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更新日:令和5(2023)年12月26日

ページ番号:342505

知事臨時記者会見(令和2年5月25日)概要

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日時

令和2年5月25日(月曜日)19時~19時38分

場所

中庁舎10階大会議室

動画 令和2年5月25日知事臨時記者会見(動画)

項目

  1. 施設の使用停止要請の段階的な解除について

施設の使用停止要請の段階的な解除について

知事

こんばんは。先ほど千葉県の緊急事態宣言が解除されました。県内の新規感染者数は、約1か月1桁が続いており、この4日間は新規感染者ゼロとなっております。まさに、県民、事業者、医療関係者の皆様の大変な努力による成果だと思います。改めて厚く御礼申し上げます。宣言の解除を受けまして、先ほど県の対策本部会議を開催し、感染拡大の防止と社会経済活動の維持の両立に向けた本県としての今後の対応について、協議したところでございます。モニターを御覧ください。

まず、施設の使用停止要請の解除時期についてでございます。5月22日にAグループの図書館、博物館などは解除したところですが、今夜0時からガイドライン等による感染防止対策を徹底していただくことを前提に、大学、劇場などのBグループについて解除するとともに、アルコール類の提供時間については、これまでの19時から22時までへと緩和いたします。また、引き続き感染者数が抑制されていれば、ガイドライン等による感染防止対策を徹底していただくことを前提に、水族館、動物園、ボウリング場、パチンコ店、テーマパークなどのCグループについて、6月1日から解除をすることといたします。さらに、Dグループのうち、カラオケボックスやスポーツクラブについても、同様の対策を徹底していただくことで、6月1日から解除をいたします。次に、県民の皆様に外出自粛等についてでございます。これまで、皆様に不要不急の外出を自粛してくださいとお願いしてまいりましたが、今後は新しい生活様式の実践をお願いすることとなります。なお、隣接する都県では、いまだに少なくない数の感染者が報告されていますので、皆様には当面、都県をまたぐ移動や、クラスター発生歴のある施設、「3つの密」への外出は避けてくださるようお願いいたします。モニター画像を見てください。最後に、新しい生活様式についてでございます。自分が感染しないことはもちろん、周りの大切な人に感染させないためには、皆様一人ひとりの心がけが大切でございます。「人と人との距離の確保」「咳エチケット、マスクの着用」「手洗い」の3つの基本をしっかり守りましょう。今までのような事態に逆戻りすることを何としても避けるために、この新しい生活様式を県民の皆さんの日常生活に溶け込ませてください。県といたしましても、感染拡大の第2波に備えた準備をしっかりと行ってまいります。県民の皆様におかれましては、今後とも感染リスクを避ける行動や生活に御協力をどうかよろしくお願い申し上げます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。今、御発表いただいたとおり、Cグループと、Dグループの一部、カラオケボックスなどについては、解除を今回前倒しするような形になったわけですけれども、その判断の理由をまずお聞かせください。

知事

まずBグループにおきましては、最近の感染状況、そしてまた、直近におきますと、この4日間が感染者ゼロということを鑑みまして、これはお願いできるかなと、そのように思いましてBは判断いたしました。

職員

申し訳ありません、Cでした。5月22日にBは解除していたので。

知事

違う違う、Aですよ。Cのことを言うの?

記者

先日の会見で、22日にBは判断されましたので。

知事

分かりました。そして、Cにおいては、ある程度、全くすぐというわけにもいきません。今までの状況をちょっと見ながら。しかし、やっぱりこの状況を私ども把握して、そしてまた経済をも含め、そういうことを鑑みて、これはCも解除するようにしていかなければならないのかなと、そのように思っています。それをもさっき申し上げましたとおり、ガイドライン等、それから、しっかりとした感染防止等をおやりになっていただくということが条件でございます。

記者

それで、残るDに関しては、カラオケボックスとスポーツジム以外はまだ残っているわけですけれども、この解除を判断するに当たっての考え方なり基準を聞かせてください。

知事

実は、カラオケボックス、スポーツクラブ、これは国の「基本的対処方針」も鑑みながら、それと同時に県内の感染状況等、いろんな状況判断、また、社会生活の中の重要性といいますか、そういうことも鑑みながら、カラオケボックスとスポーツクラブ等については、6月1日、解除できるようにと。これもまた先ほど言ったように、ガイドラインを含めて諸状況が良い方向に推移しているということを条件としております。

