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更新日:令和5(2023)年12月26日

ページ番号:389172

知事定例記者会見(令和2年7月9日)概要

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日時

令和2年7月9日(木曜日)10時30分~11時13分

場所

中庁舎10階大会議室

動画 令和2年7月9日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. 熱中症予防について
  3. この時期にお勧めの耳より情報(県民の皆様を対象にしたプレゼント)

新型コロナウイルス感染症への対応について

知事

はじめに、新型コロナウイルス感染症への対応について、お話をいたします。県民の皆様の御努力により、4月の終わりから約2か月間にわたり、感染者数がゼロや1桁で推移しておりましたが、最近は感染者数が2桁の日もあり、新たにクラスターも発生したことから、強い緊張感を持っているところでございます。また、東京都が100人を超える日が続き、本県でも東京に隣接している東葛地域の感染者が県全体の約8割となっており、大変心配しているところでございます。ここ2週間ほどの本県の感染者を分析すると、10代、20代、30代の若い方が約7割、都内との往来がある方が約5割、「3つの密」の場所で、多人数での会食が約4割といった特徴が見られ、接待を伴う飲食店の関係者の感染も見られております。

この分析を踏まえ、このたび、県民の皆様には、ピンポイントで次の点に注意をお願いいたします。夜の飲食店、繁華街の接待を伴う飲食店、これは控えてください。それから、多人数での会食の際は、大声での会話は控えてください。また、夜の飲食店の利用では、「3つの密」を避けていただきたい。特に感染防止策が徹底されていない都内の繁華街の接待を伴う飲食店は控えていただきたい。改めて申し上げます。このほか、基本的な感染防止についても、改めてお願いいたします。人と接するときは、できるだけマスクを着用いたしましょう。人混みを避け、ソーシャルディスタンスを保ちましょう。発熱や咳のある方は、医療機関を受診するとき以外は自宅にいましょう。最近、特に若い方の感染が広がっております。感染しても無症状の場合もあります。身の回りの御家族や御高齢者の方などに感染させないように注意し行動いたしましょう。

なお、明日10日から、イベントの上限人数が変わります。屋外の場合は5,000人以下、屋内の場合は5,000人かつ定員の半分以下となります。イベント主催者の皆様は、引き続き「3つの密」が発生しない席の配置、マスクの着用などの基本的な感染防止策を講じていただくよう、心からお願いを申し上げます。

現在のところ、県内の入院患者数は79名であり、医療提供体制が逼迫している状況ではありませんが、引き続きしっかりとモニタリングを行い、気を引き締めて対応していこうと考えているところでございます。県民の皆様には、感染拡大の防止と、社会経済活動の両立のため、一層の御理解、御協力をお願いいたします。

熱中症予防について

知事

次に、熱中症予防についてお話しいたします。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、人と人との距離の確保やマスクの着用など、新しい生活様式の実践が求められております。これから梅雨明けを迎え、暑さが一層増していきますが、熱中症予防にも、例年以上に気をつけなければなりません。

そこで県民の皆様には、これからお話しする点に注意していただきたいと思います。気温や湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなります。まずは、屋外で人と2メートル以上の距離が確保できる場合は、熱中症のリスクを考えて、マスクを外すようにいたしましょう。また、マスクを着用している場合には、強い負荷がかかる作業や運動は避け、喉が渇いていなくても、こまめに水分補給を心がけるようにいたしましょう。さらに、感染症予防のため、冷房時でも換気を行っていただく必要があります。室内の温度が高くなりますので、エアコンの温度設定をこまめに調整いたしましょう。

また、今月1日から、本県を含む関東甲信地方の1都8県において、「熱中症警戒アラート」が試行されております。熱中症の危険性が極めて高くなることが予想される際に、その前日の夕方や当日の朝に発表されます。アラートが発表された際には、いつも以上の熱中症予防に心がけてください。熱中症は注意をすれば予防することができます。特に御高齢の方やお子様は、熱中症のリスクが高いことから、御家族や周りの皆様が体調の変化に気を配ってください。熱中症予防に十分気をつけながら、新しい生活様式を実践し、感染予防に努めてまいりましょう。

この時期にお勧めの耳より情報(県民の皆様を対象にしたプレゼント)

