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更新日:令和5(2023)年12月26日

ページ番号:342499

知事臨時記者会見(令和2年4月7日)概要

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日時

令和2年4月7日(火曜日)19時20分~19時58分

場所

中庁舎10階大会議室

動画 令和2年4月7日知事臨時記者会見(動画)

項目

  1. 緊急事態宣言について

緊急事態宣言について

知事

ただいま、総理が緊急事態宣言を発しました。これは大変重い言葉であり、私たち国民一人ひとりがしっかりと受け止めていかなければならないと、そのように思います。我が千葉県も国の基本的対処方針に従い、その措置を行っていくつもりでございます。総理も申し上げましたが、まさしく人と人との接触、移動、これを何とか減らしていかないと、このコロナ打倒にはならないと、そのようにおっしゃっておりました。それと同時に、私たち国民一人ひとりが、このコロナを倒すためには、一人ひとりがもっと自分の命を大切にすると同時に、人の命、そして社会を、日本を大事にするんだという、そういう気持ちを持たなければなりません。自分だけはいいだろう、まあこんなことはいいだろう、それはもうこの事態においては駄目なんです。以前から言っているように、「3つの密」、人が多く集まる、密集、密閉、部屋が狭い、そしてまた密接、近くで会話等すること、特にこれが重なるところは、絶対に、絶対に避けていただきたいと、そのように思います。我が千葉県におきましても、もちろん社会、経済においてこの影響が最小限になるように努めてまいります。しかし、私たちには生きていかなければならない社会生活があるんです。ですから、社会機能、インフラ、言うなればそれが停止するような措置は取りません。ですから、どうぞ県民の皆さん、落ち着いて、総理のおっしゃったこと、そして私どもが言っていることを、もう一度自分で考えていただきたいと思います。改めてお願いを申し上げます。「3つの密」、密集・密閉・密接、これは避けてください。そして、我が千葉県におきましても、今まで週末、夜間の外出等、自粛をお願いしてまいりました。これからは昼間も自粛をお願いします。そして、生活においてどうしてもやらなければならないこと、これはしょうがありません、生きていくんですから。しかし、それ以外のことに関しては、不要不急に関しては、自宅等からの外出を極力避けていただきたい、自粛していただきたいと、そのように思うところでございます。でも先ほど言ったように、生活を維持するためには、通院、それから、もちろん通勤もせねばなりません。食べ物も買わなければなりません。そして運動もしなければならない。これは除外されるところでございます。ですから、皆さん、これは何をしろ、これをしろではなくて、ここまで来たら私たち一人ひとりの行動は自分で考えてください。そして、人の集まるところ、そうは言ったって食事ぐらいしたいよな、こういうことしたいよと思います。ですから、例えば家族での食事、これはしょうがないところもあります。でも、多人数になったら、これは自粛してください。それから、多くの人が集まるイベント等、そしてまた、夜の人の集まる接客等のところにおいては、御自分で考えてください。そして、どうかなと思ったらそれはやめてください。自粛してください。そのように一人ひとりがしっかりとした思いがなければ、いくら5月6日までと言ったって、こんなものは半年、一年かかりますよ、皆さん。それこそ日本国が大変なことになっていきます。日本の総理があそこまで言ったわけですから、私たちはしっかりと受け止めて、そして一人ひとりがコロナを倒すんだという気持ちを持って、一応5月6日と言われているんですから、我慢しましょうよ。千葉県民の皆様には、大変な御苦労をかけています。ここで改めてさっき私が申しました「3つの密」、そして、自分が自分の命を守る、人の命を守る、社会を守るんだ、日本を守るんだ、という気持ちを持っていただいて対処をお願いします。どうぞよろしくお願いします。頑張りましょう。お願いします。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。今回の県の対応なのですが、外出自粛要請と事業者への感染防止の協力要請というところにとどめて、施設の使用制限の要請まではございませんでした。その理由をまずお聞かせください。

知事

まずですね、外出自粛要請、これは、今回は以前よりもより増した重みを持っております。この推移を見ながら、その次の制限指示等を考えてまいりたいと、そのように思っております。

記者

県内がどういう状況に今後なったら、制限の要請だとかが来るのでしょうか。

知事

今、御案内のとおり都市部がどうしても多いんです。それが最近、房総だとか農村部まで相当広がってきています。ですから、これがこれからどうなっていくか、その推移を見ながら判断していかなければならない。これにおいては医学的見知から、また、そういう有識者の皆様から御意見をいただいて考えてまいりたいと、そのように思っております。

記者

では、あともう一問お伺いします。まず、今回の自粛から緊急事態宣言の自粛要請によって、経済への影響をどう御覧になっているのかと、今後6月補正なんかでその辺の措置というのを何かお考えであればお願いしたいのですが。

知事

千葉県の何ですか、措置?

