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更新日:令和7(2025)年8月15日
ページ番号:603340
これまでにない新たな技術やアイデアを有するものの、事業化を図る上で必要となるマーケティング戦略や知財保護などの課題を抱えるベンチャー企業に対し、地域経済をけん引する企業へと成長を促すための短期集中的な伴走支援を実施します。
各支援対象者への調査及びヒアリングを行い、現状分析、課題抽出、目標設定、支援の方向性、支援期間等を記載した支援計画書を支援者毎に作成し、以下の支援を実施します。
支援対象者の専属メンターとなるリーダー専門家を配置し、現状分析及び事業課題の整理、取り組むべき事項などを定めた支援計画書を作成のうえ、毎月1回程度(頻度は採択企業の希望・支援の進捗状況も踏まえて決定)の定例面談、および事業計画などのメンタリングを提供します。
※メンタリングの主な内容及び特徴は、自社事業のビジネスモデル整理・ブラッシュアップから検出された課題を踏まえ、強化・改善すべき経営課題にフォーカスし、中長期的な事業ロードマップ策定に関する助言や事業提携等に資するネットワーク支援(外部メンター・VC・事業会社との連携コーディネートなど)です。
支援対象者の課題解決や各種支援ニーズに応えるため、必要に応じて、各分野・業界の事情に精通し専門的な知見を有する外部専門家による助言やその他の必要な支援を毎月1~2回程度行います。
支援対象者の課題や各種支援ニーズにマッチしたパートナー企業や投資家を紹介するとともに、連携が生まれるよう、必要な支援を行います。
令和7年度支援対象者(採択企業)については、公募の結果15者から応募があり、審査のうえ以下の企業を採択しました。
企業名/代表者 | 事業内容 |
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EyeVita (創業準備中) 水野 優 |
EyeVitaは、誰でも簡単に使える小型眼底カメラと診断支援AIを開発し、眼科医不足による失明リスクの軽減を目指す医療機器スタートアップです。無散瞳で高画質撮影が可能な光学系と、動画から最適画像を抽出するAIを搭載し、内科など他科でも眼底検査と診断支援が可能な低価格ソリューションを提供します。眼疾患に加え、認知症など全身疾患の診断支援への応用も視野に入れ、国内外での展開を計画しています。 |
代表取締役 星野 毅 |
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)認定ベンチャーとして、世界初の超高純度リチウム回収技術「LiSMIC」によるリチウムの安定供給及び資源循環を実装し、EV社会の更なる成長や、核融合炉の早期実現を目指しています。本プログラムにて経営、事業開発等に関する高度な専門的知見を得て、塩湖や鉱石からの資源回収や、使用済リチウムイオン電池のリサイクル等における社会及び技術的課題の解決を図ります。 |
代表取締役 神長 輝一 |
ナノ量子センサーを活用し認知症や癌など様々な疾患の兆候を超早期にとらえる「超高感度リキッドバイオプシーシステム」の開発に取り組んでいます。その他、新規ナノ量子センサーや計測システムの開発など次世代(量子)技術で健康長寿社会やWell-beingの実現に貢献します。本プログラムでは資金調達および役員候補者の採用を目標としたサポートを受けたいと考えております。 |
採択年度 | 企業名/代表者 | 事業内容 |
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令和6年度 | 代表取締役CEO 細谷 俊一郎 |
食料問題の解決と生物多様性の保全を両立する次世代養殖魚を開発しています。第一の養殖魚として、幻のアジとも称される希少魚「カイワリ」を品種改良し、千葉県内にて生産しています。本プログラムを通じて、当社の養殖魚が持つ社会的意義と魅力を積極的に発信していきます。 |
令和6年度 | 代表取締役 池田 純子 |
電池や誘電体など多くの工業製品はナノ粒子から製造されております。評価するシステムも必要とされていますが、ナノ粒子を濃い濃度のまま計測可能な評価原理は多くはありませんが、パルスNMRでしたら短時間に可能です。さらには人口の減少によりラボの無人化が進んでおります。パルスNMRの技術を用いてナノ粒子の分散性がインラインで計測可能な装置開発に取り組んでおります。 |
令和6年度 | 代表取締役 保坂 謙史郎 |
当社は大学のロボット技術を活用し、社会実装を進めるロボット開発企業です。大学キャンパス内で事業を展開し、次世代ロボット技術者の育成に注力しています。主力製品の小型点検クローラロボットは、人が入れない場所の点検用に開発され、実証実験を終え点検現場での利用が予定されています。ロボットやロボット部品の開発、ロボット教材の提供、関連企画、受注開発を含め、幅広くロボット技術の社会実装に取り組んでいます。 |
令和5年度 | 代表取締役 松崎 博貴 |
手術中の臓器損傷は、患者 QOL 低下や医療コスト増大をもたらします。最も大きな要因は、解剖構造の確認不足や誤認が挙げられます。当社が開発する製品は、AIを用いて解剖構造を可視化し外科医の臓器認識支援を行うことで安全な手術を可能にするものです。 |
令和5年度 | 代表取締役社長 大森 能成 |
当社高精度マーカによる3次元計測システムは、汎用的カメラにて高精度な3次元位置・姿勢計測情報が取得できます。ロボット等の自動化による省人化や効率化に寄与し、スマート社会の実現に貢献するべく活動を行っています。 |
令和5年度 | 代表取締役 井上 克己 |
ビッグデータ社会に欠かす事の出来ない「情報検索処理技術」のリアルタイム性や検索精度など様々な課題を抜本的に解決するとともに、情報処理を近代化してDXを加速させる半導体プロセッサの開発・販売・ライセンスを行っています。 |
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