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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20830

知事定例記者会見(平成29年11月20日)概要

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日時

平成29年11月20日(月曜日)10時00分~10時31分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成29年11月20日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 東京湾アクアライン開通20周年について
  2. 企業誘致の取組について
  3. 桃園市との国際スポーツ交流について
  4. 「房総みかん美味コンテスト」及び「みかん狩り」について
  5. 「千葉ブランド水産物」の認定について

知事発言

東京湾アクアライン開通20周年について

知事

はじめに、東京湾アクアライン開通20周年について、お話をいたします。
アクアラインは、首都圏の幹線道路ネットワークの一部として、交通の混雑緩和や半島性の解消、首都圏の均衡ある発展の促進などを目的として、平成9年12月18日に開通いたしました。この開通により、木更津から対岸の川崎までの走行距離が大幅に短縮されるとともに、本県と都心を結ぶルートの選択肢が増えるなど、災害時の道路ネットワークの機能強化も図られているところでございます。
さらに、平成21年8月からの料金引下げ社会実験、平成26年4月からのアクアライン割引による料金引下げ継続により、アクアラインの交通量は、社会実験前に比べ、平成28年度では2.2倍に増加いたしました。
今では、圏央道や館山道と一体となって、「人」と「モノ」の流れが活発化し、本県をはじめ、首都圏全体に大きな経済効果をもたらしております。また、木更津市では33年ぶりに小学校が開校するなど、地域の活性化や人口の増加などにもつながっているところでございます。
来月17日には、海ほたるパーキングエリアにて、20周年を記念したイベントが開催されます。イベントでは、記念セレモニーや地元市民団体によるステージなどが行われ、20周年を盛大にお祝いいたします。県や市町も出展し、来年開催するアクアラインマラソンや観光などをPRします。また、20年間の歩みを改めて振り返るパネル展も開催いたします。このパネル展は、来月1日の袖ケ浦市役所を皮切りに、「渚の駅たてやま」「道の駅保田小学校」「道の駅きょなん」とリレー方式で開催いたします。県庁でも、来月18日から、このパネルを展示いたします。本県の宝であるアクアラインを身近に感じることができる絶好の機会ですので、ぜひ足をお運びください。

企業誘致の取組について

知事

次に、企業誘致の取組について、お話をいたします。
本県では、東京湾アクアラインの料金引下げや圏央道の整備進展などにより、企業の立地環境がますます向上しているところでございます。このポテンシャルを最大限に生かすため、県では、これまで、地元市と共同で、茂原にいはる工業団地と袖ケ浦椎の森工業団地の2つの工業団地の造成を進めてきたところでございます。このたび、工事がほぼ完了する見通しとなり、今年度中に、残る区画について入札による分譲を行う予定でございます。
そこで、完成後では初となる、東京駅発着のバスによる両工業団地の視察会を来月21日に開催いたします。私も、9月、10月と名古屋・東京で開催した企業誘致セミナーにおいて、本県の魅力をお伝えいたしましたが、このツアーを通じて、アクアライン及び圏央道を利用したアクセスの良さを体感いただくとともに、両工業団地を実際の目で御覧いただきたいと思います。
参加対象者は、立地を検討する企業のほか、金融機関や不動産会社、建設会社等を予定していますので、多くの皆様の申込みをお待ちしています。
企業立地の促進は、本県経済の活性化に大きく寄与することから、今後とも「チーム千葉」で一丸となり全力で取り組んでまいります。

桃園市との国際スポーツ交流について

知事

次に、台湾桃園市との国際スポーツ交流事業について、お話をいたします。
本県は、昨年8月に台湾の桃園市と友好交流協定を結び、県と県卓球連盟では、桃園市とのスポーツ交流の実現に向け協議を進めてまいりました。今年8月には、桃園市の鄭市長が来県し、卓球選手の相互交流について提案をいただき、合意したところでございます。これを受け、来年1月から桃園市と卓球による国際交流を始めることとなりました。
今年度は、来年1月3日から7日まで、選手団として、高校生男女各6名をはじめ、監督、コーチなど、計18名を本県から桃園市に派遣いたします。来年度は、桃園市の選手団を本県に受け入れる予定でございます。
卓球交流を通じて、ますます桃園市との友好を深め、さらに良い関係を築いていきたいと思っております。

