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更新日:令和5(2023)年12月26日

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知事定例記者会見(令和2年4月16日)概要

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日時

令和2年4月16日(木曜日)10時30分~11時9分

場所

中庁舎10階大会議室

動画 令和2年4月16日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. ジャンボタニシの防除対策について

新型コロナウイルス感染症への対応について

知事

今日は県の感染症対策、新たな3つの取組についてお話をさせていただきます。

1点目は、中小企業への支援でございます。中小企業・小規模事業者の皆様は、深刻な影響を受けております。このため、現在休業を要請している事業者を含め、中小企業・小規模事業者の皆様への支援として、最大30万円の支給を行うことといたしました。具体的には、売上が前年に比べ50%以上落ち込んだ事業者のうち、県内に複数の事業所を賃借している場合は30万円、1か所の場合には20万円、賃借していない場合には10万円を支給いたします。なお、県の休業要請の対象となる業種の場合、これに応じていただけない事業者については別途の取り扱いとなります。制度の詳細につきましては今後詰めてまいりますが、事業者の皆様には少しでも早く給付できるよう県としても取り組みます。

2点目は、県内宿泊施設の協力による宿泊療養の実施についてでございます。現在、県では、感染患者の方々を受け入れていただける病床を増やすよう、県内の医療機関に働きかけているところでございますが、患者の急増に伴い、新たな入院先を調整するのに時間を要する場合が増えてきたところでございます。そこで、重症者などへの医療提供を確保するため、国から示された基準に従い、軽症者や無症状の方については、宿泊施設等での療養を実施いたします。当面は2,000室を目標とし、第一弾として、「成田ゲートウェイホテル」の全館を一括して借り上げて、250室を用意いたしました。今月20日の月曜日から受入れを開始し、看護師による健康観察や医師による診察、県職員による生活支援を実施してまいりたいと、そのように思っております。なお、2,000室分の宿泊施設確保に関する費用においては、補正予算を編成し、本日、専決処分を行いました。また、医療現場で不足しているサージカルマスクや医療用手袋などについては、県としても調達に向け事業者に働きかけるとともに、国に強く求めてまいります。

3点目は、外出自粛呼びかけの強化でございます。本県の感染症患者は、3月下旬以降急増し、40名を超える日もあります。緊急事態宣言後の千葉駅と船橋駅周辺での人の動きを見ると、感染拡大前と比較して、平日は5割前後の減少にとどまっているところでございます。人と人との接触を8割減らすためには、県民の皆様、事業者の皆様の一層の御努力が求められているところでございます。よろしくお願いいたします。そこで、本日から、県内各地の地域振興事務所の公用車を用いた広報や、各市町村、県警にも御協力をいただき、青色防犯パトロール車や移動交番車も活用した広報活動を展開してまいります。要するに、皆様、今まではマスコミの皆さん、そして活字等も含めてお願いしてまいりました。これからはもう一歩踏み込んで、直接皆様にお願いしようと、そういうことで私ども直接のお願いということでこのメッセージを考えました。ちょっと聞いてください。

(音声を再生)

千葉県からのお知らせです。皆さん、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出を控えてください。県民皆さん一人ひとりの自覚と責任ある行動が千葉県を救います。御理解、御協力をお願いいたします。

(再生終了)

あと、これに英語と中国語を加えて、県内、特に東葛地方を回りたいと、そのように思っております。本当にここまで来ますと、あとはもうお一人おひとりが責任を持って、自分たちがこのコロナを倒すんだという強い気持ちを持っていただきたい。そのために私ども、昼夜問わず、少しでも皆様の近くに行ってお願いすると、そのようなメッセージでございます。