記者

はい。経済対策として補正予算を。

知事

まず、経済の影響でございますが、これはやっぱり、はっきり言って私計り知れないところがあります。これはお国の知見のほうがあると思いますし、それだけの情報はあると思います。それをまた私たちはぜひ伺って共有しなければならないと思います。しかし、これからお国もそれなりの手当等も考えてくれると思います。県としても県がやれることはやりたいと思います。でも、大事なことは、やっぱり今回の宣言というものは痛みを伴います。この痛みをいかにみんながそれぞれお互いに頑張って、一日も早くこのコロナを止めることが大事だと私は思っております。そしてまた、財政の面ですが、これは補正も組まなければならないと思っております。それは今後しっかりと検討してまいりたいと、そのように思っております。

記者

ありがとうございました。

記者

2問お伺いします。まず、地域ごとに全然感染の状況が違うというのが現状かと思いますけれども、地域ごとに外出の自粛の要請であったり施設の制限であったり、地域ごとに分けた対応を取らなかったというのはなぜでしょうか。

知事

総理もおっしゃったように、人の往来というのは非常に大事なんですね。ですから、確かに今、都市部が非常につらいと。でも、地域によってはそうでもないところがあります。しかし、人が通るわけですから、事実、はじめのころよりは徐々に徐々に感染者が出ているわけです。ですから、まずは全県下に広げてピシッと網をかけて、そして、その中において、将来そういう専門家、医学的見地からの御助言を頂きながら、その濃度は考える可能性もあるのかなと、そのように思っております。

記者

例えば、県の北西部、東葛地域であったり、より厳しい外出制限であったり施設の使用の制限をかけるということも今の感染状況を見ているとあり得たかと思いますけれども、その辺を同じような自粛要請にとどめるというのはなぜでしょうか。

知事

今日、総理が言ったわけですから、これの自粛要請、人の往来等も含めて、どのようになっていくのかということも、ちょっと見極めたい。それで、必要ならば、これはより一層のお願いをするときもあります。よろしいですか。

記者

すみません、もう一問、追加でお願いしたいんですけれども、東京都では、休業を要請するために、そういう業種を指定しているようなこともありますけれども、千葉県では、そういう業種の指定をなぜ行わなかったのかということを教えてください。

知事

業種の指定といいますと、やっぱりいろいろな、「うちはこうで、何であいつはこうなんだ」とか、いろんなことが出てくると思います。それは、先ほど言ったように、「3つの密」が重なるような、そういうところを避けてくれと言えば、それはおのずと個人が判断できると、そのように思っております。

記者

分かりました。ありがとうございました。

記者

お願いします。県は、これまでも週末や夜間の外出の自粛は要請してきましたけれども、今回も法的拘束力や強制力がない中で、果たしてどのような効果があると思われますか。

知事

今度は、それに加えまして、昼間も外出自粛要請に踏み切ったわけでございます。それと同時に、今度は、国もより一層強くなったし、みんなが一致団結しているところもありますから、私はこれからは良くなっていくのかなと。それと同時に、千葉県の場合、その辺、説明してくれる?

