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更新日:令和4(2022)年9月15日

ページ番号:524024

施策項目4-2-3 地域全体で子どもを育てる体制づくり

【目標】

千葉県の未来を担う子どもたちの成長や学びを地域全体で支援するため、つながりや支え合いによる地域コミュニティを形成するとともに、学校、家庭、地域、企業、高等教育機関などが力強く連携・協働し、全ての大人が子どもの育成に関わる体制を構築します。

【現状と課題】

都市化や過疎化の進行、家族形態の変容等を背景とした地域社会のつながりや支え合いの希薄化等により、家庭や地域社会における教育力の低下が見られます。多様な価値観を持った人々との交流や体験の機会が減少し、子どもたちの規範意識や社会性、自尊感情が低下するといった影響も見られます。

家庭における教育は全ての教育の出発点であり、子どもたちが基本的な生活習慣や豊かな情操、社会的マナー等を身に付ける上で重要な役割を担っています。全ての子どもが適切な家庭教育を受けることができるよう、保護者の学びを支援するとともに、家庭と地域のつながりを築き、強固なものにすることなどにより家庭の教育力を高めていく必要があります。

また、子どもたちが自立して心豊かに力強く社会で生き抜く力を培うためには、学校だけではなく、家庭・地域において多様な人々と関わり、様々な経験を重ねていくことが必要です。このため、学校、家庭、地域、企業、高等教育機関などが連携・協働して、子どもたちの多様な教育活動を支援する体制づくりを進めることが求められます。

【取組の基本方向】

保護者の学びの機会や発達段階に応じた子育てなどについての情報提供、家庭教育が困難な状況にある保護者に対するアウトリーチ型家庭教育支援など、行政機関、学校、地域などが連携して、チームとして相談対応の充実を図ります。

また、学校が地域と目標やビジョンを共有し、学校を核として地域全体で子どもたちを育てていく体制づくりを進めます。

【主な取組】

4-2-3-1 全ての教育の出発点である家庭教育への支援

保護者による家庭での教育を支援するため、学校を通じた情報提供やウェブサイトによる情報発信など、子育てに役立つ情報提供の充実を図ります。

また、子育て中の保護者を孤立させることのないよう、家庭教育支援に必要な人材の育成を図るとともに、企業やNPOなど様々な主体の参画を促進し、家庭教育を地域で支援できる体制づくりを進めます。

さらに、中学生や高校生が、育児への理解や関心を高めるとともに、子育てにおける家庭の役割や、子育ての意義等について学ぶ機会の充実を図ります。

  • 保護者の学びや子育てなどへの支援
  • 学校・家庭・地域が連携した家庭教育の推進
  • かけがえのない子どもを育てるための教育の推進

4-2-3-2 家庭・地域と学校との協働により地域全体で子どもを育てる体制の構築

学校における日々の教育活動や、放課後児童クラブ、放課後子供教室などでの教育活動において、地域住民や専門的知見のある企業・団体関係者などの地域人材等の参画により、子どもたちの多様な学びや体験を支援する地域学校協働活動を推進し、地域における教育の質の向上を図ります。

あわせて、学校の教育活動に地域住民や社会人が参画する機会を促進するため、地域コーディネーターなどの学校と地域を結ぶための人材の育成・拡充を図るとともに、活動に携わる人々の交流を促進します。

さらに、学校と地域住民や保護者等が、学校に必要な支援等について協議するなどして目標を共有し、力を合わせて学校運営に取り組む学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)の導入により、地域学校協働活動を一層効果的に進め、地域とともにある学校づくりを推進します。

  • 学校・家庭・地域が一体となって取り組む教育環境づくりの推進
  • 高等教育機関や企業などと連携した教育活動支援の体制づくり

お問い合わせ

所属課室:総合企画部政策企画課政策室

電話番号:043-223-2483

ファックス番号:043-225-4467

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