ジャンボタニシの防除対策について

知事

次に、ジャンボタニシの防除対策について、お話をします。ジャンボタニシは、正式な名称を「スクミリンゴガイ」といいます。南米原産の淡水に生息する大型の巻貝の一種で、かつて食用として輸入されたものが野生化し、農作物に被害を与えるようになりました。ジャンボタニシは繁殖力が旺盛で、本県では、九十九里地域を中心に、県内の31市町村で発生が確認されており、田植後間もないイネの苗を食い荒らし、大きな問題となっているところでございます。このため、県では、平成30年度から2年間にわたり、被害のある地域の方々と共同し、ジャンボタニシの発生源となっている水路での駆除をモデル事業として実施し、効果が確認されました。具体的には、ジャンボタニシは寒さに弱いため、水路に積もった土の中で冬を越すという性質があります。春になると、ジャンボタニシは水路を通じて地域内のいろいろな水田へ移動し、発生地域を拡大してしまうことから、冬の間に水路の泥上げを行ったところでございます。ジャンボタニシの生息密度が低下するなどの大きな成果が確認されました。そこで、県では、このモデル事業の効果や、被害発生地域の農業者の方々からいただいた御意見を踏まえ、今年度からモデル事業で成果のあった、越冬しているジャンボタニシを駆除するための水路の泥上げを始めました。水田への侵入を防ぐためのネット設置、イネへの被害を防止するための薬剤の散布など、様々な防除対策を組み合わせ、地域が一体となり、被害軽減を目指す取組を支援することといたしました。県では、この事業の効果を検証しながら、引き続き地域と連携してジャンボタニシの被害軽減や発生地域の拡大防止に向け、しっかりと取り組んでまいりたいと、そのように思っております。私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。まず、中小企業への支援策についてお伺いしたいのですが、今回の支援の内容というのは、休業要請の対象になっている業界にかかわらずということだと思うのですが、このようにした理由をまずお聞かせください。

知事

やっぱり中小企業支援でございますから、公平性も考えて、全般にしていこうではないかと、そのような思いでございます。説明する?どうぞ。

職員

経済政策課でございます。県で休業要請をした業種、していない業種とあるわけですが、休業要請の有無にかかわらず、外出の自粛要請をしたということもあり、非常に売上が落ち込んでいる業界、業種もございます。飲食業でありますとか宿泊業。そういった小さな飲食業なども幅広く支援の対象としていくとしたものでございまして、そういった指示を知事から頂いているところでございます。

知事

ですから、国は、家賃などはまだそこまで行っていないわけですから、そういう細かいところを県としても、1事業所10万、複数は20万と、そのように応援していきたいと。トータルすれば最大限30万になるわけです。

記者

分かりました。この支援策に係る予算をいくらぐらい見込んでいるかという、財源のことについてはいかがでしょうか。

知事

今、いろんな形で精査しているところでもございます。我が千葉県は、御案内のとおり、去年、大変な災害もあったところで、非常にお金も使っているところです。今、財政課とも相談した結果、100億は超えるんではないかなと、そのように思っているところで、これはお国からの臨時交付金も含めて、私ども考えていかなければならないと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。まず、本日、3本立てで経済対策を公表されていますが、知事として改めて今回組んだ意気込み、所感というところと、あと特に力を入れているところを改めてお聞かせいただけますでしょうか。

知事

まず、中小企業支援、これは公平であって、みんなにしてあげたいという気持ちです。それと、やっぱりどうしても家賃等もかかるわけです。それをしっかりと、もちろん十分じゃございませんが、少しでも応援したいという気持ちでございます。それから、特に今いろんな制度も大事ですし、いろんな呼びかけもしています。しかし、もっと踏み込んで、やっぱり皆さんの近くに行って、こうだから皆さん自粛してくださいと。それをマイクから聞こえるようにするというのも、私、これはまた大事だと思うんですよ。ですから、そういう意味で、今回の広報車、言うならば移動交番、各市町村のそういう青色巡回車、そういうのも協力いただいてしっかりとやっていけば、私はそれなりに効果が出てくるんじゃないかなと思っているんでございます。

記者

分かりました。あと、本日具体的に補正予算を組まれているのは、2番の宿泊療養施設の確保のところだと思うのですけれども、それ以外の中小企業の支援策のところなどは6月の補正で組むというお考えでしょうか。

知事

そうですね。言う?どうぞ。

職員

財政課でございます。今回は、ホテルにつきましては、急増する感染者に対応するために直ちに補正予算を専決処分させていただきました。その他、今回の中小企業の支援につきましても、補正予算を検討するのですが、まず補正予算に先行しまして、支援の内容を発表した次第でございます。

知事

今、急いでいる部分もあるんです。それは記者さんもお分かりだし、要するにそういうことも含めて、補正予算というのをしっかり組んでいかなきゃいけないと、そのように思っております。