「房総みかん美味コンテスト」及び「みかん狩り」について

知事

次に、みかんの話題でございます。
本県では、古くから、安房地域を中心に、農家の皆さんの努力により、高品質でおいしいみかんがつくられております。みかんをはじめとする柑橘の品質向上とPRのため、今月24日から3日間、「房総みかん美味コンテスト」を開催いたします。
初日の24日には、農林総合研究センター暖地園芸研究所において、農家の皆さんが、温州みかんやレモン、ゆずを持ち寄り、専門家による審査で今年のナンバーワンを決定いたします。
翌25日、26日には、イオンスタイル木更津店において、果実の展示と試食、即売を行います。会場では、お子様向けのゲームも行いますので、ぜひ足をお運びくださいませ。
また、本県では、今まさに温州みかんの収穫の最盛期を迎えており、県内各地でみかん狩りが楽しめます。みかん狩りは、園内食べ放題で、自分で収穫したみかんを思う存分味わうことができます。樹の上で完熟したみかんは、甘い中にもほど良い酸味があり、コクのある味わいでございます。また、お土産用に地域の直売所などでみかんを購入することもできます。シーズンは12月下旬ごろまででございます。おだやかな晩秋の景色を眺めながら、みかん狩りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

「千葉ブランド水産物」の認定について

知事

最後は、千葉ブランド水産物の認定について、お話をいたします。
本県では、「千葉のさかな」のイメージアップや消費拡大を進めるため、優れた県産水産物を「千葉ブランド水産物」として認定しております。今年度の認定品は8品目でございます。新たに認定した6品目を御紹介いたします。
生鮮水産物は3品目でございます。
まずは、「いすみ産マダイ」でございます。いすみ市沖の釣りマダイは、主に活魚で水揚げされ、品質の高さが評価されております。
次に、「三番瀬産ホンビノス貝」でございます。本県の新名物で、粒が大きく、味が濃く、クラムチャウダーやバーベキューにお勧めでございます。
続いて、「鋸南町勝山漁協養殖江戸前真鯛」でございます。大切に育てられたマダイは、身が締まり、ほど良く脂の乗った甘みが特徴でございます。
水産加工品は1品目で、「九十九里かねとの煮干(青口・白口)」でございます。イワシの鮮度と丁寧なつくりにこだわった煮干しは、味はもちろん、色・艶・形もきれいでございます。
ふるさと品は2品目でございます。
まずは、「いすみ産大さざえ」でございます。いすみ市沖で育ったサザエは、サイズが格段に大きく、身もやわらかでございます。
次に、「九十九里焼き田作り」でございます。独自の製法でつくった焼き田作りは、うまみを残したカリッとした食感が特徴でございます。
このほか、再認定は、水産加工品の「九十九里産いわしオイルサーディン」、ふるさと品の「房州和田浦つち鯨」でございます。
以上、「千葉ブランド水産物」は全部で28品目となります。いずれも、生産者のたゆまぬ努力や創意工夫により育まれた逸品でございます。本県が全国に誇る海の恵みを、ぜひ御堪能いただきたいと思います。
私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。私からは、台湾訪問についてお聞きしたいと思います。
今週、知事は桃園市を訪問されて、鄭市長と農産物の規制解除についてお話をされるとお聞きしております。8月に鄭市長が来県された際にも、この協力について要請されたと思うのですけれども、それから3カ月という非常に短いスパンで打ち返しがあったということで、今回の協議でどういった成果を期待されていますでしょうか。

知事

そうですね、私は8月に鄭市長とお会いして、その後もいろいろと親睦というか個人的にも非常に仲良くなっておりました。そのとき、私に、「ぜひ、来年の4月に農業博をやるから、森田、来てくれないか。千葉県、参加してくれよ」と、こういう話が出たところでございます。しかし、千葉県としては、今、輸入規制があるわけですから、それに参加するといっても大変難しいですねという話をしました。それからいろいろやりとりがございまして、桃園市の鄭市長から、ぜひこの時期に、千葉県が言っている輸入規制解除に向けて協議したいと、ぜひ来てくれと、早急に来てくれと、そのような招待を受けました。
私、これをずっと見まして、最近、EUにおいても、日本産の食品、産地証明書が不要になりました。それから、長年輸入規制されていた台湾においても、日本産の牛肉が本年9月に大きな混乱もなく解禁されました。その流れを見て、それとまた担当部長が本当に一生懸命やってくれまして、いろんな報告等を考えまして、「よし、今だ」と、「私の責任のもと行こうじゃないか」と、そのように決断したところでございます。今回、行って、良い協議ができればと。
言うならば、これは、本当に、被災県5県、大変残念な問題ですよね。ですから、私も鄭市長に申し上げたのでございますが、「本当に全く問題ない」のだと。ただ、もっと言えば、「地域で、ここはだめ、あれはだめ」じゃなくて、科学的根拠に基づいて判断するのが妥当ではないのかなと、私、そのようなことも申し上げました。
そういうことも含めて、改めて向こうでいろんな方とお会いできるかもしれませんが、そういうことをしっかりと話しまして、被災県の5県の解除、そしてまた、我が千葉県、桃園市の鄭市長から言われているわけですから、農業博に出られるように、そのような形になればいいなと。一歩でも、たとえ1センチでも前へ進めるようにと、そのような気持ちでございます。