記者

もう1点お伺いします。冒頭で新しい生活様式のお話がありましたけれども、外国ではこういう休業要請なり外出禁止なんかが解除され、また再び感染が再発するなんていうことがあったわけですけれども、今回緊急事態宣言が解除されたことによって気の緩みみたいなものに対する御懸念と、あと県民に対して呼びかけることがあればお聞かせください。

知事

千葉県は非常に慎重に、まさしく焦らず慌てず慎重にという、これをしっかりと堅持しながら今までやってまいりました。しかし、もちろん命と健康は当たり前のことでございます。それと同時に経済をも考えていかなければならないという、そのような観点から、お国も緩和という一つの区切りを付けたんだろうと思います。しかし、どうしてもこういうのは結果論になりがちなんでございますが、それは人間ですから、多少の緩みが出る人もいるかもしれません。でも、これは何としても、今までの努力を水の泡にしてはいけないということで、それを私たち、もう一度しっかり考えましょうと、それを持ちながら前へ進みましょうと、そういうことでございます。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。先ほどの質問と重複するところもあるかもしれないのですけれども、区分Dについて、カラオケとスポーツジム以外はまだ解除の見通しが立っていないところかと思うのですけれども、千葉県としてこれを解除する基準であったり、どのような状況になったらDまで解除するか、今の時点でのお考えをお聞かせください。

知事

そうですね、クラスター等、その可能性が高いと言われている業種でもございます。これは国の対処方針も含めて、それから、周りの状況を見ながら、そしてまた感染の推移を見ながら判断していかなければならないと、そのように思います。ですから、Cから少し日にちをおくこともあると、そのように思っております。

記者

もう1点、またこれで解除されて人の動きが出てきたときに、第2波というものが懸念されるかと思うのですけれども、現状で第2波が来たときの備えとしての医療提供体制について、病室であったり、PCR検査体制であったり、知事の目から御覧になっていて、今の千葉の現状はいかがでしょうか。

知事

これは、もちろん国の基準には達しておりますし、PCR検査、ベッド等も今のところしっかりやっていると思います。その辺、説明しますか。今のでよろしいですか。そういうことでございます。

記者

分かりました。ありがとうございます。

記者

お願いします。Dの区分なのですけれども、政府の対処方針に沿った、24条9項に基づくものだというのは分かるのですが、不公平が多少出るのではないかと思うのです。その辺りについてはどう対応されていくのでしょうか。

知事

これは第2波といいますか、韓国でナイトクラブですか、そういうところで実際にあのように起きているわけですね。ですから、もちろんこれはどうなんだということもありましょうが、しかしこれはやっぱり命に関わることでございますし、その可能性が高いと感じているときは、やっぱりもうちょっと慎重にやっても私はおかしくはないと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。あと、接客を伴う飲食業やライブハウスについては、政府のほうは19日ぐらいに解除するような話が出ているのですけれども、先ほどCよりは少し後になるのではないかというお話があったのですけれども。

知事

これは、私はやっぱり慎重であるべきだと思いますし、国がこうだから、じゃあ県もこうしろというのではなくて、国のことも、例えば都のことも、そういうことも勘案しながら私どもはやっていきたいなと思っております。今、千葉県は県民の皆様に本当に努力してもらっていて、いい方向に光が見えているんです。これを絶対消さないようにするためにも、ちょっと慎重じゃないかなと思われるところもあるかもしれません。しかし、それはまた同時に経済をも考えながら、やるときはびしっとやって、それでお願いしますよということもあるかもしれません。

記者

ありがとうございます。最後に1点だけ。解除については1都3県で同じだったのですけれども、休業要請の緩和では違いがありました。1都3県で調整があったのかどうか。調整しなかったのであれば、その理由について教えていただけますでしょうか。