健康福祉部長

県のほうで、患者の増加状況というものが3月の下旬から非常に増加してきているという状況がありまして、そういった状況の中で、今回、外出の自粛ということを日中お願いすることになりました。基本的に、外出の自粛ということですから、多くの方々の感染を、要は接触を減らしていくという、そういった効果としては大きいものが期待されているのではないかと考えております。

知事

私は、今まで県民の皆様にお願いして、それなりの成果は出ていると思います。確かに障害者施設には、大変大きい、100人を超えるあれが出ましたけど、他の地域に関しては、さほど、100人を超えるようなということは出ておりませんので、県民の皆様も冷静に対応していただいているのかなと、そのように理解をしております。

記者

あと、国のこのタイミングでの緊急事態宣言について、タイミングは知事から見て適切だったのか、早かったのか、遅かったのか。

知事

これは非常に難しいんでございますけれども、国としても、ただ宣言を出せば良いという問題ではないでしょう。それは経済的なものもありますし、社会的なものものあります。動揺も含めてですね。でも、私、今回国民が動揺したのは、「ロックダウン」という言葉だと思うんですね。「ロックダウン」イコール、フランスだとか欧米のまさしく「首都封鎖」みたいな感覚ではじめは入っちゃったんですね。これが買いだめだとかそっちのほうへ走った面もあるのかなと。ですから、日本においては違うんですよね。「ロックダウン」という欧米で言っている意味が違うわけですから、あくまでも、生活必需品、それから生活を維持するに当たっては活動できるわけですから、だから落ち着いていかなきゃいけないと。それは国も言っていることで、国はそういうことも全部考えながら、今このときに決断したのかなと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。すみません、もう一問だけお願いします。知事は、以前から、テレワークや時差出勤を進めてくださいというふうにお願いしていますけれども、どのくらいの企業が実施すれば終息に向かうのではないかというふうに思っていらっしゃいますか。

知事

どのくらいの企業といいますと、また企業の大きさもいろいろありますけれども、私は、言うなればテレワークだとか時差出勤だとかは、人と交わる確率が落ちますよね。ということは、人と交わる確率が落ちるということは、私は、影響は出てくると思います。

記者

ありがとうございました。

記者

知事、先ほど幹事社からの質問で、外出自粛の関係では推移を見て制限とか指示も考えたいとおっしゃったのですが、今回の措置内容を受けて、県内の感染状況とかの推移を見て、一つの判断の基準となるのは大体どのぐらいの期間を考えていらっしゃるのでしょうか。

知事

終息という意味ですか。

記者

終息ではなくて、より制限、指示とかを検討したり、追加の措置を考える、あるいは、追加の措置も考えずこのままいくとか。

知事

やっぱり、今週、今週末がどうなるかというのは非常に大事でしょうね。

記者

さらなる措置を取るかどうかの一つの判断基準というのは、今週末の感染者の数ですか。

知事

今週末、ある程度の結果が出て、そしてまた、そういう有識者の医学的見地からも御助言を頂いて、それで検討したいと、そのように思っております。

記者

あと、外出自粛をお願いしたい事例で、「3つの密」以外は、キャバレー、ナイトクラブ等の遊興施設というのを具体的に挙げていらっしゃいますけれども、ほかに何か遊興施設というので具体的にどういったものをお考えでしょうか。

知事

私は特に業者を指定しているわけではありませんが、要するに、イベント等も含めて、大人数が集まるものがありますね。そういうものに対して自粛をお願いしたいと。それと同時に、自粛とかそう言う前に、やっぱり、自分で考えていただきたいと。これだけ切迫している状況において。そのように思います。

記者

分かりました。以上です。

記者

よろしくお願いします。すみません、大分重複する質問があるのをお許しください。まず、エリアを分けなかったことに関してですけど、知事、今お話があったとおり、地域ごとに温度差というか、感染者の数とかも大分差が出てきております。その中で、今回、エリア分けをするかどうかの検討をしたかどうか。ちょっと細かいですけど、そこをまずお伺いします。

知事

確かに、検討といえば検討はしました。しかし、まずは、先ほど言いましたように人の往来、これは県下は十分にできるわけですし、それと同時に、そういう農村部、言うなれば房総のほうも含めて、少しずつ少しずつ増えていることはまた事実なんですね。そうなれば、まず大きく網をかけなきゃいけないと。そしてまた、その推移を見ながら、将来において、これも医学的見地から専門家の意見を聴きながら、濃淡はつけていくことを検討しても良いのではないかなと、そのように思っております。

記者

分かりました。あと、事業者を絞らなかったことに関して、先ほど、「3つの密」を避けてくれと言えばおのずと判断できるというふうにおっしゃっておりましたが、千葉県の責任として要請をするということはお考えにならなかったのでしょうか。

