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更新日:令和5(2023)年12月26日

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知事定例記者会見(令和2年4月23日)概要

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日時

令和2年4月23日(木曜日)10時30分~10時57分

場所

中庁舎10階大会議室

動画 令和2年4月23日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. 千葉県多文化共生推進プランの策定について

新型コロナウイルス感染症への対応について

知事

はじめに、新型コロナウイルス感染症対策について、お話しします。

1点目は、感染者の発生状況でございます。4月22日公表の本県の新規感染者数は21名で、累計751名となっております。緊急事態宣言が行われた4月7日から昨日までおよそ2週間たちました。この間の推移を見ると、1週間の感染者数は、15日までは約6割増、翌週は約4割増となっているところでございます。一方で、社会福祉施設等において集団感染が数多く発生するとともに、感染経路が特定できないケースが、ここ2週間で約6割、以前より約2割増えているところでございます。引き続き、気を緩めることなく、外出自粛について周知徹底してまいりたいと、そのように思っております。

2点目は、休業要請への御協力について、重ねてお願いを申し上げます。複数の市町村から県に対し、休業要請に応じていないパチンコ店などがあり、県から強い休業要請をするよう御要望をいただいています。私自身にも同様の声が寄せられているところでございます。事業者に対しさらなる強い要請を行うには、国において要請の基準を統一的に示すべきと考え、昨日、私から大臣に直接要望したところでございます。感染を拡大させないためには、事業者の皆様の御協力が不可欠でございます。県民の皆様の命を守るため、ぜひ休業要請に御理解と御協力をお願い申し上げます。これまでも周知啓発を行ってまいりましたが、改めて対象業種に対しては、各地域において重ねて要請を行っているところでございます。

さて、3点目は、他県からの来訪者についてでございます。本県には、県内外から人が集まる魅力的な場所が多くあり、サーフィンができる海岸も広がっております。本県を訪れたいと思っていただくことは大変にありがたいですが、現在の感染状況を踏まえ、特に県境を越えた人の移動は避けていただくようお願いいたします。普段から我が千葉県にぜひどうぞどうぞと、私も声を大にして皆さんにお願いしているのに、今回は、何だおまえはと、来るなということかと、お叱りを受けそうでございますが、何とか私たちこれを乗り越えて、そしてより一層千葉県の大きなおもてなしで皆様をお迎えできるように頑張っていますので、御協力をお願いいたします。

さて、4点目は、医療提供体制の確保についてでございます。医療関係の皆様におかれましては、日々最前線で感染症対応に御尽力いただいており、本当に感謝の言葉以外ございません。心より、心より、厚く御礼を申し上げます。そうした中、患者の数は増加し、病床の確保が急務となっており、県では軽症の方などが療養するホテルを、成田市と柏市の2か所にまずは確保いたしました。さらに、今後は爆発的な感染拡大が発生した場合にも備え、大規模施設を活用した臨時の医療施設の開設についても、準備を進めたいと考えているところでございます。

最後に、重ねてお願い申し上げます。県民の皆様、県外の皆様には、生活の維持に必要な場合を除いて、外出を自粛いただくよう重ねてお願いを申し上げます。これからゴールデンウィークに向けて、全国知事会や周辺自治体とともに、都県域を越える移動を含め外出自粛を呼びかけてまいりたいと考えております。ゴールデンウィークのその中、外出が緊急事態宣言の解除に影響を及ぼすことにもなりかねません。これまで外出を我慢していただいた皆様には、あと少しの間、御協力を賜りたいと思います。私は、やっぱりこのゴールデンウィークというのは大変な、ここで私たち、乗り越えるか否かの大きな目安になると思うんです。どうぞ皆さん、御協力をお願いいたします。

千葉県多文化共生推進プランの策定について

知事

次に、「千葉県多文化共生推進プラン」の策定について、お話をいたします。県内に在住する外国人が年々増加する中、全ての県民が地域社会で共に生きていく「多文化共生社会づくり」が重要となっております。そこで県では、新たに「千葉県多文化共生推進プラン」を策定いたしました。本プランでは、基本目標として「言語・文化・習慣の異なる外国人県民と日本人県民が、共に地域社会の一員として助け合い、安心して暮らし働き、活躍することのできる県づくり」を掲げ、必要な取組を進めていくこととしております。外国人の方々が安心して暮らしていくためには、様々な生活情報について多言語による提供が求められており、本プランでも「コミュニケーション支援」に取り組むこととしております。新型コロナウイルス対策についても、ホームページやAIチャットボット等を活用し、多言語による情報発信を行っているところでございます。今後、本プランに掲げた多文化共生の理念や方向性を県民の皆様や市町村、国際交流団体等と共有し、連携しながら多文化共生社会の実現を目指してまいりたいと思います。私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。冒頭おっしゃられていた休業要請に関連してですけど、昨日、西村大臣のほうに知事からも要請に行かれて、今後、国から基準が示されたときに県としてはどのような対応を取られるのでしょうか。

