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更新日:令和5(2023)年12月26日

ページ番号:342503

知事定例記者会見(令和2年5月21日)概要

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日時

令和2年5月21日(木曜日)10時30分~11時7分

場所

中庁舎10階大会議室

動画 令和2年5月21日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. 新型コロナウイルス感染症に便乗した詐欺被害への注意について

新型コロナウイルス感染症への対応について

知事

はじめに、新型コロナウイルス感染症対策について、お話をいたします。本日、国において諮問委員会等が開催され、緊急事態宣言の解除が議論されております。本県においては、新規感染者数は4月中旬をピークに減少傾向にあり、この3週間以上は1桁が続いています。また、1週間の10万人当たりの感染者数は、ピーク時には3人を超えていましたが、直近では0.21人と、国の目安である0.5人よりも低く抑えられているなど、ゴールデンウィークを含め、外出自粛等の効果が表れたものと評価しております。このほか、療養が必要な方への病床確保やPCR検査の拡充などを確実に進めており、本県は国の解除基準を満たします。こうした成果は、県民、事業者、医療関係者の皆様の大変な努力のおかげであり、改めて深く感謝申し上げます。しかしながら、緊急事態宣言の解除に当たっては、本県を含む1都3県は、生活圏・経済圏が重なっており、一体的に判断するということであれば、現状では解除は難しいのではないかと考えているところでございます。その場合であっても、県内の感染状況等を踏まえ、まずは県民の皆様の文化的、健康的な生活を維持するために必要な図書館、美術館、博物館などについて、感染防止対策を徹底した上で、施設の使用停止要請の一部の解除を行いたいと考えております。併せて、長い間外出等を我慢していただいている県民の皆様、営業自粛に御協力をいただいている事業者の皆様には、今後の休業要請の解除に向けた道筋を示してまいります。具体策については、本日国から示される新たな対処方針などを踏まえ、明日、対策本部会議を開催し、決定してまいりたいと考えております。詳細については、その後で御説明をさせていただきます。最後になりますが、県民の皆様には、大変な思いをされていることと思いますが、今後も気を緩めずに感染拡大の防止に御協力をよろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症に便乗した詐欺被害への注意について

知事

次に、新型コロナウイルス感染症に便乗した詐欺被害への注意について、お話しいたします。新型コロナウイルス感染症に便乗し、電話やメールなどを利用して高額な商品を契約させようとしたり、クレジットカード番号などの個人情報をだまし取るといった悪質な行為が発生しているところでございます。そこで、まずは、御自宅の電話を留守番設定にして、不審な電話には出ない、心当たりのない送信元からメールが届いた場合は、メール内のURLに絶対にアクセスしないなどの対策をお願いいたします。最近、特に多い相談は、「注文した覚えのないマスクが送り付けられた」というものでございます。身に覚えのない商品が家に届いても、慌てて送り主に連絡したりせず、まずは消費生活相談窓口にお電話で御相談をお願いいたします。また、国民に一律10万円が支給される「特別定額給付金」についても、全国で詐欺被害が確認されているところでございます。市町村職員などが、給付のために手数料を振り込ませたり、ATMの操作を指示したりすることは、絶対にありません。電話やメールでこのような指示があった場合は、詐欺を疑ってください。今後、新たな手口の詐欺が発生する可能性もあります。少しでも怪しいと思ったときや、困ったとき、被害に遭ってしまったときは、決して一人で悩まず、局番なしの「188」でつながる「消費者ホットライン」や、千葉県警察本部の「相談サポートコーナー」などにお早めに御相談ください。皆さんの不安に付け込んだ悪質な勧誘行為や詐欺行為は、絶対に許せません。一人ひとりが考え、行動することで、御自身の安全・安心を守り、悪質な勧誘や詐欺をなくしていきましょう。私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。冒頭の御発言に関してなのですが、政府の諮問委員会が先ほど始まったようでして、首都圏1都3県と北海道は継続という内容で諮問されたようです。これは、首都圏は一体で判断するという考え方だと思うのですが、解除に当たってどのような考え方で判断するのが望ましいとお考えでしょうか。

知事

そうですね、やっぱり首都圏1都3県というのは、経済的にも社会生活においても非常に密接なところもあります。ですから、一体となって考えるのが妥当なのかなと、そのように考えているところでございます。ですから、これからもお互いに情報を共有しながら、何とか1人でも感染者をなくす、そして打倒コロナ、これに向かって頑張りたい。そのように思っております。

