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更新日:令和5(2023)年12月26日

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知事臨時記者会見(令和2年4月5日)概要

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日時

令和2年4月5日(日曜日)11時30分~12時4分

場所

本庁舎5階大会議室

動画 令和2年4月5日知事臨時記者会見(動画)

項目

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

新型コロナウイルス感染症への対応について

知事

新型コロナウイルス感染症の状況について御説明を申し上げます。千葉県の感染症患者は、4月3日に20名、昨日4日に25名を公表しました。うち、6割以上が感染経路不明の状況です。東京都においても昨日118名の感染が確認されたとしており、うち約7割が感染経路不明となっているところでございます。本県から都内への通勤者は71万7,000人に上っており、東京都における感染症患者の急増は、本県においても大きな影響を及ぼしていると考えております。分析結果の説明をさせていただきます。本県の状況について、データを基に御説明します。お手元の資料を御覧くださいませ。図1は、感染者数の推移となっており、3月下旬から急激に増加をしているところでございます。図2は、図1の感染者数から、北総育成園での集団感染を除いたグラフです。3月下旬から、毎日5件を超える感染が認められております。特に、棒グラフで青色になっている「東葛地域」においては、3月下旬から多数の感染者の発生が確認されていることが分かります。図3は、居住地別となっております。これまで発生がなかった郡部でも感染が認められ、県下全域に広がりを見せているところでございます。図4の感染経路別では、棒グラフで赤色になっている「経路不明」の割合が、3月下旬以降増えてきております。図5の保健所管区別では、市川・松戸・千葉・船橋・柏で感染経路不明の割合が多くなっております。図6の年代別では、3月下旬以降、20代・30代でも増加しております。まとめますと、本県全体として「感染が確認される地域」と考えていますが、東葛地域については、「感染拡大警戒地域」となっている東京都の影響を大きく受けているものと捉えております。なお、4月1日から4日の感染経路不明者を分析したところ、30名中13名が都内への通勤者と判明をいたしました。このような状況を踏まえ、特に東葛地域を中心に県内全域に拡大が認められており、一層の感染症拡大防止対策の徹底が必要となっております。

それでは、学校再開延長について申し上げます。このため、私から教育長に対し、再度、学校の再開について検討してもらうように依頼した結果、明日からの学校再開を延期し、県立学校を一斉休校することといたしました。詳細につきましては、澤川教育長から御説明申し上げます。

教育長

知事からの検討要請を踏まえ、県教育委員会としては、4月6日以降の県立学校の新学期について、4点の方針を打ち出しております。今、通知の準備を進めておりますので、整い次第発出したいと思っております。1点目は、先ほど知事からお話がありましたとおり、全県の県立学校を一斉休校とするということです。2点目は、4月6日(月曜日)に予定されている始業式、また7日(火曜日)などに予定されております入学式については、時間・規模を縮小して、ごく短時間という形で開催をいたします。これにつきましては、新年度のクラス等を速やかに立ち上げなければ児童生徒の今後の学習活動が成り立たない、そういう私どもの考えからこのような対応を取っているところでございます。なお、首都圏の対応についても同様というふうに現時点では認識しております。3点目、休校の期間でございますが、4月中ということで考えております。ただ、感染の状況によりましては、この休校の期間が前後することがあり得るということでございます。4点目、特別支援学校についてでございますが、保護者の相談により感染防止に最大限配慮することで、学校で受け入れることもあり得るという形でございます。繰り返しになりますが、以上4点について速やかに県立学校及び市町村教育委員会にも参考としてお伝えできるよう、現在準備を進めているところでございます。また資料が整いましたら、記者の皆様にはお届けをさせていただきます。よろしくお願いいたします。

