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更新日:令和2(2020)年5月11日

落花生新品種「Qなっつ」の特長を生かす栽培方法

平成30年から販売が始まった千葉県育成の「Qなっつ(品種名:千葉P114号)」は甘みの主成分であるショ糖含有率が高いことが最大の特長です。ここではこの特長を安定して実現するための栽培方法を紹介します。

1.播種時期は遅い方がショ糖含有率は高くなります。

播種時期は早まきよりも遅まきの方がショ糖含有率は高くなる傾向にあります。そのため5月中下旬以降、なるべくなら6月に入ってからの播種をおすすめします(表1)。

 

表1.栽培暦

 

2.堆肥の大量施用などの窒素の多用は避けましょう。

平成30年に県内19か所で行った現地調査では、堆肥を施用していない圃場の落花生でショ糖含有率が高い傾向にありました。「Qなっつ」は他の品種と比較して、分枝が長くなる品種ですので、多量の堆肥散布などによる窒素の多施用や、肥沃な土壌での栽培はなるべく避けるようにしましょう。

3.かん水は開花期後20日を目安に行い、生育後期のかん水は控えましょう。

収量と高いショ糖含有率を両立にするには、開花期後20日(莢形成初期)(写真1)に土壌の乾燥状況に応じて30~50mmのかん水を1回行います。しかし、年によっては過度の乾燥により、1回のかん水だけでは水分が足りず、収量の低下が予想される時は開花期後30日に2回目のかん水を行います。なお、開花期後40日以後のかん水はショ糖含有率が低下しますので控えます。

 

写真1.開花期後20日

4.収穫6日前の地上部の切除でショ糖含有率が向上します。

収穫10日前から6日前に茎葉部を刈高30cmで刈込みすることによって、ショ糖含有率が高くなる傾向にありました。刈込み時期については、早めに行うと収量が減少する傾向にありますので、収穫6日前を目安に実施することで、収量をそれほど減少させることなくショ糖含有率が上昇します。また茎葉部の刈込みによって、「Qなっつ」の分枝長が長く、枝同士が絡まりやすい欠点が解消されるため、収穫作業性の改善も図られます。

5.収穫適期は開花期後80日頃です。

開花期後85日を過ぎると過熟による不良子実が増え、年によっては落ち実の発生も多くなります。収穫適期は開花期後80日頃となりますので、掘り遅れには十分に注意しましょう。その年の気象条件によって成熟の速度が異なるため、開花期後70日頃から試し掘りを適宜行い、莢殻の裏を見て熟度を確認し(写真2)、適熟期に収穫しましょう。

 

落花生写真2

写真2.熟度の目安

初掲載:令和2年5月

千葉県農林総合研究センター

落花生研究室

上席研究員黒田幸浩

電話:043-444-0676

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