記者

また、冒頭でも御発言がありましたが、千葉県では最近ずっと1桁台で感染者が推移していて、抑え込みつつあるのかなという感じです。一方で、先週もお伺いしましたが、パチンコ店とかでは人出がやや増えてきたりと、緩みも出ているかと思うのですが、現状をどのように御覧になっているでしょうか。

知事

そうですね、やっぱりこれだけ日にちがたってきますと、皆さんもそうでしょうけれども、私もそうですよ。いらいらするときもありますし、外へ出たいという気持ちもあります。でも、ここは我慢していただいて、本当に御苦労をかけております。でも、その中においても多少、どうしても表に出たい、公園に行ってみたい、歩きたいというのは私はあるのかなと、そのように思います。

記者

また冒頭の御説明にあったお話ですが、図書館や美術館のような施設を一部再開するというお話、その判断に至った理由をもう少し詳しくお願いします。

知事

図書館とか美術館とか、言うなればこれは公共性も高いし、そして、そんなに密になるとか、そういうことはあまり考えられない。でも、それにおいても、この「3つの密」をしっかり守っていただいて、そういうふうにおやりになっていただければ、これはもう、社会生活においてまずは一歩なのかなと思います。我が千葉県、前も言われたんですが、他県ではロードマップだとかいろいろなものが出ているけれども、何で千葉県は出さないのだと、こう私はよく言われるんです。県庁内ではもちろんそういうことを想定しながら、明日改めて皆さんに申し上げますが、感染者を封じ込む、絶対出さない、みんなで一致団結して頑張っているときに、これがこうなりだしたら、こういう緩和がありますよ、どうですよというと、これは人間、どうしてもふっと隙ができるときがあると思うんですね。ですから、私は、こうなったらこうだというふうに言いたい気持ちも多ありましたが、何しろ今はそんなことを考えないで、何しろ皆さん、私たち自粛して頑張りましょうと言ってきたのでございます。そして、明日あたり一つの期間を持って、区切りを持って、県として今まで考えてきたことをどうするかということを皆さんにお伝えしたい。図書館だとか美術館、博物館、これはまず第一歩だということは、前からも私は想定していましたけれども、この流れを見て、推移を見て、また次の段階でどうするのか、これはまた明日説明します。

記者

もう一点お伺いします。コロナ対策の予算をいろんな自治体で組んだりする中で、首長の給与をカットするという動きがいろいろな自治体で出ておりますが、知事御自身の給与を削るというお考えはいかがでしょうか。

知事

我が千葉県、本当に今少しずつ安定して、少し光が見えてきました。これはまさに千葉県民の皆様の大変な御苦労と頑張りのおかげだと思って、本当に心から感謝しているところでございます。この県民の皆様の御苦労を、多少なりとも私も共有していかなければならないと、そのように思いまして、月、給与8か月、20%カットとさせていただきます。

記者

もう一点伺います。8か月、20%カットとした理由をお聞かせください。期間と金額です。

知事

ちょっと金額はまだです。8か月と言ったのは、まだこれは不透明でございます。まだまだ皆さんと一緒に頑張っていかなきゃならない。多少なりとも私もそのようなことをさせていただいて、頑張っていこうよという、そういう気持ちを持って8か月という、ちょっと長いことになりました。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。施設の一部を段階的に解除していくという話、美術館、博物館、図書館においてというところで、もしかしたら可能性として、例えば人が殺到してしまったり、密な状況が生まれてしまうことも懸念されるかと思うのですけれども、今の時点で考えられている感染防止策、密の防止というのはどのようなものでしょうか。

知事

「3つの密」というのは、今まで言われていることで、皆さん御案内かと思います。まず、私は図書館だとか博物館、美術館、公共性も含めて一気にわっと集まるところではないというような判断をしているわけでございます。それと同時に、私たちはそういうところに対してもしっかりとしたガイドラインを示して、また、遵守していただくということでお願いすることでございます。でもね、これ私たちがまず一歩、千葉県が前に出たからといって、またひょっとしたらクラスターだとか、感染者が増えるような兆候があったり出てきた場合には、元に戻させていただきます。