知事

最後は、「この時期にお勧めの耳寄り情報」でございます。夏本番を迎えるこの時期に、千葉県観光を楽しんでいただけるよう、県民の皆様を対象に、県内観光施設の入場券をプレゼントいたします。鴨川シーワールドやマザー牧場など、県内18の観光施設のペア入園券を、抽選で3,500組の皆様に差し上げます。利用できる期間は、一部を除き8月から10月となっております。今月15日までに、はがきに必要事項を記入の上、ちばプロモーション協議会へ郵送いただくか、千葉県公式観光物産サイト「まるごとe!ちば」の専用フォームから応募してください。なお、応募の際は、希望する施設を5つまで選んでいただくことができます。

県では、新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいる県内観光を徐々に盛り上げていきたいと考えています。県民の皆様には、身近な旅を楽しんでいただきたいと、お願いを申し上げます。私からは以上でございます。

質疑応答

記者

新型コロナについて、いくつかお伺いします。まず、先ほど知事のほうからも、県民、事業者に対して注意の呼びかけがなされました。昨日、埼玉県では特措法に基づく協力要請が出されたのですけれども、千葉県としては、先ほどの呼びかけなどは特措法に基づくものではないのでしょうか。

知事

埼玉県が、昨日発したということは知っております。千葉県も、今、感染の推移、それから内容等、また専門家の人たちの御意見をたまわりながら、今はなるべく、言うなれば東京において、こういうところが危ないとか、こういう業種はこうだということに関して、しっかりとした対応をできていない店に関しては極力控えていただきたいと、これをお願いしてまいりたいと思っております。

記者

確認ですけれども、今回の呼びかけというのは、特措法に基づくものではない注意喚起ということでよろしいですか。

知事

そうです。その一歩手前ということで判断して結構です。

記者

今後、この特措法に基づく要請というのは、感染状況によって出していくお考えはあるのでしょうか。

知事

もちろん、そうでございます。

記者

分かりました。あと、千葉県独自の「警報」や「再要請」については、現状、まだ検討していないと思うのですが、この「警報」「再要請」を判断する指標について、見直しの検討状況はいかがでしょうか。

知事

そうですね、これはやっぱり皆さんもお分かりのとおり、日々いろいろな状況も変わっております。感染者数においても、3月、4月、その推移を見て、そしてまた大事なのは、人数だけではなく、その内容と周りの状況等もしっかり考えて、専門家とも相談してまいりたいと思います。ですから、千葉県といたしましては、そういうことに鑑み、これから一段階、一段階とやってまいりたいと思います。しかしながら、私ども何回もお願いしているとおり、今、緊急事態宣言が解除されて、このように人と物の流れが多くなり、そして経済をも考えていかなければならないとなりますと、全面的に外出とか移動をやめろということは、非常に今難しい段階でございますから、先ほど言ったように、ピンポイントと申しますか集中的に、こういうことは、こういう場所は、こういう飲食業は、控えてくださいということを、私これからも強くお願いしてまいりたいと思います。いずれにいたしましても、これからの推移をしっかりと見極めながら、注意警報等も判断してまいりたいと、そのように思っています。

記者

もう一つ。災害のことでお伺いします。九州の各地で大雨被害が相次いでいますが、県としての支援状況はどうでしょうか。また、昨年の水害とか、現在の各地の水害を踏まえて、現在、県で緊急に対応していることなどはあるのでしょうか。

知事

私ども県といたしましても、各部局はしっかりと連携しながら、全国知事会と緊密に連絡をとっております。要請があればすぐやれるように今しているところでございます。千葉県におきましても、やっぱりいろいろな災害がありました。ですから、今、防災のほうにはいろいろな想定をしながら、また、電力など――その辺は、もしよかったら説明してあげて。治水等もしっかり今やっているところもありますから、詳しく説明してあげてください。

職員

危機管理課でございます。停電対策でございますけれども、今、東京電力さんとの間で早期の復旧に向けてどのような対応ができるのか、慎重に協議を進めているところでございます。昨今の自然災害に対しまして、県では非常に危機意識を持って臨んでいるところでございまして、早期の協定の締結に向けて努めてまいります。