記者

すみません、ホテルについてですけれども、今現在決まっているのは、本日発表いただいた成田のゲートウェイホテルだと思うのですが、2,000室のめどはいつぐらいの時期までに確保できそうな見通しかというのと、あと県内何か所ぐらいのホテルにわたりそうか、現時点で決まっているところを教えてください。

知事

ホテルは、さっき言ったように、ゲートウェイホテル、これは大体250ぐらいだと、そのように思っております。でも、もちろんそれと同時に、いろいろなホテルに打診もしているところでございます。しかし、ホテルを確保できたからそれでオーケーではないですよね。お医者さんも含めて、看護師さんも含めて、あと職員の応援も含めて、そういうことをもしっかりやっていかなきゃいけないし、基本的には、さっき言ったように病床的には2,000ですか、それを目標に今動いているところでございます。

記者

お願いします。特措法について、緊急事態宣言を出された知事の中には、休業要請に対する補償も明記されていないということで、政府に対してちょっとおかしいのではないかという意見を持っている方もいらっしゃるようです。協力金という趣旨で使えるような方針を政府が出すべきではないかという意見もあるようですが、知事は。

知事

そうですね、これは平たく言えば、やっぱり休業要請をする以上は、それなりの補償というのはついてくる問題ではないか。ただ、お国は国全体を見て、いろんな角度から見るわけで、その辺はお国の判断だとは思います。ですから、先ほど言ったように、じゃあ県として何ができるんだろうかと。休業要請したところだけではなく、今回は中小企業の方がものすごく疲弊している。それを多少なりとも応援しなきゃいけないということで、とりあえず10万ずつは皆さんお願いすると。それから家賃ですよね。1つ事業所があって1つ家賃があるところには10万、それから複数あるところは20万、トータルで30万と、そのような形をとっております。

記者

分かりました。ありがとうございます。あと、今日の発表事項ではないんですけれども、所得制限なしで、一律で10万円給付するようなことについては、政府が方向性をもって検討するというふうにしているところですが、そのことについてどう思われますか。

知事

所得制限なしに10万。

記者

はい、一律10万円給付することについて。

知事

うーん、だからこれは難しい判断もあるでしょうけども、国がそれを言う以上、いろんな消費等も考えているとは思うんです。でも、やっぱり最も大事なことは、今回本当にそういう意味で疲弊している、それから本当にこれで働けなくて今困っている、そういう人を私は手厚く、また優先してよろしいんではないかなと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

今、支援する企業なんですが、どのぐらいの事業者に対して支援されるのか、大体めどは立っていますか。

知事

じゃあ、数字をちょっと言って。

職員

経済政策課でございます。企業支援についてはいろいろ今検討中でございます。精査等をしておりまして、具体的に示すのは、この場では控えさせていただきたいと思います。

職員

企業数、具体的な数字はここでは控えさせてもらうということです。

知事

要するに、今精査している中で、はっきりした具体的な今数字は出せないけど、大枠はつかまえていると、そういうことでしょう。

職員

はい。大枠、その意味で申し上げさせていただきますと、県の中小企業者数というのは12万者ございます。その中で、50%以上の売上が落ちているというのはどれぐらいあるかということなのですが、今、それを精査中ということですが、12万者のうち半数ぐらい、6から7万者という、今の時点でそういったことを検討し始めております。

記者

財源についてはどんな手当てを。

知事

これは臨時交付金ももちろん、ただ、どのぐらい出るか、これも分からんし、それとやっぱり県としてもやりくりしなきゃいけない。でも、台風のときもそうでしたが、今やらないと本当に中小企業、そして今困っている人たちが疲弊してしまう。そういうことで、改めて国へもいろんな形でまたお願いしてまいりたいと、そのように思っております。

記者

それから、まさに休業要請する前は、財源の問題もあってそういう財政的な支援はできないというふうにされた。それが方針を変えられて、ここまでかなりそういう意味では短い期間で方針が変わった。これについては知事、どうでしょうか。

知事

確かに財源の問題もありました。それと同時に、私はもちろんコロナは絶対倒さなきゃいけないし、県民の命、健康、もちろん一番です。それと同時に、社会・経済が疲弊しないように、何とかバランスをもってやってきた、全力で取り組んできたところでございます。ところが、1都2県が休業要請をして、言うならば休業を指定された業種が、営業している千葉県にどっと押し寄せてくる可能性があります。それをもって、これは大変なことになると、そういうことを考えながら、これは千葉県もやるべきだと決断したところでございます。

