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更新日:令和5(2023)年3月3日

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手軽に花を楽しむための燃やせる土の開発~消費者目線の千葉県オリジナル新商品へ~

花苗類のポットの土は多くの自治体では燃やせないため、ごみとして捨てられません。消費者向けの燃やせる土はすでに販売されていますが、消費者が花苗類の寄せ植え等に燃やせる土を使用したとしても、購入した苗に土が含まれていると観賞後にごみとして捨てられません。そこで、焼却可能な植物由来の資材のみを用いた花苗類の生産について検討し、その技術を開発しました。

1 研究期間

平成29年~平成30年

2 担当研究室

花植木研究室

3 成果の概要

  • 1)燃やせる土の素材として、100%植物由来の資材(ピートモス※、ココピート※※等)を選定し、花苗の栽培に適したこれら資材の配合割合を明らかにしました。
    ※コケやヨシなどの植物が堆積してできた泥炭(石炭の一種)
    ※※ココヤシの殻を砕いた粉や繊維を積み上げ、発酵させたもの
  • 2)従来の土より軽量で、消費者も生産者も持ち運びの負担が少なくなります。
  • 3)通常の土と同様に、十分な商品性を備えた花苗を生産することができます。

燃やせる土

植物由来資材を配合した燃やせる土

通常の土と燃やせる土で栽培したシクラメンの比較

通常の土(左)と燃やせる土(右)で栽培したシクラメン

3 期待される効果

  • 1)燃やせる土を用いた鉢花は、アパートやマンション住まいの方にも、土の処分を気にせずに購入いただけます※。
  • 2)花になじみのない方にも、ちょっとしたプレゼント感覚で気軽に購入いただけるなど商品の可能性が広がります。

※千葉県内の自治体に問い合わせをして、播種時から100%植物由来の資材を用いて栽培すれば、可燃ごみとして認められるであろうことを確認しています。

4 現在の状況

商品化に向けて、県内の若手を中心とした生産者が勉強会組織を結成し、燃やせる土を用いた花苗類の選定や試作、管理方法の改良に取り組んでいます。

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター研究マネジメント室

電話番号:043-291-0151

ファックス番号:043-291-5319

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