知事

そこで、県民の皆様には繰り返しのお願いですが、感染症拡大防止には、県民の皆さんの行動が非常に重要でございます。今は、「自分がうつるかもしれない」というだけではなく、無症状であった場合に「周りの方々にうつしてしまうかもしれない」という意識を持って、休日・平日夜間の外出自粛など、慎重な行動をお願いいたします。外出自粛は、県内はもちろん、都内など県外の都市部も含んでおり、若年層の方々においても、くれぐれも慎重な行動をお願いいたします。改めてお願いします。まずは、手洗い、うがい、咳エチケットの徹底とともに、昼夜を問わず「3つの密」を徹底的に避ける行動をお願いいたします。発熱等の症状があった場合には、自宅等でしっかりと療養してください。そしてまた、家族以外の多人数での外食は避けてください。そして、企業の皆様にお願いします。「3つの密」をできるだけ作らないよう、時差通勤やテレワークなどの実施の御協力をお願いいたします。現在、県民に外出自粛等をお願いしており、事業者の多くの方々にとって苦しい状況が続いておられるものと考えております。県では相談窓口を設置し、融資の支援等を行っております。また、雇用の維持を図るための「雇用調整助成金」や、生活資金でお悩みの方々に向けた「生活福祉資金貸付制度」もありますので、ぜひとも御活用をお願いします。国の専門家会議でも、外出自粛等による感染抑制の効果も言われております。御理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。それから、感染者情報の公表について、これまで個人が特定されないよう市町村単位ではなく、「市」と「郡」の単位で公表してまいりました。しかし、県内全域に感染が拡大する中、より一層の注意喚起を図る観点から、町村単位までの公表が適当と判断し、本日以降の公表から適用することといたします。

最後に、改めて県民の皆様にお願いいたします。一人ひとりの行動が自分の命を守る、そして社会を守るんだという、そういう意識を持っていただきたいと思います。いろいろな事業者にも、皆様にも、大変御迷惑と忍耐をお願いするところでございますが、これは何としてもコロナを私たち一人ひとりが倒さなければいけないという認識、そして、今やらなければいけないということで、皆様に御理解を賜りたいと、そのように思っております。御協力くれぐれもよろしくお願いいたします。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。知事の冒頭の御発言の中で、全体状況ですけれども、東葛地域は感染拡大警戒地域である東京都の影響を大きく受けているというお話がありましたが、東葛地域そのものが感染拡大警戒地域になったということなのでしょうか。

知事

そうですね、東京の影響を受けているわけですから。そのような形でよろしいですね。

健康福祉部長

東葛飾地域は、先ほど知事からもありましたが、都内へ通勤されている方が非常に多いという状況にございます。直ちに拡大地域というふうに断定する、そういった材料まではこの資料の中では把握できないところですが、その危険というものは十分認識しなければならない地域というふうに考えておりまして、そのような意味において、このような対応を図っているところでございます。

知事

この辺の意識って非常に難しいところもございますが、今、部長がおっしゃったところでございます。

記者

休校措置ですけれども、4月中ということは、ゴールデンウイーク明けまでの1か月ちょっとの間と、かなり長い期間になりますが、こういう思い切った判断をされたのは。

知事

これね、先ほど話したように、現下の状況を見ますと、非常に、特に若い人たちの感染が出てきているということで、これ1週間単位でやっていくと、かえって、また1週間か、また1週間かと、そういうことになってもいけないですし、何とか私たちは幅を持って、ただし、その期間において状況が変化したり、もっと長くしなきゃいけないんだと、そういうときは改めて皆様の御理解を賜りたいと思います。教育長、どうぞ。

教育長

基本的に知事がおっしゃられたとおりでございます。私どもとして感染状況が見通せない中、子供たちの心の安心であるとか今後の自宅学習の取組、そういうことを勘案いたしまして、4月中とさせていただいたところです。

