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更新日:令和6(2024)年4月1日

ページ番号:20837

知事定例記者会見(平成30年3月28日)概要

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日時

平成30年3月28日(水曜日)15時30分~15時50分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成30年3月28日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 定期人事異動について
  2. 春の全国交通安全運動の実施について

知事発言

 定期人事異動について

知事

最初は、4月1日付けの定期人事異動について、お話をさせていただきます。
まず、今回の人事異動の基本的な考え方でございます。
人事異動に当たっては、職員一人ひとりが能力を最大限発揮できるよう、職員の意欲・能力・実績を重視した「適材適所」の人事異動を行い、総合計画「次世代への飛躍輝け!ちば元気プラン」の各種施策を着実に推進していくための人事体制を整えたところでございます。
なお、人事異動の規模についてでございますが、今回の異動者数は2,668人であり、前年度の2,682人と比べ、14人減少いたしました。
次に、役付職員の登用についてでございます。
登用に当たっては、男女の区別なく、それぞれの職にふさわしい能力・適性を備えた職員の積極的な登用を図ったところでございます。
幹部職員については、総合計画で掲げた各種施策を着実に推進していくため、様々な課題に積極的に取り組む適材適所の人事配置を行いました。
具体的には、部局長のうち、定年などにより10人が退職するため、総務部長に飯田浩子健康福祉部長を、総合企画部長に今泉光幸地域産業推進・観光担当部長を、防災危機管理部長に石川徹東京オリンピック・パラリンピック担当部長を充てるなど、13人を交代いたしました。
また、女性幹部職員については、総務部長に飯田部長を登用することをはじめ、県土整備政策課長に高梨みちえ市町村課長を登用するなど、組織の中枢となるポストに積極的に登用した結果、課長級以上の女性幹部職員は、前年度と比べ2人増の31人で過去最高となりました。
その他、新設する「オリンピック・パラリンピック推進局」には、局長のほか、特命の担当次長を配置するなど、能力や経験を有する職員を配置いたしました。
また、成田空港の機能強化や地域の活性化に周辺市町と連携して取り組むため、特命の担当次長を新たに配置するなど、体制の強化を図りました。
新年度は、この新たな体制のもと、「くらし満足度日本一の千葉」の実現に向けて、スピード感を持ちつつ、各種施策の着実な推進が図れるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと、そのように思っております。

 春の全国交通安全運動の実施について

次に、来月6日から15日まで行う「春の全国交通安全運動」について、お話をいたします。
本県では、昨年、154人もの方々が交通事故で亡くなられました。今年も、昨日現在で昨年より14人多い52人の尊い命が奪われるなど、深刻な状況でございます。
4月には新年度が始まり、特に新入生など子どもの交通事故が心配されます。また、高齢の方が被害に遭う交通事故も多く発生しております。
そこで、今年の「春の全国交通安全運動」では、「よくみせてちいさなきみのおおきなて」をスローガンに、「子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」などを重点目標として取り組みます。
初日の来月6日には、幼稚園児の皆さんや、関係団体の方々にお集まりをいただき、県警白バイ隊などが参加して出動式を行います。
来月7日の土曜日には、千葉市のアリオ蘇我店において、千葉市立蘇我中学校吹奏楽部などが参加する交通安全イベントを開催いたします。さらに、運動期間中には、県内各地で交通安全教室や交通事故防止キャンペーンを行います。
このほか、子どもたちの交通安全のため、県内すべての小学1年生に、チーバくんをかたどった「反射ストラップ」を、また、すべての中学1年生に自転車に取り付ける反射器材「サイクルリフレクター」を配布します。
なお、これらは、県内の企業・団体から県に寄贈していただくもので、県への贈呈式は、来月6日に行います。
ドライバーも、自転車を利用する人も、歩行者も、一人ひとりが交通ルールとマナーを守り、事故のない、誰もが安心して暮らせる「交通安全県ちば」の実現を目指したいと思います。
私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。
まず、人事異動の関係です。先ほど、新たな総合計画を着実に推進するために、適材適所の配置を行ったということですが、改めて、今回、特に部局長級の幹部が大幅に交代する形になると思いますけれども、どのようなところに期待をして、組織の幹部としてどのような姿勢を求めたいという点はありますでしょうか。

