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更新日:令和元(2019)年9月13日

知事定例記者会見(令和元年9月12日)概要

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日時

令和元年9月12日(木曜日)10時30分~11時22分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 令和元年9月12日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 台風15号への対応について
  2. 「秋の全国交通安全運動」について
  3. 東京2020大会に向けたプロモーション動画について
  4. 「景観まちづくり」の取り組みについて

知事発言

台風15号への対応について

知事

はじめに、台風15号への対応について、申し上げます。

今週、台風15号が本県を直撃し、本県では、強風と大雨の影響により、多くの方がけがをされたほか、住宅被害や停電・断水、農林水産業にも甚大な損害を及ぼしました。まずは、被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。今回の台風では、特に大規模停電により、県内全域の拠点病院と、複数の水道事業者において水不足が懸念されたことから、一昨日、午前4時に自衛隊の派遣を要請いたしました。さらに、同日9時に、千葉県災害対策本部を設置し、復旧対策に力を挙げて取り組んでいるところでございます。特に東京電力には早期復旧を強く要請し、早期の停電解消の見通しが示されたものの、依然として大規模停電が継続しており、より一層の努力をお願いしたいと、そのように思っております。被災された県民の皆様は、本当につらい日々を過ごし、大変疲弊をしています。我々はこのような県民の皆様の苦境を受け止め、一刻も早くもとの生活を取り戻せるよう、力を尽くさなければなりません。そこで、昨日の災害対策本部会議では、東京電力に対し、全力での早期復旧と県民への正確な情報提供を改めて要請すること、市町村と連携を一層密にして、県民生活への深刻な影響にあらゆる対策を実施すること、農林水産業において、被害が県内全域にわたること、また、被害額が極めて大きいことから、国に対して被災者支援を速やかに要望すること、市町村、消防機関、警察、自衛隊などと連携を密にし、出先機関も含め、全庁一丸となって対応することを、私から強く指示したところでございます。千葉県で被災された県民の皆様には、大変つらく、また苦しみを与えてしまった、受けてしまったことに対して、本当に大変申しわけなく思っております。特に東京電力に対して、先ほど申したような強い要請を行ったところ、今日、2,000人増員してくれまして、1万1,000人となりました。このように東京電力、それから、自衛隊、警察、消防等、大変に必死になって県民を思い働いてくれております。県といたしましても、県民の命を守り、そして、安全・安心を一日も早く回復するということを肝に命じてこれからも頑張ります。

「秋の全国交通安全運動」について

知事

次に、今月21日から30日まで行う「秋の全国交通安全運動」について、お話をいたします。

本県では、交通事故で亡くなられた方が、昨日までにその数が106人となるなど、非常に深刻な状況でございます。秋口のこれからの季節は日没が急に早まるため、夕暮れ時から夜間にかけて、交通事故が増える心配があります。そこで、今年の秋の全国交通安全運動では、「身につける夜道のお守り反射材」をスローガンに、「子どもと高齢者の安全な通行の確保」、「夕暮れ時と夜間の、歩行中や自転車乗用中の交通事故防止」などを運動の重点として取り組みます。運動に先立ち、今月19日に、幼稚園児の皆さんや関係団体の方々にお集まりをいただき、県警白バイ隊などが参加して「出動式」を行います。また、26日には、千葉市生涯学習センターで、反射材の利用を呼びかける「交通安全フェア」を実施いたします。「交通事故死ゼロを目指す日」の前日、29日には、イオンモール幕張新都心で啓発キャンペーンを実施いたします。このほか、運動期間中は、県内各地で交通安全キャンペーンが行われます。夕方から夜間にかけての時間帯は、周りが見えにくくなり、交通事故が発生しやすくなります。歩行者の皆様は、明るい服装や反射材を身につけて目立つようにし、ドライバーの皆様はハイビームを上手に使って、危険を早めに発見するように心がけてください。そして、誰もが安心して暮らせる「交通安全県ちば」の実現を目指しましょう。

