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更新日:令和5(2023)年12月26日

ページ番号:389174

知事定例記者会見(令和2年7月16日)概要

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日時

令和2年7月16日(木曜日)10時30分~11時10分

場所

中庁舎10階大会議室

動画 令和2年7月16日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. 海水浴場不開設に伴う海岸の安全対策について
  3. 千葉県知事賞の賞与について
  4. 自動車税に係るAIチャットボットの実証実験について
  5. この時期にお勧めの耳より情報(とうもろこし)

新型コロナウイルス感染症への対応について

知事

はじめに、新型コロナウイルス感染症への対応について、お話をいたします。県民の皆様の御努力により、4月の終わりから約2か月間にわたり、新規感染者数がゼロや1桁で推移しておりました。しかし、最近は2桁の日が続き、今月12日には、85日ぶりに30名を超すなど、増加が続いているところでございます。また、東京都では、感染者数が200人を超える日もあり、本県でも、直近3週間の累計では、都内の往来があった方やその御家族の割合が約7割を占めており、危機感を強めているところでございます。さらに、社会福祉施設や病院においてクラスターも発生しています。特に病院では、27名もの感染者数が確認されております。県では、感染の拡大を最小限に抑えるため、国のクラスター対策班とともに、県のクラスター対策チームを派遣したところでございます。また、県内の全ての病院と有床診療所、そして社会福祉施設に対して、施設内での感染防止対策の徹底に向けた注意を喚起しているところでございます。

こうした状況を踏まえ、県民の皆様に、次の点について改めて御協力をお願いいたします。発熱等の症状があるときは、外出を控えてください。県内外を問わず、感染防止対策が徹底されていない施設等への外出は控えてください。特に、繁華街の接待を伴う飲食店で、対策が徹底されていない店の利用は控えてください。マスクの着用、手洗いの励行、「3つの密」を避けるなど、基本的な感染防止対策を徹底してください。特に、若い方の感染が広がっております。友人や御家族に感染が広がらないよう、注意して行動をしてください。県民の皆様には、感染拡大の防止と社会経済活動の両立のため、一層の御理解、御協力をお願い申し上げます。

海水浴場不開設に伴う海岸の安全対策について

知事

次に、海岸の安全対策について、お話をいたします。三方を海に囲まれた本県の海岸は、毎年、夏には多くの海水浴客でにぎわいます。しかし、今年は残念ながら新型コロナウイルスの影響で、県内全ての海水浴場で開設が見送られることと相なりました。海には、急な深みや離岸流など、見た目だけでは分からない多くの危険があり、監視員のいない海での水難事故等が危惧されます。

そこで県では、本日、「夏期海岸安全対策会議」を開催し、市町村や関係機関と連携した取組を実施することといたしました。主な取組は3つございます。1つ目は、広報、啓発についてでございます。県内外の皆様に、今年は海水浴場が開設されないことや、海での遊泳の危険性について、県民だよりやホームページなど様々な広報媒体を活用して、周知してまいります。先週行われた1都3県テレビ会議においても、監視員のいない海での遊泳の危険性等について、周知していくことをお願いしたところでございます。2つ目は、看板の設置についてです。県が管理する海岸及び進入路に、「遊泳キケン」を周知する看板を約100メートルごとに設置して、来訪者への注意喚起を図ります。3つ目は、海岸の巡回についてです。海岸を職員や警備員が巡回し、遊泳の自粛や密にならないよう呼びかけを行うパトロールを実施します。また、警察や海上保安部にも、パトロールを強化していただくこととしております。こうした取組を地域の状況に応じて進め、海岸の安全対策を図ってまいります。監視員等のいない海での遊泳は、大変に危険でございます。皆さん、海での遊泳はおやめいただくよう、お願い申し上げます。