記者

分かりました。あと、陽性の割合が昨日から公表されていると思うのですが、このタイミングでPCR検査の陽性割合が公表された理由を。

職員

昨日、PCRの陽性率が。

知事

じゃあ、ちょっと担当。

職員

疾病対策課でございます。昨日、陽性割合ということで発表させていただきました。国のほうがどういった形で陽性率というのを出していくのかというところは、議論をしている最中かと思います。その中で、やはり実数と、その傾向が分かる陽性率というところを、より早く出したほうがいいのではないかということで、昨日から公表させていただいているところでございます。

記者

分かりました。最後に一点、病床の確保について、今、足元でいろいろな病院さんが協力されていると思うのですが、やはり解除となったときに病床の確保というのは一つ大事な要素になってくるかと思います。先週の記者会見でも病院への支援策を発表されていますが、追加で病院、医療機関への支援というのは何か考えられていますでしょうか。

知事

今、記者さんがおっしゃったのは追加支援という意味ですよね。例えば、患者さんを受け入れている医療機関に追加支援を、この間一つの支援はお話ししていると思いますけれども、これは今いろいろと検討しております。支援の詳細について、改めて近いうちにお示ししたいと思っています。ありますか。いいですか。

記者

わかりました。ありがとうございます。

記者

お願いします。昨日、高校野球、甲子園の中止が決定しましたが、そのことについて。

知事

そうだよね。私も学生で部活をやっていましたけれども、そういう大きな目標というか試合なんていうのは、ある意味で、ましてや甲子園なんていうのは、夢のまた夢みたいなところを、みんなそれに向かって頑張ってきた。まさしく青春そのものだと思っております。それが、今回のこのようなこと。しかし、いろいろな観点から子供たちの健康、また、安心・安全も含めて考えた結果なのではないかと。でもね、やっぱり皆さんもそうでしょう。私たち10代の頃、一つに向かって、泥だらけになっても頑張ったという、あの頑張りの精神というのは、大きくなっても必ずそれは心に残るものです。ですから、私は決して無駄ではないと、また次に向かって頑張っていただきたいと、そのように思っています。

記者

ありがとうございます。先ほど、給与カットのお話があったのですが、これは特別職の皆さんは。

知事

その辺は、近いうちに出します。

記者

明日、道筋を示されるということなのですが、休業要請を解除した後の再要請などもあり得るかと思うのです。首都圏一体ということを強調されていらっしゃると思うのですが、その場合、東京とかと合わせて段階的に緩和していくお考えなのか。それとも、例えば飲食店など、東京のほうで閉めている状態で千葉県が開いているとまた人が来るみたいなことがあると思うので、隣県と合わせるような。

知事

いや、全て合わせるとか、そういうことはありません。もちろん参考にします。それと同時に、これは東京都さんと合わせておかないと、もし向こうが閉めている場合、うちが開けてしまって、多くの人が流入してくると考えた場合は、これはうちのほうも考えます。それ以外のものに関しては、千葉県は千葉県の考えでやるつもりでございます。何しろ、県民もこれだけ頑張ってくださっていますし、私もできる限りのことはさせていただきたいなと、そのように思っています。しかし、1都3県というのは、記者さんも御案内のとおり、いろいろな生活圏、経済圏につながっておりますので、そこも考えていかなければならないと、そのように思っています。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。文化施設、図書館とか美術館は再開するという見通しですけれども、それはいつからの再開ということになるのでしょうか。

知事

はい、じゃあ、その辺説明してください。

職員

健康福祉政策課でございます。明日の本部会議で、その辺りも併せて決定することとしております。

記者

確認ですけれども、パチンコ店とかには引き続き休業要請を続けると。一方で、文化施設については、それより前倒しでもう順次再開していくという考え方ですか。

知事

図書館とかそういうところですか。はい、そうでございます。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。明日、休業解除に向けての道筋を示すということなのですけれども、これまで知事は隙が出るからあえて示さないとおっしゃっていて、これは何で明日示すわけですか。

知事

これは、やっぱり国のそういう形が出てきて、一つの区切りだと思うんですよ、私の考えている中で。だから、これだけ頑張ってきたんだから、まずは一歩県民の皆様にもお示しをして、そして、なおかつ、これを「3つの密」、感染拡大防止をも守ってやっていきましょうと、そうすると次の段階にもつながってきますよと、そういうような思いでございます。

