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更新日:令和元(2019)年9月20日

水田の秋季防除で来年の稲作に備えよう!

1.難防除雑草の秋季防除

オモダカ、クログワイ、コウキヤガラの主な繁殖器官は塊茎で、多年生雑草の中でも特に防除が難しい雑草です。多発すると除草剤のみによる防除は困難なので、耕種的防除を組み合わせた総合的な防除を行いましょう。(図1)

(1)オモダカ

大きい塊茎は深さ20cmからも出芽します。発生期間は長く、千葉県では代かき後30日前後に発生盛期となります。新しい塊茎は伸びた地下茎の先に9月中旬頃から形成され始めます。稲刈り後は、早期の耕うんや非選択性除草剤の散布で来年の発生源となる塊茎の形成を阻害します。

(2)クログワイ

5月上旬から発生します。発生期間はオモダカより長く、代かき後70~75日に発生盛期となり、10月下旬まで発生が続きます。9月上旬から多数の塊茎を形成し、深さ30cmにも形成します。稲刈り後は、オモダカと同様に、早期の耕うんや非選択性除草剤の散布で来年の発生源となる塊茎の形成を阻害します。

(3)コウキヤガラ

3月中旬から発生するので、代かき時には草丈が20cm程度のものもみられます。他の多年生雑草と異なり、新しい塊茎は7月の始めから形成され、稲刈り時には地上部は枯死してしまいます。したがって、秋季防除が不可能なため、代かきから稲の生育期間中に防除する必要があります。

図1雑草生活環

図1.オモダカ、クログワイ、コウキヤガラの生活環と防除

A:代かきによる既発生株の埋没、B:初期除草剤の散布、C:中期除草剤の散布、D:後期除草剤の散布、E:稲刈取り後早期の耕うん又は薬剤防除、F:秋~冬期耕うん(土壌が乾燥するほ場)

(出典:平成31年版農作物病害虫雑草防除指針千葉県農林水産部安全農業推進課)

2.ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の秋~冬季防除

ジャンボタニシ(写真1)は乾燥に強く、水がないと土に隠れます。寒さには弱く、-3℃ではほとんどの貝が2日以内に死んでしまいますが、冬の平均気温が高いと越冬貝が増えて翌春の稲に被害が発生しやすくなります。水稲生育期間中の薬剤散布と耕種的な防除対策を組み合わせて被害の軽減に取り組み、収穫後は次の秋~冬の防除を実施しましょう。

写真1ジャンボタニシ

写真1.水田に成育するジャンボタニシ(夏季)

(1)収穫直後と厳寒期の耕うん

ジャンボタニシが越冬する深さは、地表下6cm未満が大部分です。田面が硬くなる収穫直後に、ピッチを小さくして(通常の2分の1以下の作業速度が望ましい)耕うんすると殺貝効果が高くなります。また、厳寒期に田を乾かして耕うんしたり、越冬中の貝を寒気にさらしたりすることも効果的です。

(2)収穫後の石灰窒素による防除

石灰窒素は、水温15℃以上の時に湛水状態(水深3~4センチメートル)にし、1~4日間放置して土中の貝を地上に移動させてから散布します(10アール当たり20~30キログラム)。この後3~4日間放置して自然減水させます。石灰窒素は魚介類に影響するので、河川などに流出、飛散させないようにします。翌春の施肥設計に大きな影響はありませんが、肥沃な水田でコシヒカリを栽培する場合は、基肥窒素を若干減らしましょう。

参考資料

※農研機構九州沖縄農業研究センターホームページに、ジャンボタニシの防除について掲載されていますので、検索してご確認ください。

※農薬の使用にあたっては、ラベルおよび最新の登録内容を確認し、遵守して使用してください。

初掲載:令和元年9月

山武農業事務所

改良普及課

普及指導員

永沢朋子

電話:0475-54-0226

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