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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:315492
(きよすみのもりあおがえる)
県指定天然記念物
昭和40年4月27日
鴨川市清澄322-1(清澄寺)
モリアオガエルは、アオガエル科のカエルで、本州、四国、九州の山地に分布する日本固有種である。成体はオスが42~60mm、メスが60~90mm。体色は保護色で、通常は緑色か暗褐色だが、個体によっては美しい不規則の斑点が見られるものもいる。普通は樹の上で生活をしており、繁殖期の5月頃から7月の初旬には池や水たまりの上に出た枝葉などに集まり、樹上で産卵する。
産卵は深夜に行われ、メス1匹にオス数匹で、産み出した淡黄色の卵塊を後肢でかき回して泡状にする。産卵数は300~500個ほどで、木の枝などに泡の塊ができる。卵は10日ほどで孵化し、どうにか泳げるようになった幼生(オタマジャクシ)は、樹下の池に落ちて泳ぎ始める。指定地をはじめ清澄寺境内の池や貯水池などに毎年よく産卵し、清澄地域は千葉県における代表的な生息地である。
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