記者

ちょっと「区切り」というのがイマイチよく分からないのですけれども、国の区切りというのは何をもって国の区切りなのですかね。

知事

区切りというか、これだけ頑張ってきて、そしてゴールデンウィークの大体の結果も出てきている中で、やっぱりここで一つの、千葉県の場合は少しずつ光が見えてきている段階なので、私は、このように公共性のあるもの、また、「3つの密」をうまく抑えることもできるのではないかと、それは今がそういう時かなと思って、私が判断いたしました。

記者

ゴールデンウィークの結果が出てきたというところが大きいのですか。

知事

そうです、その頃のね。そういうことです。

記者

あと、先ほど日経さんの質問にあったのですが、陽性率、PCR検査の全体数の割合、あれを昨日夜発表されて、千葉県は初めて発表しましたけれども、解除基準の一つにしたいというような説明もありました。その辺り、知事はどうお考えですか。

知事

それは、基準というのは一つのものだけではなくて、いろんなものを総合して考えるものです。

記者

昨日、このタイミングで出してきたというのは、何か理由があるのかなと思って。

知事

このタイミングというのは、特に私どもは、今これから次への新しい一歩に進もうという中で、今こういうことだということでございます。

記者

基本的に遅いじゃないですか、千葉県は。陽性率を出すのも、出口戦略の道筋を出すのも。

知事

だから遅いんじゃなくて、私、先ほど説明したように、今はいかに感染を抑えるかということをやって、そういうときに、緩和した、こうですよ、ああですよ、というのは時期尚早じゃないかなと私が考えたわけでございます。

記者

陽性率についても同じ考えですか。

知事

まあ、そういうことも含めてですかね。説明してあげてください。

職員

疾病対策課でございます。陽性率、実数は毎日当然出ているもので、その陽性率の出し方は、繰り返しになりますけれども、国のほうが一定の基準が出ていないという中で、どういうふうに出していくかというところで、昨日出させていただきました。遅いというところに関しましては、我々のところは早く出したいという中で、昨日の夜というふうな形になったということで御理解いただければと思います。

記者

明日示す基準とかに入るから出したということではないんですか。

知事

特にそういうことでなし。言ってください。

職員

出すか出さないかというところは、これから検討ということになりますけれども、いろいろな指標があるうちの一つというふうに考えております。

知事

何しろ、私も感染者が出ないようにやっていかなきゃいけないと思っているところでございます。

記者

分かりました。

記者

中小企業、中小事業者に対する支援金ですけれども、申請が始まって、大まかでいいですけれども、現状の申請件数と、今月中には支給を目指したいということだったと思います。他県等ではこういった支給の遅れも出ていますけれども、千葉県として、現状、月末から支給が始まることができるのでしょうか。

知事

今、記者さんがおっしゃったように、5月7日から受付開始しています。昨日まで約1万4,000件の申請を頂いているところでございます。お支払いは13日から開始し、本日までに約120件、約3,000万円となっているところでございます。その辺詳しく、どうぞ。

職員

経済政策課でございます。受付を13日から開始をいたしまして、今は審査作業が軌道に乗るまで訓練中というような期間と考えております。これから審査体制の拡充を図りまして、最大の体制で行い、支給のスピードアップを図っていきたいと考えております。

職員

一つ訂正です。今、受付を13日から開始しますと言いましたが、受付は7日から開始しております。失礼いたしました。

知事

記者さんね、何しろ、これはスピードアップしなければいけない。だから、県としてスピードアップはしっかりやらせていただきます。

記者

確認ですけれども、支給は一部ではもう始まっているということですか。

職員

はい、そういうことでございます。

記者

分かりました。

記者

今の中小企業支援金の関係ですけれども、県内の中小企業ですとか個人事業主が対象になっていると思いますが、NPOとかにも同様に資金繰りに困っているところがあると思います。そうしたNPOとかに対する支援というのは、今後何か行う予定は。

知事

今、中小企業も、記者さんおっしゃったようにやっております。NPOにおいては、まだ今すぐどうということはやっておりませんが。どうぞ、言ってください。

職員

経済政策課でございます。再建支援金につきましては、中小企業を考えましたスキームでございますけれども、その後、今、NPO法人の関係等から支援をしてもらいたいというような要望も頂いておりますので、所管部等から情報を頂いて、それについては連携して対応していきたいと考えております。

