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更新日:令和7(2025)年2月3日
ページ番号:315502
(やくおういんやくしどう)
県指定有形文化財(建造物)
平成6年2月22日
鴨川市粟斗179-1(薬王院)
薬王院薬師堂は、四方の隅棟が頂上で屋根の中心に集まる宝形造の屋根を持ち、間口3間、奥行3間のいわゆる三間堂で、正面中央に石段を設けている。軒や天井廻りなどの外観は簡素だが、内部の組み物や梁の架け方などは複雑な手法が用いられている。内部は、前一間通りを外陣として後方内陣との間に嵌め殺し格子の間仕切りを設け、内陣には須弥壇を備え厨子を安置している。内外陣柱に正保5年(1648)の墨書銘があり、江戸時代中期の建造物であることがわかるが、木鼻の様式や組物の構成など安房地方における中世末期の建造物に共通した特徴も持つ。附として文久3年(1863)銘の石段再建供養棟札と、明治28年(1895)銘の屋根修理棟礼の2枚も指定されている。
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