知事

これは御案内のとおり、まず私どもは休業要請しました。でも、これでもなかなか効果が出ない場合は、国とも協議して45条の2項、言うなれば施設特定の上、休業要請、そして公表。そしてそれでもうまくいかなければ、3項、休業指示、そして公表に入っていくと思うのでございます。ただし、一方、事業者からこれに対して訴訟の可能性があります。ですから、私が西村大臣にお願いしたことは、要するに、法的根拠を明確にし、国としての一つのガイドラインを作っていただきたいと、そのようにお願いしたところでございます。ですから、これからお国からそのガイドラインがぴしっと出てきたならば、これは私たちも今大変悩んでいるところでございますから、協議し、また知見を聞きながら迅速に進めてまいりたいと、そのように思っております。

記者

休業要請に応じてもらえない業者として、パチンコ店もそうですけれども、ゲームセンターであったり雀荘だったりというところもあるという話がありますけれども、こういったほかの業種に対しても、45条による要請なり指示というのはお考えでしょうか。

知事

そのようになりましたら、同じでございます。

記者

分かりました。ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。本日の午前中に、全国の知事会があったかと思うのですが、西村大臣との、そこではどのような議論だったり要請がなされたのか。

知事

もう一度言ってくれますか。

記者

全国知事会、今日の。

知事

午前中に?

記者

午前中に全国知事会が西村大臣とあったと思うんですけど。

知事

昨日の?

職員

全国知事会については、知事は出席していませんので。

記者

すみません。昨日、夜のぶら下がりのときに、なるべく迅速にというお話があったと思うのですけれども、その後、西村大臣や国のほうから、進捗状況、検討状況であったり、こういう形で出しますというのは何か連絡はありましたか。

知事

昨日、夜、電話で西村大臣と話しまして、改めて窮状を申し上げまして、早くお願いしたいと。西村大臣もこの辺は十分分かっていまして、千葉県の言っていることはよく分かるし、統一的な、言うなればガイドラインですね、これをしっかり作るようにしたいと。だから私は、一刻も早くお願いいたしますよと、そうお願いしたところでございます。

記者

分かりました。ちょっと話が変わってしまいますが、医療体制の強化で幕張メッセが有力な選択肢として検討されているところかと思うのですけれども、知事から御覧になって、有力な医療施設として幕張メッセが使われることをどうお考えになっているかというところと、現時点で幕張メッセをもし使うとなった場合に、知事として御懸念されるところがもしあれば教えてください。

知事

今後、急激に感染が拡大して入院が必要な患者を入院させられない事態が生じた場合には、幕張メッセというのは有力な候補の一つだと思っております。懸念といいますか、それは医療従事者も含めてしっかりとした体制を整えなければならないと思っています。その辺はどうしますか。よろしゅうございますか、これで。

職員

医療整備課でございます。今、知事からも懸念ということで医療スタッフの確保という御意見もございましたが、我々としましても、医療、看護、そういった方々、専門家の知見もいろいろ聞きながら進めてまいりたい、検討してまいりたいと思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。政府の緊急事態宣言の延長可否の判断について、昨日、都知事も西村大臣と会談されて、大型連休前に示すように求めたようですけれども、知事はどう考えているかお伺いします。

知事

延期でございますか。

記者

ええ。延期の可否、判断について。大型連休前にしてほしいかどうか。

知事

そうですね、これは国においていろいろな知見、専門家会議も含めて判断するものと考えております。県といたしましても、感染拡大防止にしっかり取り組んでいかなければならないし、国が例えば延期になるというならば従ってまいりたいと、そのように思っております。

記者

分かりました。あと、PCR検査の迅速化のために検体を採取するセンターを設置する方針があるかどうかと、ドライブスルー方式を採用するお考えがあるかどうか。

知事

PCR検査のドライブスルー方式、この検査は他国においても非常にいい結果が出ていると聞いております。今、これは県医師会とも連携しながら取組が進んでおります。

記者

分かりました。最後に、昨日、政府の専門家会議が人との接触8割減に向けて「10のポイント」を示されました。その中でも触れられていたのですが、公園とかスーパーマーケットに人が集まって増加しているところもあるようですけれども、また東京の話で恐縮ですが、東京都知事はスーパーマーケットに関して入店規制をかけるというか、そういう対応を取る方針を明らかにしているのですけれども、千葉県ではいかがでしょうか。

