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更新日:令和4(2022)年9月15日

ページ番号:524064

施策項目6-1-1 半島性を活用した「千葉」のブランディングと移住・定住の促進

※環境依存文字であるローマ数字、囲み文字を数字に変換しています。

【目標】

三方を海に囲まれた千葉ならではの多様な魅力のブランド化を進め、「買う」「訪れる」「暮らす」につながる“ちばの価値”を創出していきます。

【現状と課題】

本県は首都圏にありながら、三方を海に囲まれているという特徴を持っています。

そして、長い海岸線、切り立った断崖絶壁や美しい砂浜、波静かな入り江など、地域によって様々な表情を持つ房総半島の海そのものをはじめ、半島性が生んだ豊かな自然、海や大地の恵みがもたらす農林水産物や食文化、さらには万祝・大漁旗・波の伊八といった文化芸術などが育まれ、本県独自の魅力として存在しています。

他方、これらの魅力が「千葉県ならではの価値=ブランド」として、県民や国内外の多くの人々に広く認識されている状況とは言えません。

そのため、千葉県の魅力を幅広く伝え、その価値を理解していただくことで千葉県のファンづくりを進め、「買う」「訪れる」「暮らす」といった行動につなげていく必要があります。

【取組の基本方向】

地域ごとに様々な表情を持つ本県の海の魅力を十分に引き出し、活用する取組を進めるとともに、千葉の海の独自性を生かしたブランド化を推進していきます。

また、千葉県産の農林水産物について、地域特産品目等のブランド化の取組を支援するとともに、県が開発した新品種について、知名度向上を図ります。

さらに、半島性など本県の特性が育んだ食文化や伝統文化、芸術など、多様な魅力を「ちば文化」としてブランド化し、認知度向上を図るとともに県民の誇りと愛着を醸成していきます。

市町村や関係団体と連携して、多様なライフスタイルを実現できる地域の魅力等を発信するなど、移住・定住の取組を促進します。

様々な千葉の魅力をテレビ・ラジオ・インターネット等の各種媒体を活用して県内外、海外にも発信し、本県の持つ独自の価値を広く伝え、知名度、信頼度、好感度を高めます。

【主な取組】

6-1-1-1 海の魅力の充実・強化

本県の海は、地域ごとに様々な特徴を有するとともに、独自の文化が育まれており、それらの魅力の掘り起こしや更なる向上を進めてブランド化を図り、地域の活性化につなげるための取組の検討を進めます。

また、魅力の発信については、海の美しさだけではなく、朝にマリンスポーツを楽しんでからでも都内に出勤できるなど、海の魅力を「くらし」や「ひと」等に結び付けながら、千葉ならではの海の価値をPRしていきます。

  • 海の魅力の掘り起こしと更なる向上
  • 「くらし」などと結び付いた千葉ならではの海の魅力の発信
  • 海の文化の調査研究と保存活用の推進
  • 豊かな海の恵みによる魚食文化の活用
  • マリンスポーツの振興
  • ちばアクアラインマラソンの開催

6-1-1-2 農林水産物のブランド力の強化

県オリジナル品種(米の新品種「粒すけ」など)や「チバザポーク」「チバザビーフ」「千葉ブランド水産物」など特徴のある産品を活用したプロモーションにより県産農林水産物全体のイメージアップを図ります。

飲食店や料理教室など多様な主体と連携し、料理に着目した本県の豊かな自然や地域の特色ある農林水産物を活用した新たな「食」のブランド化に取り組みます。

また、有害獣であるイノシシやシカの肉を「房総ジビエ」としてPRし、利用拡大を図ります。

さらに、農林水産物の輸出促進に向け、他県との連携を積極的に図りながら効果的なプロモーションを実施します。

  • 県産農林水産物の魅力発信・販売促進
  • 県育成品種の認知度向上と高付加価値化に向けたPRの実施
  • 料理に着目した新たな「食」のブランド化
  • 地域資源を活用した魅力ある商品の開発(再掲)

6-1-1-3 多様な「ちば文化」のブランド化

本県には、独自の食文化や地域の多様な祭り、江戸を感じる北総の歴史的な町並みなど、各地域において様々な文化が根付いており、そうした多様で豊かな「ちば文化」をブランド化し、様々な機会における魅力発信を行うとともに、「日本遺産」や「ちば文化資産」を活用することで、「ちば文化」の認知度向上を図ります。

また、伝統の継承と創造の拠点である美術館・博物館等の調査研究機能と情報発信機能を充実させ、幅広い集客や利用を促進するとともに、ブランド力を高めることのできる文化財の調査研究と保存活用を進めます。

  • 「ちば文化」のブランド化による認知度向上と県民の誇りの醸成(再掲)
  • あらゆる人々が文化芸術に触れ親しむ機会の提供、関心及び理解の促進(再掲)
  • ちばの多様な伝統文化を知る機会の提供(再掲)
  • 観光等の様々な分野と連携した文化資源の活用と地域の活性化(再掲)
  • 美術館・博物館等の機能の充実と利用の促進
  • 文化財の調査研究と保存活用の推進

6-1-1-4 地域の特性を生かした移住・定住の促進

東京への近接性や豊かな自然などの本県の強みを生かし、市町村や関係団体と連携を図りながら、地域の魅力や移住関連情報、地域に居住することで実現できるライフスタイル、二地域居住をはじめとする新たな暮らし方などを広く発信するとともに、市町村等の行う移住・定住促進のための取組を支援します。

また、千葉県への転職や県内就職を希望する若年者等の県内企業への就労を促進するため、県内の仕事やくらしに関する情報等を一元的に収集・提供し、県内企業への就労を支援します。

  • 市町村の移住関連情報や千葉ならではのライフスタイル等の発信
  • 市町村と連携した移住相談会の開催
  • 県内への移住や就労につながるくらしや仕事に関する情報の発信
  • 県内の過疎地域等への移住者に対する支援

6-1-1-5 「千葉」の魅力の戦略的な発信

千葉の魅力を国内外に発信するに当たっては、テレビやラジオ、新聞、雑誌、インターネット、県民だより等様々な媒体を活用し、景色、産品等の単体だけではなく、背景にあるひと・くらし・文化・歴史等のストーリー性を重視して発信することで本県のファンづくりを進め、「買う」「訪れる」「暮らす」といった行動の誘発につなげます。

また、イベントやSNS等においては、認知度の高まっている千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」を最大限に活用するなど、戦略的なプロモーションを行っていきます。

  • ちばの魅力のブランディングと情報発信
  • 各媒体の特性を生かした県政情報の発信
  • 県産品・伝統的工芸品の魅力発信
  • 「チーバくん」を活用した戦略的なプロモーション

お問い合わせ

所属課室:総合企画部政策企画課政策室

電話番号:043-223-2483

ファックス番号:043-225-4467

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