千葉県知事賞の授与について

知事

次に、千葉県知事賞の授与について、お話しいたます。県では、広く県民に敬愛されたり、社会に明るい希望と活力を与え、千葉県の名を高めることに顕著な功績のあった方々に対し、千葉県知事賞を授与しているところでございます。今回、昨年9月に開催された世界選手権大会で、見事金メダルに輝かれた、本県ゆかりの2人の選手を表彰いたします。1人目は、横田葵子選手です。横田選手は、アゼルバイジャンで開催された世界新体操選手権大会の種目別団体ボール5で優勝されました。2人目は、鈴木雄介選手です。鈴木選手は、カタールで開催された世界陸上競技選手権大会の男子50キロメートル競歩で優勝されました。なお、本日、午後1時30分より、県庁本庁舎1階県民ホールにおいて表彰式を行い、私から千葉県知事賞を授与いたします。

日本代表としてプレッシャーのかかる中、その力を存分に発揮し、それぞれの大会で頂点に輝いた功績は誠に県民の誇りでございます。お二人には、来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、今後のさらなる活躍を期待しております。

自動車税に係るAIチャットボットの実証実験について

知事

次に、自動車税に係るAIチャットボットの実証実験について、お話をいたします。県では、限られた人員で多様な県民ニーズに応えていくため、ICTの利活用を推進しています。今回は、その一環として、自動車税に関する問い合わせに、自動で回答するAIチャットボットの実証実験をいたします。自動車税に関する問い合わせは、年間約7万件(※正しくは「約9万件」)もあり、特に納付期間は問い合わせが集中するため、電話がつながりにくい状況となっているところでございます。

AIチャットボットは、パソコンやスマートフォンから入力された問い合わせに対し、AIが会話形式で自動応答するプログラムです。24時間、いつでも対応することができます。実証実験は明日17日から8月31日まで、県のホームページで行います。AIチャットボットは、多くの質問を入力いただくことで、より最適な回答を導き出せるよう学習を重ねていきます。回答後に表示されるアンケートにも、併せて御協力ください。入力された問い合わせの内容と回答の分析、利用された方々からのアンケート結果などを踏まえ、導入効果を検証し、自動車税については、来年度の納付期間に合わせて本格導入する予定でございます。今後、県では実証結果を基に、様々な分野においてAIチャットボットの本格導入に向けた検討を進めるなど、オール県庁でICTの利活用による県民サービスの向上に取り組んでまいります。

この時期にお勧めの耳より情報(とうもろこし)

知事

最後は、「この時期にお勧めの耳より情報」でございます。今回は、夏を代表する味覚の「とうもろこし」を御紹介いたします。北海道に次いで、全国第2位の産地である千葉県の「とうもろこし」は、県内各地で栽培され、量販店や直売所で販売されています。甘くてフルーティーな香りと爽やかな食感が広がる「とうもろこし」は、大人から子供まで楽しめる、この時期ならではの味覚でございます。新鮮でみずみずしい千葉県産の「とうもろこし」は、甘さや香りも抜群でございます。これから8月上旬にかけて、銚子の「とうもろこし」が最盛期を迎えます。「とうもろこし」は鮮度が重要でございます。ぜひ、地元千葉県産の「とうもろこし」をお楽しみください。私からは以上でございます。

職員

これから質問をお受けしますが、その前に1点だけ訂正をさせてください。自動車税のAIチャットボットの関連でございますけれども、県民からの問い合わせが、先ほど7万件と申し上げましたが、約9万件ということでございますので、よろしくお願いいたします。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。まず、新型コロナウイルスの関係についてお伺いしたいのですが、昨日、東京都が警戒レベルを最大限に引き上げ、「感染が拡大していると思われる」という認識を示しました。知事の肌感から、千葉県内の感染程度はどれぐらいだとお考えでしょうか。

