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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20871

知事定例記者会見(令和元年8月22日)概要

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日時

令和元年8月22日(木曜日)10時30分~11時04分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 令和元年8月22日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 東京2020パラリンピック観戦チケットの販売について
  2. パラスポーツフェスタちば2019の開催について
  3. 災害への備えについて
  4. 秋の観光キャンペーンについて
  5. この時期にお勧めの耳より情報(ちば新海苔オーナーの募集)

知事発言

東京2020パラリンピック観戦チケットの販売について

知事

はじめに、東京2020パラリンピックの観戦チケットの販売について、お話をいたします。

東京パラリンピックが1年後に迫る中、いよいよ本日から公式チケットサイトで、観戦チケットの抽選申込の受付が開始されます。本県では、ゴールボール、車いすフェンシング、シッティングバレーボール、テコンドーの4競技が、千葉市の幕張メッセで開催されます。チケットの販売開始に合わせて、JR千葉駅周辺商店街における街路灯などを利用したバナーフラッグによる広報に加え、駅東口にはパラアスリートのポスターの掲示や、階段アートなどの装飾がほどこされます。また、今月25日には、JR千葉駅東口3階コンコースにて、学生ボランティア団体「おりがみ」の主催による、大会1年前イベントが実施されます。皆様、ぜひお立ち寄りください。このほか、県内で開催されるパラリンピック4競技の日程などを一覧で見やすくしたチラシを配布するとともに、御家庭などで県内競技の観戦計画が立てやすいように、県のホームページに計画補助シートを掲載しましたので、御活用ください。ぜひチケットを手にして、会場で世界最高峰のエキサイティングなプレーを御覧になってください。

パラスポーツフェスタちば2019の開催について

知事

次に、「パラスポーツフェスタちば2019」の開催について、お話をいたします。

パラスポーツの魅力を多くの皆様に体験し、そして体感していただくため、千葉市、NHK千葉放送局などと連携し、今月31日に、千葉ポートアリーナで「パラスポーツフェスタちば2019」を開催いたします。このフェスタのメインイベントの一つである「パラスポーツ対抗戦」では、事前に応募いただいた県内の特別支援学校や大学、企業、合わせて88チーム、約450人が、シッティングバレーボール、ボッチャ、車いすリレーで白熱した対戦を繰り広げます。また、「パラスポーツ体験会」では、県内開催4競技に加え、車いすバスケットボール、車いすラグビー、ボッチャを体験できます。ぜひチャレンジしていただきたいと思います。さらに、NHKスペシャルプログラムでは、市川市立菅野小学校と千葉市立新宿小学校の5年生によるゴールボールの対戦が行われます。当日は、日本ゴールボール協会強化指定選手の信沢用秀選手をはじめ、国内トップレベルの選手が会場に駆けつけ、出場する児童を応援いたします。また、NHK2020応援ソング「パプリカ」を歌う「Foorin(フーリン)」が、皆様と一緒に踊るダンスステージも行われます。「パラスポーツフェスタちば2019」は、障害のある方もない方も、共に楽しめるイベントになっております。御家族、御友人などをお誘い合わせの上、ぜひお越しください。

災害への備えについて

知事

次に、災害への備えについて、お話しいたします。

先週、台風10号が西日本を直撃し、多くの被害をもたらすなど、台風シーズンを迎えております。「水害・土砂災害からの逃げ遅れゼロ」を目指し、今年から、市町村が出す避難情報の伝え方が変わったので注意してください。「警戒レベル3」は、高齢者などが避難する合図です。発令されたら、高齢者の方など避難に時間を要する方は避難してください。警戒レベル3でございます。さらに「警戒レベル4」は、全員避難の合図です。発令されたら、地域の皆様は速やかに、協力し合って安全に避難してください。警戒レベル4でございます。もしも、避難場所への避難が危険な場合は、近くの安全な場所に避難するか、屋内の高いところに避難してください。さて、来月1日に「防災の日」、また今月30日から来月5日までの1週間は「防災週間」でございます。「防災の日」には、船橋市内の2つの会場において、九都県市合同防災訓練が行われます。両会場では、地震や大雨の体験、防災関連の展示など、防災を「見て」・「体験して」・「学ぶ」防災フェアも開催いたします。この機会にぜひ会場に足をお運びいただき、災害への備えについて考えるきっかけにしていただきたいと、そのように思います。昨年は西日本を中心に大きな被害をもたらした「平成30年7月豪雨」や「北海道胆振東部地震」など、全国各地で大規模な災害が発生いたしました。本県でも、こうした災害がいつ起こるかわかりません。災害から身を守るためには、皆様一人ひとりが正しい知識を持ち、災害に備えることがとても大切でございます。「防災の日」「防災週間」を機会に、家具の固定などの地震対策、御家庭での水や食料の備蓄、避難場所と安全な避難経路の確認など、身の回りの災害への備えを改めて確認していただくようお願いを申し上げます。

