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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20793

知事定例記者会見(平成28年6月23日)概要

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日時

平成28年6月23日(木曜日)10時30分~10時50分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成28年6月23日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 節水の呼び掛けについて
  2. 「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の実施について
  3. 喫煙環境表示の推進について
  4. 水道局80周年記念イベントについて
  5. 夏休みを利用した子どもの「キャリア教育」について

知事発言

 節水の呼び掛けについて

知事

初めは、節水の呼び掛けについてです。
今年は、利根川上流域で冬に雪が少なかったことに加え、5月の雨が例年の半分程度だったことなどから、水不足となっております。県内で使う水の約3分の2は、利根川から取水していますが、その水がめである8つのダムの貯水量は、今月22日現在、平年の約5割となっているところでございます。これは、8つのダムになった平成4年以降、この時期では貯水量が最も少なくなっております。
本県では、今月14日に「千葉県渇水対策本部」を設置し、16日から10%の取水制限の要請を行うとともに、県民の皆様に節水を呼びかける広報や情報収集などを始めております。
これから夏本番に向かって、農業用水や生活用水の需要が多くなる時期になります。過去の事例では、取水制限が20%、30%になると、一部の地域では断水したり、工場の操業時間を短縮するなどの影響も出ております。
水の流しっぱなしはやめる、洗車は控える、洗濯はお風呂の残り湯を使うなど、身近な節水の方法はたくさんあります。少しずつであっても、県民一人一人が水を無駄にせず、大切に使うことが何より重要でございます。県民の皆様には、これまで以上に節水を心がけていただくようお願い申し上げます。

 「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の実施について

知事

次に、薬物乱用防止活動である「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の実施についてお話をいたします。
覚せい剤や大麻、危険ドラッグなど、薬物の乱用による犯罪は後を絶たず、深刻な社会問題となっております。昨年は薬物に関する犯罪で、全国で1万人以上が検挙されております。
このような状況を踏まえ、今月20日から来月19日までの1カ月間、薬物の乱用防止を訴える、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が全国的に行われているところでございます。
本県では、今月28日に千葉そごう前にて、県警や海上保安庁、税関などと共同で街頭キャンペーンを開催いたします。会場では、県警の音楽隊が演奏する中、チラシなどを配布し、また、チーバくんや県警のシーポックたちも参加します。また、明日から来月17日にかけて、県内各地の駅前や商業施設でヤングボランティアの協力をいただき、ヤング街頭キャンペーンを実施するところでございます。
薬物問題は、決して他人事ではありません。覚せい剤や大麻、危険ドラッグは、好奇心や遊びのつもりでも、一たび使ってしまうと、自分ばかりではなく家族や周りの人も不幸にします。薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」、危険ドラッグは「持たない!買わない!使わない!」を合言葉に薬物の乱用を撲滅してまいりたいと、そのように思っております。

 喫煙環境表示の推進について

知事

次に、喫煙環境表示の推進についてお話しします。
たばこの煙による健康への影響は科学的に証明されております。また、子供は大人以上に、たばこの煙による健康被害を受けやすいと言われております。県民の健康づくりを進めるためには、多くの方が利用する飲食店や宿泊施設などの受動喫煙防止対策が必要でございます。
そこで本県は、望まない受動喫煙を防ぐことができるよう、飲食店などが禁煙・分煙などの喫煙環境を表示するステッカーを作成・配布することといたしました。喫煙環境を店頭に示すことにより、たばこを吸う、吸わないにかかわらず、お店を選びやすく、安心して気持ちよく利用できるようになります。
ステッカーは禁煙・分煙・時間禁煙の3種類でございます。イラストを用い、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語表記とし、外国の方も一目でわかるようにいたしました。今後、リーフレットも活用し、飲食店などにステッカーの表示について働きかけてまいります。

 水道局80周年記念イベントについて

知事

次に、水道局給水80周記念イベントについてお話をいたします。
県営水道が給水を開始した昭和11年当時は、東京湾沿いの江戸川から千葉市にかけ、1市12町村が給水区域であり、給水人口は約2万人でございました。その後、本県の発展とともに水道事業を拡大し、今では本県の人口の半数に当たる約300万人のお客様に給水する全国屈指の水道事業体に成長いたしました。そして、今年、県営水道は給水を開始してから80周年という節目の年を迎えました。
これを機会に、来月1日から10日まで、市川市の現代産業科学館で、「給水80年歴史資料展」を開催いたします。
この歴史資料展では、県営水道の創設時から現代までの歩みや、建設からおよそ80年たった今でも現役で、土木遺産でもある配水塔などを紹介するほか、創設時の送水ポンプの運転記録や、実際に使われていた水道管を展示しております。
また、「おいしい水づくりへの挑戦」と題し、本県が昭和55年に全国に先駆けて導入した高度浄水処理システムや、残留塩素濃度の低減化など、安全でおいしい水のさまざまな取り組みを御紹介いたします。さらに、水がきれいになっていく仕組みがわかる浄水処理実験を行うほか、地震に強い水道管の模型を実際に触って、その仕組みを見ていただけます。
水道水は生活になくてはならないものでございます。この歴史資料展を通じて、水道局の取り組みや水道水の安全性、おいしさをたくさんの方に知っていただければ幸いでございます。水道局は、安全でおいしい水を24時間365日お客様にお届けするため、これからもより一層努力してまいります。

