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更新日:令和5(2023)年3月2日

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大覚寺山古墳

(だいかくじやまこふん)

大覚寺山古墳

種別

県指定史跡

指定日

昭和46年3月26日

所在地

千葉市中央区南生実町1861-1ほか

概要

 千葉市の南部に位置する地域は、ニュータウン「おゆみ野」の建設に伴い、千葉県都市公社及び千葉県文化財センターによって、数多くの発掘調査が行われたが、なかでも古墳は多く、288基もの調査が行われた。代表的な古墳に昭和55年(1980)に調査された上赤塚1号墳がある。上赤塚1号墳は、直径31mの円墳で、石枕・立花・石製模造品・鉄製農工具・大刀・銅釧・勾玉・ガラス玉などが出土している。また、ニュータウン外では、旧生浜中学校内に存在していた七廻塚(ななまわりづか)古墳がある。昭和33年(1958)の調査では、銅鏃や全国でも類例の少ない浮き彫り文のある腕飾形石製品や石製模造品・立花・直刀・鉄製農工具などが出土し、直径54mと村田川流域最大の規模の円墳である。上赤塚1号墳、七廻塚古墳は、ともに古墳時代中期の築造である。

 大覚寺山古墳は、七廻塚古墳のすぐ近くにありながら長らく古墳であることが知られておらず、昭和44年(1969)、宅地造成のために山林を伐採して、初めて前方後円墳であることが判明した古墳である。墳丘の全長約63mで、千葉市内では最大規模の前方後円墳である。後円部頂が比較的平坦で広く、前方部が後円部より約1.4m低いという形は、古い時期の古墳の特徴を示しており、上赤塚1号墳や七廻塚古墳に先行する古墳時代前期の築造と考えられている。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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