 

知事

今回の人事異動では、多くの部局長が年度末に退職することから、17人のうち13人が交代するものでございます。
私は、いつも言っているように、適材適所をしっかり守りながらやっていきたいと。今回の人事においては、まさしく明日を見据えた千葉を考え、人事を断行したところでございます。

記者

留任される方、新たに着任される方を含めて、特に部局長の方々にはどのような姿勢を求めたいとお考えでしょうか。

知事

これからの3年間というのは大変重要な、オリンピック・パラリンピックもそうですけれども、千葉県が大いに飛躍するに当たって、この3年間というのは、必ず振り返ると大事なときだったと思うときが来ます。ですから、今、私たちはこの3年に向かって、まさしく「チーム森田」で、今まで私たちがやろうとしたこと、課題、そういうのを克服していくんだと、そういうような気持ちを持って、私は各部長の皆さん、幹部の皆さんに伝わっていると思います。

記者

それと、総務部長を小倉さんの後任に飯田さんを起用されるなど、去年に引き続いて、女性の幹部が過去最も多くなったということです。改めてこの狙い、もしくは期待することがありましたら、御説明いただけますでしょうか。

知事

記者さん御存じのとおり、私はいつも言っているんですけれども、男性だから、女性だから、どうこうということはないんです。私はやっぱり適材適所、「この人だったらこれは向かないな。でも、これだったら向くだろう」「この人は、今までの実績、今までの行動、そして今までやり遂げたこと、これはどうだろう」と、総体的に総合的に判断して、私は今回の人事も決めました。その中において、飯田浩子さんが総務部長になったわけで、女性だったと、そういうことでございます。

記者

結果的に組織の中枢幹部に女性の割合が増えることによる効果や期待されることはありますでしょうか。

知事

事実、皆さん実力があるから、ものすごくやる気を持っているから、そういう人はどんどん登用したいし、そう意味において、今回も幹部職員の女性が2人増えたということは、私は良いことだと思います。より一層、女性が頑張れば男も頑張る、男も頑張れば女も頑張る、これで我が千葉県は切磋琢磨して、光り輝く千葉県になる、そのように思っているところでございます。

記者

わかりました。私からは以上です。

 

記者

オスプレイに関して何点か教えていただきたいのですが、防衛省が、陸上自衛隊に納入するオスプレイ5機について、木更津駐屯地に暫定配備する方向で調整に入ったと、先日、一部で報道されましたけれども、県としては、この事実関係についてどのように把握されていますでしょうか。

知事

県といたしましては、全く聞いておりません。あがってもきておりません。それと、菅官房長官をはじめお国のほうは、そういう事実はないと言っているわけですから、考えようがあるところではありません。

記者

そうすると、防衛省側とのやりとりとしては、事実関係を確認したけれども、特段。

知事

そういう事実はないということでございます。

記者

まだ報道ベースではありますけれども、オスプレイを木更津駐屯地に暫定配備するという防衛省の方針がもしも正式に示された場合、地元の自治体としてはどのように対応していかなければいけないと考えていますか。

知事

まだこのように事実ではないと言われているわけですから、これでどうなった、ああなったという想定に関しては、今、差し控えたいなと、そのように思っております。
ただ、事実に基づかない報道というのは、地元住民の不安を招くことから、これはまずいし、言うなれば遺憾だなと、そのように感じているところでございます。

記者

わかりました。ありがとうございます。

知事

それと、やっぱり私の基本的な考え方というのは、私たち国民の生命、財産を守ってくれるのはお国でございます。ですから、私たちがお国に守ってくれと言う以上は、私たちも協力しなきゃいけないし、それも1カ所だけに負担させるというのではなくて、私たちみんなで、できることをみんなでやって、そして、みんなで、まさしくチームジャパンで国を守っていこうと、そういう気持ちを持つということが大事だし、お国も、国民が協力しやすいように、一生懸命、説明、努力をしていただきたいと、そのように思っております。