知事

なにしろ、市町村との連携を今密にしておって、それと同時に、今、課としても想定をしながら、あらゆることを想定しながら、今、部局横断的にも考えているところでございます。はい、どうぞ。

職員

治水面でございます。県では6月からの出水期の対応としまして、危機管理型水位計の設置や洪水浸水想定区域図の公表を行うとともに、土砂災害警戒区域等については調査を終え、結果を住民に周知した上で手続を進めています。また、印旛沼や治水ダムにおいては、大雨に備え、事前に水位を下げる運用を開始したところでございます。今後とも、市町村と連携しまして、災害から命を守る取組を進めてまいりたいと考えてございます。

知事

そういうことです。

記者

災害時の避難所の運営について、新型コロナを踏まえた手引きを県としてまとめたと思うのですけれども、現在のその手引きに基づいた市町村の取組状況ですとか、県としての新型コロナに対応した避難所運営の支援状況というのは、いかがでしょうか。

知事

これね、避難所は非常に難しいところでございます。前みたいに、例えば体育館とか公民館とかそういうところに、なるたけ多く来てください。今は、言うなれば新型コロナ対策がありますから、仕切ってソーシャルディスタンス。それからちょっと熱のある方は個別に用意したりとか、いろいろやっているところでございます。どうぞ。

職員

防災政策課です。先般、7月4日にも大雨が降りまして、県内の4つの市町で実際に避難所を設置しました。それぞれの状況について確認したところ、やはり受付のときに、来た方の検温をするとか、あとは手指の消毒、それから3密にならないようにスペースを確保するといった対応を事前にとっていたというふうに聞いています。ただ、今回は、実際避難された方が1名でしたので、そういうふうに備えていたという状況です。それ以外の市町村についても、それぞれで同様の対策を現在進めているというふうに把握をしています。

知事

そういうことです。

記者

ありがとうございました。私からは以上です。

記者

知事、冒頭でピンポイントの対応策をお話しされましたが、夜の繁華街を控えてくださいとおっしゃったのは、これは前回7月5日の段階での注意から、控えてくださいと、一段ちょっとレベルが上がったと私は受け止めたんですけれど、そういうことでよろしいですか。

知事

そうです。そういうことです。

記者

この、夜の繁華街というのは、都内のことを指しているのか、それとも、例えば県内の繁華街も含めて差しているのか。

知事

もちろん、それは県内も含めますが、特に感染者の状況を見ますと、東京の関係が多うございます。そして、東京においても、いろいろな注意、例えばこういう業種だとかこういう地域に、警鐘といいますか、皆さんに気をつけてくださいよと言っているわけでございますから、先ほど言ったように、経済のいろいろなものも含めて、全部駄目というわけにいかないでしょうと。だったら、少なくとも東京に出かける場合は、そういうところは控えてくださいと、そういうことでございます。

記者

これはもう、現状お願いできるぎりぎりのところでしょうかね。現状の、特措法とかを用いない形の代理としては。

知事

はい。これね、記者さんもお分かりのとおり、今、千葉県民は本当に頑張ってくれてやっているところでもございます。ですから、私はもうちょっと推移、そして特に人数というより中身ですね。例えばクラスターだとか、陽性率、いろいろそういうものを見て、そして専門家の意見を聞きながら考えてまいりたいと、そのように思っています。

記者

今後、夏の行楽シーズンが始まりまして、県外からいろいろな観光客が県内に入ってくることが予想されますけれども、現在、東京都のほうは都民に対して県外への不要不急の外出を控えてほしいと言っている一方で、政府のほうは、外出自粛を求める段階ではないというふうに、ちょっと微妙に温度差があるのですが、知事はどう思われるでしょうか。

知事

東京は、都が出ないでくれと初めに言って、その後は熱がある人とかそういう人はという話になってきた。要するに、千葉県といたしましても、一番問題なのが、東葛区域といいますか、それが8割ぐらい感染者が占めているところもあるんです。8割で問題ないよね。ですから、東京に隣接している区域ですよね。非常に東京の影響を受けるわけでございます。それと、社会生活においての流れ、経済の流れもあります。だからそういう意味において、もちろん、今、県内・県外もそうですけれども、手洗い、うがい、「3つの密」をしっかり頭に入れて行動していただくというのはもちろんでございます。ですから、その中においても先ほど言ったようにピンポイントと申しますか、こういうところだけは気をつけてくれと、こういうところだけは控えてくれと、そのように申しているところでございます。

