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更新日:令和3(2021)年5月11日

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旧堀田正倫庭園

(きゅうほったまさともていえん)

旧堀田正倫別邸庭園の園内の様子

種別

国指定名勝

指定日

平成27年3月10日

所在地

佐倉市鏑木町字諏訪尾余274番地ほか(佐倉市・千葉県)

概要

堀田正倫は、嘉永4年(1851)に堀田正睦の子として生まれ、佐倉藩最後の藩主となった。佐倉地方の産業や文化の発展のために尽くし、特に佐倉中学校(現在の千葉県立佐倉高等学校)の維持発展に力を尽くした。

この別邸は、明治21年(1888)に殖産教育の目的で、旧領地であった佐倉市鏑木に用地を購入し、主屋の建築に着手したものである。主屋は木造平屋一部2階建ての和風建築で、庭園はに松と芝を基調としている。建築は大工棟梁西村市左右衛門、造園が庭師伊藤彦右衛門で、いずれも東京から招いた技術者であった。

芝生を中心とする開放的な庭園は、高台に位置する敷地を有効に活用し、眼下に流れる高崎川や対岸の台地の風景を上手に借景として取り入れており、庭園に続く斜面緑地部分も、景観を保つ重要な要素である。

建物とあわせた優れた景観美は、昨今急速に失われつつある近代和風庭園として、貴重な文化財である。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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