知事

本当に千葉県民も大変な努力をしておりまして、4月の終わりから約2か月間、ゼロから1桁を推移していたのでございますが、最近になって2桁が出るようになりました。クラスター等もありましたけれども。しかし、確実に上昇していることもまた事実でございます。ただ、爆発的ではないこともまた事実でございます。ただ、人数的に絶えず見るのではなくて、その中身といいますか内容、言うなれば、4月、5月のころと今とは、例えば入院患者数で言うならば、4月はピーク時は約300人前後いたんですね。ところが、今は117人であります。病床数、ベッドも458確保しております。それから、大事なことは重症者です。重症者は4月、5月におきましては20人前後いたのでございますが、今は我が千葉県、ゼロでございます。それから、お亡くなりになった方も、連日とは申しませんが、ゼロの日が多いということもまた事実です。ですから、こういうことも鑑みながら、私はいろんな施策を考えてまいりたいなと思います。いずれにいたしましても、最大の影響力があると思いますが、東京が今このような状態でございます。県民の皆様におかれましては、まずは千葉県においては、手洗い、マスク、それから、いつも言っているように「3つの密」、ソーシャルディスタンスをしっかり守っていただいて、そして、東京に行く場合においてもそれを頭に入れながら、それと同時に、巷間言われているようなこととか情報だとか、そういうものをしっかり考えていただいて、こういう地域はこういう危険性が高いよとか、こういう業種に関しては危険性が高いよというところへは、ぜひとも行くことを控えていただきたい。そのように思っているところでございます。

記者

再三、知事は県民に注意を呼びかけているのですが、今週発生した感染例としまして、10代、20代の若者9人が千葉市内のレンタルルームで送別会のパーティーを開いて、7人が感染してしまったというショッキングなことが起きました。なぜこういうことが起きてしまうと分析されていますでしょうか。

知事

多分、皆さんもこの注意事項は頭に入っているとは思いますけれども、ただ、やっぱり若いときというのは、記者さんもそうですけど、そのときのムード、そのときの感じでワッといっちゃうこともあると思うんです。でも、今はそういうことが感染につながるんだよということをしっかりと若い人にも感じていただきたいなと、そのように思っております。ですから、まさしく「3つの密」が重なるようなところというのは非常に危険だということが改めて証明されたのではないかなと、そのように思っております。

記者

少し話は変わりますが、今、日増しに賛否両論が出ています「GoToキャンペーン」実施の是非についてです。先日、知事は「GoToキャンペーン」について、経済との両立も兼ね合わせて、ある程度の理解を示す発言をされていましたが、現時点ではどういうふうにお考えでしょうか。

知事

経済も命を支えているわけですから、今、非常に経済が疲弊していることもまた事実です。しかし、まず命でございますから、感染拡大防止をしっかりとやらなきゃいけないということもまた事実でございます。お国のほうも、こういうこともしっかり吟味し、また、様々な知見を有して、今このような判断をしていると思っております。ですから、県といたしましても、それに対しては理解を示して、これをいかに有効に活用するかということを考えています。

記者

知事が昨日出演されていたテレビで「GoTo千葉」という言葉を発声されまして、一部今インターネット上で話題に上っている言葉になっているのですが、改めて、「GoTo千葉」という言葉がどういう意味だったかを教えてもらえますか。

知事

お国が、言うなれば経済活性化のために「GoToキャンペーン」をやると。しかし、これは感染拡大とか県をまたぐことにいろんな不安がある。しかし、国の経済活性化ということは、もう国はやろうと言っているんですから、これをいかに千葉県で活用するかということを考えています。我が千葉県におきましても、観光業も含めて非常に疲弊しております。ですから、私は、千葉県民の皆さんに対して、「いいですか、皆さん。千葉県は風光明媚だし、そして、海の幸、山の幸もこんなにたくさんあるんですよ。今、コロナとかいろいろ言われているときに、外へ出るより我が千葉県で思いっ切り千葉県民は楽しみましょうよ。だから『千葉県民、GoTo千葉』」と、そう言ったのでございますが。でも、そうすることによって千葉県の経済も活性化できる。観光業、それに付随する業種、私はどうせ国がおやりになるのですから、それを利用しなきゃいけないなと、そのように思っております。そうすると必ず、じゃあ、ほかから千葉県に入ってくる方をどうすると言われるんですね。そうなんですよ。でも、私は県外から来るお客様に対しては、まず、「発熱と体調はいかがですか」と。そういうことがあるならば、「すみません、次回おいでください」と。それから、「マスクは大丈夫ですね。手洗いとかそういうのも万全に頼みますよ」と。もちろん、受け入れる千葉県も、感染拡大防止を含めて、あらゆる食堂等も万全を期しています。ですから、もしそれでもおいでになるのでしたら、もちろん千葉県は最高のおもてなしをします。「WelcomeTo千葉」ですよと、そのように申し上げたいなと思っています。