記者

よろしくお願いします。オスプレイの関係で、そういった事実はないというような話ですが、それは、報道が出てから県として防衛省側に確認したというお話ですか。

知事

そうでございます。

記者

報道が出て、担当課のほうから北関東防衛局に問い合わせた形ですか。

知事

そうです。私も新聞を見て驚いたぐらいですから。

記者

そのときに具体的にどういった回答があったのかを、もう少し詳しくお願いします。

知事

はい。では担当部局。

職員

政策企画課でございます。
報道を拝見いたしまして、私のほうから北関東防衛局に直ちに事実関係の照会をいたしました。
先方の回答の要旨を主に2つにまとめて申し上げますと、オスプレイの一時的な措置については、様々な選択肢を検討しているが、木更津駐屯地への暫定配備が決まったという事実はない。これが1点です。
また、今申し上げた一時的な措置に関しては、例えば、米国や日本国内に機体を保管しておくことも考えられるけれども、いずれにしても現時点では何ら決定したものではない。
これが正式な回答として頂戴したものです。

記者

その関連ですが、決まった事実はないという言い回しが気になっていまして、検討もしていないのか、ただ決まっていないからみたいな話なのか。

知事

まあ、でも私も国に国会議員としていましたけれども、いろんな観点から話が出るのは、それはあると思いますよ。でも、それと決まったことと決まっていないことというのは別ですから。

記者

わかりました。

記者

同じくオスプレイに関連してです。報道ベースという前提ではありますが、先ほど、知事の御発言の中で、守ってくれと言う以上は協力しないといけないと。基本姿勢ということではあると思いますけれども、これも仮定の話になってしまうかもしれませんが、今の御発言は、全面的に否定ですとか反対をするものではないという趣旨で捉えてもよろしいでしょうか。

知事

いや、私が言っているのは基本的な考えであって、国民一人ひとりがそういう気持ちを持つことが大事だし、お国も、そうやって国民が協力できるように、説明、努力をしなきゃいけないと、そういうことでございます。

記者

よろしくお願いします。
人事に戻りますが、適材適所で配置を決めて、結果的に女性の幹部職員の方が過去最多の人数になりました。適材適所とはいえ、男性、女性、役割、能力、いろいろ違いがあると思いますけれども、特に女性の幹部職員の方に期待するところはどんなところにありますでしょうか。

 

知事

御社もそうだと思うけれども、本当に、筆記試験をやったら女性が結構上だろ。やっぱり、もっともっと頑張れば能力がどんどん出るというものを持っているんですよ。だから、そういう環境を私たちが提供するということも非常に大事だし、こうやって見ていて、これはできるなと思ったら、頑張れよと。それは男女関係なく、大きく言えば我が日本、我が千葉県のためになるんだから。そういうような思いを持って私はやっているところでございます。

記者

ありがとうございます。

記者

すみません。昨日国会で、森友学園の文書の改ざん問題で、佐川前国税庁長官の証人喚問が行われました。知事は、証人喚問での佐川氏の御説明を聞いて、以前の記者会見では、国民にわかりやすく説明していくことが大事だというようなお考えも示されていたと思いますけれども、今回の証人喚問に触れてどのような感想をお持ちになりましたか。

 

知事

それですっきり全部クリアしたのかと言われると、いやいや、あれはどうなったのかな、これはこうなったのかなとか、いろいろ思うところはあります。
だから、これは今、野党が、与党に対して、また総理に対して、各大臣に対しても言っているわけですから、しっかりと野党の議員がそれをただしていただきたい。私たちが行くわけにはいかないわけですから。
私も、国にいて、もっといろんな情報があって勉強したら別なんですけれども、まだまだ知識として足らないものですから、よくわからないところもあるということもまた事実でございます。

記者

わかりました。

 内容についてのお問い合わせ先

  • 定期人事異動について
    →総務部総務課【電話】043-223-2028
  • 春の全国交通安全運動の実施について
    →環境生活部くらし安全推進課【電話】043-223-2259

 

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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