知事

遅いですが、これから連携して検討したいということでございます。

記者

分かりました。

記者

けさの政府の諮問会議で千葉県も継続ということですけれども、知事もおっしゃったように、10万人当たり0.5人程度以下を大きく下回る状況の千葉県で、1都3県同時といえ、県民の中には千葉県は先に解除してほしかったというような、特に休業要請に応じている企業さんや、あるいは地方部の住民の方でお感じになっている方もいらっしゃるかと思うのですけれども、その辺り、知事、どのようにお考えでしょうか。

知事

そうですね、本当に千葉県民の皆さん、頑張ってくださっているので、私も十分お気持ちは分かるんでございます。でも、私、何回か言っているとおり、1都3県というのは、経済的にも社会生活においても非常に結びつきが密のところもありますので、その内容を考えていかなければならない。何度も言うようですけれども、一つの業種が閉めた。こっちが開けた。そうしたらみんな千葉県のほうに来られた。これはまた大変なことでございますし、これは情報の共有も含めて考えていかなければならないと、そのように思っております。

記者

分かりました。関連して、最近は神奈川県の感染者数が多い。昨日は20人を超える感染者が出ていて、神奈川県については、来週の解除というのもなかなか難しいのではないかという見方も出ているようですけれども、その辺り、それでも1都3県同時でさらに待つのか。そこは千葉県としてまた違う判断があるのか。そこら辺の知事のお考えをお願いします。

知事

これは、これからの流れを見ていかなきゃなりませんね。特に千葉県の場合は、先ほど言ったように、図書館とか美術館とか、そういうのも開けてまいりますので、それになってどうなったかということも含めて、それから1都3県の状況を見ながら、国が大所高所に立った考えといいますか、そういうところに行き着くのではないかと思いますけれども。何かありますか。いいですか。

記者

そうすると、神奈川県の状況を注視しながらも、必ずしも1都3県全て同じというわけではなく、そこは柔軟にということですか。

知事

そうですね、これは難しいですよね。神奈川県さんも一生懸命やっているんでしょうけれども、一人でも感染を少なくするということに頑張っていただきたいと思いますし、私たちも、今少し落ち着いてきたといっても油断はなりませんよ。いつクラスターが起きるか分かりませんから、そういうことも、まずは自分のところをしっかり見ながら、自分のところはそういうことが起きないようにまずやることが先決かなと私は思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。まず、文化施設のほうについて伺います。正式には明日の本部会議で決めるということですけれども、実際問題、各社さんの質問にもありましたが、先週段階でも、まだ緊急事態宣言が継続している神戸とか一部のところでは、一部図書館とか再開していた動きもあったのですが、結局今週になった背景というのは、知事が常々おっしゃっていたゴールデンウィークの人出とかが今週前半ぐらいに反映されるから見るという、そこが一つの決定要因になったという感じでしょうか。

知事

そうですね。ですから、私、何回も言うようですけれども、他県がそういうことをやっている中で、「いや、うちだって」というような気持ちもなかったわけではありません。でも、今そういうことを言う時ではないというのが千葉県の判断なんです。ですから、何しろ今は「3つの密」、自粛をお願いして、1人でも感染者を少なくするんだということに傾倒していることも事実でございます。言うことがありますか。いいですか。

記者

では、先週の会議ではなくて今週になったというのは、やはりゴールデンウィーク明けの状況を見たいという。

知事

そうですね。ゴールデンウィークというのは、やっぱりものすごく心配していました。そういう意味では、千葉県は昨日は1名だったでしょう。それも良かったなと。その前の前はゼロだったということもありますし。

記者

分かりました。では、もう一つ、知事が冒頭発言でおっしゃった給与削減の話ですが、一部の自治体では医療従事者向けの基金とかにそれを充てるみたいな動きもありますけれども、知事の給与を削減するというのは、今後、6月議会に条例の改正案とかが出されると思うのですけれども、削減した分を何に充てるというか、医療従事者向けの基金に充てるものなのか、それとも、一般的なコロナ対策の財源として充てるというお考え、どちらでしょうか。

知事

私はこれは早く皆様に言わなきゃいけないかなとも思っていました。ですから、いろんなお考えがあるでしょう。でも、前の東日本大震災のときも私はこのような形をとったと思いますけれども、まずは基本的に私の給与をカットすることから入っていくと思います。