東京2020大会に向けたプロモーション動画について

知事

次に、東京2020大会に向けたプロモーション動画についてでございます。

県では、開催まで1年を切った東京2020大会を契機に、千葉県の魅力を国内外から訪れる競技の観戦客や観光客にPRするため、本県のプロモーション動画を制作したところでございます。この動画には、県内で開催される8競技の紹介と、大会の開催時期である夏に楽しめる観光や自然、伝統行事などの本県の魅力を織り交ぜております。競技では、県立検見川高等学校フェンシング部や、国際武道大学レスリング部の部員など、本県にゆかりのある選手を中心に御出演いただき、競技の迫力やスピード感を紹介しております。また、本県の魅力として、夏の風物詩である花火やブルーベリー狩り、ユネスコ無形文化遺産に登録されている佐原の大祭を紹介しております。それでは動画を御覧ください。(動画放映)この動画は、本日からユーチューブの「千葉県公式PRチャンネル」で公開を始めました。また、今後、インターネット上での海外への広告配信を実施いたします。動画を御覧になった皆さんに、魅力あふれる千葉県へぜひお越しいただきたいと思います。

「景観まちづくり」の取り組みについて

最後に、「景観まちづくり」の取り組みについてでございます。

本県の多様で特色ある良好な景観は、地域の活力を創造する源であり、地域の貴重な財産でもあります。こうした地域の財産である景観をより良好なものにするため、県では、「景観まちづくり」の取り組みを行っているところでございます。景観の魅力を高め、これを将来に引き継いでいくためには、行政だけではなく、県民一人ひとりが身近な景観の大切さを認識し、主体的に取り組んでいくことが重要でございます。そこで、県民の皆様には、「景観まちづくり」への関心を高めていただくため、「海と暮らすいくつものまちなみ」をテーマに、来月12日の土曜日、館山市で景観セミナーを開催いたします。館山市には、波の穏やかな様子から鏡ヶ浦と称される館山湾や、海沿いの開放的な街並み、漁村、農村などの伝統的な集落や里山の田園風景など、魅力的な景観がたくさんあります。今回のセミナーでは、早稲田大学教授後藤春彦さんの基調講演に続き、地域で活動を行う方々の取組事例の紹介や、パネルディスカッションを行います。県では、このようなセミナーを各地で開催し、県民一人ひとりが誇りと愛着を持つことができる「景観まちづくり」に取り組んでまいります。多くの県民の皆様の参加をお待ちしております。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。今朝、東京電力が会見を開きまして、千葉市の千葉エリアは本日中の復旧、その他のエリアは13日以降の復旧になるということを会見で話されました。先日の災害対策本部会議で、県民への正確な情報提供をしてほしいと、一刻も早い復旧、その2つを要請されるとおっしゃいましたが、本日の会見は、例えば県民の思いとかにどれほど応えたものだとお思いでしょうか。

知事

私たちの強い要請と、国からも強い要請があったと思います。だから、今日現場で2,000人の増員をしたということは、より一層、東京電力が一日も早くこれを解決しなければならないという、その気持ちのあらわれかなと、私はそのように理解しております。

記者

あと、県として今、断水や停電が続いているエリアに優先的にどういう施策をしていきたいとお考えでしょうか。

知事

まず、水、電力、これは私たち命でございますから、まず各市町村からしっかりとした情報を得て、それに適宜対応していくことがもちろん大事でございます。ですから、自衛隊にお願いしたりとか、一日も早い回復、こういうことを国からもお願いしていただくということが大事だと思います。その辺の詳細の部分を。

職員

お世話になります。危機管理課でございます。よろしくお願いいたします。今、知事からお話しさせていただきましたように、やはり国からの御支援も得ながら、自衛隊、そして東京電力の復旧という、こちらを共同しながら取り組ませていただきたいと強く思っております。

知事

今日、お国のほうから防災担当大臣が来ていただきますし、改めてこの現状を御説明いたしたいと、そのように思っています。

下線部を訂正しました。

記者

最後にもう1つですけれども、災害発生から72時間で、このままだと命の危険が出てくる可能性が高まってきているのですが、今日で4日目で、県の被災地に対する支援が具体的に見えてこないと個人的には思っています。例えば、給水以外にも自衛隊にほかの支援を要請するとか、例えば携帯電話がつながらない人が多いので、例えば携帯ラジオの配布とか、あとは野菜がとれない人にビタミンのサプリメントの配布とか、県としてそういった具体的な即効性のある施策をするお考えとかは今のところどうなのでしょうか。

