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更新日:令和7(2025)年12月5日
ページ番号:817309
| 通算第573号 千葉県庁 代表電話 043-223-2110 編集・発行/千葉県総合企画部報道広報課
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県人口 6,279,269人(対前月比2,081人増) |
冬になり、新海苔(のり)の季節となりました。今、私たちが食べている「乾(ほし)のり」が本格的に登場したのは享保(きょうほう)年間(1700年頃)といわれています。千葉県の海苔づくりは1800年頃に始まり、「色よし・味よし・香りよし」の江戸前海苔として高い評価を得てきました。私も千葉の海苔が大好きなので、新海苔の季節を楽しみにしています。
そんな千葉の海苔ですが、近年の海水温の上昇などさまざまな課題に直面しており、それを乗り越えるための新品種の開発など、養殖環境の変化に適応した生産体制の整備や技術開発、担い手対策に関係者とともに取り組んでいます。
地球温暖化に伴う海水温の上昇などといった漁場環境が変化する中、千葉県では再来年に「全国豊かな海づくり大会」が開催されます。国民スポーツ大会、全国植樹祭などと並ぶ、天皇・皇后両陛下がご臨席される国民的行事として、毎年各都道府県の持ち回りで開催され、千葉県は2度目となります。
平成4年に勝浦市で1度目の大会を開催したことで、つくり育てる漁業の機運が醸成され、その後の漁業生産を維持するための種苗生産体制が整備される契機となりました。
令和9年に銚子市・旭市で開催される2度目の大会は、三方を海に囲まれた海洋県として、豊かな海や河川・湖沼などがもたらす恵みを次世代に引き継ぐため、つくり育てる漁業やブルーカーボンの創出など、官民一体となった取り組みを推進する絶好の機会となります。
また、大会や関連イベントを通じて、本県の豊かな海や河川などといった自然環境の保全に対する県民の意識向上につなげていきたいと考えていますので、皆さまにもぜひご関心を持っていただければ幸いです。
千葉県知事 熊谷 俊人(くまがい としひと)
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