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報道発表案件

更新日:令和4(2022)年9月8日

ページ番号:8386

令和元年度病害虫発生予察特殊報第2号「ネギハモグリバエの別系統の発生について」

発表日:令和元年9月12日

農林総合研究センター病害虫防除課

ネギの主要害虫ネギハモグリバエの中でも、従来より大きい被害を与える別系統の虫が、これまでに茨城県等の3府県で確認されていました。本年8月末には本県印旛地域のネギ畑で、葉が白くなるなど、この系統による被害を疑う事例が認められたため、被害畑から採集した成虫の遺伝子を千葉県農林総合研究センターで判別した結果、9月11日に、ネギハモグリバエの別系統であることが確認されました。

これを受け、県では、新たな病害虫発生を知らせる「病害虫発生予察特殊報」を9月12日付けで発表し、関係機関等を通じて生産者へ注意を呼びかけます。

1.ネギハモグリバエの別系統の発生とは

(1)従来の系統と遺伝子は異なりますが、外見からの識別はできません。

ネギハモグリバエ(成虫)

ネギハモグリバエ成虫
(千葉県農林総合研究センター原図)

ネギハモグリバエ幼虫

ネギハモグリバエ幼虫
(千葉県農林総合研究センター原図)

(2)従来の系統と比較して、以下の点に特徴があります。

  • ア複数の幼虫がネギの葉の内部に潜り込んで、集中的に葉を食害します。
  • イ被害が進むと葉が白くなる(写真)ので、収穫量が著しく低下します。

ネギハモグリバエ別系統によるネギの被害

ネギハモグリバエ別系統によるネギの被害
(千葉県農林総合研究センター原図)

2.主な防除対策

両系統を形態で識別することは困難で、遺伝子判別も現実的ではないため、系統に関わらず発生初期の防除を徹底する(詳しくは、別添特殊報の6を参照)。

3.周知方法

別添の特殊報を県ホームページに掲載するとともに、市町村、県農業事務所、農業協同組合、農業共済組合等を通じて生産者に周知します。

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター病害虫防除課

電話番号:043-291-0151

ファックス番号:043-291-5319

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