記者

最後に、災害の件ですが、今、九州で豪雨が、線状降水帯というのが発生しまして、大雨の雨雲がずっと停滞する、縦長の雨雲が停滞するという状況が発生して大きな被害をもたらしておりまして、これ、昨年10月25日の千葉県の大雨のときも同じような状況が発生しましたが、先週の末もちょっと発生しそうな雰囲気もなきにしもあらずだったのですが、これ、仮にもしもう一度千葉県に発生した場合は、何が一番大切だと思われますか。

知事

まず、今回の九州の大雨の状況もしっかりと私ども把握して、これはもちろん人ごとではないわけですから、その状況、そしてその対応も、私たち備えておかなければならない。また、去年の風水害で大きな影響があったわけですから、それを改めてもう一度勉強し直し、そして、どのような対策が一番適切であるかということも、しっかり考えていかなければならない。その辺、どうぞ。

職員

防災政策課です。基本的に、ただいま知事から申し上げたとおりではございますが、まずは、やはり被害状況の把握というのが基本的には大事だと思います。その上で、リエゾンの派遣を含めた情報収集体制をしっかりしていくこと。それと、国、市町村、自衛隊、消防等、関係機関としっかり連携していくこと。この辺りが重要だと考えています。それと併せて、県土整備部、国交省を含めたダム、河川の管理部局ともしっかり連絡を取り合って対応していきたいと考えています。

知事

何しろ、特に自衛隊さん、電力さん、これは去年のことでもいろいろと一生懸命やっていただいたし、電力においては問題点もあったわけですから、そういうもののないように。また、今、一生懸命、復旧復興じゃないですけれどもやって、パーフェクトかというと、まだまだそこまで行っていないところもあるんです。ですから、その辺をどのように私たち対応していくかということも、今、部局で考えているところであります。よろしいですか。

記者

私からは以上です。

記者

コロナの関係です。先ほど、夜の飲食店、繁華街は控えてくださいという呼びかけで、特措法に基づく要請の手前の呼びかけを今している理由をまずお聞かせください。

知事

そうですね。そういうことで構いません。

記者

特措法に基づく要請の手前の、今呼びかけにとどまっている。

知事

そうです。

記者

その理由をお聞かせください。

知事

理由といいますか、確かに埼玉県さんは今大変なときでございますし、私たちも最大限の注意をしているのでございますが、今の段階においては、その前で大丈夫だろうと考えております。

記者

感染状況とか医療体制とかを見て。

知事

そうですね。

記者

分かりました。それで、「再要請」とか「警報」を出す場合の指標の見直しの話だとか、ピンポイントでの要請の話がありました。県もなかなか財政状況が厳しい中で、次、再要請することがもしあったとしたら、それと補償の関係というのはどのようにお考えでしょうか。

知事

これは、記者さんおっしゃるとおり、財政面もいろいろあります。でも、それよりまず大事なことは、この間のような形を取って、国も取ったんです。それと同時に、状況は変化してきている。良くなってきている部分もあります。ですから、そういうものをしっかり見ながら私はやっていくべきだと、そのように思っております。説明することはありますか。いいですか。

記者

話が戻ってしまうのですが、控えてくださいという呼びかけですが、行くにしても気をつけてくださいという。

知事

いや、これはやっぱり、相当気持ちを込めて言っています。やっぱりこういうときですから、社会人としてもその辺はしっかりとした判断をお願いしますよということでございます。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。まず、県内の接待を伴う飲食店について、従業員の方にPCR検査を呼びかけていったり、県として今後支援していくお考えですか。

知事

今のところ、そういったことで何かがあるということはまだございませんので、これから万が一、そういうクラスター等が出ましたら。お分かりのとおり、万が一感染者が出た場合は、千葉県は徹底して濃厚接触者を追及して、PCR検査を徹底していますので、これからそういうものが出てきたならば、しっかりとやらさせていただきます。

