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報道発表案件

更新日:令和7(2025)年9月25日

ページ番号:804035

病害虫発生予察注意報第4号「シロイチモジヨトウによるネギの食害に引き続き注意」について

発表日:令和7年9月25日
農林水産部農林総合研究センター

 シロイチモジヨトウはネギの重要害虫の1つで、幼虫がネギの内側に食い込んで食害するため、防除が難しい害虫です。

 県内4地点に設置しているフェロモントラップに誘殺されたシロイチモジヨトウの8月の1日当たり頭数が平年の3倍以上と、
直近9年間で最多となりました。

 本件については、本年8月に注意報を発出※1したところですが、誘殺数は依然として高い水準で推移しています。今後も平年より気温が高い状態が続く予報が出ていることや、成虫の発生ピークが過ぎても被害の拡大が懸念されることから、本日、「病害虫発生予察注意報※2」を発表し、生産者等へ防除対策の徹底を呼びかけます。

※1 令和7年8月13日病害虫発生予察注意報(シロイチモジヨトウによるネギの食害に注意)について

※2 重要な病害虫が多発することが予測され、かつ、早めに防除措置を講じる必要が認められる場合に発表

1 シロイチモジヨトウとは

 成虫は体長12ミリメートル程度、開長30ミリメートル程度です。終齢幼虫は体長30ミリメートルで、体色は若齢幼虫が淡緑色、中齢以降になると淡緑色、緑褐色、暗褐色など個体変異幅が大きく、年に5回前後発生します。
 食害する植物の範囲が広く、産卵数が多くて増殖能力が高いことと薬剤抵抗性がつきやすいことから難防除害虫として各地で問題になっています。

成虫
成虫

中齢幼虫
中齢幼虫

2 主な防除対策

詳細は別添、令和7年9月25日付け令和7年度病害虫発生予察注意報第4号(PDF:267.8KB)を参照してください。

  1. ほ場をよく観察し、卵塊や若齢幼虫が群生している葉を見つけ次第、除去する。

  2. 幼虫は老齢になるに従って薬剤の効果が低下するので、ほ場の見回り等による早期発見に努め、若齢のうちに表を参考に薬剤散布等により防除する。

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター病害虫防除課

電話番号:043-291-0151

ファックス番号:043-291-5319

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