記者

今、農業博覧会の話が出ましたけれども、これは台湾当局の規制が解除された前提での御質問になるのですが、来年4月の農業博覧会に県としてどういった方針で臨むかということと、今後、台湾の規制が解除された場合に、県としてはどういった品目を積極的に売り込んでいきたいか、それについての考えをお聞かせください。

知事

まだ仮定の問題なので、こうだのああだのとまだ私も言うことは非常につらいところもありますが、どういう形であれ、参加するような形があるならば、いろいろとそれは考えてまいりたいなと。何しろ、わからないものですから、余り勝手なことを言っても。担当部局、ありますかね。

職員

農林水産政策課でございます。
農業博覧会につきましては、輸入規制が解除された場合に、農業博覧会において千葉県の魅力ある農林水産物を台湾の皆様にPRできればというふうに考えております。
農業博覧会が4月の上旬から5月の中旬にかけまして開催されます。開催時期に出品が可能な県の強みがある品目ということで、まだ検討中ではございますが、例えば、イチゴであったりメロンであったり落花生であったり、県産の農林水産物の魅力などをPRしたいと考えております。
以上でございます。

記者

ありがとうございます。私からは以上です。

記者

よろしくお願いします。
話題は変わって、「千葉ブランド水産物」の認定についてお伺いします。18年度からこの制度が始まって、既に10年以上制度が続いていると思うのですが、県産水産物という県としてのブランド認定をすることによって、県産水産物の消費拡大に効果的な役割が実際果たせているのかどうかというところをお伺いしたい。県認定なのでということで消費購入される声があるのか、それとも、消費拡大に向けてブランドを認定するだけではなくて、もっと進めていかなければならない取組はまだあるのでしょうか。

知事

記者さん御案内のとおり、我が千葉県は、三方を海に囲まれ、まさしく水産物が大変豊かな県でございます。それと同時に、非常においしく素敵な水産物を、千葉県だけではなくて、もっと全国に広めたい。そして、将来はもっとアジアにも広めたいという気はあるのでございます。ですから、例えば商談においても、県が認定しているんだよというのは大きなプラスではないかなと、そう思っております。
それと、実際にじゃあどうだったのかとなりますと、例えば、まず、知名度が向上することによって消費者等の問い合わせが増加しております。それから、品目によっては販売実績が認定前の2倍以上に増加したものもあります。ですから、私は、認定することによって、信用とか、それからまた県がいろんなところでPRすることが大事であり、また、これからもしっかりと推し進めてまいりたいと、そのように思っております。
ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。
私のほうからは、先ほど桃園市の御質問がありましたが、もう少しお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか。
まず、鄭市長が夏に来られて、早急に来てほしいと言われたということなのですが、そうすると、このタイミングで向こうのほうである程度の具体的な進展があった上でのお誘いなのかなというふうに思うのですけれども、そのあたりはどうかということです。
あと、向こうでいろんな方とお会いできるかもしれないというお話がありましたが、直接、市長以外の当局の方に何か御説明できるようなチャンスがあるのかどうかということです。
あと、直接の相手は市長ですので、鄭市長に働きかけをしてもらうということを県としては期待されていると思うのですが、今回の訪問が具体的な動きにどの程度つながるものなのかというところをお伺いしたいと思います。

知事

桃園市というところは、たしか人口が220万ぐらいかな。言うならば、国際空港も持っていて、日本の東京みたいなところなんですね。鄭市長というのは、非常に人望があり、人気もあり、実力者と言われております。将来を嘱望されている人とも聞いております。私は、ただそれだけじゃなくて、何度も一緒に会食したり、私の自宅に招いて一緒に一杯やったり、その人間性も私は見て、非常にこれからも良い友達でいられると、そういう気持ちを持っておりました。
輸入制限の解除も、別に私のほうから言ったわけじゃないんです、こうしてくれ、ああしてくれと。たまたま、「農業博、森田、来てくれないか」という話になってから、「いやあ、それはやっぱりこうだ」「だったら輸入制限のことで、一生懸命、俺も骨を折るよ」というところから始まったあれなので、「じゃあ、どうしてくれるんだい」と。何事も100%というのはありませんし、だから、先ほど言ったように、ヨーロッパの解除、それから牛肉も長年ずっと制限されていたものが解除になったと。こういう流れの中で、そしてまた担当部長がいろいろ情報を集めてきてくれた、そういう中で、これは私も責任を持とう、行ったほうがいいと、そのように思いました。
詳しくは、担当、ありますか。