記者

分かりました。ちょっと別件で観光のほうにお聞きしたいのですけれども、今日も観光のプロモーションの速報を発表されていますが、感染が再び広がるようなフェーズに入ってきている中で、県内観光を、森田知事もこの間6月補正でも観光のプロモーションに計上していますが、この辺の県内観光に与える影響というのはどうなのでしょうか。

知事

これはもう大変な影響ですよ。例えば千葉県の場合は、海開きというと皆さんにも喜んでいただけますし、また、地元経済においても大変潤うことでございます。しかし、このような場合において、各市町村の判断が出て、もうやめようということになったのですから、これはつらいところでございます。でも、命がまず大事ですから、その中において経済ということを回していかなければいけない。だから、この辺をしっかり見極めながら私どもやっていく。しかし、観光をここで止めてしまったら、本当に駄目になってしまいますから、一つ一つ、注意深く私どもは進めてまいりたいと、そのように思っております。何か言うことがありますか。いいですか。

記者

ありがとうございました。

記者

新型コロナの「警報」「再要請」の関係でお伺いします。知事は、先ほどの質問で、5日と今日の都内の夜の飲食店というのは、ちょっと気持ちを込めたとか、少しトーンとしては強いというふうに言われましたけれども。

知事

そうです。

記者

その強めたというのは、いわゆる「警報」を出すとか「再要請」を――「警報」も県の資料ですと、「外出自粛と感染拡大防止についての協力要請、業種別の感染拡大予防ガイドライン等を踏まえた対策の徹底などを働きかけます」と明記されていますが、5日の日曜日でもう感染が広がったので、強まったというか、それは知事として「警報」を出したという認識ではないんですか。

知事

それは東京アラートもああいうものを出しましたね。そういうものを私ども見ながら、勉強しながら、それと同時に、本当に減らすためにはどういう形がいいだろうと、私ども考えているところでございます。ですから、ピンポイントで集中的に、こういうことはやめましょうよと、行くのは控えましょうと。それは、私はただこうしようああしようというよりも、非常に有効ではないかなと、そのように感じております。

記者

ピンポイントで、例の注意喚起というのがこちらも分かっているのですが、感染が再拡大したときに、一応、県独自にして目安を過去につくっていたわけじゃないですか。注意喚起を強めているというのは、知事の認識では「警報」の水準に達しているから「警報」を出しているとか、そういうわけではないということでいいのですか。

知事

だから、「警報」という言葉に私はもちろん数値目標もつくってあります。ただ、何度も申し上げているように、3月、4月、それからの状況、それからの医療体制等も変わってきているわけでございますから、良くなってきているわけでございますから、私どもはそれにまた専門家の人たちのお考えも参考にしながらやっているところでございます。ですから、初めのころの「警報」という意味とは、多少なりとも、こうやってただ駄目ですよというのではなくて、これをいかに皆さんに理解していただき感染者を少なくするかということに重きを置いているということはあります。

記者

そうすると、警報とか休業の再要請も、現状、2日連続で3つの指標を2つ上回っていますが、知事として、警報とか再要請を設定したときに、当面は「警報」とか「再要請」という形で出すお考えはあまりないということでよろしいですか。

知事

当時言ったときに、再度出すつもりはないという気持ちだったかということですか。

記者

当時設定した「警報」とか「再要請」というものを、現段階では知事として当面あまり出すお考えはないということですか。

知事

そうですね。だから先ほど言ったように、いろいろな状況、いろいろなものを鑑みながら、これからその推移を見て考えてまいりたいと思います。

記者

分かりました。ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。コロナの件でお伺いします。先ほど来知事から、特に夜の繁華街について、利用であったりそういったものを控えてほしいというお話でした。ニュアンスの確認になってしまうのですが、これは千葉県内も含むけれども、特に東京への往来の中で、そういった飲食店の利用はなるべく控えてほしいという理解でよろしいですか。

知事

そうですね。東京都さんは場所も業種もはっきり言っているわけですから、だから、東京に外出する場合は、そういうところは控えてくれと、そのように言っているのでございます。もちろん、県内においても、何回も言うように、手洗いや「3つの密」を避ける。それから、事業者の皆さんにはガイドラインをしっかり守ってもらう。これはもう当たり前のことでございます。

