ここから本文です。

更新日:令和2(2020)年10月7日

ページ番号:315504

梵鐘(明徳三年在銘)

(ぼんしょう)

梵鐘(明徳三年在銘)

種別

県指定有形文化財(工芸品)

指定日

昭和39年4月28日

所在地(所有者)

鴨川市清澄322-1(清澄寺)

概要

この梵鐘は、高さ123.2cm、口径66.7cmの大きさで、3段組で鋳造されている。県内で文化財に指定されている梵鐘の中では2番目に大きいものである。

乳は4段5列があり、鐘の上部にある上帯には優美な飛雲文を、下部にある下帯には唐草文を施している。2個の撞座は竜頭と平行して位置しているが、ともに壊れていて元々あった蓮華文様は不鮮明である。池の間の第一区には「房州千光山清澄寺者」で始まる銘が刻んである。第三区には「明徳三年八月」(1392)の年紀と、当時の清澄寺の別当が前大僧正法印大和尚弘賢で、源朝臣清貞、比丘明了、比丘恵闇が檀那となって寄進したことや、この梵鐘の鋳造に携わった武州塚田道禅の名前が見える。

銘文には、清澄寺は慈覚大師の草創になることや、その時以来の梵鐘が壊れてしまったので、新たに鋳造されたことなどが記されている。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?