職員

流通販売課でございます。
昨年、政権が変わりまして、知事からもお話がありましたように、まだまだなかなか解除の見通しが立っていない中でございますが、今回の桃園市長との協議において解除に向け進展することを期待しているということでございます。

知事

なかなか、相手がいるもので、ごめんなさいね、余り詳しく言えなくて。

記者

よろしくお願いいたします。
先日開かれました県の総合教育会議で、不登校対策の支援チームというものが出てきたかと思うのですけれども、これについて知事が期待することですとか、何かありましたら教えていただきたいと思います。

知事

不登校、正直な話、一人ひとりがみんな違うんですね。私も小学校のころ、今日はどうしてもあの授業が嫌だ嫌だと思って、一日休んだこととか、時々ずる休みをすることがあったんですけど、私の周りには、不登校でそんなに長く休むやつというのは、本当に病気以外はなかったというふうに記憶しております。
でも、これだけ社会が非常に複雑化というか、いろんな価値観も出てきて、いろんな人も出ている中で、こういう問題が起きている。ですから、私どもは、画一的に物事を考えるのではなくて、一人ひとりしっかり話を聞いてあげて、その子にはどれがいいんだろうということもしっかり頭に入れながら、その子たちの将来を考えてあげる。そのようなチームでありたいし、そのようにまた布陣を組んでまいりたいなと、そのように思っています。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。
私は林業に関してです。県産銘木の古来からのサンブスギですけれども、一部林業関係者によりますと、ほぼ県内全滅というような話も聞いております。20年ぶりに県が調査に乗り出すということですけれども、まず、その受け止めをお伺いできればと思います。

知事

記者さんが言っていることは事実で、相当お調べになったと思うんです。私も、正直な話、最近聞いたというか。恐縮ですけれども。それで、何でなんだと。何でもっと県は積極的にやらなかったんだと言っていたんですよ。そんな20年もと。そうしたら、私有地が9割ということで、行政がずかずか、幾らこうだと思ってもやれない部分もあったし、しかし、補助という形で県としてもやってきたことは事実らしいです。でも、記者さんが御心配なさっているように、まさしくこれは何とかしなきゃいけないので、私も強く、もう少し私有地の皆さんに御理解賜るように、御協力いただけるように、しっかりとした県としての対策はとらなきゃいけないという指示はしたところでございます。
担当部局、何かありましたらどうぞ。

職員

森林課でございます。
知事からも御説明させていただいたとおり、平成7年にサンブスギの被害林調査を行っておりまして、その当時、4,200ヘクタールの被害が確認されたところでございます。その被害林に対して、これまで被害林対策を講じてきたところですけれども、知事からもお話ししたとおり、私有林が非常に多いということで、なかなか実績が積み上がらず、全体で4,200ヘクタールのうち約1,000ヘクタールという実績にとどまっているところでございます。
今回、再度、被害林の調査を実施して、サンブスギ林の正確な位置の情報であるとか被害状況を確認した上で、こういった情報を整理して、森林所有者の方たちにもしっかりと説明をして、効果的なサンブスギ林対策を進めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。

記者

最近、過去数年なのですけれども、年間10ヘクタール、15ヘクタールにとどまっているということで、調査を把握した上でも、理解を得るというのは少し難しい点があると思うのですけれども、実態を把握した上で、今、具体的にどういった対策をとれるのか、お伺いしてもよろしいでしょうか。

職員

被害林対策が進みにくい理由として、私有林が非常に多いということで、森林所有者の方たちにいかに理解を得るかということだと思います。
今回、被害林調査を進めて、被害の状況であるとか、例えば被害の程度、それから道路や人家に近い公益性の高い森林について、調べた結果を森林GISのシステムを使ってわかりやすく資料化して、それを森林所有者の方たちにもお示しして理解を得ると。
被害林対策が進まないもう一つの理由として、伐採した木をいかに利用するかということがネックになっていたのですけれども、これについても、最近は、木質バイオマス発電用の燃料として利用ができるということになりましたので、そちらの流通システムを整理して、県のほうでも支援しまして、効率的なサンブスギの被害材の有効利用も図っていくということで事業を推進してまいりたいというふうに考えております。