記者

この話に関連してですが、6月補正で10億円にも上る「ディスカバー千葉」宿泊者優待キャンペーン事業というものの予算がつきました。これは「GoToキャンペーン」の開始に合わせて事業を始めるということになっていたのですが、もし「GoToキャンペーン」が延期になった場合、県内の観光業に対するてこ入れも遅れてしまいますが、例えばこれを早めたり、今の「GoTo千葉」の考え方に合わせて県民限定の施策に変えたり、そういった検討は今考えられたりすることはないでしょうか。

知事

今、確かにお国のほうも、また今日ですか、いろんな会議をやって、安心・安全、そういうことをすると聞いております。我が千葉県も、お国だけに頼らず県内でできることを、また私たちにできることをやろうと。今、詳細においては、そういう国の動きを見ながら私どもは決めようと思っているところで、その辺、何か詳しくありますか。いいですか。今そのように思っております。

記者

最後ですが、来週は定例会見がないもので。7月23日で東京オリンピックまであと1年になるのですが、そのことについて、開催県の知事としての受け止めを一言お願いします。

知事

そうね、これ本当に、まさしくコロナがなかったら今頃、オリンピックで沸いていたでしょうけれども、私も東京オリンピックを見たのは中学校3年生でございました。本当に日本国中が沸いたあの熱気。また、経済がそれからぐーっと上がっていったのは、今でも私覚えているところでございます。しかし、今このような状況でございます。でも、そういう競技を受け持っている県ということは別としても、国民の一人として、何とかこれをやりたい。やっていただきたいと。日本の経済を活性化してほしい。「日本ここにあり」というところを見せたい。そういう気持ちでございます。ですから、幕張メッセと釣ヶ崎海岸のサーフィン等、千葉県はできる限りの協力をするつもりですし、これは知事としてのみならず、国民の一人として、何とか成功できるように持っていきたいし、いってもらいたいと、そのように思っています。

記者

ありがとうございました。私からは以上です。

記者

よろしくお願いします。海水浴場の関係で細かい点をお聞きしたいのですけれども、県のほうで警備員を巡視させるということですが、この警備員というのは、ライフセーバーのような方を想定しているのでしょうか。

職員

河川環境課でございます。警備員につきましては、ライフセーバーは想定しておりません。基本的には、県では遊泳危険を周知する看板の設置や、関係機関、市町村の皆様と連携しまして、海岸の巡回を行うとともに、警備員による海岸巡回も行うことで、水難事故の発生を未然に防止するという考えで警備員を配置するところでございます。

記者

関連しての質問ですけれども、県の今日の資料にもあるとおり、遊泳危険や人と人との間隔の確保などを警備員の方に呼びかけてもらうというふうに記載されていますけれども、そうすると、人が集まっていることを前提に警備員の方が巡回することになるのですが、実際、人が集まってしまうと、泳いでいる方がいらっしゃって事故が発生する危険があると思うのですが、そうした有事の際に、救命救助できるような方というのは、県としては配置しない。市町村のほうで配置するような方針があるのでしょうか。

知事

これは、まず来た人を信じなければいけませんけれども、でも人間ですから、そのときに、水難事故ということはあるかもしれません。それは最大限に千葉県としても、まずそういうことが起きないようにしていかなければなりません。それは監視員、県警と連携して移動交番、それから警察の航空隊を頼んでヘリコプターで空から見るとか、海上保安庁のほうに頼んで海から見るとか、いろんなことを想定しておりますが、今のところ、市町村によってはライフセーバーを頼むということでしたよね。