知事

記者さんね、やっぱりいろんなところでいろんな意見を聞いて、御報告してくださるということは私も大変うれしゅうございます。それと、県としても各市町村からの情報というのも大事です。千葉県というのは意外と広いんですよね。その中で的確にピンポイントにやっていくということも大事です。まず、何が大事かというと、水ですね。電力ですね。そうすると、電力においても、この地区は映るんだけど、この地区はだめだというのも出てくるんですね。そういうことも私たちは把握しなければならないし、それと食べ物、県の備蓄はどうなんだと。周りの市町村の要請があれば、すぐこっちも出せると。だから、やっぱり市町村によってはちょっと報告が遅れているところもありますので、県の職員を出そうと思っておりますから。ちょっとその辺を詳しく。

職員

危機管理課でございます。よろしくお願いします。県の支援でございますけれども、今、知事からお話しさせていただきましたように、やはり市町村から御要請のありました品々、水、そして食料、ブルーシート等々の備蓄でございます。こちらを千葉県の備蓄物資の中から拠出をさせていただくということがございます。それから、自衛隊にも給水の支援のみならず、昨晩、陸上自衛隊と県とで協議をいたしまして、今朝からは陸上自衛隊が送電線の復旧作業の支障となっている倒木の重機による除去作業というようなものにも着手をしていただいているというようなこともございます。また、携帯電話等々は、携帯キャリアさんが頑張っていただいているというようなこともございまして、こちらについても常日ごろからライフライン協議会というような形を千葉県のほうで持っておりましたので、そちらでも、いざというときにはこのような支援をいただけるという情報交換をしてきたところでございます。これからも千葉県、頑張ってまいりたいと思っております。

知事

やっぱり記者さん、今回は、よく聞かれるんですけども、想定以上のものが来ちゃったというところがあるんですね。ですから、私たち、今までの想定というものも考えていかなきゃいけないと。私は今回のこともしっかりと検証して、また次はそういうことが、もちろんあっちゃいけませんけれども、あったときにも対応できるようにやっていこうと思っています。何といってもまず水が大事です。だから私は自衛隊の皆さんに、まず給水車を頼むと。そして今、自衛隊の皆さんも、大体、もう水はオーケーになっていますと。そうしたら瓦れき、倒木だとか、そういうものがあるから、今、東京電力さんも一生懸命やっているから、その辺を頼むと、今そのようにお願いしているところでございます。

記者

私からは以上です。ありがとうございました。

記者

よろしくお願いいたします。私からも台風15号の被害を中心にお伺いしたいと思います。先ほど知事もおっしゃっていましたけれども、市町村によっては報告が遅れているので、そのあたりは県の職員を出していくという話があったと思うのですけれども、もう少し早く、プッシュ型支援というか、県から情報を収集し支援を行っていくということが必要ではなかったかと思うのですけれども、そのあたりについてはどうお考えでしょうか。

知事

そうですね。それは記者さんが見て、「もうちょっと、こうやったらよかったんじゃないか」というのは確かに、そう言われればやっぱり足らなかった部分もあるかもしれません。だから、これを私たち大きな反省材料としてやっていかなければならないと、そのように思っております。

記者

関連してですけれども、やはりその原因には、情報収集体制といいますか、情報収集がなかなかうまくできていなかった部分があると思いますけれども、そのあたりについてはどうお考えでしょうか。

知事

これはより一層、市町村のほうに支援します。はい、どうぞ。

職員

危機管理課でございます。情報収集でございますけれども、特に被害の状況につきまして、防災情報システムといいます県と各市町村をネットワークでつなぎましたシステムを用いまして報告をしていただくことになっております。ただ、今回はやはり電波の状況とか電力の関係ということで、なかなか、停電があったり水の不足ということで、市町村さんもお忙しいという状況がございました。そのような中で、被害の状況を御報告していただくタイミングがやはり遅れたところはあったということも言えるとは思います。私どもといたしまして、情報をしっかり収集させていただくよう、これからしっかり考えながらやっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

知事

そうですね。やっぱりそういう体制をつくったときは、もうこれで大丈夫だろうと、欠陥があると思ってつくる人はいないと思うんですね。大丈夫だろうと思っても、今回のような想定を超えるものが出てきた場合において、あっ、これもだめだった、こんなところにも欠陥があったと、出てきたわけでございますから、これは記者さんおっしゃっているとおり、そういうこともしっかり私たちは押さえていかなきゃならない、これを反省の材料としなければならないと、そのように思っております。