知事

これから、今までの私どもが言っていたものが、非常にまだまだだったと、そういうような結果が出ていないといったときにおいては、踏み込んだお願いをします。ただ、業種といっても、非常に指定するのは難しいと思うんですね。それと、やっぱり、まあいいや、そこまでにしておきます。

記者

指定するのが難しいというのはなぜでしょうか。

知事

例えば、この業種は多いか少ないかは別として、何でこの業種だけ、うちの業種だけ言われるんだとか、あっちも同じようなものじゃないかとか、そういういろんなものが出てきますから、取りあえずは「3つの密」にこれが重なるようなことは避けてくださいと、それがお願いでございます。

記者

あと一問だけ。大人数の集まりというのは、イメージとして何人ぐらいかというのはお持ちでしょうか。

知事

そうですね、まあ10人ぐらいかな。あくまでもイメージですけどね。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。知事、今後の動向次第では、より一層のお願いをすることもあると先ほどからおっしゃっているのですが、具体的にはどんなことを想定されているのですか。

知事

これからまず推移を見なきゃいけませんが、指示、制限も含めて、より一層強くお願いする可能性はあるということでございます。それは、今お願いしていることが十二分な、それなりの結果が出ていないことを想定して、踏み込んだことはお願いします。

記者

その踏み込んだことというのは、どういうものですか。例えば、営業自粛を要請するとか、さらなる外出自粛を要請するとか、さらなるといっても、もう昼夜問わず全部要請しているのですけれども、具体的に何が考えられますか。

知事

そうですね、まあ、できる限りのことですけれども、営業を休業要請ですね。それをお願いする可能性はあります。でも、そこまでいかないように、まずしなければならないと、そのように思っております。

記者

その際に、地域ごとに濃淡を付ける可能性はあるということですか。

知事

そうですね、それは実際に出てくるわけですから。

記者

分かりました。ありがとうございます。

記者

平日の外出自粛について詳しくお伺いしたいのですけれども、例えば今、公園とかへ行くと、子供たちが遊んでいたりしますが、休校期間中になって、さらに子供たちの行く場所がなくなってしまうような気もするのですが、そういった公園とかで遊んだり、例えば通勤している人でランチを食べに行ったりとか、そういったことについては自粛の対象になるのでしょうか。

知事

私が一番恐れることは、子供たちが外へ出ちゃ駄目だと、絶えず家にいなさい、家にいなさいと。特に小さい子たちは、運動不足というかな、やっぱりそういうふうになってしまう。ですから、公園だとか大きな広場に行くということは、私はよろしいんではないかなと、そのように思っております。また、昼間の、今ランチというお話が出ましたけども、それはさっき言った「3つの密」をお考えいただいてしていただきたいなと。食べるのは、これは生活で当たり前の話ですから。あとは、その場所等は御自分でひとつ、今こういうときなんだから、どうしようかと。どうしようかと思ったら、やめると。私はいつもお願いしているんですがね、そういうことです。

記者

お願いします。先ほどの質問のお答えで補正予算を考えていくということでしたけれども、規模は大体どれぐらい考えているのかということと、あと支援の対象とする産業としてどのようなものを考えているかというところを。

知事

規模等は、今検討しています。

健康福祉部長

現時点で予算規模等について具体的に皆様にお答えできる数字の積み上げ等はございませんが、今回、国の緊急経済対策がこのような形で打ち出されてくるという情報がありますので、こういったものを確認の上で、中小企業あるいは市町村など関係の皆様の御意見などを参考にしながら、できるだけ速やかに県としても補正のほうを編成していきたいと考えております。

記者

あともう一つお伺いしたいのですが、先ほど、業種を絞らないという。それは、制限される業者が出ることと制限されない業者が出ることという公平性のことを考えてなのか、それとも経済への影響をなるべく小さくするという意味なのか。

知事

それは、経済への影響をなるべく小さくしたいという思いもありますし、あとやっぱり公平性もありますよね。名指しされたら、それはやっぱり大変な影響があると思います。

記者

よろしくお願いします。今、業種を絞らないというお話でしたが、緊急事態宣言を受けて各業種の方が、自分のところはどうしたらいいのかということは、これだとすごく分かりづらいなと思っていまして。

