域においても、成田空港の更なる機能強化や地域の特性、各種道路整備の効果を最大限に生かして活性化を図っていきます。

また、市町と連携して計画的な土地利用を進め、インターチェンジ周辺等の多様な産業の受け皿づくりを促進します。

農業では、恵まれた地理的条件を生かし、農作物の生産力強化や6次産業化等の促進による高付加価値化、海外輸出を含めた販路拡大などにより、更なる産地の発展を図ります。

加えて、新規就農や企業参入等に向けた相談体制を整備し、意欲ある担い手の確保・育成を図ります。

また、空港に隣接する成田市公設地方卸売市場は、農林水産物の海外輸出手続をワンストップで行う機能を持つとともに、国内外の観光客等を対象とした物販機能も併せ持つため、本ゾーンをはじめとする県産農林水産物の輸出促進と併せて、その魅力を世界へ発信する新たな拠点として期待されます。

隣接する香取・東総ゾーンも含めた、日本遺産等の多くの歴史的資源の活用などにより、トランジット客の取り込みや外国人観光客も意識した観光地づくりに取り組むことで、国内はもとより、訪日外国人旅行者のゾーン内への更なる誘客を図ります。

また、東京への通勤圏であり、空港関連産業が集積する地域であるとともに、水辺・里山などの豊かな自然環境を有する魅力を積極的に発信することで、移住・定住の促進を図っていきます。

今後も、成田空港の更なる機能強化や交通利便性向上による、国内外からの人・モノ・財の流れを各分野に取り込みつつ、その効果を県全体の経済活性化につなげることを視野に、観光資源の広域的連携や一層の情報発信等による国内外からの来訪や空港周辺及び圏央道沿線等への企業立地を促進するなど、幅広い分野で、行政、住民、企業が一体となった地域振興を図っていきます。

 

(注)印旛ゾーンの「ゾーンの現状・特性」欄で数値を示す際には、次の市町村の数値を用いています。
成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、栄町

お問い合わせ

所属課室:総合企画部政策企画課政策室

電話番号:043-223-2483

ファックス番号:043-225-4467

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