記者

先ほどの質問にもありましたけれども、東電の停電の復旧がまだできていないということがありまして、一部では、東電の見通しが甘いというような指摘もあります。実際にこのことに関して、県は東電の見通しに少し引っ張られた上での対策となってしまったのかどうかということ、つまり、県としてここまで停電が長引くというような想定を持った上での危機管理体制というのはとれていたとお考えでしょうか。

知事

これね、非常に難しいんですよね。とりあえずは東京電力さんがおっしゃったこと、私ども、それ以上の知見を持っているわけでもないし、電力さんがこうだと言われれば、じゃあ、それを一日でも早くというお願いをするところしかないというのもまた事実でございます。はい、どうぞ。

職員

危機管理課でございます。やはり東京電力さんから「復旧の見込み」というような形で、ホームページ等々でも情報をアップしていただきました。それから記者会見もされたということで、その都度その都度、その情報を我々のほうとして分析し、それから聞き取りもしながら、そして県庁のほうに東京電力さんにも来ていただきながら、分析、そして対応を練ってきたところでございました。タイミングが遅れたということにつきましては、今後の反省とさせていただきたいと存じます。

記者

続いて、先ほど情報収集の話をしましたが、今度は情報発信についてお伺いします。現在、県は防災ポータルサイトをつくっていて、そこに情報が一元化されていると思います。例えば、ライフライン情報としてリンクは張ってあるのですが、断水をしている範囲だったり、給水所の情報を知りたいと思っても、クリックすると県営水道という県のページにリンクしてしまって、そこから必要な情報を得ることがなかなかできないような状況になっています。被災した市町村も各市のホームページ等で掲載はしているのですが、県としても情報を集約して、防災ポータルサイトでも伝えていく必要があると感じます。こうした点、どのようにお考えでしょうか。

知事

そうですね。いろいろな観点から私たちは対策をしていかなければならないと、そのように思っています。では、その辺は詳しく説明してください。

職員

危機管理課でございます。おっしゃられましたとおり、県からは防災ポータルサイトというホームページを活用しまして、県民の皆様に情報を提供させていただいているところでございます。その中では、本当におっしゃられましたとおり、ライフラインの状況につきまして、やはりリンク先に飛んでしまう。そして、JRさんにしましても東京電力さんにしましても、やはりトップページに飛んでしまうというところは実際にあります。私、担当としても探していくのに何回かクリックするというところもございますので、これはライフライン、インフラの事業者様ともよく協議しながら、相談しながら、どのような形が一番県民の方々に早く知りたい情報を知っていただけるのかということを研究してまいりたいと存じます。よろしくお願いします。

記者

関連して、ポータルサイトはあるのですけれども、その存在自体を知らないという県民もいると思います。県のホームページのトップページにはリンクが張られていますが。それで、千葉県はTwitterのアカウントがチーバくんのものはありますけれども、県庁の公式のアカウントというのは持っていないと思います。他県ではポータルサイトの運用とあわせて、Twitterで逐一情報を発信していくという仕組みをとっている県もありますが、今後、県としてTwitterですとかFacebookとか、SNSを活用しての災害情報の発信を強化するような考えはありますでしょうか。

知事

そうですね。やはり記者さんの言うとおりですよ。やはりそういう、あらゆるものを駆使して県民の皆様に伝えていかなければならないと思うんですよね。じゃあTwitterとかSNSでやれば十分かと思うと、それは変な話、「俺はそういうのはわからねえ」と言う人もいるわけですから、それはまさに皆さんの新聞だとか、ラジオだとか、テレビだとか、やらなければいけないですし、そういうこともしっかり県としても把握していかなければならないと、勉強していかなければならないと思うところでございます。どうぞ。

職員

危機管理課でございます。まずは防災部局といたしまして、今、知事からお話がありましたように、やはりSNSによります災害情報の御提供、発信ということ自体は非常に威力のあるものだというふうにも考えております。よくよく先進事例、先進他県の状況を研究しながら、できること、ともかく県民の皆様に知っていただけることということで、努力してまいりたいと考えております。

