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更新日:令和5(2023)年12月26日

ページ番号:400336

知事臨時記者会見(令和2年11月13日)概要

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日時

令和2年11月13日(金曜日)16時30分~16時49分

場所

中庁舎10階大会議室

動画 令和2年11月13日知事臨時記者会見(動画)

項目

  1. 季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症との同時流行に備えた外来診療・検査体制について

季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症との同時流行に備えた外来診療・検査体制について

知事

ただいま、対策本部会議を開催いたしました。その結果について、御報告を申し上げます。

例年、冬のシーズンになると、私なんかが小学校の頃は1クラス58名ぐらいいまして、当時はインフルエンザだったのか風邪だったのか分からないけれども、何しろ1クラス10名以上休むと学級閉鎖ということになったものでございます。だから、これから冬のシーズンになると、インフルエンザというのが多く発生してくる可能性がある。そういうわけで、今シーズンはまた、新型コロナウイルス感染症との同時流行にも備える必要がある。私たちはそんなことで緊張感を持っているところでございます。

このため、県の対策本部会議で、季節性インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行に備えた外来診療、検査体制について協議をしたところでございます。県では、県民の皆様が速やかに身近な医療機関で診療等を受けられるよう、医師会や市町村と協力し、発熱患者等に係る相談、診療、検査ができる体制を整備いたしました。11月16日から運用を開始いたします。発熱等により医療機関の受診を希望する場合には、まず、日頃から通院している病院だとか、またお住まいの近くのお医者さん、医療機関に電話でまずはご相談してください。相談先に困った場合には、千葉県発熱相談コールセンターや、千葉市、船橋市、柏市の相談センター、市町村、発熱相談医療機関など、相談窓口に電話をいただければ、受診可能な医療機関の案内を受けることができます。

運用開始時点で、発熱患者が受診可能な県内の医療機関は819か所となっていますが、引き続き、発熱患者等の発生のピーク時に備えた相談、診療、検査体制の整備に努めてまいりたいと、そのように思っているところでございます。感染拡大を起こさないためにも、発熱の症状が見られた場合には、必ず身近な医療機関に電話で相談していただき、受診の事前予約を取っていただきたいとお願いするところでございます。

何しろ、最近、第3波じゃないかとも言われておりますが、全国で新規感染者が急増しております。昨日過去最多となり、千葉県でも、過去2番目となる74名と大幅に増えたところでございます。これ以上の感染は何としても防がなくてはなりません。そのためにも、県民、言うなれば私たち一人ひとりが、自分のできることをしっかりやっていかなきゃいけない。言うなれば「新しい生活様式」を実践し、適切な感染防止対策を徹底する必要があると、そのように思っております。

そこで、皆様にお願いがあります。まず、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザは、同じように飛沫です。大きな声でしゃべったり、わーっと言ったり、飛沫の感染というのが主な感染経路なんです。発熱等の症状のある方は、外出を控えてください。また、新型コロナウイルスは、症状がなくても感染している可能性がある。これがまた面倒くさいです。ですから、特に会話を楽しむ際にはマスクの着用に努めていただきたいと、そのように思います。

さらに、接触感染にも注意が必要でございます。例えば、ウイルスがついた手で無意識に顔を触った際には、目や鼻、口から感染をしてしまうことがある。石けんと流水で手を洗うことでウイルスを減らすことができますので、何しろ小まめに手を洗ってください。お願いいたします。

このところ県内では、職場内などをはじめ、クラスターの発生が相次いでおります。体調がよくない従業員は出勤しない、出勤させないようにお願いいたします。私たちの頃は、少しくらい熱があったって「何やってるんだ、おまえ、もっと職業意識を持て」とか、そんなことを言っていたけれど、それじゃ駄目なんです。今、ちょっとでもおかしいなと思ったら、要するに、上の方から皆さんに「いやいや、もういいよ。うちにいて大事にしなさいよ」と、こういう指導をしてほしいということです。また、休憩に入ったときなど、居場所が切り替わると、環境の変化などにより感染リスクが高まることがあるんだそうです。まあ、休憩所に行くとついほっとして、マスクを取って、何だかんだって大声でしゃべることもあるんです。また手洗いを忘れたりすることもありますので、休憩室、喫煙所、更衣室などでも感染防止対策を徹底しましょう。それをお願いいたします。