職員

今、知事からございましたとおり、市町村のほうでライフセーバーを手当てして取り組むところもございます。ただ、今回、海水浴場の開設ができなくなった理由の大きなところに、ライフセーバーの手当てができないということがございまして、これはなかなか、県として全体でライフセーバーを手当てするということは難しい状況になっています。これも今知事からございましたが、要救護者を見つけた場合の対応としまして、海難事故の発生でございますけれども、各地区で警察、消防、海上保安部などとの緊急連絡体制を確認いたしまして、また、そうした事故が起きないように未然の注意喚起、周知徹底を図っているところでございます。

知事

万が一あった場合は、ドクターヘリ2機もありますので、その辺との協力もお願いしております。

記者

分かりました。では最後に1点、関連して海水浴場の関係ですけれども、今回、海水浴場が不開設となる海岸での対策について主に御説明いただきました。例年、県内では遊泳禁止区域などで事故が多発していることがあると思うのですが、全般、県内で海難事故が起きないために今年新たに取り組むことなどはあるのでしょうか。

知事

先ほどお話ししましたとおり、警察、海上保安庁、各市町村と連携してやっていかなければいけないし、万が一のときには、ドクターヘリとかそういったことも協力していかなければならない。まず、そういうことが起きないように、県のホームページ、それから、皆さんの活字だとかテレビだとか、そういうもので取り上げていただいて周知する。それに今努めているところです。

職員

加えまして、今回は新型コロナウイルスの感染防止対策ということが非常に重要になります。これはもちろん、海の中で泳ぐのは、それ自体が危険なのでやめていただきたいという呼びかけを行うわけでございますが、併せて海岸、砂浜にいらっしゃった方々が、ソーシャルディスタンスをしっかり取っていただいて、密にならないようにということを十分注意喚起を図ってまいりたいと考えております。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。私も海水浴場に関連してです。確認ですが、注意喚起ということですけれども、海岸を訪れること自体を禁止するものではないと。

知事

そうそう。

記者

5月のゴールデンウィークのときなどは、自治体によっては来訪しないようにという呼びかけをやっていたところもあります。今回、来訪自体をやめてくださいというわけではなくて、注意喚起としたまででしょうか。

知事

これは、各市町村に。

職員

観光企画課でございます。海岸につきましては、公共の空間ということもありまして、誰もが自由に使えるということで、海の利用自体を制限するというような権限はないわけでございますが、緊急事態宣言下にあった5月の状況のような場合には、外出自体が自粛要請をされていたりという状況でございました。現在はそれが解除されている状況の中でございますので、そうした状況にはないわけですが、これは今後の感染拡大の状況ですとか、国の政策ですとか、そうした状況の変化に応じては、また検討していくことになろうと思います。

知事

サーファーの方がどうなんだということをよく言われるのですけれども、海岸は公共の空間でございますから、駄目だとは言えないんですね。ただ、一つ言えることは、サーファーの方というのは、やっぱり海に慣れているというか……。海というのはワーッと引くこともあるんですね。あと深みがあったり。そういうこともあるので、本当に一年に一回海水浴に来て、「さあ」というのは非常に危険なことはありますが、サーファーの方はその辺は分かっていらっしゃるのではないかなと。ただし、だからといってそういうことが起きないということはあり得ない。万が一ということもあります。ですから、私どもとしては、サーファーの皆様に何しろ感染防止、それとより一層注意をしていただきたいと、そのようにはお願いし、また周知していくつもりでございます。

記者

実際に泳いでいる人を見かけた場合は、パトロールしている人たちは、どういったことを伝えるのですか。

知事

普通に泳いでいる方が?