 夏休みを利用した子どもの「キャリア教育」について

知事

次に、夏休みを利用した子供の「キャリア教育」について、お話をいたします。
子供たちが自立し、社会貢献できるよう成長するためには、働くことの大切さを知る機会や、将来の職業への夢を育む機会をつくっていくことが必要でございます。そこで、本県では、夏休みに「千葉県夢チャレンジ体験スクール」と「子ども参観日」キャンペーンの2つの事業を実施します。
1つ目の「千葉県夢チャレンジ体験スクール」では、県内企業・大学などと連携し、子供たちが就業体験や科学・技術体験ができる3つのコースを用意しております。
まず、科学や技術に対する興味・関心を高める「サイエンススクール」。次に、研究という職業の意義や将来の生き方を考える「キャリア教育科学・先端技術体験キャンプ」。さらに、会社で働く人の仕事への思いや、やりがいを学ぶ「キャリア教育しごと体験キャンプ」の3コースでございます。いずれのコースも、来月1日まで参加者を募集しております。
2つ目の「子ども参観日」キャンペーンは、子供たちが親の職場を見学したり、仕事を体験したりするものでございます。
この狙いは、子供たちに働く姿を見せたり、家庭で仕事の話をすることにより、子供が働く意味や楽しさを知ること、家族のコミュニケーションを促進することでございます。現在、県内26の企業などの協力をいただき、工場見学やパンづくり体験などを予定しております。
県庁では、来月25日に職員の子供を対象に、県庁「子ども参観日」を行います。当日は県庁見学後、お父さんやお母さんの職場で名刺交換をしたり、仕事の体験をいたします。この日は、親子で一緒に帰宅し、家庭でも働くことの大切さについて話し合ってもらいます。
子供たちは、これからの千葉県を支えていく宝でございます。今後も家庭・学校・地域が一体となって子供たちを育むという機運を高めていきたいと、そのように思っております。
私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。
昨日、参議院選挙が公示されました。千葉県選挙区には8人の方が立候補されていますけれども、改めて地方自治体のトップとして、どういった政策論争を期待したいでしょうか。

知事

今回の参議院選挙というのは、18歳、19歳の新しい選挙人も増えるところでございます。経済も含め、子育て、介護等、そして、今、外交、安保も含めて非常に大切な時期でございまして、しっかりと候補者が話していること、どんなことを実行しようとしているか、それを見きわめて投票をしていただきたいと、そう思います。

記者

憲法の問題も争点、焦点の一つになりそうです。知事としては、憲法改正の是非もしくは現在の憲法について、どのように受けとめていらっしゃるでしょうか。

知事

憲法というのは、言うなれば、国民の代表たる国会で国会議員がしっかりと議論し、詰めていただきたいと思います。私は、何でもそうですけれども、実際に長くやっている間にいろんな考えが出てくる。それを国でしっかりと代表者である国会議員が議論してもらいたいと、そのように思っております。

記者

知事としては、憲法について何か変えたりつけ加えたりする点があるとお考えでしょうか。

知事

そうですね、これはいろんな考えがありますからね。ですから、私は今までずっと来て、もし大所高所に立ってお国がこうだ、ああだと出てきたときにおいて、しっかりとそれについて考えさせてもらいたいと、そのように思っております。

記者

わかりました。私からは以上です。

記者

よろしくお願いします。
舛添東京都知事の一連の問題を受けて、各地で知事ですとか議員の方々が海外出張のあり方を見直そうとする動きが出ていると思います。森田知事に関しましては、来月オランダのほうに事前誘致の関係で自ら行かれる一方で、リオデジャネイロオリンピックに関しては、事務方を派遣するという御判断をされていると伺っていますが、知事御自身が行くべき海外出張と事務方に任せてよい海外出張と、どのような線引きをされているのかお聞かせください。