秋の観光キャンペーンについて

知事

次に、秋の観光キャンペーンについてお話をいたします。

来月1日から11月30日まで、秋の観光キャンペーン「魅力いっぱいギュッと千葉」を実施いたします。キャンペーンでは、美しい紅葉や旬の味覚など、本県の秋の魅力をお得に楽しんでいただける企画を御用意いたしました。はじめに、千葉の秋をのんびり鉄道で楽しみたいという方にお勧めしたいのが、「サンキューちばフリーパス」でございます。「サンキューちばフリーパス」は、10月1日から12月26日までの連続した2日間、県内のJR線をはじめ、一部の鉄道や路線バスが乗り放題となるフリー切符でございます。今年は新たに東京湾フェリーが加わり、快適な船旅もお楽しみいただけます。東京都区内から、往復乗車券がセットになった「サンキューちばフリー乗車券」も発売しますので、ぜひ御利用いただきたいと思います。次に、「あなたのラブちば教えてキャンペーン」でございます。旅先での風景やグルメなどの写真をキャンペーンサイトに投稿すると、毎月抽選でチバザビーフや宿泊補助券をプレゼントいたします。さらに、県内100カ所以上の観光施設や店舗では、入場料の割引などのサービスを提供します。スマートフォンを使って、キャンペーンサイトの「ラブちば優待証」画面を提示するだけでお得なサービスが受けられます。次の日曜日の25日には、キャンペーンを盛り上げるため、東京の有楽町駅前において、キックオフイベントを行います。市町村や民間事業者など14団体が集まり、御当地キャラクターによる観光PRを行うほか、落花生や梨、日本酒などの特産品を販売いたします。オール千葉で秋の観光を盛り上げ、皆様を「おもてなしの心」でお迎えいたします。ぜひお越しいただき、千葉の秋を満喫していただきたいと思います。

この時期にお勧めの耳より情報(ちば新海苔オーナーの募集)

最後は、「この時期にお勧めの耳寄り情報」でございます。

「色よし、味よし、香りよし」の「江戸前海苔」として評価の高い「ちば海苔」を、多くの皆様に知っていただき、身近に感じていただくため、千葉県漁業協同組合連合会では関係漁協と連携し、「ちば新海苔オーナー」を募集します。募集は来月10日から開始いたします。オーナーになった方には、海苔養殖場の見学に加え、昔ながらの海苔づくりや鉄砲巻きづくりを体験することができるツアーに御参加いただけます。さらに、海苔養殖場で採れた新海苔をお届けします。ぜひ、オーナーになって、「ちば海苔」のファンになっていただきたいと思います。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。私からは2問、お伺いいたします。まず1点目は、県職員の不祥事が相次いでいることについてです。今月、企業局の職員が神奈川県で海水浴客を盗撮し、また、津田沼駅では、寝ていた男性のリュックを置き引きしたとして相次いで逮捕されました。また、7日に発表があったのですけれども、病院局の職員が元看護実習生にわいせつ行為を行ったとして懲戒処分となり、おとといは、県立の聾学校の教諭が大学生をバスに連れ込んでわいせつ行為をしたとして、警視庁に逮捕されています。このように、もし容疑が事実だとすれば犯罪行為であるというような不祥事が相次いでいることに関して、知事の受け止めと、再発防止のために何が必要かということを伺いたく思います。

知事

大変残念でございます。県民の皆様の信頼を裏切ることになり、大変申し訳なく思っております。本日、各部局長には、しっかりと気を引き締めてやるようにと強く指示したところでございます。全庁を挙げて再発防止を徹底し、県民の皆様の信頼を取り戻すよう努めてまいります。

