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ホーム > 環境・まちづくり > 環境 > 地球温暖化対策 > ブルーカーボン創出実証事業について > 「保田漁港におけるブルーカーボン創出実証事業に関する協定」を締結しました
更新日:令和7(2025)年5月30日
ページ番号:772311
発表日:令和7年5月30日
環境生活部温暖化対策推進課
県、JFEスチール株式会社、鋸南町保田漁業協同組合、鋸南町は、藻場再生実証事業に関する連携協定を締結しました。この協定により、ブルーカーボンの創出及び海洋環境の改善を通じた漁業生産性の向上を目指します。
また、本協定に基づく実証事業の取組状況等を、アリオ蘇我にて6月14日(土曜日)から6月22日(日曜日)の期間に展示します。
(1)協定締結日 令和7年3月31日
(2)協定締結者 千葉県、JFEスチール株式会社、鋸南町保田漁業協同組合、鋸南町
(3)協定締結の背景・目的
千葉県は、浅海域の岩礁や干潟が多く存在し、海藻や海草が繁茂する藻場が広がっていますが、内房海域ではここ数年で磯焼けが拡大し、外房海域でも磯焼けの兆候が確認されています。
磯焼けの原因は諸説ありますが、本県海域では、主に「海水温の上昇」と「食害魚による被害」が原因と考えられることから、これらの課題解決に向けた実証事業を実施します。
(1)実施期間 令和7年4月1日から令和10年3月31日
(2)実施場所 保田漁港周辺海域
(3)事業概要
海藻の育成に必要な鉄分を豊富に含んでいる鉄鋼スラグ製品(人工石材)に、海藻の種苗を付着させた種糸を巻き付け、海中に設置します。
磯焼けの原因と考えられる「海水温」や「食害魚」の影響を確認するため、海藻の種類、水深、食害魚対策の金網の有無といったた条件を変えて複数回実施し、海藻がどのように成長するのかモニタリングしていきます。
(4)実証事業スケジュール(案)
時期 | 内容 |
---|---|
令和7年4月から5月頃 | 種糸を作成するための母藻採取 |
令和7年5月から10月頃 | 種糸の育成、実証事業詳細検討 |
令和7年10月から12月頃 | 実海域で種苗育成(種糸を巻いた人工石材を海中に設置) |
令和8年1月から | モニタリング調査 |
(1)展示期間 令和7年6月14日から令和7年6月22日
(2)展示場所 アリオ蘇我 1階展示スペース (千葉市中央区川崎町52-7)
(3)展示内容
<参考:用語解説>
ブルーカーボン
生育した海藻などにより吸収・固定された二酸化炭素のこと。
磯焼け
沿岸の岩礁域に繁茂するアラメやカジメなどの大型藻類の群落が、季節的な変化の域を超えて長期間にわたり消失し、再生しない状態のこと。
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