知事

冒頭、私から申し上げたとおり、感染の状況等によっては変更する可能性もあり得るということで御理解いただければと思います。

記者

休校措置が続いている間は、夜間の外出自粛や不要不急の外出の自粛要請というのも続くということですか。

知事

はい、引き続き夜の外出は本当に自粛していただきたいと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

何点かお伺いしたいのですけれども、まず、県内での感染拡大や東京都の感染拡大を受けての御判断だったかと思います。東京都では特に感染の数が増え続けているような状況だったのですけれども、判断が今日になった理由をまず教えてください。

知事

言うなれば、このコロナ、大変な勢いで来たということ。それと同時に、私どもは、夜間の外出、それも平日も含めて決めたということは、やっぱり社会生活もある、それからそういう事業者もいるわけですね。そういう人たち、言うなればコロナを何とか封じ込んだけども、社会も経済も疲弊した、倒れちゃったというのではならないと。ですから、私はその辺の非常に微妙なバランスを見ながら考えておりました。しかし、この間の障害者の施設のあの人数、100人という人数を見ますと、ああいう房総のほうまで伸びてきちゃったと。ここでやっぱり判断しないといけないと思いました。本当にいろいろな事業者の方がいるんです。大変皆様に御迷惑をかけるということは重々承知なんですが、ここはひとつお願いしたいと、そのような決意を持って、一連の判断をしたところでございます。

記者

すみません、もう1点ですが、私立の学校であったりとか、各市町村の教育委員会には、明日からの休校の要請をこれからするのでしょうか。

職員

御質問の点については、今まさに連絡をとっているところでございます。併せて、通知を2日のときと同様に、各市町村教育委員会にお伝えすることで、市町村教育委員会として適切な御判断ができるように、そういったことを求めてまいりたいと思っています。

記者

分かりました。ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。外出自粛のところで確認ですけれども、平日の夜は4月いっぱいまで。

知事

何がですか。

記者

不要不急の外出自粛。

知事

これは、先ほど言ったように教育のこともあります。でも、よっぽどの何かがない限りは、今のお願いしたことを継続させていただきたいと、そのように思っております。

記者

分かりました。週末の不要不急の外出自粛、これは12日までということですか。

健康福祉部長

前回の会見で知事からお話しいただきましたとおり、今週と、そして来週、そこまでのお願いを申し上げているところでございます。

記者

分かりました。感染経路不明の人が増えているという理由は、東京都への通勤、東京都の影響が大きいと考えていらっしゃるということですか。

知事

そうですね、東京への通勤者が多いということも事実でございます。これは、東京は大都会でございますから、経済の中心でもあるわけですから、いろんな人が行き来するわけでございます。今回の県の調査結果はそういうふうに出たということです。

記者

休校の期間中、登校日などは設けるのでしょうか。

教育長

現時点では未定で、また必要に応じて判断していきたいと思っております。またそこは後で考えていきたいと思っております。

記者

大型連休までとしているほかの県が多いみたいですけれども、4月中とした理由は何でしょうか。

教育長

あくまでも感染状況を見ないと判断ができないということでございますので、それも考慮の一要素としてありますが、現時点で明確にいつとか、何回とか何日置きといった形で考えをお示しするまで、私どもとしてもまとまっていないということで御理解いただきたいと思います。

知事

記者さんもお分かりのようにね、これはいつ終息するか分からないところでもあります。だから、私どももなかなか、ここまで、ここまでと言いづらいんでございますが、場合によっては変わることもある、場合によってはこうなることもあると、そういうような思いも入っていることは事実でございます。

記者

知事から一斉休校を再考してくださいとお願いしたのはいつですか。

知事

昨日かな、おとといか。

教育長

昨日の感染結果を踏まえてということです。

記者

承知しました。ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。2日に、学校の6日再開を知事が表明されて、わずか4日で休校措置の変更ということになったのですけれども、この辺りちょっと見通しが甘かったのではないかというような意見もあると思うのですが、知事はどのようにお考えですか。