知事

これは記者さん、やっぱり都もまた周りの3県もみんな事情が違うわけです。ですから、都がやったことは私たちが全部追従するとか同じようにやるということは、無理があると思います。ですから、そのような観点、またそういう諸事情を勘案しながら、千葉県は千葉県として方針を決めているところでございます。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。すみません、質問が繰り返しになってしまって大変恐縮なのですが、カラオケ店とスポーツクラブの解除についてです。この2業者をなぜ解除する方向になったか、もう少し県としての考えを伺いたいのですが。

知事

まずですね、ガイドライン、例えばカラオケ店で言うならば、要するに間の隙間をちゃんと取るとか、環境を良くするとか、消毒とか、そういうこともきちっとやっているし、国の方針においても、そういうことも言われております。それと同時に、周りの都県のいろいろな状況も鑑みながら判断したところでございます。

記者

分かりました。飲食店での酒の提供時間、今、22時までに緩和するとおっしゃいました。全面解禁はいつ頃とお考えでしょうか。

知事

僕はこれは個人的に言えば、なるたけ早くということを思っておりますよ。でも、例えば前も言ったように、こっちがやって、こっちがこうとか、時差があったりすると、下手をすると人が流れていく可能性もあります。ですから、こういうところは、なるたけ状況を判断しながら一緒にやっていったほうがいいんじゃないかなと、そのように思っております。

記者

では、東京とか隣接県などの様子も鑑みながらということ。

知事

ええ。

記者

最後にすみません、あと1問。第2波への備えということで、県としてはどのようなことを検討されているか、お聞かせください。

知事

これ、ほんとに第2波が来てほしくないんでございますが、可能性としては大変大きいですね。ですから、感染状況について十分なモニタリングをしていく必要があると思います。それと同時に、医療体制でございます。病床や宿泊療養施設の確保、それから、まさに医療提供体制をしっかりとする。また、検査体制の拡充も図ってまいりたいと思います。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。1つ、今日出た県民の外出自粛ですけれども、資料の中に「今後、宣言解除で県境をまたいだ移動を避ける」とか、「隣県の対応を慎重に」とありますが、これについては今後、解除の目安としてはどのようにお考えでしょうか。

知事

解除というか移動という意味ですか。これは、今まだ感染の数がなかなかうまくいっていないところもあります。ですから、県をまたぐということはやっぱりまだまだ慎重を期していかなければならない。ですから、これが本当に解除になるのは、もちろん県としても状況を見ますが、やっぱり首都圏でいうならば1都3県が本当に、ああ、これはもう大丈夫だなという数字が出たならば、これはぜひやりたいと思います。しかし、こういうときでございます。一応解除になったわけでございますから、慎重に行動をしていただきたいと、そのように申し上げているところでございます。

記者

では、外出自粛というのは、1都3県で足並みそろえて解除するというふうなお考えですか。

知事

これはまあ、どうなるか分かりませんけれども、それぞれのお考えがありますから。でも、私は、お酒のこともそうですけれども、大体足並みがそろうのではないかなと、そのように解釈していますけどね。

記者

例えばお互いの知事同士で話し合いとかをされて決めていくという。

知事

それはウェブ会議だとかいろいろやっていたり、また事務方同士で共有はしているわけですから、大体同じようなところにいくんじゃないでしょうか。

記者

あと1点、お願いします。今回のBの部分ですね。解除するのは明日から解除されて、その中に展示場とか貸し会議室も含まれます。県有施設の幕張メッセもこの中に含まれると思うのですが、先日の臨時議会で臨時の医療施設の整備候補の1つとして挙げられていましたが、今後、臨時の医療施設、医療設備についてはどのようにお考えでしょうか。

知事

まず、記者さんおっしゃったように、幕張メッセも有力な候補の1つでございますよね。でも、これはできたらホテル等も含めて何とかそちらのほうでうまくいく、それにこしたことはありません。

記者

もともと五輪に使うということでスケジュールは結構空いているかと思うのですが、今回の解除を受けて、7月、8月等は積極的にイベントを呼びかけていくというお考えですか。

知事

どうですか。まあ、これは本当に今たまたま――たまたまというか本当に県民の努力によっていいところに来ていますけど、ひょっとして大変なクラスターが起きちゃうかもしれないし、またもっとうまくいくかもしれないし、今の段階において、今こうするああするというのは、断言するのは非常に難しいところでございます。いいですか、そちらでもしあるんだったら言ってください。

