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更新日:令和7(2025)年12月5日
ページ番号:817310
「スタートアップ」とは、これまでにない革新的な技術・サービスで新たな市場を切り開く新しい企業のこと。地域経済の活性化や雇用の創出、社会問題の解決など、さまざまな効果をもたらすことが期待されています。
県では、今年度から本格的なスタートアップ支援事業を開始。
スタートアップや起業を目指す方、大企業、投資家などによる交流イベントを定期的に開催しコミュニティ形成を支援することで、スタートアップの創出やビジネスを成長させるための環境づくりに取り組みます。
問い合わせ先 県経営支援課 電話番号 043-223-2712 ファックス 043-227-4757
10月に千葉市でキックオフイベントを開催。スタートアップや起業を目指す方、さまざまな業種の大手企業、投資機関などの関係者約140人が参加しました。
イベント冒頭では、本県にゆかりのある経営者の方々や、スタートアップ支援に豊富な知識・経験を持っている方々5名が「スタートアップスペシャルアドバイザー」に就任することを発表しました。今後アドバイザーの皆さまには、さまざまな形でスタートアップ支援に協力していただく予定です。
オイシックス・ラ・大地株式会社
代表取締役社長
高島 宏平(たかしま こうへい)さん
※高島さんの氏名については、インターネットの技術的制約によりJIS漢字に置き換えて表記しています。
川邊会長と熊谷知事のトークセッションも行われました。川邊会長は「館山市に移住して10年になりますが、自然豊かで環境がとてもすばらしい。千葉県もスタートアップも両方大好きなので、アドバイザーの就任はとてもモチベーションが上がります」とコメント。
また、参加者から寄せられた質問をもとに、千葉らしいスタートアップ育成のための有効な取り組みや効果的な支援方法、スタートアップの魅力や挑戦を続けるために大事なことなどについて、熱く語っていただきました。
トークセッションの様子は特設サイトで公開中です。
川邊会長プロフィール
1974年生まれ、東京都出身。青山学院大学在学中にベンチャー企業を設立し、2000年にヤフーに入社。
現在、LINE(ライン)ヤフー株式会社代表取締役会長。
イベントの最後には、県内のスタートアップ3社が登壇し、それぞれの取り組みを紹介。終了後には、会場内の各社ブースに参加者が集まり、活発に交流が行われました。
世界的な人口増加や温暖化などの影響によりおいしい魚の安定供給が課題となる中、天然の一級品に匹敵する味わいを持つ魚を、養殖技術を通じて世界中に届けることを目指し、“世界初の養殖魚「夢あじ」”を開発。漁獲量が不安定だが味の評価が高い「カイワリ」と「南房総産金アジ(マアジ)」を掛け合わせた「夢あじ」は、豊かなうまみと上質な脂のりが特長です。昨年末から試験販売を開始し、国内外のミシュランレストランで提供されました。今後も「夢あじ」の供給拡大と次なる“おいしい新品種”の開発に取り組んでいきます。
【2024年2月「ちば起業家大賞」受賞。令和6年度 県革新的ベンチャー企業成長促進プログラムに採択】
微生物を活用した独自の発酵技術により、果物の皮や米ぬか、コーヒーかすなどの使われない食品を「発酵アップサイクル原料」として生まれ変わらせて販売。原料は、食品に香りや風味、コクを付加するものや、健康寄与するものなどさまざまな種類があり、化粧品メーカーや飲料メーカーなどと、原料を活用した共同研究も進めています。食品廃棄物の削減や未利用資源の有効活用につながるサステナブルな商品開発で、今後も「発酵県ちば」からたくさんの製品を生み出していきます。
【県バイオ・ライフサイエンス・ネットワーク会議会員】
スマートフォンやパソコン、電気自動車などに使われる「リチウム」をあらゆるリチウム供給源から超高純度で回収できる装置「LiSMIC(リスミック)」を開発。装置は長さ約12メートルのコンテナ型で、世界初のリチウムのみ透過可能なセラミックス膜を搭載。不純物の多い塩湖や鉱石、工業廃水などの溶液から、膜一枚を通すだけで純度99.99%のリチウムを回収することが可能です。廃棄リチウムイオン電池からも回収でき、リサイクルも可能な環境負荷の少ない仕組みで、日本だけでなく、世界的な資源問題の解決を目指します。
【令和7年度 県革新的ベンチャー企業成長促進プログラムに採択】
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