記者

カットした分の金額が出るわけで、それをどういった政策などの経費に充てるというようなお考えがあるのかを、伺っておきたいと思います。

知事

これから考えます。

記者

あと、条例の改定で出すのだったら特別職の話もあるので、例えば副知事とかが含まれるというお考えでよろしいのでしょうか。

知事

もちろん。

記者

分かりました。以上です。

記者

恐らく明日の本部会議で休業要請の道筋が出ると思われますけれども、事業者の方が今一番気にしているのは、どの時期に休業が解除されるのかということなのですが、これはもう、こういう状況になった以上は、早くて6月1日以降だという認識でよろしいのでしょうか。

知事

5月いっぱいは原則的には閉めていることですから、6月になるんでしょうね。ただ、やっぱり一気に何がどうというより、様子を見ながら、段階的に。そして、また、この業種だったらどうかなとか、各業種の方もみんな自分たちのガイドライン等を作ってくださっているんです。そういうのもしっかり見ながら考えてまいりたいと、そのように思っています。

記者

そういった意味では、先週の会見ではゴールデンウィークの後2週間、先週の段階でも政府の基準をある程度満たしている部分が多かった状況で、あと1週間様子を見ましょうということで、もしかしたら休業の解除が一部で出るんじゃないかなと。図書館とかは別ですが、民間の事業とか施設とかで出るんじゃないかと思っていた人がいると思うのですが。

知事

休業の解除ですか。

記者

休業の解除が、早ければ。政府が緊急事態宣言の解除をしなくても、その中身は知事の判断で一部解除できると。

知事

もちろんです。

記者

そういう期待があったような声もありましたが、どうですか。

知事

これね、本当に難しいんですよ。そりゃ心情的には解除したいですよ。じゃあ、分かったよと解除して、それでまたクラスターが出たり、またどんどん増えたらとんでもないことになっていく。やっぱり一番大事なのは命であり健康でございます。ですから、千葉県というのは絶えず慎重なんですよ。慎重だから、ある時は何か遅いんじゃないかと思われますけれども、でも私は、やはりそういうことは慎重だという。その慎重をやっても、あっと言うときがあるんでございます。ですから、私はこのことに関しては、できる限り慎重さを持ってやらさせていただきたい、また御理解を賜りたいと、そのように思っております。

記者

南房総のほうなどは、もうほとんど出ていない。下手すれば3~4週間以上出ていないわけですけれども、そこら辺の、台風以降も疲弊している事業者の方にも、やはりもう少し我慢してくれということなのでしょうか。

知事

本当によく分かるんですよ、おっしゃっていることは。でもやっぱり同じ千葉県でございますからね。例えば東京と千葉と同じように、こっちはやっていてこっちはこうだというと、そこに人の出入りなんかがあった場合、またそこで何か起きる可能性も出てくるわけですよね。ですから、その辺は慎重に考えてまいりたいと、そのように思っています。

記者

ありがとうございます。

記者

まずは、最近は千葉県内、感染者の数がどんどん減少していっている中で、幕張メッセなどを目安に臨時の患者を入れる病院をというので予算を組んでいましたけれども、それに関しては、現状何か変化みたいなものはあるのでしょうか。

知事

今は、やっぱりどうなっていくかまだ分かりませんから、私どもは最悪のことも考えながらやっていくところでございます。その辺の流れ、話しますか。

職員

健康福祉政策課でございます。臨時の施設につきましては、また第2波等、今後の備えが必要になってまいりますので、そういった今後のことも含めて、今検討してるところでございます。

知事

何しろ、そのときになって急に慌ててやってもできないですから、空振りになってくれれば大変良いことなのでね。でもしっかりとした対策をやってまいりたいと、そのように思っております。

記者

では、一応確認ですが、設置に向けて検討、準備を進めているという認識でよろしいのでしょうか。

知事

もちろんそうです。

記者

ありがとうございます。もう一点なのですけれども、昨日、甲子園が中止になりまして、他方インターハイも中止になっています。そういった意味で、なかなか高校3年生、中学3年生、悔しい思いをしている方がたくさんいると思います。他方、甲子園に関しては県独自の大会などを模索しているという動きがありますけれども、そういうスポーツ・文化的なところで県として学生をサポートしていきたいみたいなことで、何かお考えはありますでしょうか。

知事

本当にね、球児を思うと大変かわいそうというか、残念だと思います。例えば、地方大会という話も出ていますよね。これは高野連の考え方、その推移を見たいと思っています。

記者

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 新型コロナウイルス感染症への対応について
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2610
  • 新型コロナウイルス感染症に便乗した詐欺被害への注意について
    →環境生活部くらし安全推進課【電話】043-223-2333

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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