知事

それは、いろんな御意見が、こういうときというのはいろんな意見が出るものでございますよ。でもね、私、やっぱり東京の、特に100人を超えた非常に爆発的なあの現状を見たら、それと同時に、千葉県というのは東京に通勤している方も多うございます。そういうのも考えながら、それと同時に、何としてもこのコロナウイルスを抑えるため、しかし抑えると同時に、やっぱり子供たちの勉強、それから始業式等、そういうことも壊さないようにと、いろいろ考えながら決断したところでございます。

記者

決断の理由が大きく変わったところとしては、2日までも感染者数は増えていたと思うのですが、2日に再開予定だったものを、知事は昨日のお昼頃に再開を検討するよう教育長に指示されたとおっしゃったのですが、知事はどうして昨日の昼頃、再開を検討するように指示されたのですか。

知事

だから、今言ったことでございます。そういうニュースが流れたり、いろんな情報を集めている中で、これはやっぱりこうしたいと。そして、教育長の意見も聞いたり、いろいろしました。それで最後、私は「じゃあ、これでいこうや」と、こう言ったところでございます。

記者

何か具体的に数字が上がっていったりとか、北総の話はその前になるのですけれども、東京でこれだけ増えた、千葉でも2日以降これだけ増えたから考え直したとか、何か具体的なものは。

知事

もちろんそういうこともあります。それでやっぱり東葛地方は、非常にこれからつらくなるなと、そういうことも含めて今ここで決断しなきゃいけないなと、そういうように思ったからでございます。

記者

あと、休校措置ですけれども、4月中とおっしゃったのですが、今のところゴールデンウイーク明けの6日から再開予定という理解でよろしいのですか。

教育長

4月中は休校するということで、現時点でゴールデンウイーク明けに再開するかどうかというのは、また状況を見たいと思います。今の時点で決まっているのは、4月中は休校ということでございます。

記者

5月2日とかに平日がありますが、その辺りについては未定という理解でよろしいですか。

教育長

現状においては、まだ確たることは言えないということでございますので、今この場でお伝えできることは、4月中は休校ということでございます。

記者

では、5月1日は一応平日扱いということでよろしいのですね。

教育長

平日扱いになりますが、また恐らくその時点で改めて何らかの形で対応をお示しする形になろうかと思います。

記者

現時点で決定しているのは4月30日までということですか。

教育長

はい、それで結構です。

記者

ありがとうございます。

記者

一点確認ですけれども、6日、明日は始業式は予定どおりやられる。7日の入学式もやられる。これまでとやり方で変わる部分はあるのですか。

教育長

やり方は、年度末の卒業式、あちらのほうは2日の会見でもお伝えいたしましたが、規模を縮小したり、やり方を見直す、そういう形でお願いしておりますので、同じ形でということで、見直した上で始業式、入学式をやっていただくということでございます。

記者

それは当初と変わらない。

教育長

はい。あと補足ですが、入学式は7日でない学校も一部ありますので、大体は始業式は6日というふうになりますが、入学式については7日またはそれ以降と、そういう形になります。各学校でちょっと違うということは御理解いただきたいと思います。

記者

それでは、先ほどの質問とまた重ねてなのですが、なぜ今日なのかというところで、例えば、東京での感染というのは、もう木曜日、金曜日から増えていて、市内でも千葉市とか松戸市は、金曜日、木曜日の段階で延長というのを決めていたわけです。今日言われても、保護者の方とかは、例えば月曜日は入学式があるから、学校に行くのは当初から決まっていましたけれども、翌日から子供をどうしようかということを決める期間が非常に短くて、私も非常に困っているんですけれども、そこがなぜ今日になったのかという理由が、正直、今の時点で全然分からないのですが、そこをもう少し明確に教えていただけますか。

教育長

事務的な補足という形になります。前回、2日の記者会見でお話しさせていただいたとおり、学校生活と感染症拡大防止のバランスをとると、そういうぎりぎりの判断をしてきたというところでございます。2日の時点では、私どもとしてまだ確たる状況は非常に厳しいということは通知の中でも書かせていただきましたが、まだそこまで決断するに至らなかったということでございます。ただ、昨日の発生状況がかなり増えており、かつ、東京においても恐らく過去最大だと思いますが、そういう形で非常に増えているということがありましたので、私どもとして、知事の検討要請を受け決断をさせていただきました。具体的な引き金は、昨日判明した感染状況並びに東京都の状況ということでございます。