改めまして、これ以上の感染の広がりを抑えるためには、小まめな手洗い、「うつらない、うつさないためのマスク」の着用、換気などの基本的な対策を実践することが大切でございます。まず、手洗い。これはふだんの5~6倍くらいやってくださいよ。それで、何かおかしいなと思ったら、なるたけ手を、水で洗うだけでも相当違いますからね。それから、換気ですね。冬は換気というのはつらいという方もいますけれど、なるたけ、我慢のできる範囲で換気を行っていただきたいと思います。

また、感染症に対する抵抗力を高めるためにも、バランスのよい食生活、適度な運動、十分な睡眠などを心がけましょう。県民の皆様お一人ひとりの行動が、感染拡大防止、そして自分の命、大切な人の命を守ることにつながります。引き続き、県民の皆様の御理解、御協力をどうぞよろしくお願いします。私からは、以上でございます。

質疑応答

(記者)

幹事社として2点ありまして、1つは、先ほども少し御説明がありました昨日の74人の新規感染者数をカウントしましたけれども、現在のそのような感染拡大状況に対して、知事としてどの程度の危機感を持って受け止めていらっしゃるのかということと、先ほどの本部会議ではどのような指示を出されたのかということを教えてください。

(知事) 

まず、先ほどからずっと話しているとおり、いかにうつさないように、うつらないようにするかということで、手洗い等、それから飛沫、それから換気、そのことを県民の皆様にやっていただくよう指示したところでございます。それから。

(記者) 

最近の感染拡大状況に関して。

(知事) 

これは、直近7日間の平均が1日当たり50名を超えているんです。それと、どこもそうなんですけれども、クラスターの発生が影響しているんですね。東京でもそうですよ。埼玉でも神奈川でもそうですけれども、このクラスターを何とか抑えるために、より一層の連携、協力をしていかないといけないなと思っているところでございます。

(記者) 

ありがとうございました。

(記者) 

よろしくお願いします。対応の医療機関についてですけれども、819か所、掲載しているということで、この病院にとっては、風評被害ですとか、あとは通常の診療への影響というのも不安があると思うのですけれども、県としてその辺り、対策のお考えがありますか。

(知事) 

本当に風評被害というか、記者さんおっしゃるとおり、いろいろな形で起きてくるんですよ。今、県としてもその辺を精査して。ちょっと、詳しいことを話してあげて。

(職員) 

指定医療機関の違いのことからまずご説明させていただいてよろしいでしょうか。この後もまたお話しさせていただきますけれども、指定医療機関数は、新聞等々に出ていますが346です。指定の希望はしないけれども発熱患者さんの診療を行うというふうに言っている機関を含めて819あるということでございます。今日の対策本部会議資料にもございますように、819のところに診ていただくようにやっていくことになってございます。

(知事) 

ですから、最近ちょっと増えてきておりますので、私たちも緊張をもってこれを見てまいりたいと、そのように思っております。

(記者) 

千葉県は増えているということで、その背景とか原因についてどのようにお考えかということが一つと、もう一つは、フェーズを今、全体で3で部分的に2にしていますが、フェーズについてはどのように考えていらっしゃるのか。引き上げたりすることもお考えですかということですが、その2点です。

(知事) 

まず、背景ですね。記者さんなんかもいろいろ調べているんでしょうけれども、いろいろなことがありますよ。言うなれば、経済、これも両立させていかなきゃいけない。人は動くようになっている。そういうことも影響するだろうし、あと、コロナでずっと抑えられていて、何となく、あるときふわっと心が緩む。そういうこともあるかもしれません。ですから、その点は、うちのほうとしてもいろいろと詳細に精査してまいりたいと思います。それから、フェーズの件でございます。現在のところ、まだフェーズを上げるということは考えておりません。しかし、より一層警戒が必要になっているということもありますので、これはしっかり見て、場合によってはフェーズを上げることも考えなければならないときが来るかもしれません。

(記者)

フェーズを上げないというのは、つまり医療体制の状況とか、そういったものも総合的に考えていらっしゃるということですか。

(知事) 

