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更新日:令和4(2022)年10月25日

ページ番号:8484

落花生「Qなっつ(千葉P114号)」の育成~莢(さや)がきれいで、甘みが強く、煎り莢向き~

「Qなっつ」は、甘みが強い、煎り莢用の落花生の新品種です。平成10年に「郷の香(さとのか)」を母親、「関東96号」(「土香(つちのか)」×「千半立(ちばはんだち)」)を父親として交配し、選抜を進め、平成30年に品種され、同年デビューしました。
「Qなっつ」はやや早生(わせ)で、種子の出芽が良く、莢の外観がきれいで、収穫量は多く安定しています。※「Qなっつ」は、品種「千葉P114号」の愛称です。

この記事に関する詳しい情報は、下記リンクよりご覧になれます。
落花生「Qなっつ」の育成(PDF:139.6KB)

1成果の内容

(1)Qなっつ」は煎り莢用の品種で、これまでの品種「ナカテユタカ」と比べて、ショ含有率(しょとうがんゆうりつ)が高いため甘みが強く、莢がきれいな特徴があります。

 

千葉P114号ナカテユタカ

Qなっつ(左)、ナカテユタ(右)

ショ糖含有率

ショ糖含有率

(2)や早生の品種で、収量は「ナカテユタカ」と同じく多く安定しています。発芽する時の障害である、幼芽褐変症(ようがかっぺんしょう)の発生は少なく、種子の出芽が優れています。

千葉P114号の株の様子

「Qなっつ」の株の様子

2普及の状況

平成30年10月中旬から愛称「Qなっつ」として一般販売が始まりました。令和4年の栽培面積は105haの見込みです(種子取扱量からの推定値)。

3問い合わせ先

千葉県農林総合研究センター
落花生研究室
043-444-0676

4掲載年月

平成30年1月(令和4年10月更新)

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター研究マネジメント室

電話番号:043-291-0151

ファックス番号:043-291-5319

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