職員

経済政策課でございます。知事からありましたとおり、今の段階で難しい状況もありますけれども、やはり幕張メッセ、ああいった営業の施設ですので、状況が良くなれば当然のことながら誘致を進めていきたいと思っております。

知事

でも、急に「今週でいいから、じゃあ来週から頼むよ」と、これはまたいかないものですからね。だから、これはやっぱり推移をなるたけ早く見れるように努力して、そしてまた、今言ったように営業をも考えていかなければならないなと、そのようには思っております。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。では、私は1問だけ、Dのカラオケボックス、スポーツクラブ以外の現状解除未定のところについて一つお伺いしたいのですが、県が中小企業支援、売上が減った企業に最大40万円支援する、その支援の期限というか、休業要請の期限がちょうど5月末ぐらいにそれに協力していることになっているのですが、6月以降もそのD区分の最後のところについては休業を要請するに当たって、休業要請に引き続き協力してくれることに対して追加で何らかの支援をするお考えはありますか。

知事

取りあえず千葉県は、東京都と違って協力金ではありませんので、それとはちょっと違うと思います。今までどおりの千葉県の考え方で中小企業を支援してまいりたいと、そのように思っております。

記者

今までの支援金の枠組みの中で売上の減とかに乗っかって、該当すればそこも。

知事

今のところはまだそこまで突っ込んでは考えておりませんけれども、協力金みたいに、またそこでこうするということは考えています。

職員

経済政策課でございます。知事からありましたとおりでございますが、記者さんおっしゃるとおり、今回の締め切りが8月31日だったのが7月までの前年同月比を見ていくということでございますので、そういうことであれば対象になるということでございます。

記者

分かりました。

記者

よろしくお願いします。今の質問に関係するところですけれども、今回、外出自粛の緩和であったり、休業要請の一部解除と併せて強調されているのが、これから社会経済活動を両立していかなければいけないということなのですが、やはり今お話がありましたが、経済活動がもとどおりに戻るのはまだまだ時間がかかると思うのですけれども、こうした中で、具体的にどんな支援が必要になってくるのか。両立させるためにはどんな取組が大切と考えているのか、教えてください。

知事

これは、満点というものはないものですからね、ひょっとして結果論になってしまうかもしれないところもありますよね。ただし、今回、簡単に言うとお国から10万円頂けるというのは、ぜひ皆さん、この千葉県でお使いくださいと、これもまた一つだと思うんですね。それと同時に、これからどのように感染者が推移するか分かりませんが、やっぱり千葉県というのは観光、これも大事でございます。ですから、これがある程度固まっていく、よし、これをああしよう、こうしようというのは、私、やっぱり暗中模索はあったとしても、6月の下旬か7月の頭ぐらいには、こういうふうに行こうという形は出てくると思います。いずれにいたしましても、やっぱり今は健康と命でございます。言うなれば、感染者を少なくしていく、本当にゼロにしていくということを、まず取り組んでまいりたいと、そのように思っております。

記者

よろしくお願いします。まず最初に、今回、緊急事態宣言が解除されたことについて、これは妥当だったかどうか、知事のお考えを伺いたいです。

知事

私はね、初め新型コロナウイルスって大したことないんじゃないかとか、あんまり若い人はかからないんじゃないかとか、私たち自身も、インフルエンザと同じかなとか、報道等も含めてそういうふうに考えちゃったことがちょっと緩みがあったのかなと、そのように思います。それから、私はやっぱり日本人というのはすごいなと思ったんですけれども、罰則をつけなくてもここまでみんな協力して一致団結できたと。これは大変なことだと思うんですね。それで、ある程度のところで区切りというか、皆さんよく頑張ってくれましたと、次の段階はこうやっていきましょうということが必要だと思う。それで、国が今月いっぱいと言ったのは、これは僕は妥当なのかなと、そのようには思いますけどね。

記者

分かりました。あと、Dの区分からスポーツクラブとカラオケボックスがCに移ったというのは、要するに、国のガイドラインでそう示されたからということですか。

知事

いやいや、そんなことないですよ。もちろん、それはありますよ。そういうこともあります。それと同時に、そういう業種の方々のガイドラインというか、先ほど僕ちょっとカラオケのことも説明しましたけれども、スポーツクラブ等でも非常に自発的にいろいろやってくださっています。説明させてもいいですけれども。