記者

最後にもう一問ですが、成田空港の問題についてです。台風が直撃した後に、9日の朝から成田空港が孤立状態になってしまって、JRも京成も動かなかったり、バスも動かなくて、本当に人があふれて陸の孤島のような状態になってしまいました。私も当日現場にいましたが、現場では状況に関してアナウンスが全くされていないという状況で、特に外国人観光客などは電車がとまっていることすら把握できなくて、どうしたらいいのだと途方に暮れてしまっている状態でした。来年はオリンピック・パラリンピックもあって、たくさんの人が成田空港を訪れる中で、こうした状況をまずどう受け止めていらっしゃるかということと、あと空港会社が管轄しているので、県としてできることというのは限られているかもしれないのですが、今後そうした対応の改善を要請していくようなお考えはあるかどうかということをお伺いしたく思います。

知事

どう受け止めているかということに関してですね、これは何とか改善しなければもちろんいけないことだと、そのように受け止めております。そして、それは空港会社のことだから難しいだろうというお話をされました。でも、これは記者さんが言ったように、これからオリンピック・パラリンピックを迎えるに当たって、難しいだけでは済まないわけですから、これは空港会社ともしっかりと、今回のときはこうだったけれども、これは二度とないようにこうしていこうじゃないかと、そういう協議は私はやっていくべきだと、そのように思っています。何か。どうぞ。

職員

危機管理課でございます。防災部局といたしましても、やはりオリンピック・パラリンピック大会を迎えますので、しっかりとおもてなし、そして安全をいただけるような取り組みをさせていただかなければいけないと考えております。外国語での情報発信というものも、防災ポータルサイトの多言語化という取り組みはしているのですが、今おっしゃられましたように、やはり防災ポータルサイトそのものが知られていないというような状況もあると考えております。ともかく、いろいろと工夫をして、考えて、対応を検討してまいりたいと思います。よろしくお願いします。

知事

それとアナウンスがないというのは、どうしようもないですよね。これ、空港会社に私ははっきりと言おうと思うんですけれども、まず、その場にいる人たち、特に外国人の方も多いんですから、わかるようにアナウンスする、誘導するということは大事だと思います。この辺を、なぜそういうことができなかったのか、どうだったかということを、担当部局がその辺をしっかり空港担当者と話し合って、改善するように私は指示いたします。

記者

私からは以上です。ありがとうございます。

記者

2点お願いします。各機関、物資については大体3日間備蓄をしていこうというのが通例としてあるようなのですが、4日目ということでかなり物資不足というのが出てきているようです。県として、市町村のそういった物資の支援に対するニーズはどう把握しているのか、それに対してどう対応しているのか、というのをお尋ねしたい。

知事

もちろん、市町村のほうから現状の報告があり、そして、必要とあらばもちろん備蓄に対してしっかりとやっていくのは当然でございます。

職員

危機管理課でございます。今、御質問のありました物資です。やはり県全体で、さまざまな物資が足りないというお声を市町村から伺っております。千葉県のほうでも、私ども防災部局のほうに市町村さんの方からそのような情報を上げていただきまして、そして、私どもの備蓄品で間に合うというものであればそちらを供出させていただく。そして、それが足りないようなものであれば、国のほうにお願いをしてやっていくという考え方でございます。現在のところ、全市町村さんに状況を確認させていただいておりまして、特に、先ほども少し申し上げましたが、水、そして食料、これは備蓄品でいうとアルファ化米だとか、そのような形になるのですが、それからブルーシートの御要請がとても多いという状況でございます。

記者

後で、全体としてどの程度の要請が来ているのかを示してもらいたいと思います。

知事

要請はどのぐらい来ているかと。

職員

失礼いたしました。市町村さんからの御要請でございますけれども、ブルーシートは約20の自治体さんのほうから御要請があり、私どもの備蓄しておりますものの中から供出をさせていただいたところでございます。また、飲料水も、現在のところでございますが、7の自治体から御要望が具体的にありまして、私どものほうから、応急給水とは別にペットボトルでの供出という形で出させていただいたところでございます。また、食料につきましても、私どもの備蓄品でアルファ化米、それからクラッカーというものを持っているのですが、こちらは今のところは御連絡、聞き取りを、通信状況の悪い自治体様も含めてさせていただいているところでございまして、その中で御要望のありましたところに御提供をさせていただいているという状況でございます。

記者

では、2点目ですが、南房総市の鋸南町といったようなところは、電話が使えないという状況で、情報通信のやりとりすら非常に難しくなっているということなのだそうです。先ほど、知事は連絡を市町村と密にという話ですが、実際のところ、それができなという状況にあるわけですね。そういう中で、職員の派遣はまだされていなかったという話ですが、本来ならもうちょっと早く人を出して、状況把握に努めるべきだと私は思うんだけれども、職員派遣については、この時期まで何もしていないと。南房総では国の職員は来たけれども、県の職員はいないんだという話もあるようですが、そういった対応の遅れというのはどういうふうにお考えなのでしょうか。