記者

特に利用者目線で考えると、通うのをちょっと控えてという面もあると思うのですが、その中で、お店側に対して、ガイドラインのお話も出ましたけれども、さらにピンポイントでという意味で、そういったお店を集中的に感染予防対策ということで周知をするとか、何か県独自の動きがあったりとかは。

知事

独自というよりも、これは当たり前のことでございますが、保健所にも強く働きかけながら、その辺のガイドライン等をしっかり守るように、私たち周知徹底していくことでございます。言いますか。はい、どうぞ。

職員

健康福祉政策課でございます。休業要請の解除の際に、夜の接待を伴う飲食店等を中心としまして、個別の店舗宛てに2,000通以上通知を差し上げました。その中で、県として作成しますチェックリストを守っていただきたいということで、そうした対応をお願いするとともに、対策を取られた場合には、その旨を公表していただきたいというふうにお願いしておりますので、引き続きそういった呼びかけをしていきます。

知事

今のところは非常に良い方向に行っているのかなと。ただ、これは本当に、何回も言うようですけれども、クラスターとかが爆発的に起こるということは、千葉県でもいつでも考えられるというように私どもは心構えをして、何しろ、今の場合はしっかりとお願いをしていくと、そのようにやっているところでございます。

記者

あと1点、災害関係で、先ほど担当課の方が東京電力と協定を結ぶ見通しだというお話があったのですが、もう既に出水期にも入っており、急がれると思うのですが、大体どれぐらいで結ばれるかという具体的な見通しがあればお願いします。

知事

一日も早くなんですが、その辺はどうなっていますか。

職員

危機管理課でございます。知事が発言いたしましたとおり、一日も早くということで、今協議を進めているところでございまして、できるだけ早期に締結をしていくということで考えております。

知事

これは早くやらなきゃいけませんからね、もちろん。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。先ほど来、何度も出ている「再要請」「警報」の話の確認ではあるのですが、先ほど質問があったように、昨日までに再要請の指標を既に2日続けて超えております。この指標そのものの見直しというのは検討されているのか、改めて確認させてください。

知事

これからの推移、内容等も見て、また専門家のアドバイスも鑑みながら、それは将来においてはあり得ると、そのように思います。

記者

具体的に、どういう状況になったらいつごろまでにとか、そういうのはまだお示しは難しいと。

知事

これはいろいろと協議しながら考えてまいりたいと、そのように思います。

記者

分かりました。話を変えさせていただいて、災害についてなのですが、具体的に、去年千葉県もこれだけ被害を受けまして、水害に対する新たな対策というのは何か考えていらっしゃいますでしょうか。

知事

もちろんそれは治水ですよね。それから、あれだけの停電があったわけですから、それから、倒木等も含めてしっかりやらなければいけない、そのように思っております。その辺、説明してください。

職員

河川環境課でございます。まず、治水面からでございます。新たな対策というわけではございませんが、本県でも昨年の一連の災害を受けまして、河川の整備や浚渫などの維持管理を引き続き着実にしっかり進めているところでございますが、今回の災害のように、施設では防ぎ切れない水害は発生してまいりますので、市町村や気象台等の関係機関と連携しまして、先ほど御案内させていただきましたとおり、水害リスクの周知や警戒避難態勢の充実などを進めていきたいと考えています。今後とも、市町村等と全体被害の最小化に向けて、ハード、そしてソフト、一体となった対策を取り組んでいきたいと考えてございます。

職員

危機管理課でございます。停電対策の関係でございますが、具体的には東京電力さんとの間で倒木の撤去のやり方でありますとか、長期停電時の電源車の配備の関係のリスト化、あるいは大規模災害時の情報連絡員の派遣など、相互に協力して行っていく体制について、今協議を進めているところでございます。

知事

そのように、今、着実にやっているところでございます。よくテレビで、まだブルーシートがこれだけあるじゃないかという話を聞きます。県としても最大限努力しております。ただ、こういうこともあるんですね。ある工務店では100件待ちなんていうのもあるんです。言うならば、直してもらう方がどうしても俺はあそこの工務店がいいと、そういうことが重なるとやっぱり順番待ちみたいなところもあります。ですから、県としては市町村と組みながら、こういうところでもできますよとか、いろいろとお話をさせていただく。だから、いろんな状況下もあるんでございますが、何と言っても県民の命、安心・安全、これを私たちの今までの経験のもとに、市町村との連携をしっかりやるようにと、私はそのように指示しているところでございます。