知事

リオの視察においては、我が千葉県、オリンピック・パラリンピックで7競技決定したときに、これは視察をしなければならないという、言うならば職員と担当部局とみんなで話し合いました。しかし、これは私が行かなくても職員が行ってしっかり見てきてもらって報告していただければできるなと、私はそう判断したもので、そのように指示したところでございます。
そして、私、よく言うのですけれども、千葉県は「チーム千葉」でやっているんだと。みんなで手分けして、効率よく、費用対効果も含めてやっていかなければいけない。今度のオランダは、アメリカの陸上チームの事前キャンプが我が千葉県で決まった。そして、何としてもオランダ、できたら数多くの競技の事前キャンプをやってもらいたい。そう思う中で、これは私が行かなきゃならぬと。私が行って直談判して、頼むよと、そうする。これは私の役割だと思うから、これは私が行きます。そのように、それぞれいい形でいけるように、私たちはみんなで仕事を分担しながらやっているところでございます。

記者

本日発表がありました「千葉県夢チャレンジ体験スクール」についてお伺いしたいのですが、まず、森田知事としまして、子供たちにこの体験スクールでどういったことを学んでいただきたいか、お言葉を頂戴できますでしょうか。

知事

私、小さいころ、うちの父親は警察官、刑事でございました。いつも定時に帰ってくることはないです。制服を着ているわけじゃないしね。あるときは、はんてんみたいなものを着て帰ってきたこともあります。うちのお父さんは警察官と言うけど、毎日何をやっているのかなと、そんな疑問を持ったり、母親に聞いたこともございました。
ですから、私はそういう気持ちも含めて、小さいときに父親、母親がどんな仕事をしているんだろうと、どんなことをやっているんだろうと、これを見、聞き、そして話し合うということは僕は大変大事だと思うんですね。ですから、そういう意味において、こうやって子供たちにいろんな形で見、聞き、勉強していただくということは重要だと、そのように思っています。またそれと同時に、子供たちにも興味を持ってもらうように、私たちはセッティングしなければならないなと、そのように思っております。

記者

わかりました。ありがとうございます。
あと、ちょっと細かいことになるのですが、こちらの「夢チャレンジ体験スクール」、今年で何年目かということと、あと、こちらを見ますと、大学や研究機関、大企業が体験先にあるかと思うのですが、中小企業なども体験の対象として入っているのか、教えていただけますでしょうか。

知事

そうですね、中小企業も含めていろんなところ、こちらがお願いして、向こうも「いいよ」と言えば、これは大事なことですけど、担当部局、その辺詳しく言ってください。

職員

教育庁の生涯学習課でございます。
まず最初の御質問で、今年で何年目かということでございますけれども、これは平成23年度から始まりまして、6回目になります。
それで、企業につきましては、今、知事からお話ししましたとおり、県内の企業で「ぜひ協力したい」というところであれば、それはぜひお願いしますということでございます。

知事

よろしいですか。どうぞ。

記者

よろしくお願いします。
先ごろ発表された「住みよさランキング2016」というランキングで、印西市が1位になりました。これは5年連続という、ある意味快挙ですけれども、知事、それについてはいかがでしょうか。

知事

それは大変うれしいことでね、私どもはやはり住みよいまちづくりをモットーにやっているんでございますよ。印西市というところは非常に緑の多いところでございます。商業地域も含めて大変利便性のあるところです。それから、人と物の流れが、鉄道も含めて道路も含めて非常にいい環境下にあると思います。ですから、私は、こうやって5回連続選んでいただいた、これをまた私たちが手本として千葉県にどんどん行き渡るといいなと、また、そのようにしていかなければならないと、そのように思っております。

記者

知事の考える印西の魅力というのは、端的に言うとどの辺にありそうですか。

知事

緑があり利便性があり、それと同時に、そうですねえ、何かこれからもっともっと開けるところかな、言うなれば未来があるというのかな、そういうところではないかなと思います。
担当部局、何か加えるところはありますか。よろしゅうございますか。そういうところでございます。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。
同じ印西市の、別の話題で聞きますけど、中学生が大分大金を恐喝したという事件がありましたが、それについての受けとめのほうをお願いします。

知事

それについてですか。もちろん、やっちゃいけないことですよ。もちろんそういうことに対して、やっちゃいけない。例えばいじめでもそうです。「やっちゃいけない」「おまえが悪いんだ」、これは私どもはっきり言えるんですけれども、その背景というものを私たちは見ていかないと、これが絶対になくなるということは非常に難しいと思いますけれども、少しでもなくすためには、この背景というのもしっかり把握することが大事なのかなと、そのように思っております。

 内容についてのお問い合わせ先

  • 節水の呼び掛けについて
    →総合企画部水政課【電話】043-223-2276
  • 「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の実施について
    →健康福祉部薬務課【電話】043-223-2624
  • 喫煙環境表示の推進について
    →健康福祉部健康づくり支援課【電話】043-223-2666
  • 水道局80周年記念イベントについて
    →水道局管理部総務企画課【電話】043-211-8275
  • 夏休みを利用した子どもの「キャリア教育」について
    →教育庁教育振興部生涯学習課【電話】043-223-4074

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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