記者

これまでも研修ですとかそういったことは行われてきたと思うのですけれども、今回、何か足りていなかったこととか、改めて今後検討したいような再発防止策とかは今ありますでしょうか。

知事

そうですね、ちょっとした気の緩みなんでございますかね。その辺を詳しく。

職員

総務課でございます。本日、知事から各部局長に対しまして、気を引き締めるよう指示があったことを受けまして、まず、各部の主管課を集めた会議を開催し、改めて所属職員に厳正な服務規律の保持について、周知を徹底いたします。もう1点、研修のお話がございました。これまでも、職員のモラルの維持向上、信用失墜行為の防止の観点から研修は実施しておりましたけれども、今後、より一層研修に力を入れていくとともに、さまざまな機会を捉えて徹底を図っていくしかないと思っております。

記者

ありがとうございます。もう1問、お伺いします。IRについてですけれども、横浜市の林市長が、IRの誘致を正式表明するということが伝えられているのですけれども、知事として率直にこの動きをどういうふうに捉えていらっしゃいますでしょうか。

知事

そうですね、これは、横浜市においては横浜市さんのいろいろなお考えがあると思います。IRのことにおいては、国等の動向をしっかり見てまいりたいなと、そのように思っております。しかし、このIRについては、さまざまな影響が議論もされているところであり、また、特に地元での合意形成は大変大事だと、そのように思っているところです。

記者

ありがとうございます。私からは以上です。

記者

よろしくお願いします。冒頭のお話でもございましたが、25日でパラリンピックが開幕まで1年となりました。現在の県としての準備状況や県民の機運醸成については、どの程度進んでいるかというのをまず教えてください。

知事

準備は、おおむね順調に進んでいるところでございます。競技普及や機運の醸成、これは私たち、それから皆さんにもお願いして結構やっているつもりですが、でも実際はまだまだなのでね、また皆さんのお力もお借りしたいんでございますが、県としても機運醸成。それから、フェンシングなんかは太田さんなんかが来て、いろいろな学校でやってくれたり、あとレスリングの吉田さんなんかも来てくれてやっております。県としても、そういういろいろなアイデアを出しまして、機運醸成に努めてまいりたいと、そのように思っております。いずれにしても、選手の皆さん盛り上がって、そして会場でお客様がいっぱい来て、ワーッとなる。そうすると、普段以上の力を出して頑張れる。そういうような、やっぱり千葉でやってよかったなと、また千葉で競技がやりたいなと思われるようにしていかなきゃならないと思いますので、これからもお尻を叩いて頑張ってまいりたいと思っています。

記者

これは今のお話と重複するかもしれませんが、4種目県内で開催されますが、千葉県にとって、パラリンピックというのはどのような位置づけの大会になればいいとお考えでしょうか。

知事

やっぱり、障害のある人もない人も、俺らはみんな同じだよと。千葉県は一緒に素晴らしい競技ができるように、そして応援団、観光客の皆さんも楽しめるように俺たちやっていこうと、こういう思いでやっているところでございますので。担当部局、何かその辺の補足することがありましたらどうぞ。

職員

開催準備課でございます。今、知事からも申し上げたとおり、やはり共生社会ということが非常に重要なテーマだというふうに考えてございます。それに向けて、今、経済界とも一緒になって、働き方改革も含めて、経済界とともにいろいろ取り組みをやっているところでございます。

記者

私からは以上です。ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。先ほどのIRについて、知事の御発言を念のため確認させていただきたかったのですが、国の動向を見ていきたいというふうにおっしゃったと思うのですけれども、これは、県として何か検討するといった積極的な動きに出るという意味ではないということでよろしいですか。

知事

そうですね。千葉市が今そのような動きがありますが、これも大事なことはやっぱりいろいろな意見もあるところでございますし、地元の合意形成が大事だと思います。また、そういうことが相整って県に相談したいといえば、もちろん適切な対応はしてまいりたいと、そのように思っているところでございます。

