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更新日:令和5(2023)年12月22日

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知事定例記者会見(平成28年4月28日)概要

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日時

平成28年4月28日(木曜日)10時30分~11時05分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成28年4月28日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 平成28年熊本地震について
  2. 台湾メドガイアライフサイエンスの千葉県進出について
  3. 日本遺産認定について
  4. 第2次ちば文化振興計画について
  5. 県民が集う「看護の日」の開催について
  6. ゴールデンウィークにおすすめの幕張メッセイベント情報について
  7. この時期にお勧めの耳より情報について

知事発言

 平成28年熊本地震について

知事

初めに、熊本県で発生した震災について申し上げます。
このたびの災害で犠牲となられた方々とその御家族に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様が一日も早く安心して生活を送ることができるよう、切に願います。
本県では、地震発生直後から支援の準備を開始し、被災地からの要請により、簡易トイレなど県備蓄物資を提供するとともに、医師・保健師や応急危険度判定士の派遣など人的支援を行ってまいりました。
また、明日から5月9日まで、南阿蘇村に災害対策本部の運営などのために、12人の職員を派遣することといたしました。
本日開催した庁議においても、引き続き被災地からの要請に全力で応援することと、あわせて本県の防災対策をもう一度点検し、万全の体制を築くよう指示したところでございます。

 台湾メドガイアライフサイエンスの千葉県進出について

知事

続きまして、本県への海外企業の進出についてお話をいたします。
このたび、台湾の株式会社メドガイア・ライフサイエンス社が、県が幕張新都心に用意する千葉県外資系企業進出拠点に進出することとなりました。
本県では、平成26年10月に台湾で経済セミナーを行い、私自ら本県の魅力をアピールしたところでございます。また、本年1月には、5カ国の大使館から経済担当の公使等をお招きして、県内の視察ツアーを実施するなど、海外企業の誘致に積極的に取り組んでおります。
メドガイア・ライフサイエンスは、台湾での経済セミナー参加企業の中から、本県に初めて進出する企業でございます。日本支社では、同社が研究開発した機能性表示食品及び医療機器などの関連商品の輸入販売を行うと聞いております。
本県では、約620万人の人口を擁し、首都圏というメガマーケットの一角をなすとともに、成田空港を有し、羽田空港も近く、国際的なビジネスシーンにも非常に有利でございます。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技が幕張メッセで開催されることで、世界の注目が集まるこの絶好の機会を生かして、海外企業のさらなる誘致にも取り組んでまいります。

 日本遺産認定について

知事

次に、日本遺産認定についてお話をいたします。
文化遺産を生かして本県の魅力を国内外に発信するため、佐倉市、成田市、香取市、銚子市を舞台としたストーリー「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」を本年2月に日本遺産に申請しておりました。このたび、晴れて認定されることとなりました。本県にとって初の日本遺産が誕生したことを大変うれしく思うとともに、世界に誇れる文化遺産を築いた先人たちに改めて敬意を表したいと、そのように思っております。
この日本遺産は、利根川水運と江戸に続く街道により、百万都市江戸の暮らしや経済を支えた四都市を取り上げたものでございます。城下町「佐倉」、門前町「成田」、商家の町「佐原」、漁港・港町「銚子」の町並みでは、今でも江戸を感じることができます。
さらに、大きなアピールポイントは、成田空港に近く、世界に一番近い「江戸」といえることでございます。
また、この地域は古くから成田詣でや銚子の磯巡りなど優れた観光地としても名をはせ、多くの人々が訪れており、本県観光地の原点といえるものでございます。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、国内外に本県の魅力を発信していく中で、この日本遺産を大いに活用していきたいと思います。
また、今回に続く次の認定に向けた取り組みを進めていきたいと、そのように思っております。

 第2次ちば文化振興計画について

知事

次に、今年度からスタートした「第二次ちば文化振興計画」についてお話をいたします。
県内には、古くから伝えられた文化や、新たに生み出されている文化など、豊かな「ちば文化」があります。「ちば文化」を創造・継承し、県民のアイデンティティーを醸成することにより、心豊かな県民生活と活力ある千葉県を実現するため、「第二次ちば文化振興計画」を策定したところでございます。
計画の主な内容を御紹介します。
まず、オリンピック・パラリンピックを契機としたちばの文化力向上でございます。
オリンピック・パラリンピックは、スポーツだけではなく文化の祭典でもあります。本県においても、2020年の東京オリンピック・パラリンピックにおける文化プログラムの実施を通じて、千葉の魅力を発信し、文化振興と地域活性化を図ります。
次に、地域文化の保存・継承・活用による地域づくりでございます。お囃子や太巻き祭りずしなど地域に伝わる伝統文化を多くの人に触れていただくとともに、その担い手を育成します。
また、日本遺産に認定された「北総の町並み」など、ちばの文化遺産を活用し、地域活性化を図っていきます。
さらに、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉など、数多くの文化芸術を鑑賞・参加・創造する環境づくりや、文化芸術活動の支援、文化団体や関係機関等との連携体制の強化などに取り組んでまいりたいと、そのように思っております。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを文化振興のきっかけとし、「くらし満足度日本一」の実現に向け、計画の推進に取り組んでまいります。