知事

昔はサンブスギも高く売れたんですよね。そういうときは本当に一生懸命やるところもありますけど、どうしても、それがどんどんどんどんなってきたときに、ちょっと油断しちゃうところもあると。だから、ここは、改めて行政が御理解を賜って、やるようにと、そのように指示しました。

記者

よろしくお願いします。
2点ありまして、まず1点目が、先日、東京都の小池知事が希望の党の代表を辞任されたということがありました。知事は、これまで、都政に専念してほしいという旨のことを言っていましたが、まず、これに対する受け止めをお伺いできますでしょうか。

知事

そうですね、都知事に専念していただくというのは、もちろん、東京都知事でございますけれども、ありがたいし、でも、それ以上に、まず、日本の最大のイベントの東京オリンピック・パラリンピックがあるんですから、それを誘致したのは東京なんですから、その辺をしっかりおやりになっていただきたいと。
私どもは、協力県として、その辺は、できる限りのことはやらせていただくと、そのように思っています。
今日、某新聞によると、いろんなそのころの検証というか、いろいろ出ていたけれども、何しろ、いろいろ、政治家ですから思いはあるんでしょうけれども、しっかりと東京都知事をやっていただきたいなと、そのように思っております。

記者

もう一点ですけれども、全く変わって、昨日、ゆるキャラグランプリがありまして、成田市の「うなりくん」というキャラクターが優勝しました。このゆるキャラグランプリで優勝すると非常に経済効果が高い、非常に話題になるイベントですけれども、優勝したということで、受け止めをお教えいただけますか。

知事

成田の小泉市長は大変喜んでいるでしょう。成田だけじゃなくて、千葉県にとってもうれしいなと、そのように思っております。どんどんどんどん、成田というのは成田空港があるところでございますし、非常に注目度も高いところで、ゆるキャラがナンバーワンになったということは県民としても大変うれしいことと、そういうふうに思っております。

記者

ありがとうございました。

記者

先ほどのサンブスギについて、もう一点お伺いします。
先ほど、事務方のほうから御説明いただきましたが、私有地であるとか、正確な被害状況が把握できていないので、今後もやるということですけれども、とはいえ、これに関して、5年、10年やっていなかったというレベルではないと思います。やはり、20年間調査をやっていなかったということだけを客観的に捉えても、言葉は悪いのですが、放置していたというふうにも見えるのかなと私は思うのですが。
例えば、今さら、私有地の方の理解を得て状況を把握したとしても、そもそも、サンブスギが持っている病気自体が切る以外に手の施しようのない病害であるという特性を踏まえると、既に対策の打ちようがない状況に今の時点でなっているのではなかろうかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。

知事

申し訳ない、本当に、20年前からずっとなっていたということを私自身が知るのが遅過ぎたというのはあります。それと同時に、今、記者さんがおっしゃったように、これはこうじゃないかと言われれば、まことにそのとおりで、じゃあ、そのためにどうやって手を打つんだって、まことにそのとおりで、だから、県としても、今まで、もうちょっと、いろいろ考えが踏み込めなかったという部分に対して、しっかり反省していかなきゃいけないし、何しろ前へ進むように手を打てと、そのように指示したところでございます。
担当部局、そのことをどうぞ。

職員

森林課でございます。
サンブスギの溝腐病被害につきましては、昭和30年代ごろから発症が確認されたということで、50年ぐらいの歴史がある病気でございます。サンブスギを植えてから発症するまでに20年ぐらいかかるということで、若い木には発症がないということがございます。当時、平成7年に現地調査を行ったのですけれども、この当時は発症のない若い木、20年生前の森林については対象から外していたということがございまして、20年ほどたった現在、当時、対象から外れていたサンブスギ林を含めて、全体のサンブスギ林の正確な位置の情報、それから20年前の情報全体について調査を行おうというふうに考えているところでございます。
以上です。

内容についてのお問い合わせ先

  • 東京湾アクアライン開通20周年について
    →県土整備部道路計画課【電話】043-223-3291
  • 企業誘致の取組について
    →商工労働部企業立地課【電話】043-223-2423
  • 桃園市との国際スポーツ交流について
    →教育庁教育振興部体育課【電話】043-223-4109
  • 「房総みかん美味コンテスト」及び「みかん狩り」について
    →農林水産部生産振興課【電話】043-223-2880
    →農林水産部流通販売課【電話】043-223-2959
  • 「千葉ブランド水産物」の認定について
    →農林水産部水産課【電話】043-223-3038

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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