記者

同じくIRに関してですけれども、今後、IRをめぐる自治体間の競争が過熱してくると思われるのですけれども、千葉市に関しては、10月から参加事業者の具体的な提案の受け付けを始めるという動きです。一方で、横浜市に関しては、そういった動きをちょうど1年以上前に既にやっていました。千葉市長いわく、出遅れそうといったような考えで判断することはないというふうにおっしゃっているんですけれども、この流れだと、横浜に比べてももう周回遅れになってしまうんですが、この千葉市のスケジュール感をどういうふうに見ていらっしゃいますか。

知事

それは何とも言えません、はっきり言って。それよりも、ただ期間だけではなく、しっかりと精査というか検討というか、そしてまた地元の住民の合意というか、そういうことをやる中身の濃さというのが私は大事なのかなと、そのように理解しております。

記者

すみません、あと2点ですけれども、1つは日韓関係の悪化の影響についてです。大韓航空が、成田便についても、休止ですとか減便したりといった動きがあります。前回の記者会見でも伺いましたが、韓国人観光客ですとか自治体間の交流、それから韓国を拠点にする航空会社の動向、そういった観点で、県と韓国の影響というのは今のところないでしょうか。

知事

自治体の交流、これは2市、成田市と木更津市が韓国の自治体と交流しておりますが、今、現段階においてこうだ、ああだということは出ておりません。言うなれば、影響が出ていないということでございますね。また、県といたしましても、韓国の、例えば自治体からの行政視察は受け入れています。国同士が今そのようになっておりますけれども、自治体は自治体で、民間の交流というのは大切ではないかなと思うところでございます。何かつけ加えることはありますか。いいですか。

記者

もう一点、この成田空港についてですが、デルタ航空が成田から撤退して、羽田のほうに日米の路線を集約するという動きがあります。これが他の航空会社に波及して、成田から羽田へという動きに波及しないかということが懸念されるかと思うのですけれども、知事として、何かつなぎ止めに向けた動きというのは必要ではないでしょうか。

知事

私も、衆議院のころは羽田空港を抱えていたもので、羽田空港のいいところも悪いところもわかっているつもりでございます。そして、成田空港。私は決して対峙するようなことがあってはならないと。やっぱりお互いに補完をし合って、いうなれば日本の表玄関をしっかり守るんだというのが私の基本的な考えでございます。それと、ある程度、東京上空というのも出ていますので、いろんな観点から、そういう航空会社の動きも私はあるとは思いますが、でも容量を見ても、どう考えても成田を私たちはしっかりやっていかなければならない。それが国のためにもなると、そのように思っているところでございます。何かつけ加えることはありますか。いいですか。

記者

オリンピックの話に戻りまして、幕張メッセのオリンピック期間中の使用制限についていくつか聞かせてください。昨年、県の努力もあって、制限される期間が1カ月短縮されたとは思うのですけれども、どうしても時期をずらせないイベントは、ど真ん中の8月のイベントなどで来年やむなく中止したり、あるいは子供たちの吹奏楽コンテストについては、来年の会場がまだ見つかっていなかったりという影響が出ているのですけれども、この状況について、知事がどのようにお感じになっているか、まず教えていただけますでしょうか。

知事

まず、オリンピック・パラリンピック、幕張メッセの開催というのは、これは大変重要なことです。でも、それ以外、他の多くのイベントも、これまた千葉県にとっては大事なものと認識しております。以前から組織委員会の森会長に、何とか期間の短縮をお願いしていたのでございます。でも、向こうから言わせれば、何だと、千葉県に誘致してくれ、誘致してくれと、あれだけ言っていたじゃないかと。それを今度は期間を短縮しろ、短縮しろとはどういうことかという気持ちはお持ちになったと思います。でも、そこを曲げて私は森会長に、わがままなことはわかっておりますと。でも、我が千葉県ではこうなんですと、これを御理解していただきたい、ということでこれからも粘り強く検討をいただいて、他のイベントに影響のないように頑張ってまいりたいと、そのように思っております。

記者

わかりました。こういう国際展示場をめぐっては、今月30日に愛知県で、空港直結の大きい展示場がオープン予定で、愛知県に話を聞くと、ビッグサイトとかメッセから離れた主催者たちを来年呼び込んで、その後も継続して愛知に来てほしいと考えているんだということを言っていたのですが、こうやって誘致合戦が激化する中で、森田知事として、どのように千葉県として勝ち抜いていきたいと考えているか、そのあたりお考えをお願いします。