記者

泳いでいる人がいた場合。

知事

それはやっぱり注意しますよね。警察の航空隊がヘリコプターから見てくださったり、それから、海上保安庁が海からも監視してくださったり、海上保安庁の航空機も見てくださると聞いておりますので、そういうことも何かあった場合には連絡が来るようになっていますし、いざというときには、極力、時間的にも早く連絡をとってまいりたい。それと、各市町村との連携や連絡を密にするということが大事かなと思います。

職員

知事から申し上げたとおりでございますが、現場で巡回をしてパトロールに当たる際には、もし遊泳をされている方がいらっしゃれば、それをやめてくださいという呼びかけをさせていただくことになると思います。

知事

そのぐらいなんだよね、言えるのは。

記者

もう1点、話が変わりまして、コロナの感染状況に関してなのですけれども、知事、冒頭で都内の往来があった方やその家族が7割とおっしゃられたので、すみません、細かいことなのですが、それはいつからいつまでの。

知事

じゃあ担当、いつからですか。

職員

健康福祉政策課でございます。6月22日から7月13日までの東京分につきまして分析しましたところ、都内往来、また御家族の方も含めまして、65%ということになっております。

記者

ありがとうございます。

知事

どこがいい悪いではなくて、大東京の首都というところは、本当にそういう意味では、何が起こるというのは私たち県が想像できないような起こり方をするんです。だから、私たちは絶えず隣接している県でございますから、これを契機により一層注意していかなければいけないなということでもありますね。

記者

ありがとうございます。

記者

今の東京の点ですけれども、東京が昨日、警戒レベル最大ということで警報的なものを出しました。千葉県として何か呼びかけるためのメッセージ、あるいは呼びかけレベルを上げるというのはお考えでしょうか。

知事

これね、まさしく東京は本当に多うございます。それと同時に、私たちへの影響も多あると思います。今の時点では、いつもお願いしているようなことをより一層強くお願いしてまいりたいなと。それと同時に、私どもがいくらお願いしても、やっぱりその人が、「まぁいいや」と軽く考えてしまうとどうにもならないんです。ですから、もう一度改めて自分の命は自分で守るんだと。また、親しい人、家族の人も守るんだ、それが社会を守るんだ、という気持ちをひとつ持ってもらいたいなと思います。そして、例えば5人、10人いたら、周りから一人でも、「おい、今日はさ、こういうことだけでも気をつけようぜ」という声かけも大事なことだと、そのように思っています。

記者

次に休業要請についてなのですけれども、政府内からも休業要請をそろそろすべきという発言も出ているようですけれども、改めて森田知事として休業要請への、特に接待を伴う飲食店への休業要請の考えをお願いいたします。

知事

千葉県は、実は6月下旬に接待を伴う飲食業に、ガイドライン、注意項目、それからチェックリスト、自分たちがこれだけ努力しているんですよ、大丈夫ですよと、そういうのをチェックして、そのリストをホームページ、店頭に掲示しておいてくださいということもずっとお願いしてまいりました。そして、事業者の努力のおかげもあって、現在のところ、いわゆる夜の関連の飲食業においては、クラスターは出ておりませんので、現段階においては、休業要請はいたしません。

記者

最後にもう一つだけ。「GoToキャンペーン」、知事のお考えは先ほど御説明いただきましたけれども、端的にこのタイミングで全国一斉にやろうとしていることについて、知事は賛成か反対か、その辺りのお考え、もう一度お願いします。