知事

これ、私どもも市町村に対してこちらから要請し、いろいろと要請には応えているところでございます。だから、鋸南町に関しては、私どもとしては、しっかりとした、やらなければいけないというもとにおいて、ところが、通信網も含めてちょっとそういうことがあったのも事実でございますので、今の段階において、そういうことをしっかりつかんだものですから、まずは県の職員を送って、より裾野の情報をとろうと、また対応しようと、そういうことでございます。

記者

だから、県全体の現状を、例えば建物の損壊については、南房総のデータが全くなかったりしているわけですよね。こういったものは、いち早く全体状況を把握するという意味では、もっとできることがあったはずだと私は思いますが、それについてどうお考えかと聞いているんです。

知事

それはもちろん、全部正確に把握できればいいんでございますけれども、一生懸命、私たちもちろん努力はしております。でも、その中において、やっぱりわからなかった、連絡がなかった部分もあったことは事実でございますが、今回のそういうことをつかめなかったことを、しっかりと精査しながら次に生かしていくべきだと。はい、何ですか。どうぞ。

職員

危機管理課でございます。やはり被害状況というものを、先ほども少しお話し申し上げましたが、防災情報システムというものでご報告をいただくという形にルールとしてはなっております。その結果、昨日までのご発表をさせていただいた被害状況の取りまとめ結果では、やはり複数の市町村さんから、被害状況がゼロ件というふうな形に結果として取りまとめはなっております。これは、皆様も御案内の、現実とはかけ離れたという状況もございます。私ども、NTT電話が通じない今回のケース等々、防災電話を、防災行政無線を活用した電話でございますが、防災電話というものを活用しながら、市町村さんと連携をして情報を伺ってきたところでございますけれども、やはりおっしゃられますように、もっともっと物資の支援だとか、そういうことを聞き取りに行くだとか、そのようなことができたのではないかとも考えておりまして、ともかく、今後、といいましても今日以降、活かしていきたいと思っています。

記者

防災電話とおっしゃるけれども、1台とか2台しかないわけですよね。そういう中で、ほかの電話も全部つぶれているわけですから、こういう状況になるというのは、早い段階でわかったと思うのですけれども、やはりこの3日間、何も鋸南町や南房総に行っていないわけですよね。これは全体像を把握できないわけですから、もうちょっと早く反応できたと思うんだけど、どうなんですか。

知事

記者さんね、それはよくわかります。現場へ行って、こうだったろう、もうちょっとこうで、できたんじゃないかと、ああじゃないかと、よく分かります。でもね、やっぱり私ども、一義的には各市町村のそういう上がってくるものをしっかり精査しながら、まず、どれを一発目にやらなければいけない、こうしなきゃ、ああしなきゃいけない。そういうことを私どもも考えていかなければならないと、そう思います。でも、あなたがおっしゃったように、まだまだ目の届くところが少なかったわけですから、これからは各市町村とも連携を密にし、今、防災電話のことも含めてですね。何か不満ですか。

記者

ちょっと違うのは、システムとか電話が通じないところのほうが被害がひどいはずなんですよ。そういうところは、つまり防災何とかシステムというものを通じないと状況が把握できないということであれば、それがつながっているところのほうが、まだ被害が軽いということになるわけじゃないですか。むしろ来ないほうが状況として危ないと考えるべきなんじゃないのかということなんです。

職員

ご心配を本当におかけしております。防災情報システムというシステムですけれども、こちらも防災行政無線のシステムと全く同じではないのですが、複数の回線を利用しまして立ち上げをしております。防災情報システムがやられてしまいますと、おっしゃられますとおり、本当に情報が伝わってこないということになります。今回は、ちょっと伝わりにくいという状況が、防災情報システムのほうですが、なかなか立ち上がらないという状況はあったのですが、何とか機能はしていたような状況に実はございます。ただ、おっしゃられましたとおり、防災行政無線を利用した防災電話、これは台数も少ないですし、それから、防災情報システムのほうも、つながりにくくて、市町村さん、忙しい中で、ずっと端末の前にいるということはできないということは私どもも承知しておりますので、今後に向けまして、何ができるのか、先進事例もしっかり検討しながら、対処を考えてみたいと思っております。よろしくお願いします。

