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更新日:令和7(2025)年3月27日

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千葉県犯罪被害者等支援推進計画に係る施策の実施状況の公表(令和5年度)

千葉県犯罪被害者等支援推進計画では、毎年度、本計画に基づく施策その他犯罪被害者等支援に関する施策の実施状況を確認し、その結果を公表することとしています。

 令和5年度実施分

1犯罪の発生状況(PDF:160.9KB)

(1)刑法犯認知件数の推移

  • 県内の刑法犯認知件数は、戦後最悪を記録した平成14年をピークとして令和3年まで19年連続で減少していましたが、令和4年、令和5年と2年連続で増加となりました。令和5年は3万7,538件、前年比4,810件、14.7パーセント増加しました。
  • その内訳は、路上強盗、オートバイ盗、自動販売機ねらいなど、総件数に占める割合が大きい街頭犯罪の伸び率が大きく、新型コロナウイルス感染症の感染状況の変化等による人流の増加が、一定程度、影響したものと推測されます。
  • これらの状況は、全国においても同様となっており、令和5年の刑法犯認知件数は、70万3,351件、前年比17.0パーセントの増であり、自転車盗等の街頭犯罪の伸び率も大きくなっています。

(2)重要犯罪認知件数の推移

  • 県内の重要犯罪(殺人、強盗、放火、不同意性交等、略取誘拐・人身売買、不同意わいせつ )認知件数は、令和4年と比較し、殺人以外はすべて増加しています。
  • 不同意性交等、不同意わいせつの件数の増加については、全国においても同様となっており、その要因は、刑法改正により、構成要件の一部が変更されたことが一因ではないか、と推認されています。

2相談状況(PDF:116.3KB)

(1)被害者支援全般

  • 令和5年の県警における警察相談の受理件数は13万5,687件となり、令和4年より1万7,203件も増加しました。
  • 令和5年度における公益社団法人千葉犯罪被害者支援センターにおける相談件数は2,555件であり、令和4年度より減少しました。

(2)性犯罪被害

  • 令和5年度の性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターにおける相談件数は7,682件で、令和4年度より減少しました。

  • 令和5年の県警における性犯罪被害相談電話(#8103)の受理件数は353件であり、令和4年より62件も増加しました。

3計画に係る重点課題の実施状況(PDF:370.2KB)

千葉県犯罪被害者等支援推進計画では、以下の6項目を重点課題とし、特に力を入れて取り組んでいくこととしています。

(1)事件直後から生活が一変する犯罪被害者等に対する迅速な支援の実施

  • 千葉県犯罪被害者等見舞金の支給(実績21件、380万円)、弁護士による無料法律相談(実績25件)を実施しました。
  • 見舞金制度、無料法律相談について、県が作成した案内のチラシやホームページでは、一切の親族間犯罪が支援の対象外と読める表記になっていたことから、見た方に誤解が生じないよう書き方を変更しました。
  • 遺族見舞金の支給対象として、「配偶者(事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を含む)」とされている部分についても、「異性間、同性間であることを問わない」との記載を追加しました。

(2)県内のどの市町村に住んでいても同様に受けられる犯罪被害者等支援の実施

  • 市町村担当課長会議(参加市町村は41団体)、相談担当者向け研修(参加市町村は25団体)を実施し、研修は、市町村職員と警察署職員の合同開催としました。

  • 県の犯罪被害者コーディネーターと県職員にて、特化条例を制定した市町村や制定を検討している市町村を中心に、市町村訪問を実施(23団体)し、情報提供や収集、連携の強化を図りました。

  • 県内市町村の12団体において、犯罪被害者等の支援に特化した条例(専ら犯罪被害者等支援に関する事項について定めた条例等の犯罪被害者等支援のための実効的な事項を盛り込んだ条例)が制定されました(令和6年4月1日現在)。

(3)民間支援団体による安定的な犯罪被害者等支援の実施

  • 犯罪被害者支援員養成講座の入門編(85名受講)、初級編(25名受講)を実施しました。新型コロナウイルス感染症の5類移行を受け、定員数を見直すとともに、初級編の実施日数を1日増やし、講座内容の充実を図りました。
  • ワンストップ支援センターの支援員に対し、代理受傷等の研修を実施しました。

(4)大規模な事件・事故が発生した際の支援の実施

  • 犯罪による被害者等に対する支援部会において、大規模被害者支援事案発生時の緊急支援体制について、事務局案を提示し、構成員から、概ね賛同を得ました。

(5)性犯罪・性暴力被害の潜在化防止・手厚い支援の実施

  • ワンストップ支援センターへ事業費を助成しました(令和5年予算額2,851万3千円)。令和5年度から、夜間の電話相談に対し、時間外相談対応手当を開始した。
  • 広報啓発として、リーフレットやマスクケース等の啓発物の作製・配布、高校生向け出前講座を実施しました。警察署や県他課等と連携し、キャンペーン活動も行いました。
  • 医療支援に協力いただく連携医療機関が3機関増加し、13機関となりました。

(6)犯罪被害者等支援に関する効果的な広報・啓発の実施

  • 啓発物の作製・配布、県ホームページ・SNSによる広報を実施しました。令和5年度は、リーフレット、ポスターの送付先に、県内の大学等を追加しました。
  • 犯罪被害者週間「千葉県民のつどい」(170名参加)、生命(いのち)のメッセージ展(4か所)、街頭キャンペーン(2か所)を開催しました。

4犯罪被害者等支援に関する具体的な施策の実施状況(PDF:311.8KB)

  • 86件の施策について、令和5年度の実施状況を把握し、概ね順調に進捗していることを確認しました。 

 千葉県犯罪被害者等支援推進会議を開催し、有識者に施策の実施状況を報告するとともに、意見を聴取しました。

お問い合わせ

所属課室:環境生活部くらし安全推進課防犯対策推進室

電話番号:043-223-2333

ファックス番号:043-221-2969

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