知事

その辺を詳しく森会長に言わなきゃいけないと思っているんですがね。でも、今まで積み上げてきた主催者との信頼関係もあります。それと同時に、幕張メッセというのは、豊富なノウハウもあります。ですから、イベント主催者の皆さんには、その辺は丁寧に、何とかこういうときだから頼むよと、お願いしてまいりたいと思っております。

記者

戦いに絶対に勝つぞ、負けない、という思いはおありですか。どうでしょうか、来年以降、オリンピックの後の戦いに。

知事

それはもちろんですよ。私たちのノウハウとか、今までの信頼関係。今回はこれはやっぱりお国のあれですから、頼むよと、これしかないなと思っております。つけ加えることはありますか。いいですか。

記者

どうもありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。私もIRとパラで2問お伺いしたいと思います。まず、IRですが、横浜がIRの誘致に手を挙げたことによって、今までは大阪とか和歌山とか長崎とか、千葉県から離れた、関東近県ではなかったのですが、横浜に仮にIRが誘致に手を挙げてできてしまうと、千葉でまた次、第2段階とかで誘致するとなると、なかなか難しいかなというところも出てくると思うのですが、そういった意味で、横浜が手を挙げたことについての影響を改めて、大阪とかと比べて影響があるということについて、どのように受け止めかを教えてください。

知事

そうですね、やっぱり、横浜さんは横浜さんなりの考えで組み立ててここまで来たと思うんですね。ですから、千葉県には千葉県の考え方もありますし、それと同時に千葉市の考え方もあると、そういう形で来たと思うんです。でも、どちらにしても、もし誘致が成功して横浜が勝ったとか、千葉市が成功して勝ったとか、そういう問題ではなくて、もちろん国の動向も注視しなければならないと同時に、やっぱり地元住民の合意というのも大変大事なのかなと、そのように思います。つけ加えることありますか。いいですか。

記者

そうしたら、もう一つ、先ほどの知事の発言、常々おっしゃっていることですけれども、千葉市に動きがあるが、県に相談があれば適切に対応したいということです。それは現段階で、特段千葉市のほうから県に何かより具体的に踏み込んだ相談が担当部局間でも来ていて、知事のほうに上がっていないということでよろしいですか。

知事

はい。この間、あるイベントで熊谷さんとちょっとお会いしたときに、いろいろこれからやっていきますということを言っていました。ですから、私はそのときにも住民合意というのは大事だよねと、そういう話はしました。ただ、それ以上の話はありません。

記者

わかりました。あともう一つ、パラ1年の話なのですが、県としてもオリパラ8競技全体で、一括で機運醸成とかもやっているところもあると思うのですが、一方でパラだけに特化してみると、先ほど知事もおっしゃったように、どうしても競技の認知度とか、そういうところでまだ足りないところがあると思います。とはいえ、もうあと1年しかないので、この1年、パラの4競技に特化して、県としてどのようにして準備に取り組んでいくかということに特化してコメントをいただけますか。

知事

そうですね、これは本当にいいアイデアがあったら皆さんにお聞きしたいんですけれども、非常に難しいんです。特効薬はないわけですよ。ということは、先ほど言ったように、太田さんとか吉田さんとか、そういうオリンピックだとかパラリンピックのアスリートの人たちも、いろいろと機運醸成に一役は買っていただいておるんです。ですから、今度はもうちょっと違った形でマスメディアを利用する、例えばテレビとか、新聞だとか、ラジオだとか、そういう面でどのような形で機運醸成ができるかということを、今はいろいろと担当部局で考えているところでもあるので。でも、そんなことを言っても日にちがありませんので、何しろまずはできることをどんどんやっていこうと言っております。担当部局、その辺、ありますか。

職員

事前キャンプ・大会競技支援課です。パラリンピックの競技の普及につきましては、来年のパラリンピックをフルスタジアムということで満員にすることはもちろんなのですが、その後の、先ほどもありました共生社会の実現に向けまして、教育庁のほうで学校現場でさまざまな取り組みをしていただいております。そういったことも含めまして、来年に向けて頑張っていきたいなと思っております。