記者

あまり言ってもあれかもしれませんが、申し訳ないですが、80人から100人になるというのは、いずれ100人超えるというのは、誰でも予想できた事態だと思います。それを100人を超えたことを感染爆発の基準にしていること自体がおかしいと思うんですけれども、判断が遅かったんじゃないですか。

教育長

判断が遅かったと言われたら、私として、そこの責めは追わなければいけないというふうに思っております。保護者並びに児童生徒の方に混乱を招いたということがあれば、それは私ども県教育委員会として責任を負うことという。

記者

知事としてはいかがでしょうか。

知事

そうですね、私はずっと見てきて、これは誰でも、あなたもお子さんが学校で学んでもらいたいと思うのは親としては当たり前だと思うんですよね。でも、そのような環境であるかないかというのは、やっぱり学ばさせてあげたいと同時に、待てよと、今の状況はこうだなと、このせめぎ合いがあったことは確かでございます。

記者

基本的なことになって申し訳ないですけれども、県立学校を休校されるというのは、小学校と中学校で、高校は含まれないということでしょうか。

教育長

県立学校は、高校が122校、特別支援学校が36校、あと県立の中学校というのが2校ございますので、122+36+2と、そういう数字でございます。

記者

若干、今日の会見の趣旨とずれるかもしれないのですが、緊急事態宣言が出された場合、千葉県の対応としてはどういうお考えでしょうか。

知事

これは、ずっと私どもそれが出た場合どうするかと、どのようなことを手を打てるかと、また、県としての相談はずっとやっているところでございます。緊急事態宣言の中身をしっかり読んでいくと、取りあえずは今やっていることをより一層強く推し進めていくことと同時に、また、国の話を聞いていかなきゃいけないし、それと同時に、事態宣言において、私たち、知事に任された以上、私のできることはその状況下においてやってまいりたいと、そのように思います。しかし、こういう事態宣言なんか出ないほうがいいので、そのためにも今自粛をお願いしているところでございます。一人ひとりのそういう注意が自分の命を守ることでもあるし、社会を守るということであるということを認識していただきたいと、そのように思います。

記者

知事と教育長にお伺いしたいのですけれども、今、休校という話でお休みになるという話が取り沙汰されていますが、その分、休校になっている時間は学習時間が削られていくわけで、今後、子供たちの学習について、どのような対策だったり施策をしていこうというのが、もし現時点であれば教えてください。

教育長

2日付の通知では、可能な限り、新学期以降、学級開きということで新年度の基礎づくりをしてくださいというお願いをしていたところでございます。ただ、今回の一斉休校によって、それが十分できなくなったということでございますので、まずは6日、7日、始業式、入学式で、できる範囲でしっかり先生と児童生徒の人間関係づくりをやっていただきたいと思っております。あと、必要に応じて補修であったり、プリントをお渡しして学習していただくとか、そういうことが出てこようかと思います。ただ、そこはまだ現時点で私どもとしてかちっとした形でお示しできるものにはなっていないので、またまとまり次第、皆様、市町村、県立学校並びに記者の皆様にもお伝えしたいと思います。いずれにせよ、3月初めから臨時休校並びに春休みが進んでおり、子供たちの生活習慣とか学習の問題がいろいろと顕在化してきているかと思いますので、その辺りの対策は私どもとしてもしっかりやっていきたいと思っております。

知事

これは勉強だけではなくて、普通だったら学校に行く、それが今度はずっとうちにいる。言うならば外出ができなくなると、人間ってやっぱり、特に若い人は力が余っちゃうところがある。それがストレスになって、いろんな問題が起きてくるようになってはいけないんですけれども、そういう可能性もある。そういうことも私どもはどのように皆さんにお願いしていったらいいかということを、今、検討しているところでございます。