記者

つまり、そこの業界の感染防止対策が十分なされているからということなのですか。

知事

もちろんそれもあります。それと同時に、やっぱり私たち、例えばスポーツクラブのところは、運動というのも大事なのかなと、そのようにも思っていますし。

記者

ライブハウス、キャバレーと区分けした理屈がよく分からないのですけれども。

知事

これは記者さんもお分かりでしょう。どうしてもクラスターが出る、感染の出る可能性が高い。それと同時に、直近で、韓国であれだけ抑え込んだと思っていても、クラブでわっと集まってそういうことが起きてしまった。ですから、私たちは、こういうことがないようにと。そういうこともしっかり見ていかなければならないんじゃないかなと。そのためにおいても、私は慎重を期してもいいだろうと、そのように思っています。

記者

つまり、スポーツクラブ、カラオケボックスが、ほかのDの区分のものよりクラスターの発生可能性が低いと総合的に判断されたということですか。

知事

そうです。

記者

分かりました。あと、先週の金曜日に段階的に解除していくという日程を公表されて、今回、緊急事態宣言の解除を受けて前倒しされたのですけれども、22日の段階で25日に解除するというような方針が出ていた中で、直近で国の動きでいろいろ変わり過ぎなのではないかという気もするのですが、この辺り、どうして前倒しされたのですか。

知事

だから先ほど言ったけれども、感染者ゼロが4日間続いているわけですよ。その前も3週間1桁なわけです。そういうことを勘案しながら、100%とは言いませんが、なるたけ皆さんに解除をできるように持っていくのは得策だと、そのように思ったわけで、日にちを前倒しにしたのでございます。

記者

4日間ゼロだったから前倒ししたと。

知事

いやいや、それをも含めてということ。

記者

でも、金曜日の段階では、Cの解除までは2週間以上かかるという話をされていて、かなり前倒しがされているのですけれども、これは、根拠は国が緊急事態宣言を解除したからということなのですか。

知事

それもあります。そういう知見をも含めて、総合的に私たち勘案しました。

記者

これっていう理由は特にないのですか。総合的にということ。

知事

それはやっぱり先ほども申しているとおり、県においては感染者数がずっと良い方向に、光が見えてきていると。それをも大きく勘案しております。それと同時に、国の解除ということも作用しております。

記者

分かりました。ありがとうございます。

記者

お願いいたします。先ほどの質問と多少かぶってくる部分があるのですけれども、Dからカラオケボックスとスポーツクラブが除外されました。他方、千葉県ではスポーツクラブで実際にクラスターが起きていますが、そういったことは、今回の解除について何か懸念とか勘案したものはなかったのでしょうか。

知事

これは実際にそういうことが起きたのは事実でございますが、その後の措置といいますか、それからの前向きな対応策。それと、スポーツクラブというのは、大体、名前だとかそういうものを書きますよね。ですから、何かあったときにおいても非常に追跡しやすい。そういうこともあります。

記者

そういうことがあるから、県で起きたけれども、今回は解除して大丈夫だろうという判断に至ったと。

知事

ということですね。あと、国の考え方も鑑みました。

記者

ありがとうございました。もうちょっといいですか。2点目ですけれども、酒類の提供に関して、先週の知事の会見の中では、そこは慎重にやっていかないとという話で、19時以降というのは引き続き継続するというお話でしたけれども、この3日、4日で急に変更に至った理由というのは何なのでしょうか。

知事

これは、先ほど言ったように、差が出てくると高いところから人が来たりするわけですよ。ですから、今回は東京が一番大事なところがありますから、東京がそういうふうにした以上は、もう十分それにしても大丈夫だと思ったからです。

記者

東京の様子などを見て、そこがやっぱり大きな理由ということ。

知事

そうでございます。

記者

分かりました。あと、最後にもう1点、観光業に関してですけれども、千葉県というのは有名なテーマパークですとか、他県からお客様がいらっしゃる施設がたくさんあるかと思います。その中で、今、7月頭みたいなお話もありましたけれども、いつだったら他県からもお客様に来てくださいみたいなことが言えるような状況になるのか、今の知事の思いですとか御意見を伺えればと思います。