記者

わかりました。ありがとうございます。

記者

どうぞよろしくお願いします。私のほうからは、先日あった県のコンプライアンス委員会の中で出た報告についてお伺いします。昨年3月、県のほうで公表された医療福祉を学ぶ学生への修学資金で、その返還の是非について、県で事務作業が滞っていたという問題について、その進捗状況が発表されました。その中で、約1年半たって6億5,000万円の返還確認の手続がまだ未了だという報告がありましたが、この件について、担当課は来年3月までに作業を完了させたいとおっしゃっていますけれども、知事の所感をお伺いしたいと思います。

知事

そうだね。やっぱりこういうのは、いろいろ事情もあるんでしょうけれども、表に出て来たということは、まずはこれをしっかり精査して、そして二度と起こらないように、まずはしていかなければいけないというのが私の基本的な考えでございます。本県ではコンプライアンス推進体制を整備し、リスク点検を行うなど、既に内部統制に取り組んでいると私は認識しているんでございます。事務の適正な執行を確保する上で、内部統制制度が非常にまず重要であることから、しっかり対応するよう職員に強く指示しているところでございます。

記者

今、6億5,000万ほどの手続確認が進んでいないということで、これは全てではないと思うのですが、これは全部税金になります。四街道のほうでは、同じように職員の事務手続ミスがあって7,500万円の損失が出たということについて、全職員、一般職全員が手当を一部削減して補塡するというようなことを市長が発表されました。これは来年3月までに手続をと、ほぼほぼ今頑張っていらっしゃると思うのですが、なかなか全部満たさない場合というのは、どういうふうに判断される御予定でしょうか。

知事

まずはこれをしっかりと精査し、二度と起こさないようにすることが私たちの務めだと思っております。

記者

あと1点お願いします。委員会の中で、委員のほうから、この問題は40年近くずっと県のほうで見つからなかったという問題です。委員からは、気づいていた職員はいたのではないかと。ただ、なかなか職場で言い出しづらい、そういう雰囲気があったと。その雰囲気と体質を変えなければいけないよという意見がありました。今後、内部統制制度というものをつくられると思うのですが、それについて知事の所見をまた改めて教えてください。

知事

そうだよね。これはもう、過去においてこうだああだと言うよりも、何しろもう二度と起こすなよと。そして、しっかりまたそういうことがあったら言えるような意思疎通をしていかなければいけないなと。朝日さんも気がつかなかったですか。長い間いろいろと取材をしていて、こういうことがあるんじゃないかと。

記者

そうですね。

知事

お互いにこれは、こういうことがあっちゃいけませんので、私たちもしっかりやらさせていただきます。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。先ほど、警戒レベルの周知について知事からコメントもございましたが、改めて、非常に最近全国的に自然災害が多い中、千葉でもいつ発生するかわからないような状況です。一方で、この警戒レベルの表示の仕方についても、完全に県民に浸透しているかどうかとなると、まだ時間がかかりそうな部分もありますので、そこの点も踏まえて改めて県民に警戒レベルの重要性、呼びかけを知事からお願いいたします。

知事

やっぱり災害というのは忘れたころにやって来るんですね。県としても、そうはあってはいけないということで、より一層精査した中で、今回の警戒レベルというのを出したところでございます。ですから、本当にまずは、備蓄も含めて最低限のことはやろうよと。そして、こうなった場合はどうするんだ、ああなった場合はどうするんだと、警戒レベルが3、4のときはどうするんだということを、私たちも周知していかなければいけないし、県民一人ひとりが、自分の命でございますから、お考え賜りたいと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 東京2020パラリンピック観戦チケットの販売について
    →環境生活部オリンピック・パラリンピック推進局開催準備課【電話】043-223-2434
  • パラスポーツフェスタちば2019の開催について
    →環境生活部オリンピック・パラリンピック推進局事前キャンプ・大会競技支援課【電話】043-223-3482
  • 災害への備えについて
    →防災危機管理部危機管理課【電話】043-223-2297
  • 秋の観光キャンペーンについて
    →商工労働部観光誘致促進課【電話】043-223-2484
  • この時期にお勧めの耳より情報「ちば新海苔オーナー募集」
    →農林水産部水産局水産課【電話】043-223-3045

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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