記者

ホテルの関係で、軽症者を恐らく収容するために使うということでしょうが、船橋市の松戸市長は、軽症者を収容するためのホテルの確保について、県の動きが遅いという批判を会見でされていました。知事、それについてはどのように。

知事

これは、ただ船橋市さんがやれ、県がやれというわけにいきませんからね。それはお互いに、僕はそのときも言ったんですけど、事務方同士で詰めようと。じゃあ、どういう形で船橋市さんやってくれるんだと。それは、ホテルはやっぱり船橋市にある以上、船橋市が一番意思疎通があるわけだから、それはぜひお願いしたいし、それと県としての財政支援はこうしようと、それと同時に国にもこういうことをお願いしようと。そういうものをびしっと早く固めろと私は言ってあります。

記者

それは、東葛地方が今非常にベッドが厳しい状態にあるということを聞いているんですけど、そちらの方々を成田で収容するということも検討されるということなんですか。東葛の人ですから。

知事

そこにできたらね。優先的にという意味ですか。

記者

地域が離れて、成田とかで軽症者の方を収容するという。

知事

それは臨機応変に考えています。

記者

分かりました。

記者

まず中小企業支援についてお伺いします。まだその他の申請期間、支給方法については別途ということなのですが、こういった支援はスピード感もかなり大事だと思うのです。前に千葉商工会議所さんのほうで会員企業にとったアンケートでも、3月の売上が50%以上減っているという回答をしている者が13.7%あるというようなデータもあります。知事として、この中小企業支援の支給についてですけれども、遅くともいつぐらいまでに。

知事

それはもう一日でも早いほうがいいですよね。

記者

具体的な時期は分からないですか。

知事

今、お尻はたたいているところですが、でも、それと同時に公平感をしっかり持って、その辺は皆様に御理解を得るようにやってまいりたいと思います。ありますか。はい、どうぞ。

職員

経済対策課でございます。募集時期等につきましては、今、詰めているところでございますけれども、国の交付金でありますとか各県の施策も、5月のできるだけ早い時期ということでありますので、私どももなるべく早くに、そういったものを5月のできるだけ早い時期を目指して対応してまいりたいと考えております。

記者

あと、その関係で交付金の額がという話がさっきありました。まだちょっと明確になっていないということがありましたけれども、例えば、交付金の額が支援事業の数の想定からして足りなかった場合、県独自として交付金に上乗せする予算として、例えば予算を組み換えたり、あるいは県債を新規に発行するとか、財源についてはどのようにお考えですか。

知事

やっぱりこれは、潤沢なといいますか、十分な交付金が出ない可能性も多あります。これは私、国にもお願いしております。実際にこれだけかかるんだから、今こういうふうにお願いしたい。県としてもできる限りのことはやると。国としても、これに対してはいろいろなことを考えてくれているみたいですので、これからも詰めてまいりたいと、そのように思っています。

記者

もう一個、ホテルのほうで。今回、成田のほうで第一弾ということになっていて、さっきの記者さんの質問に関連するかと思いますけれども、基本的には、恐らくこれまでの県の方針として、例えば千葉市の患者であったり、生活圏から近いところのホテルに収容したいというお話があったと思います。今回成田ですと、東庄とか感染者が多い地域もありますが、東葛地方のほうが一般的な感染経路が不明な患者がいるわけです。今後はそういった地域のほうにホテルを確保するというお考えでしょうか。

知事

おっしゃるとおりです。これは船橋市さんがそうやって手を挙げてくれた。大変うれしいことで、市川市だとかそういうところにも事務方のほうからお声かけさせていただいて、それでやっぱり形をつくらなきゃいけませんよね。県がこれだけやるから市もこれだけ頼むよと、そういう形が出てきたら私は大変いいと、そのように思っています。

記者

分かりました。ありがとうございます。

記者

まず、中小企業支援で、前年と比較して50%ということですけれども、いつの時点で比較をすることをお考えでしょうか。

知事

じゃあ、言ってあげて。

職員

経済政策課でございます。いつの時点という、今その時点について検討中でございますけれども、当然、県内企業が非常に厳しくなった1月以降、これからどれぐらい続くかということも考えながら、その期間については検討しております。