知事

これは誰にも言えないと思います、はっきり言って。それはお国のほうだって言えないと思いますよ。しかし、一日でも早くするのが私たちなんですよ。県民の皆さんと一緒に協力してやることが、一日も早くなるわけですよ。だから、先ほどの解除も早くなったということは、まさしく県民の皆さん一人ひとりが努力してくださって、私たち千葉とまさしく一つになって頑張ってきたから、おお、これは早くしても大丈夫なんじゃないかと、私たちは自信を持ったわけですよ。ですから、今記者さんがおっしゃったことは、そのように一日も早くそういう自由といいますか、明けられるように頑張ってまいりたいと、そのように思っております。

記者

一つ言えば、区分のDの解除みたいなところが一つ指標だったりもするのでしょうか。

知事

いや、私はそれとは別に考えています。Dに関しても、この推移を見ながらなるたけ早く私は明けたいと、そのように思っています。事業者の方も大変なんですよ。だから、その辺も鑑みながら。しかし、やっぱり韓国みたいなことが起きちゃったら、これまた大変です。ですから、そういうこと。また、周りの状況も勘案しながら決めてまいりたいと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

これから千葉県は、再発に注意しながら経済の活性化とかを考えていかなければいけないと思うのですけれども、今後、これからですけれども、成田空港を持っている千葉県として、外国人の入国とかそういったことについては、知事はどういうふうにお考えでしょうか。

知事

本当に難しいですよね。インバウンド。千葉県も観光県と自負しているんでございますが、それは来てもらっての話なんですよね。だからと言って、今このような状態ですよ、世界が。どんどん来てくれって言えますか。言えないですよ。だから、何しろ私どもがよく言うのは、今度外国のお客様が来たときには、申し訳ない、今はこうだけれども、3倍も4倍もの気持ちでおもてなしをさせていただきますと、そういう気持ちでいることは事実でございます。でも、今度は反対に私たちが外国にも早く行けるように、みんなが一致団結して頑張らなければならないなと、そのように思っております。

記者

あと、今後、子供たちで言いますと、学校のほうが再開していくと思いますけれども、2か月以上ロスしました。知事は、以前もお答えされたことがありますけれども、9月入学については現時点でどのような考えをお持ちでしょうか。

知事

これは学校だけではなくて、社会全体の影響というのが多あると思うんですね。私、国会議員時代、2回目の文部政務次官をやったときかな、そういう話も出ておりまして、多少なりとも研究させていただきましたが、やっぱりハードルは高いというか、乗り越えなきゃいけないものは多あります。ですから、その辺、私は議題に挙がることはいいことだと思います。みんなでいろいろ考えることはいいことだと思います。ただ、私なんか昭和24年生まれですからね、どうしても4月の入学式とかそういうのは、桜がちょっと咲いてだとか、そういう思いはあるんですよ。まあ、それとは別にして、今はこういう時代ですから、国においても、特に子供たちの考えも取り入れて、そしてまた、親御さん、教育委員会等も十分に議論して、そんなに焦らなくてもいいと思いますよ。しっかりとしたものを作っていけばよろしいのではないかなと、そのように思っております。

記者

最後に、一つお伺いします。3月、4月からこのコロナに関していろいろ起きたと思います。例えば、当初は休業要請というのはしないというふうに知事はおっしゃっていましたが、数日後に変わったり、今回も5月22日に、ここ1~2週間の流れを示しながらも、結果的には3日後の今日、また若干方針転換をする形になったのですけれども、こういう短期間での変更というのは、結構県民にとっても戸惑いが出てくると思うのですけれども、なぜこういうふうになってしまったのでしょうか。

知事

これね、短期間でどんどん変わるというのではなくて、こういうものはやっぱり千葉県だけの問題じゃないんですよ。ましてや人の命、健康の問題もあるし、経済の問題もあるし、それから、他の都県の話もあります。そういうものも見ながら、今はこうしていくことが県民のために良いことだと、私が判断したときにそういうことをやっているんです。ころころ変わるからとか、そういうことは考えておりません。いいものはいい、そのように考えております。

記者

分かりました。ありがとうございます。

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    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2610

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ファックス番号:043-225-1265

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