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更新日:令和2(2020)年6月3日
ページ番号:314870
(せんげんじんじゃのかぐら)
県指定無形民俗文化財
昭和37年5月1日
千葉市稲毛区稲毛(浅間神社)
この神楽は、安産・子育ての神として知られる稲毛浅間神社境内の神楽殿で奉納されるものである。毎年、元旦、節分、5月5日の春祭、7月15日の例大祭、11月3日の七五三祝い、11月23日の秋祭の年6回演じられる。この神楽にたずさわる者を神楽師とよび、昔から旧家の長男が継承してきた。現在は、これに限らず氏子達で組織する「稲毛浅間神社神楽連」によって伝承されている。
神楽の構成は、神を招きおろし清める意味をもつ「巫女の舞」に始まり、以下は日本神話を題材とした「天岩戸の舞」「猿田彦の舞」「陣中安産の舞(三韓征伐の舞)」「五穀豊穣の舞」「鍛冶屋の舞」「翁の舞」「山神鬼退治の舞」「事代主命の舞」「大国主命の舞」「素戔鳴尊大蛇退治の舞」などを演じ、12番目に神を送る意味をもつ「御囃子の舞」を演じて終わる。いわゆる十二座神楽とよばれるものである。
この神楽は永正元年(1504)九州方面から来た旅人が、当時の神主、大越蔵之助に伝授したのが始まりと伝えられている。ただし、今日のような十二座の演目が固定したのは18世紀前半と考えられている。
すべて仮面を用い、せりふのない黙劇風に筋を運び、また能舞台を模した神楽殿で舞われる点などは、いわゆる江戸神楽の影響をよく受け入れているとされている。
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