知事

ですから、その幅というのは、お国の言っていることもあるし、各県もいろいろ事情はあると思いますが、県としては、やっぱりつらいことには変わらないわけですから、なるたけ多くの事業者が受けられるようにしてやりたいと、そのように思っているところでございます。

記者

家賃というところ、賃借料にポイントを置かれたのは、何か賃借料で困っているというような声が結構あったのでしょうか。

知事

千葉県においても賃借料、家賃ですよね、それが特に中小企業の方から非常に、何とかしてくれないかと、どこも出ないんだと、そういう話を多いただいております。ですから、お国のほうもまだこれは決めておりませんので、だったら多少なりとも県のほうで、このぐらいは出るよと、そういうことをお示ししなければいけないと思って、このたびしたところでございます。

記者

ありがとうございます。今日、会見で気づいたのですが、手話通訳さんが今日からフェイスガードというんですか、透明のものをされていると思いまして、その取組の意義というか、狙いについて教えていただけますでしょうか。

知事

私から言うならば、より一層、手話通訳さんにもそういう感染にならないように、いろんなことを考えてくれと、私、担当のほうに言ったものですから、それでこういう形が出てきたのかなと。何か御説明がありましたら。いいですか。

記者

白いマスクではなくて、透明なものにするというところの意味というのがありましたら教えていただけますでしょうか。口元が見えなくなるとか、そこら辺配慮しているのかというところを。

職員

手話通訳につきましては、口元が見えないと相手側に伝わらないという性質があるものですから、なので透明なものでやっております。

記者

この点で知事としてのコメント、この取組についてのコメントというか。

知事

手話通訳という、また、しゃべっている唇をしっかり見せるということで、私はいいのかなと、そのように思っています。私もマスクでしゃべるというのは、肺活量がそんなに強くないもので苦しくなるんですよ、はっきり言って。でも、こういうわけにいかないしね。でも頑張ります。

記者

ありがとうございました。

記者

緊急事態宣言から昨日で10日、今日は11日目になりました。前半戦という感じだと思うのですけれども、今までの県内の外出自粛などの効果とか、今、1日30人、40人ぐらいのレベルで推移していますけれども、どのように受け止めていますでしょうか。

知事

それは記者さん、欲を言ったら俺もいっぱい、もっとこうしろああしろと思うんでございます。でも、私、何とか50人台、60人台にならないで今も頑張っていて、そしてこれから減っていくようになればいいなと、そのように思っているんです。ですからこそ、私たちこうやって皆さんを通してお願いもしていますが、さっき言ったように、ああいうお願いの巡回車を回して、もっともっと、俺たちに、県にできることはないだろうかと思って、そういうことも始めたところでございます。おかげさまで皆さんの大変な御協力もあって、私はこれから、自分の希望的観測かもしれませんが、良い方向に向いてほしい、向くんではないかなという気は持っております。

記者

これに関連してですけれども、埼玉県のほうはおととい、ゴールデンウィークまでに感染者が1,000人という試算を出されたのですけれども、千葉県のほうとしては、これは減ることはない、恐らく増える幅が推移していくのを、いかに抑えるかが多分大事なことだと思うのですけれども、どういうふうに見通しを立てているのか。おととい500人いってしまいましたけれども。

知事

その辺どうですか。見通しを言ってあげて。

職員

健康福祉政策課でございます。ここ数日の状況を見ますと、感染者数の増加ペースが伸びるということはありませんけれども、依然として収束が見込める状況ではございません。

知事

これ、記者さんね、ゴールデンウィークがヤマだと思うんだよ。ここでやっぱりもう一踏ん張り、もう二踏ん張りして、みんなが、私たちが注意をして自粛等をやったら、私はいい方向に行くんじゃないかなと思う。ここで何かちょっと気が緩んだりすると、また大変なことになるのかなと、そのような思いでございます。

記者

ありがとうございました。

記者

先ほど知事の発言にもありましたけれども、内閣官房が出している人口変動分析を見ていると、千葉、船橋の人口の動きというのが、よその都県に比べるといまいち下がっていないように見えるのですが、その辺の理由を知事はどういうふうにお考えでしょうか。

