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更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:315491
(かもがわおおやませんまいだ)
県指定名勝
平成14年3月29日
鴨川市大字釜沼字前大利(個人)
起伏が多く、平坦な土地が少ない釜沼地区では、山の斜面を開墾し、地形を巧みに利用した水田を作ってきた。鴨川大山千枚田は、標高90~150mの斜面に大小さまざまな水田が、東西約600m、南北約150mの範囲に広がっている地域である。
この棚田の起源は不明だが、江戸時代以前から存在していたという可能性がある。しかし、慶長15年(1610)から天保5年(1834)の周辺の石高に大きな変化はないことから、この時期に大規模な水田の開墾がなく、慶長15年以前か天保5年以降のいずれかに作られたものと考えられる。
平成9年に所有者、鴨川市民、市外在住者などにより「千枚田保存会」が結成され、平成11年7月には農林水産省の「日本の棚田百選」に認定された。現在は、地元の農家の協力により「オーナー制度」を導入し、景観保全とともに都市住民に農業体験の機会も提供している。
名勝に指定した範囲の水田は30段、375枚が耕作されている。
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