知事

それは、その業者の方がですね、これだけ私ども、お国からも話をして、私どももお願いしているわけですから。

記者

今、東京都ですと、具体的に美容室がどうかとか、ボウリングがどうかとか、一応細かく分類を分けて、自粛をお願いするところと、そうでないスーパーとか、比較的普通の生活に直結する施設はきちんと分けるということで、事業者の人も分かりやすいのかなと思いますけれども、千葉としてはそこまで細かい分類は今のところは考えていないということですか。

知事

そうですね。今の現段階においては特に分類はしておりませんが、この推移を見て、私どもその分類は考えたいと思います。よろしいですか。

健康福祉部長

ちょっと私のほうから補足させていただきますが、皆さん御案内のとおり、いわゆる特措法の45条の2項から以降の規定に基づいて、こうした施設については使用制限等が行えるということになっております。それについては、政令の中で具体的な施設の種別が決まっているということになってきますが、それらについてどのような形で感染リスクがあるかというところについては、慎重に見極めていかなくてはいけないというふうに思っています。例えば理髪店の問題とか話題になりましたが、そういう中で、将来その措置が必要になった場合にどのような形でお願いをしていくかということについては、引き続き考えていかなければならない問題というふうに考えております。

記者

知事、先ほど切迫ということをおっしゃったのですが、事実としてこれまで夜間とか休日の自粛要請をしてきた、そのフェーズを上げたんですけど、その切迫というのは、具体的に何かデータがあった上での話なのか、それとも緊急事態宣言を受けての話なのですか。

知事

そうですね。これはやっぱり緊急事態宣言を受けてもそうです。それとやっぱり千葉県は東京に隣接しております。そしてまた、都市部の人たちは東京に通勤している方が多いわけです。そして、その影響下を見て、最近の増加を見ていると、まさしく切迫しているなということを感じたんでございます。

記者

ベッドの使用率というのは、東京などと比べてまだ余裕があるという話を昨日はされていましたが、その認識はお変わりになったんでしょうか。

知事

いや。どうぞ。

健康福祉部長

病床の状況について言えば、御案内のとおり、患者が非常に急速に増えてきているという背景がございます。そういった中で県といたしまして一定の病床を確保してまいりましたが、例えばそれを早期に入院させる入院調整が難しいという情勢が発生しつつあります。ですので、今、県といたしましては、改めて公立病院や災害拠点病院に具体的な受入計画、こういったものを提出いただいて、一つ一つの病院に対しての受入態勢、受入れの病床確保という形で、今週辺りから強く働きかけを行っているところでございます。

記者

それから、病床について、軽症者をホテルなど、神奈川県はそういう動きがあるのですが、千葉県としてはどうですか。

知事

それはやっております。やっぱりこれからどのようになっていくかというのは、ちょっと予測できないところがあります。今は多少なりとも余裕がありますが、これはまず不足しないように、しっかりと医療機関と連携しながらやってまいります。

記者

あと、通勤は規制しないということですか。71万人からとありましたけれども、電車に乗って、まさにそれは3密空間のような形で出勤しているわけですね。この辺の規制、要請といいますか、この辺はどのようにお考えですか。

知事

電車の規制というのは、これはもう、お国が考えなきゃならないことだとは思いますが。ですから、自分を守るために、マスク、手洗い、うがい、言うなれば「3つの密」ですね。これをしっかり頭に入れながら行動をとっていただきたいと、そのように思っております。

記者

最後ですが、テレワークとかいろんなことは、今、県民向けにお願いしているんですけれども、これは事業者にやらないとどうしようもない話だと思うのですが、千葉都民が多いという中で、千葉都民と言っていいのか分からないけれども、通勤者が多い中で、東京とかの企業に対して、何らかアプローチをするとか、そういうことはお考えではないですか。