記者

よろしくお願いします。私からは、今回の災害の初動対応についてお聞きしたいのですが、東日本大震災の際は、災害発生から1時間半後に災害対策本部の第1回の会議を開いています。台風の場合は、いつが災害発生か見極めるのは難しいのは確かなのですけれども、月曜日の昼の段階では、被害が県内全域に及んでいること、台風被害としては未曽有のレベルであることは分かっていたと思います。もっと災害対策本部を早く立ち上げることはできなかったのか、その辺のお考えについてお聞かせください。

職員

危機管理課でございます。災害対策本部会議、月曜日の夕方というふうな形になりました。やはり私ども、日曜日、台風が来る前から詰めまして、情報の収集を図っていくという考え方で実際にやってきたところでございます。そして、日曜日の真夜中から月曜日の早朝にかけまして、暴風雨に見舞われたということでございました。こちらにつきまして、情報の収集をともかく図らなければいけないということで、県庁として図ってきたところでございまして、ある程度やはり情報の収集が把握できないと、というようなところがございまして、会議の開催ですね。――失礼いたしました。火曜日ですね。火曜日に災害対策本部会議を開催させていただいたところです。申しわけありません。それで、やはり災害の状況を把握するということがとても大切だというところから、会議の開催がこのような形になったというところでございまして、今後の検討をしていきたいと思っております。

記者

今回の災害は、津波や火災がなかったことを除けば、もう震災と同じような被害が出ているわけで、さっきの記者さんもおっしゃいましたけれども、情報が上がってこないということ自体が事態の深刻さを示しているわけで、そういった反省を踏まえて、今後、次あってはいけないですが、大規模災害があったときにどういうふうに今回の反省を生かしたいと知事はお考えでしょうか。

知事

はい。これは確かに、皆さんがおっしゃっているところはそのとおりなんですよ。もっと、毛細血管じゃありませんけれども、私たち隅々まで気を配り、目を配らなきゃいけないと。今回で大変私たち反省しなければいけないのは、そういう通信網を、これがだめな場合はこれだと、これがだめな場合はこれだと、そういうことを考えながら私たち手を打たなければならないと。今、いろいろな情報等、また反省点等、いろんなことが上がってきておりますので、これをしっかりと精査して、私たちこれからの備えにしたいなと、そのように思っております。

記者

私も台風15号関連で、前の質問にもありましたように、私も初動も含めて県の動きが見えないのと、ちょっと遅いんじゃないかと思っています。それについて改めて言うと、台風が9日の午前5時前に千葉市に上陸して、成田の方面を抜けて、夕方ぐらいには県内は少なくとも台風の風が吹いているとか、雨が降っている状態はもうなくなっていたと思うのですが、その段階で対策会議を立ち上げてもいいのかなと思いましたけれども、それができなかったというのは、知事としては何かお考えはあるのでしょうか。

知事

私はまず情報収集、それから、これは絶対これから頼ることが多いですから、お国との連絡、それがまず頭に浮かんでおりまして、また、そのようにしておりまして、そして、担当部局としてみれば、それだけの情報が集まった段階において開いたのかなと、そのように思っております。でも、それは記者さんがおっしゃったとおり、こういうものは一刻も早く開くことによって、県民の皆さんへのメッセージにもなるということもまた事実だと思いますので、これもしっかりと頭に入れたいと、そのように思っております。

記者

わかりました。それに関連してなのですけれども、対策本部会議もありましたけれども、知事が9日県庁のほうに来られて、そういったことを把握されて指揮とかをされたのは大体何時ごろなのでしょうか。というのも、当初の予定だから変わっているかもしれないのですが、当初の予定では9日知事はたしか県庁終日不在で、午前は東京都内、午後は千葉市内にいるというふうな形になっていたと思うのです。当然、この未曽有の事態だったので予定はキャンセルされているとは思うのですが、県庁に来てそういった形で指揮をとられたというのは何時ごろからなんでしょうか。

知事

それはもう一度ちょっと。じゃあ、後で書面にて。わかる?