記者

では、夏休みを短縮するみたいな話は、具体的にはそこまでは出ていないということですか。

教育長

それは多分、今後の休校期間の話とか、子供の実態、学習の定着度がどうなっているのかというのを見きわめた上で考えていかなければいけない話だとは思いますが、現時点では明確にお示しはできないと思います。

記者

ありがとうございます。

記者

先ほどの緊急事態宣言に関してですけれども、具体的に県としてはどう対応しようとしているのかというのは検討されていますか。先週、東京都なんかは、会見してある程度公表されていますけれども、県民生活にどんな影響があるかとか、説明していただければと思いますが。

健康福祉部長

特措法に基づいた措置というものが予定されているところでございますので、個々の措置について、何をどのようなタイミングで県民の皆様にお願いをしていくか、その辺のところについて、現在、詳細について検討を進めております。今日現在で皆様に具体的なお話ができるという材料はございませんので、その点、御承知おきいただければと思います。

記者

休日の外出自粛は今週と来週という話ですけれども、また来週になって恐らく再来週もという話に、休校の要請なんかを見ていると思うのですが。

知事

まあ、可能性はありますよね。

記者

なぜここまでにしているというのはあるのでしょうか。何で来週までというふうに区切っていらっしゃるのか、理由はあるのでしょうか。

健康福祉部長

今、発生している患者さんの状況というのが、約2週間ほど前に感染されたという状況ですので、対策の効果が現れるのに一定の期間がかかるということで、それを見きわめるための期間としてこの期間を制定させていただいているという状況でございます。

記者

1週間後にまた同じような検討されるということですね。分かりました。

記者

休校のことに戻ってしまうんですけれども、何度も聞くんですが、2日に学校再開を知事が表明されて、今日また休校となって、保護者の方、生徒たち、かなり混乱していると思うのですけれども、保護者や生徒に向けて、方針が二転三転していることについて、謝罪だったりとかそういうものは。知事に言っていただいたほうが。

知事

教育長からまず言って、それから僕が言いますから。

記者

はい、分かりました。

教育長

まずは、この時期、1年間においても非常に特殊というか特別な時期でございまして、2日の通知にも書かせていただきましたけれども、学級づくりであるとか、子供の1年間の学習のスタートアップで非常に重要な時期だということで、私どもとしてぎりぎりの判断として、4月2日の時点では、一部の地域を除いて再開というふうなことをお伝えしたところでございます。ただ、私どもの予想を上回る形で県内の感染発生というものが生じておりましたので、今回、緊急的な対応として、一斉休校というふうな形でさせていただいております。学校を楽しみにしていただいた子供たち並びに保護者には、二転三転ということで大変申し訳ないというふうに思っております。あとは、しっかり6日及び7日の期間に先生とのしっかりした人間関係とか友達の確認ということをやっていただいて、これからの休校期間の自宅学習等に備えていただきたいと思っております。私からは以上です。

知事

先ほど私申しましたとおり、状況が非常に切迫している中において、私も皆さんの教育をやっぱり大事にしたい。しかし、今のコロナの状況もあると。そういうことで、いろんな判断が躊躇したところがあったかもしれません。でも、私どもは、子供たちに、何とかこれでうまく勉強を、それから社会生活においてもベターになるようにと、そう考えておりましたので。また、親御さんだとか子供たちの皆さんに、そういう混乱を起こしてしまったということに対しては、本当に申し訳ないなと。でも、一生懸命皆さんのためを思って私たちがやっているということは御理解を賜りたいと、そのように思っています。

記者

分かりました。

内容についてのお問い合わせ先

  • 新型コロナウイルス感染症への対応について
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2610
  • 県立学校における臨時休校について
    →教育庁学校安全保健課【電話】043-223-4097

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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