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更新日:令和2(2020)年6月1日

葉いもちと紋枯病の防除

6月以降から発生が多く、水稲の収量に影響を与える病害に「葉いもち」と「紋枯病」があります。初期の病徴を見逃さないようにし、適切に防除を実施するようにしましょう。

1.葉いもち

いもち病は水稲生育のどの段階でも発生しますが、特に分げつ期から出穂期にかけて、葉に病斑が見られるものを「葉いもち」と呼んでいます。
葉いもちの最も一般的なタイプは、周縁部が褐色、中央部が灰白色の紡錘状の病斑を呈します(写真1)。

写真1葉いもち病

写真1.葉いもちの病斑が見られる稲株

上位葉に発生した葉いもちは、穂いもちの伝染源となり減収につながるほか、程度が大きい場合は「ずりこみいもち」と呼ばれ、枯死することもあります。
いもち病は、平均気温が16~25℃、葉が8時間以上濡れた状態にあると発生しやすくなります。また、多窒素栽培では茎葉が柔らかくなるため、発生が多くなります。
本田に放置された補植用苗が発生源となるので、使用後は速やかに撤去しましょう。常発田では、箱施用剤による予防や、抵抗性品種の作付けが有効です。主要品種の葉いもち抵抗性は表1のとおりです。

 

表1.葉いもち抵抗性
ふさおとめ ふさこがね コシヒカリ 粒すけ

やや弱

薬剤は、予防剤としてオリゼメート粒剤、フジワン粒剤など、予防・治療剤としてブラシンフロアブル、治療剤としてカスミン液剤などがあります。発生初期に予防剤を散布し、病勢が止まらない場合や多発した場合は治療剤を散布してください。

2.紋枯病

紋枯病は幼穂形成期頃から発生が見られ、病斑は楕円状の灰緑色を呈します(写真2)。

写真2紋枯病

写真2.紋枯病の病斑が見られる稲株

始めに水際付近の葉鞘部に発生した病斑は、徐々に上位葉鞘へと進展していきます。発生程度が大きい場合は葉鞘が枯れ上がり、減収や乳白米の発生や、倒伏の原因となります。
発生の好適条件は30℃以上の多湿条件です。前年の被害株で形成された菌核がほ場内で越冬し、翌年の発生源となります。また畦畔の雑草でも越冬します。多窒素栽培では、過繁茂により風通しが悪くなるため発生率が高くなります。
紋枯病に抵抗性が強い品種は確認されていないため、常発田では箱施用剤による予防を実施してください。また、菌核の密度を下げるため、畦畔の草刈りはしっかり行うようにしましょう。なお、越冬した菌核が代かき時に水面に浮上するので、浮遊物の滞留する場所に紋枯病が発生しやすくなります。そのため、畦畔際等の浮遊物の除去も有効です。薬剤は、モンガリット粒剤、モンカット粒剤などの粒剤を出穂20日前ごろに散布します。出穂15日前ごろの発病株率が15%以上の場合は、治療効果の高い粉剤・水和剤を穂ばらみ期までに散布します。



初掲載:令和2年6月
夷隅農業事務所
改良普及課
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