記者

あと1問だけ、ごめんなさい。海水浴場なんですが、今年、県内全部開けないということですが、それでも来てしまう方は多分いらっしゃると思います。海の安全対策というのは考えていらっしゃいますでしょうか。

知事

もちろん。これ、本当に非常に難しいんですよね。例えば海が開けばライフセーバーとか、言うなれば監視員とか、いろんな方が自ずといらっしゃるから、相当目を光らすことができるんですが、今回大事なことは、皆さんに、まず海で海難事故を起こさないように、しっかりとまず自分自身も考えてくださいと。そして、県といたしましては、注意喚起を、簡単に言うと看板なんかも100メートルおきに設置するとか、それから監視員、万が一のときの医療体制。例えば、千葉県の場合はドクターヘリなんかもあるわけですから、そういうことの連携。それから、県警と、土日なんかは特に空からも監視していただく。そのように市町村と組んで、連携をして、いかに来た方にそういうことが起きないように万全を期すつもりでございます。今、そのような会議をやっておりますので、また近く、はっきりと決まりましたらお知らせ申し上げます。

記者

警報とか休業再要請の目安の話でまた恐縮なんですけれども、やはり先ほどから再三指摘がありますけれども、県が自ら定めた指標を恒常的に超えているのにそれを出さないということが続くと、非常に県民にとっては分かりにくいと思います。であるならば、やはり見直しを早くして、違う指標、例えば病床の余裕が背景にあるのでしたら、そういった指標を加えて修正するという作業をむしろ一刻も早くしたほうが、県民にとっては分かりやすいと思うのですけれども、これについて知事はどうお考えですか。

知事

そうですね。おっしゃっていることは良く分かります。言うなれば、はじめのころとの差異の話になりますけれども、状況等、それから医療体制等が変わっていて、こうだということを県民の皆様により一層分かりやすくするためには、しっかりとどのような周知の仕方がいいかということも協議して、何らかの形は考えてまいりたいと、そのように思っています。よろしいですか。

記者

もう1点、オスプレイの暫定配備が天候の関係で2回連続延期になっています。まだ実際に配備されたわけではないですけれども、どのようにこの状況を見ていますか。

知事

まず、防衛省に対しては、徹底した安全対策、地域環境への配慮、適切な情報提供を県としても求めております。今後、木更津市とも連携を取りながら、県民の安全・安心の確保に向けて対応していただきたいということは、再三申し上げているところでございます。これは木更津市さんも、今、市民の人たちの安全・安心のためにいろいろと施策を打っているところでございますから、県としてはいろんな形で支援をしてまいりたいと、そのように思っております。

記者

分かりました。

記者

よろしくお願いします。話は変わるのですが、虐待死の関係で、県が情報提供しないということで、市原市についても助言をしていたということですが、知事、これについてはどのようにお考えで、対応の見直しを進めているようなのですが、それはいつぐらいまでに、どのような形で見直しを進めているのか教えてください。

知事

報道機関の個人情報等、私ね、担当課にいつも言っていることは、なるたけ丁寧に皆さんにお話しするように、説明するようにと言っているところでございます。個人情報の保護と公益上県民に知らせる必要性という部分の観点で、十分に配慮する必要があると考えているところでございます。公表すべき内容の整理については、今、担当課が一生懸命やっていると聞いておりますし、また皆様に対して丁寧に説明するようにとも、これは私が申し出しているところでございます。そして、公表がちょっと遅いんじゃないかと、そのようにおっしゃっております。公表すべき内容の整理については、現在、担当課が今一生懸命やっておりまして、専門家や関係機関と相談し検討していると、そのように報告を受け承知しているところでございます。

記者

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 新型コロナウイルス感染症への対応について
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2610
  • 熱中症対策について
    →環境生活部環境政策課【電話】043-223-4649
  • この時期にお勧めの耳より情報(県民の皆様を対象にしたプレゼント)
    →商工労働部観光誘致促進課【電話】043-223-2412

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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