知事

これはですね、国があらゆる知見をもって、専門家会議も含めていろいろお考えになっているんだと思います。ですから、またそういう会議も開かれると聞いておりますので、そういうことも含めて、そして感染拡大の防止、それから、安心・安全、これを責任持って国が言わなければいけない。それと同時に、私たちも自分の県としてできることを、私、先ほど言いましたように、千葉県民はこういうときに外に出るんじゃなくて、千葉県というところは風光明媚、それこそ海の幸、山の幸がいっぱいだよと。千葉県の観光業、経済を盛り上げるためにも、千葉県民、今外に出なくて、我が郷土千葉県で楽しもうよ、経済を盛り上げようと。そういうことで、「千葉県民、GoTo千葉」と、こう言ったんでございます。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いいたします。私も海水浴場の関係の質問をさせていただきたいと思います。まず、この会見の前に行った会議の資料でも、海岸の巡回とか注意喚起は、遊泳危険等を呼びかけということが挙げられていますが、従来、例えば海の時期だと、水難事故、海難事故防止のためにパトロールしたり、注意喚起したりというのもあると思うのですけれども、今回はそれに加えて巡回などを強化するのか、それとも、従来やられていた、海水浴場が開設されていた場合に、水難事故防止でやっている注意喚起とか水難事故防止のパトロールを、遊泳禁止とか新型コロナ対策の呼びかけに転用するのか、それはどちらなのでしょうか。

知事

やっぱりこういうときでございますから、より一層強化する体制と言いますか、ではその辺説明してあげて。

職員

観光企画課でございます。海水浴場に関して言えば、開設者である市町村が、例年その期間にパトロールをしてきたわけですが、今回は不開設ということなので、その方々がいなくなるという状況がございました。そこで、県が管理する海岸について、今回新たにというか、特別な取り組みといたしまして、県のほうで委託をする警備員が巡回パトロール、また、職員も一緒にするというような取組を行わせていただいているところでございます。看板の設置につきましても、今回の新型コロナの状況を受けて新たに設置をするものでございます。

記者

今、看板の設置と出たので、知事の御回答ではないかもしれないのですけれども、大体、看板を100メートルおきに61ある海水浴場に設置すると、トータルでどのくらい設置することになりますか。

知事

枚数ですか。じゃあ、枚数を言って。

職員

約50の県管理の海水浴場の海岸に、約250枚設置いたします。

知事

記者さん、市町村もいろいろそういう看板を考えているみたいです。

職員

今、知事から申し上げましたとおり、市町村におきましても、同種の看板の設置を検討しているところがございまして、それら県の看板と市町村の看板も、設置場所等の調整をしながら設置していきたいと思います。

記者

分かりました。ありがとうございます。

記者

よろしくお願いいたします。新型コロナの関係でお伺いしたいのですが、東京新宿の劇場で集団感染が発生して、県内の方も感染が確認されております。知事は長年、エンターテインメントの分野でも非常に活躍されてこられたわけですが、こういう劇場で集団感染が起きてしまったことへの受け止めと、今後、映画館、劇場、ライブハウスも含めて、こういったところ等の感染症対策はどういうふうに行っていけばいいとお考えになっているか、教えていただけますか。

知事

エンターテインメントの世界も大変疲弊しております。私がいたサンミュージックというところも、「いやぁ、大変だ。これじゃあどうなるんだろう」という声を聞いております。しかし、そうは言っておられません。やっぱり劇場の感染拡大防止、これは至上命令でございます。そうなっていくと、今度は、例えば100人入るところで50人になったとしたら、変な話、入場料を倍取るという場面も出てきております。そして、最近はインターネットでうまく配信して観るような形も出てきていると思います。ですから、エンターテインメントの世界も、そういうことをも今考えているのかなと思います。いずれにしても、やっぱりお芝居というのは生で観なければつまらない。また、役者も生で観てもらわないとと、そういうところがあるので、何かいいアイデアといいますか、一人でも多くの人が観られるように。そのためには、何としてもコロナを何とかしなきゃいけない。そう思っております。

記者

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 新型コロナウイルス感染症への対応について
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2610
  • 海水浴場不開設に伴う海岸の安全対策について
    →商工労働部観光企画課【電話】043-223-2486
    →県土整備部河川環境課【電話】043-223-3154
  • 千葉県知事賞の授与について
    →教育庁体育課【電話】043-223-4109
  • 自動車税に係るAIチャットボットの実証実験について
    →総務部行政改革推進課【電話】043-223-2046
  • この時期にお勧めの耳より情報(とうもろこし)
    →農林水産部流通販売課【電話】043-223-2959

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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