そうです。ですから、例えば病床稼働率、今、635床あるわけです。そのうち209床でございます。千葉県全域で32.9%となっております。でも、これは神奈川県さんとか埼玉県さんもそうですけれども、千葉県も急に100になる可能性もあるわけでございますから、その辺は私どもも緊張感を持ってやっていることでございます。

(記者) 

お疲れさまです。今、発熱患者を受け入れる医療機関の数が819ということですけれども、この数についてはどのように受け止めているかお聞かせください。多いのか少ないのかというところを含めて。

(知事) 

819、これは受けてもいいよという医療機関でございますから。でも、これから実際にどうなっていくか、正直言って、はっきりと方程式で計算できるわけじゃございませんが、でも、今のところ、私どもがお願いすれば受けてくれるという数字でございます。

(記者) 

ありがとうございます。今後の目標は、どのくらいの医療機関数を目標にしていくのか。

(職員) 

担当のほうからお話しさせていただきます。今後は、ピーク時における対応医療機関数の目標を1,100というようなところで考えてございます。この後、また御説明させていただくかもしれませんけれども、千葉県内の病院、診療所の3か所に1か所の医療機関でご対応いただけることを目標にやっていくというようなことです。

(記者) 

ありがとうございます。

(記者) 

よろしくお願いします。今の流行状況、感染状況ですけれども、新規感染者の数でいうと、第2波と認定した夏にも並んでいますけれども、今、第3波に入ったかどうかというのを。

(知事) 

これはお国のほうもまた、そういう先生方もいろいろと悩んで、ある人においては「第3波だ」という人もいるし、「いやいや、まだまだだ」という人もいるし。いずれにしても、増えていることは事実だと思うんですよね。ですから、私は、これは3波か4波か分かりませんけれども、何しろ、新規感染者を防ぐ。それと、もっと大事なのはやっぱり重症者、それと医療提供体制の充実、これが私は大事かなと、そのように思っております。

(記者) 

もう1点ですけれども、経済との両立を図っていくというのが基本方針だと思いますが、今後の休業要請であったり、会食の自粛を年末ぐらいに出すなど、そういう要請に対する考え方というのはいかがでしょうか。

(知事) 

記者さんの言うことはよく分かります。そういうこともある。ただ、やはり経済というのも、私たち考えていかないとしょうがないわけで、まずは感染拡大防止のため一生懸命やらなければいけないし、今の流れを見ていって、ただちに行うという考えはありません。しかし、今後の感染状況によっては考えていかなければならないのかなと、そのように思っております。

(職員) 

昨日も知事からお話がありましたけれども、そうならないためにも感染防止対策の徹底をお願いできればというふうに思ってございますので、よろしくお願いいたします。

(知事) 

ありがとうございます。

(記者) 

今の質問とちょっと重なるかもしれないのですけれども、経済も考えていかないといけないという中で、「Go Toトラベル」について、例えば東京都からの往来であったり、県に来る人、観光客のことなど、「Go Toトラベル」についてはどのように考えていらっしゃいますか。

(知事) 

この「Go Toトラベル」というのは、まさしく経済活性化ということでございますから。これはですね、もちろん感染防止は第一でございますよ。でも、経済のほうも活性化させていかなければならないということもあります。ですから、今、国のほうも詳細に精査しているところでもあるのでございますが、私は何としてもこの両立をさせていかなければならないのではないかなと、そのように思っております。

(記者) 

代表質問の再度確認なのですけれども、コロナの患者を受け入れる病院としては、風評被害とか通常の診療への影響が出てくると思いますけれども、それに対して県は何か対策はお考えでしょうか。

(知事) 

いろんな風評被害、最近、コロナ差別だとかいろんなことが出ていますが、まずそういうことはあってはならないということを、県としても皆さんにお伝えしているところでございます。それと同時に、どうぞ、詳しいことを言ってください。

(職員) 

今回の外来のことについて、先ほどのスライドにあると思うのですけれども、外来で診るところは今のところは公表しません。どこに相談に行ったらいいかという相談窓口を公表いたします。そこの相談窓口に行けば、診てくれる819の医療機関にたどり着くことになっています。そういう意味では、外来のことで言いますと、風評被害が少し薄くなる、遠くなるのかなというふうには考えてございます。

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