知事

これはね、やっぱり難しいというか。だから、ひたすらお願いするしかないなと。ああいう広報車も東葛を中心に回って行きたいなと。これね、最後は一人ひとりの、個人の責任感というか、自分の命も、そしてこの社会も、日本を守るのは自分だというぐらいの気持ちを持ってもらわないとどうしようもない。でも、そのように持っていただけるように県としてもこれからもお願いしてまいりたいと、そのように思っています。

記者

ちょっと揚げ足を取るような聞き方をして申し訳ないのですけれども、つまりよそに比べて下がっていないというのは、まだ県民の自覚であったり責任感が足りないということなのでしょうか。

知事

記者さんも大変きついことをお聞きになりますけれども。まあ、でもね、実際にそのような数字が出ていないということは、より一層私たちがお願いしなければならないと思ったことは事実です。

記者

分かりました。ありがとうございます。

記者

よろしくお願いいたします。今日の発表で、軽症者対象の宿泊施設が一部確保できたということなのですが、これがさらに、特に今後東葛地域でこういう療養施設を増やしていくとなると、あわせて医療従事者も地域別にかなり格差が出てきて、東葛地域では不足がより大きくなると思うのですが、その辺の医療従事者への手当てについてはどうお考えでしょうか。

知事

これはおっしゃるとおりで、特に東葛地域は人口が多いわけで、それと同時に、船橋さんみたく手を挙げてくれて、県と一緒にやろうじゃないかとホテルを推薦してくれるところもあれば。でも、これからはより一層そういうホテルさんにお声がけして、また、首長さんにもお力をいただいて、それはしっかりと増やしていかなければいけないし、今、県としてもやっているんでございます。それと、マンパワーですよね。これは今医療機関にお願いしていますが、その辺の状況をちょっと言ってください。

職員

宿泊療養に関しても、今後、医療機関さん等の御協力をいただかなければいけませんので、今は中核医療機関さんと同時に県医師会さんにもお願いして、そこら辺、県全体としての御協力をお願いしているところです。

知事

彼は軽く言いましたけれども、僕ら本当にみんな必死になって頼んでいますから。

記者

今回、療養施設が増えるということで、看護師が特に不足してくるかと思うのです。例えば今、お仕事を家庭の関係で休まれているような看護師さん、そんな方に積極的に呼びかけていく、そういうお考えは。

知事

それはどうなんだい。

職員

今後そういう方法も考えていかなければいけないと思います。御承知のとおり、県内に看護師さんの数が少ないですので、できるだけいろんな方に呼びかけたりして御協力いただければと思っております。

知事

これはやっぱり、今私の中でもいろいろ考えていることが多々あります。ですから、まず第一に、例えばマンパワーが充足されたとしても、ベッドがないという、これも困ります。これが一番大事です。ですから、今私どもまずベッドを確保し、それと同時にマンパワーもやっていくんだと。それと同時に、今度は今おっしゃったようなことも呼びかけていこうと、そのような考えでございます。

記者

ありがとうございます。あともう一点。今日、中小企業を対象とした支援策を発表されましたが、今、国のほうで全世帯型の支援策を検討されています。県独自で全世帯型の支給について、今、何かお考えがありますか。

知事

いや、うちはね、もうこの中小企業支援で相当いっておりますから、現在のところではまだそこまではいっておりませんが、この推移によってまたそういうことも出てきたならば考えてみたいなとは思いますけれども。そうだな。いいのかい。駄目なの?

職員

担当課が、すみません、控えておりません。

知事

俺が担当課だから大丈夫だよ。でも、本当にね、今一番大事なことは、自分の事業とかを、飲食業も含めてやれるかやれないか、こういうような状態だというところをまずは助けてあげる。それを優先しようと、そのように思っています。

記者

ありがとうございます。

記者

今日発表外の話で恐縮なのですけれども、厚生労働省のドライブスルー方式での検査を自治体のほうにも取り組むようにという呼びかけの通知があったかと思うのですけれども、その辺について千葉県ではどのようにお考えか、検討状況なんかも含めてお願いします。

知事

まだうちとしてはドライブスルーの方針自体は、話にはこういうものがある、ああいうものがあると挙がっていますが、実際にこうというところにはまだいっておりません。でも、また将来には考えなければいけない問題でもあるのかなと、そのように思っております。

記者

分かりました。

知事

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 新型コロナウイルス感染症への対応について
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2610
  • ジャンボタニシの防除対策にについて
    →農林水産部安全農業推進課【電話】043-223-3080

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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