知事

千葉県においては、各事業者さんが独自でやっているとも聞いております。東京の場合は、どうしても集中するところもあるんでしょう。しかし、千葉県においても、そのようなことが今後より一層増えるようなことがあるならば、いろいろなことを検討してまいりたいと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。先ほどのスーパーマーケットのお話で、東京都としては今日一応ルールを発表するということですけれども、今の森田知事のお話ですと、千葉県としてはしばらく様子を見るということになりますでしょうか。

知事

そうですね、千葉県の場合は、聞くところによると各事業者が自主的にいろいろお考えになってやっているところがあると聞いております。ですから、これを注視しながら、また周りの環境を見ながら考えてまいりたいと、そのように思います。

記者

分かりました。続いて昨夜の話になりますけれども、埼玉県で自宅待機中、まだ入院していない男性が亡くなるという事案がありました。これは保健所側に体調悪化を訴えていたけれども対応が取られなかったということで、千葉県も今自宅待機中の方がかなり多い状況ですけれども、この埼玉県の事案を受けて、千葉県としての対応ですとかがありましたら教えてください。

知事

本当に心からお悔やみを申し上げます。県といたしましては、4月22日時点で入院調整中等の方は282名となっており、保健所から定期的に電話等により健康確認を実施しているところでございます。県では重症者等の方が円滑に入院することができるような病床の確保に努めるとともに、軽症者等の方はホテルで療養できるよう取組を進めているところでございます。

記者

分かりました。ありがとうございます。最後にもう1点。千葉県のクリニックのお医者さんの中で、コロナの感染を疑うような症状がないのに、職場の上司に指示されて、感染していないことを示す証明書が欲しいのでPCR検査を受けたいというふうに受診する人が相次いでいて、結構困っているというような状況があるようなんですけれども、これに対する森田知事、千葉県としての考え方をお聞かせください。

知事

まあ、上司の方の気持ちも分かるところもありますが、これはやっぱり重症者、疑いのある方を優先せねばならないと、そのように思っているところでございます。

記者

ありがとうございました。

記者

昨日、西村大臣と面会された後の囲み取材で知事がおっしゃっていた話なのですけれども、千葉県の職員の方が、現在も休業要請に応じずに営業しているパチンコ店などに行って、ビラをまいてお願いをしているというお話なのですが、具体的には、県の職員がどのぐらいのお店、どのエリアのお店に行って。

知事

はい、じゃあその辺詳しくどうぞ。

職員

健康福祉政策課でございます。昨日は千葉市内、市原市内の店舗6軒へチラシの配布を行ったところでございまして、今後は全県で50か所程度を予定しております。

記者

業種、業態は。どんなお店でしょうか。

職員

失礼しました。パチンコ店となっております。

記者

いずれも?

職員

はい。

記者

今、知事、説明にありましたけれども、パチンコ店についてということで、先ほどの質問にもありましたが、ほかの、雀荘であったりゲームセンターであったり、いろんな業種にそういった対象を広げて注意喚起を促していく考えはありますか。

知事

もちろんですね。今、非常に県のほうにもいろんな電話がかかってくるんですけれども、パチンコ店さんが非常に多いわけです。ですから、まずそういうところから。そしてまた、私どももいろいろ調査して、今おっしゃったように、麻雀荘とかゲームセンターとか、そういうところにももちろんお願いしたいと、そのように思っています。

記者

分かりました。全県的に今休業要請を出した後に、どのぐらい応じていない業態、業種、お店の数があるのかとか、その辺の把握というのは。

知事

はい、じゃあ、その辺言ってあげて。

職員

健康福祉政策課でございます。具体的な調査というのはかけておりませんで、今把握しておりますのは、電話相談窓口での御意見を基に把握している状況でございます。

記者

分かりました。

記者

よろしくお願いします。今のお話で、まだ調査をかけていないということだったのですけれども、今後、休業要請に応じていない業種だったりお店が県内にどれぐらいあるかという調査をかける予定、特にガイドラインが出た後は、知事、公平性が大事だとおっしゃっていたので、その辺りも必要になってくるのかなと思うので、その辺りのお考えはいかがでしょうか。

知事

大臣とも話したんですけれども、何十%という数字も出てきました。だから、それはしっかりと私たちも調査をして出してまいりたいと思います。

職員

健康福祉政策課でございます。お話のありましたとおり、国のほうのガイドラインでその辺りの手続が示されると考えておりますので、それにのっとって対応してまいりたいと考えております。