職員

知事は、当日は公舎のほうでまず待機をいただきました。これは、風雨が強いということで、外に出ること自体が危険だということがございました。そのまま予定をキャンセルいたしまして、待機をし、そしてまず情報の把握ということで、災害の対策担当課のほうから上がってくる情報、これをまとまり次第知事のほうに報告を差し上げておりました。午前中に2回、お昼ごろまでに2回ございまして、大体午後2時ぐらいまでには被害の状況が知事のほうでだんだん把握できたというところから、その状況に対してまずどう対応を打つかということ。先に停電による断水等が発生してきたという状況もございまして、これに対しましては自衛隊の要請等に対する対応、これも同時に検討し始め、国のほうとの連絡ということもございまして、そういった中で総合的に判断をされて、知事のほうでは翌日の9時に災害対策本部設置というような形をとったという状況でございます。

記者

では、公舎のほうで職員の方が随時県庁と連絡は取っていたということでよろしいですか。

職員

左様でございます。

記者

わかりました。

記者

私も台風15号の関連ですけれども、今回、電力のバックアップ態勢が少し脆弱だったのではないかと思っておりまして、1日、2日であれば大丈夫であっても、自家発電機の燃料自体も不足してしまったりとか、そもそも自家発電機が社会福祉施設とかになくて、熱中症で具合が悪くなる方などもいらっしゃいましたし、電気がないとそもそも水も出せないような状態だったかと思います。今回は千葉県に被害が集中したので、自衛隊とかがすぐに千葉県に入ることができましたけれども、これが首都圏全体だとなかなか千葉に集中するということはできないと思うので、県のほうで自助努力というか、そういうところが必要になるのではないかと思うのですけれども、その点どのようにお考えでしょうか。

知事

それはおっしゃるとおりなので、僕は今回ほど、やはり電力というのは、私たちこれがないと全てが動かない、本当に命にかかわることだということを痛感したときはございませんでした。ですから、もう一度、今回の反省も含めて、次はもっとこういうふうに連絡網も含めてやっていったら、こういうことが防げたんじゃないかと、そういうこともしっかりと精査してまいりたいと。どうぞ。

職員

危機管理課でございます。電力のバックアップの御質問でございましたけれども、まずは私ども、東京電力さんに強く申し入れをしまして、発電車という車を配備していただけるようにということで、病院さんが必要かどうかというようなことや、避難所で必要なのかどうかというニーズのマッチング等々を進めるということをやってまいりました。それから、燃料の確保というのも非常に重要でございますので、災害協定を結んでいる石油商業組合さん、それから、資源エネルギー庁さんの協力も得ながら、そちらの情報提供を、病院等々につきまして関係部局と一緒にさせていただいたというところでございます。よろしくお願いします。

知事

いずれにしても記者さんのおっしゃるとおりなんですよ。だから、今回、そういうのをしっかり私たち頭に入れてやっていかなきゃならないと、そのように思っております。

記者

よろしくお願いいたします。私も台風関連の質問なのですけれども、昨日、長南町を取材していた際に、こちらの地域も現在も停電が続いているのですけれども、東京電力から公表されていた停電のエリア情報によりますと、たしか昨日までは全く停電が発生していないというような形での報告になっておりまして、これは睦沢町も同じだったのですけれども、これによって町に取材をしたところ、町民からの苦情もかなり多数あったということと、町の職員もこの情報が出たことによって、復旧の計画を立てるのにも遅れが出たり、あるいは支援を受ける立場としても支障が出たのではないかというようなお話もありました。こうした情報のミスマッチが発生してしまったということで、県がどのように把握していたかということと、実際にこの情報によって支援のあり方に何か支障が出たのかということを教えていただけますでしょうか。

職員

危機管理課でございます。やはり停電の状況につきましては、東京電力さんの発表、ホームページ等々を活用しながら、それから、東京電力のほうに連絡調整をしながらということで把握はしてきたつもりでございます。しかしながら、今のお話等々いただきましたので、精査をして、内容の確認をして、東京電力に正確な情報を早急に出していただけるようにということで、強く申し入れをしたいと思っております。

記者

何らかの支障が出たということはないですか。

職員

停電に伴いまして、浄水場で水が作れないというようなこと等々、連鎖的な影響が多々出たと思います。こちらにつきましては、やはり県庁の専門セクションがしっかり市町村から聞き取りをしまして、その把握をして、そして自衛隊や、県内の他の水道事業体からの給水車の支援等々を行うことができたというふうに考えているところでございます。

記者

できればそこも検証のほうをよろしくお願いします。私からは以上です。

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