知事

もちろん、これは東京都さんのほうにも、東京都もそれは今実行しているわけですから、私どもは隣県として情報の共有、それから連携を保ってまいりたいと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。今の質問にもかぶるところがあるんですけれども、重症者への病床を確保するために、例えば東京都では民間の宿泊施設の借上げということを実施しています。県は南房総市の病院を、例えば無症状の方や軽症の方の受入れを行う病院として対応されたようですけれども、今後、例えば県内で民間の宿泊施設についても要請をする検討段階に今あるのかどうか、お聞かせいただけますか。

知事

今検討しております。実際どの程度できるかということを。じゃあ、どうぞ。

健康福祉部長

本県においても、民間の宿泊施設での軽症者あるいは無症状者の、そこでの療養というのですか、それが実現できるように、今まだ具体的なホテル等のお名前は申し上げられませんが、個別に今、協議調整中でございます。

記者

実際に今当たっているということですけれども、大体どれぐらいのホテルの数を考えていらっしゃいますか。

健康福祉部長

数に関して言うと、御相談しているという状況ですので、最終的にいくつになるかということは、まだ今の時点では申し上げられませんが、いずれにしても、先日説明させていただいたように、相当数の病床が必要になってくるという状況にあって、やはり軽症あるいは無症状の方々を受け入れる、そのような宿泊施設の必要性というのは強く感じておりますので、何とか早期にそうした施設を確保していきたいと考えております。

知事

記者さん御案内のとおり、こういうのはなかなか、やっぱり強い御理解を賜らないとできないし、私どもも丁寧に御説明、御協力をお願いしているところでございます。

記者

あと一点だけ。例えば、民間の宿泊施設を借り上げる場合に、やはり医師であったり看護師の常駐も必要になってくると思いますが、そういった人材の確保についてはどのように。

知事

マンパワーは大事です。どうぞ。

健康福祉部長

やはりこのコロナの感染症対策でマンパワーの確保は非常に大きな問題だと思います。ただ、そのマンパワーが十分に力を発揮していただくには、何と言っても、病床機能にふさわしい患者さんをそれぞれの病院で診ていただくということ、それをやらないと医療の不効率、マンパワーの不効率になってしまいますので、それこそ、限られたリソースを適切に回していくことができないと思います。ですので、今そういった視点から、各病院でそれぞれの重症度に応じた受入れ態勢をつくっていく。そのことによって、医療スタッフの方々の確保が何とか回っていくのではないかと、そのように考えております。

記者

ありがとうございました。

記者

知事はこのコロナが広がる中で、自粛という言葉の対になるように、経済を回さなければいけないという言葉を常日頃からおっしゃっていたかと思いますけれども、今回緊急事態宣言が出された中で、県独自として補償だったり手当みたいなことはお考えになっていらっしゃるでしょうか。

知事

まず、国がどのような手当、予算組みを組むのか。それと同時に、その中で千葉県は小さいですから、この間、台風等があって大変なお金も使っているわけです。財政においてもそんな潤沢ではございません。ですから、その中においてどのような支援ができるのかということをしっかりと検討してまいりたいと、そのように思っています。

記者

他方で、今、ぎりぎりの生活をしている方が多くいらっしゃると思います。今お金が必要になっている方たちというのは、あまたいらっしゃると思うんです、事業者さんを含めて。そういった方々への何かメッセージだけでもありませんでしょうか。

知事

ですから、もちろん県は相談窓口、資金の金融制度も含めてそういうものはやっております。ですから、ぜひ県のホームページ等も含めて、しっかりと自分のところに合ったものを選択していただきたい。それと同時に、これから国のいろんな動向が出てきますから、それをも県はしっかりと利用し、そして、県民の皆様に利用勝手がいいようにさせていただきたいと、そのように思っています。

記者

ありがとうございます。

記者

すみません、追加で一点だけ。今、外出自粛をお願いしたい例として、キャバレー、ナイトクラブという言葉があるのですが、「等」という言葉があって、ほかに外出自粛をお願いしたい施設は、何か県として。

知事

県としては、業種を指定はしていないんですけども、お国のほうはしていますよね。だから、先ほど言ったように、「3つの密」じゃありませんが、自分が行こうとしていることが、その「3つの密」が重なるのか、否なのか、そういうことを考えてもらいたいし、それで、どうしようかなと思ったらやめていただきたいと、そのように思っております。

記者

分かりました。ありがとうございます。

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    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2610

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