知事

それにしても、記者さんの言うとおり、こちらとしても、今言ったことも含めて、しっかりとやっていかないと国とも協議ができませんから、それはしっかりやるようにします。

記者

あともう一点、休校が続いている学校なのですけれども、ほかの自治体では夏休みを全て授業日に設定するということを発表されたところもあるのですが、その辺り、今遅れている授業をどう取り戻すかというので、何か検討されていることとかがあれば。

知事

これは教育委員会、また教育長もその辺は非常に心配しておりまして、今、鋭意検討している中でございます。これは、やっぱり一番大事なことは、今こういう状態だから子供たちに大変不便もかけております。ですから、今のこの穴埋めを、例えば学習ノートだとかいろんなことでやっていることも事実です。そして、その休校をどうするかということに対して、ちょっと教育のほう、言ってあげて。

職員

学習指導課でございます。現在、家庭学習が充実するようにということで、各学校には、課題プリントであるとか、教科書を使ったような効果的な学習ということでやっていただくように言っておるところでございます。今後でございますが、オンラインコンテンツ等も授業動画等を作成してということで、各家庭ができるようにということで、現在、準備を進めているところでございます。

知事

記者さんね、やっぱり刻々と状況がいろいろ変わっているところもございます。ですから、今はっきりこうするとは私は申し上げませんが、何しろ子供たちを最優先にして、そして、先生方がより一層教育に没頭できるようにやっていかなければならないと、そのように考えております。

記者

ありがとうございます。

記者

今日、多言語AIチャットボットの資料が入っています。今回の新型コロナウイルスに関係して、外国人の方からの問い合わせとか相談の状況と、あと、このチャットボットをどんなふうに御活用していきたいとお考えか、その辺りお聞かせください。

知事

4月10日から20日まで、1万3,183件の質問が寄せられました。僕らが小さい頃はほとんど日本人しかいないですし、いろんな標語も含めて大体日本語だったですよ。今は多くの外国人の方も住んでいらっしゃいますし、ですから、今回のコロナの感染拡大防止においても、移動交番だとか青色防犯パトロールカーとか、あと公用車を含めて、皆さんにそれこそ日本語のみならず、英語、中国語を含めてお願いをしているところでございます。これ、AIチャットボットって僕もあまりよく知らなかったんですけど、先日、こうやるんですと職員の人から教わりましたが、大変便利ですね。例えば、反対に僕が外国人だったら、こんな便利なものはないなと思うくらい。でも、もう私たち、みんなで一緒に共生、みんなと一緒に生活し楽しむわけですから、こういうことをこれからも推進してまいりたいなと思います。

職員

政策企画課でございます。先ほど知事からチャットボットの質問の総件数をお答えさせていただきましたが、このうち日本語以外の言語での質問については、同じ4月10日から4月20日までの間、893件の質問があり、全体で約7%でございました。

知事

失礼しました。

記者

先ほど知事が、4月22日時点で入院調整が282人ぐらいいるというお話があったので、その関連でちょっとお伺いしたいのですが、昨日も予算の関係とかで説明がありました。県が当面目指すとしている850床に対して現状はまだ390床、半分ぐらいにとどまっていると思いますが、この850床が確保できるめどとかは、今現状立っているのでしょうか。どの辺までの時期には確保できるとか、そういったものは立っているのでしょうか。

知事

もちろん、今こういうときでございますから、私たち、スピード感を持ってやっていることも事実です。その上で詳しいことをお話ししてください。

職員

健康福祉政策課でございます。病床の確保状況でございますけれども、昨日、4月22日時点で471床となっております。850床の確保に向けては、引き続き医療機関の皆様に御協力いただきながら、速やかに確保していきたいと考えております。

知事

スピード感を持ってやります。

記者

分かりました。あともう一つ、知事、先ほどスーパーの入店規制で、各事業者が独自にお考えになっているということですけれども、それは入店の規制を行っているのですか、それとも、レジに並ぶのを防ぐために、レジに並ぶ間隔を開けているという話を聞いているのか。

知事

私が聞いた話によりますと、入場するときの人数の制限とか、距離を持ってとか、そういう話を聞いている。あとは、例えば御家族で来るとき、「こちらの方はもしお車があるのだったらちょっとお待ち願えますか」とか、そのようなことは聞いております。

記者

分かりました。

内容についてのお問い合わせ先

  • 新型コロナウイルス感染症への対応について
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2610
  • 千葉県多文化共生推進プランの策定について
    →総合企画部国際課【電話】043-223-2392

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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