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報道発表案件

更新日:令和7(2025)年7月9日

ページ番号:787139

病害虫発生予察注意報「大型斑点米カメムシ類、カスミカメムシ類による斑点米発生に注意」について

発表日:令和7年7月9日
農林水産部農林総合研究センター

 6月下旬から7月上旬の水田周辺雑草地調査において、米の品質低下及び減収を招く 斑点米カメムシ類の捕獲数が、平年を大幅に上回り、過去10年と比較して最も多くなっています。
 また、向こう1カ月間の気温は高いと予想されており、斑点米カメムシ類の増殖と活動の活発化が懸念されます。
 被害の発生を防ぐためには、適切な時期に防除を行う必要があることから、本日、「病害虫発生予察注意報※1」を発表し、生産者等へ注意喚起をします。
 なお、防除時期の目安 は、水稲生育予測システム「でるた」※2により予測できます。

※1 重要な病害虫が多発することが予測され、かつ、早めに防除措置を講じる必要が認められる場合に発表

1 斑点米カメムシ類とは

 水稲の重要害虫であり、水稲の籾が成熟していく時期(登熟期)に籾が吸汁されると斑点米となり米の品質が著しく低下します。
 本県で確認される斑点米カメムシ類は、クモヘリカメムシ、イネカメムシ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、アカスジカスミカメ等です。

deruta
※2水稲生育予測

システム「でるた」

kumoheriクモヘリカメムシ

inekameイネカメムシ

hantenmai斑点米

2 主な防除対策

  1. 斑点米カメムシ類の防除適期は、出穂期3日後と出穂期15日後頃の2回。
    ※斑点米カメムシ類のうちイネカメムシは、加害により不稔を招き減収につながるため、発生が確認された地域では、出穂始めから出穂期にも防除を行う。
  2. 共同防除を実施した地域でも、薬剤散布後に侵入する成虫や、幼虫によって被害が発生することがあるので、発生状況により適宜、追加防除を行う。

  3. 地域全体の密度を下げるため、飼料用米でも適切に防除を実施する。

 ※詳細は別添、令和7年7月9日付け令和7年度病害虫発生予察注意報第1号(PDF:352.9KB)を参照

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター病害虫防除課

電話番号:043-291-0151

ファックス番号:043-291-5319

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