 県民が集う「看護の日」の開催について

知事

次に、「看護の日」の行事についてお話をいたします。
高齢化や医療の高度化、在宅医療の拡大などにより看護ニーズがますます増えていく中、県では看護人材確保を重要課題として取り組むよう進めているところでございます。
「看護の日」の行事は、県民の皆様に看護への関心と理解を深めていただくため、毎年行っております。今回は、「地域で輪となりつなげる看護」をテーマに、5月14日に県内12地区の駅前やショッピングモールなどで「まちの保健室」を開催します。「まちの保健室」では、介護や健康に関する各種相談をお受けするとともに、看護模擬体験、看護進路相談など、さまざまな行事が行われます。
ナイチンゲールの誕生日にちなみ、5月12日は「看護の日」とされ、看護に触れ合える行事が全国で行われます。こういった行事に足を運んでいただきたく、看護をより身近に感じていただきたいと、そのように思います。

 ゴールデンウィークにおすすめの幕張メッセイベント情報について

知事

次に、ゴールデンウィークの幕張メッセイベントの情報について、2つお話をいたします。
1つ目は、日本最大級のフリーマーケット「幕張メッセどきどきフリーマーケット2016」が、5月3日から5日まで開催されます。日替わりで毎日約1,500店が出店するほか、「幕張うまいもん祭り」の屋台では、日本全国のおいしいものを楽しめます。このほか、大原櫻子さんなど豪華なゲストが登場するステージイベント等の企画が目白押しでございます。
2つ目は、お子様に大人気の「プラレール博」が5月3日から8日まで開催されます。話題の北海道新幹線「はやぶさ」をはじめ、新幹線シリーズが勢ぞろいします。そのほか、巨大ジオラマや大きなプラレールに乗れるアトラクションなど、プラレールの世界が存分に楽しめます。
ゴールデンウィークには、御家族や御友人とぜひ幕張メッセを訪ねてみてはいかがでございましょうか。

 この時期にお勧めの耳より情報について

知事

最後に、この時期にお勧めの耳より情報を2つ御紹介いたします。
1つ目は、「潮干狩り」です。船橋市や木更津市、富津市には、多くの潮干狩りスポットがあります。この時期は、青空のもと海風を感じながら潮干狩りができる絶好のシーズンでもあります。ぜひ御家族やグループで潮干狩りを楽しんでいただき、おいしい千葉のアサリを思い切り味わっていただきたいと、そのように思います。
2つ目は「びわ狩り」でございます。これから旬を迎えるびわ狩りは、主に南房総市の富浦・富山地区で5月上旬から6月中旬ごろまで楽しめます。果汁がたっぷり入ったもぎたてのびわをその場でかぶりつく醍醐味は、この時期の産地でしか味わえません。
びわは、初夏の味覚として昔から親しまれてきました。新緑あふれるさわやかな南房総でびわ狩りを楽しんでみてはいかがでございましょうか。
私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いいたします。
まずは熊本地震からお伺いしたいと思います。
14日に発生して、今日でちょうど2週間となりました。この間、県からも、職員の派遣でしたり物品の向こうへの送付、また、県営住宅への受け入れ態勢の整備など、いろいろ対応を進めているところかと思います。2週間たちまして、今後また必要とされる支援に県としてどういうふうに取り組んでいくのか、また、予定している具体的な支援がもしありましたら、お願いいたします。

知事

熊本は、私たちが思っている以上に非常に大きな被害になっているところでございます。私の家内が熊本でございまして、実家のほうからの電話だとか情報を聞きますと、まだまだ私たち千葉県としても応援をしていかなければならないなと、そのようなところです。
今のところ、ずっと細かい支援をしてまいりました。その辺、担当部局、御説明願います。

職員

危機管理課でございます。
ただいま準備のほうが整っております物品等につきましては、既にいろいろこちらのほうからも出させていただいているところではございますが、例えば県備蓄物資のほうから、要請があればさらにクラッカー等の食料品、アルファ化米、飲料水等の供出が可能になっております。また、県の備蓄の医薬品等につきましても、1,000人分の搬出が可能な状況です。
例えば、今後、田畑等の復旧等に人を要するというようなことであれば、県で蓄積しておりますそこら辺の研究成果等の提供も可能であろうと思います。
また、先ほどございましたが、県営住宅の被災者の方の受け入れ態勢も、今後、順次整えていきたい。現在、42戸分の受け入れが可能になっております。
今後、ライフライン等の関係で復旧等のステージに向かいますので、そのときに必要な人員的な支援ですとか、その他これからまたいろいろ出てくるニーズ等に的確に対応できるように、なおかつ迅速に対応できるように、事前に準備のほうを進めていきたいと考えております。

知事

何しろ、こういうときは、けがだとかいろいろなことが出るわけですから、医療派遣チームをまず送ろうじゃないかと。向こうの要請はどうなんだと。それから、簡易トイレは衛生面も含めて絶対必要なんだと。すぐ、750基かな。

職員

はい、750基です。

知事

すぐお送りさせていただいたところでございます。
あとは、今、担当部局が言ったように、随時向こうの要請に基づいてやってまいりたいと思っています。

記者

ありがとうございました。
続いて、話は変わるのですが、お隣の東京都の舛添知事が、公用車を使って都外にあります湯河原の別荘のほうに毎週のように通っていたということが報道されました。
単刀直入にお伺いいたしますけれども、森田知事におきましては、舛添知事のように、そういった県外の別宅や別荘に公用車を使って通っているというようなことはございますでしょうか。

知事

私は県外には別荘はございません。自宅は芝山でございます。

記者

わかりました。ありがとうございます。
舛添知事が県外へ公用車を使って通っているということに対して、危機管理的な面から問題があるのではという声も上がっております。率直に、森田知事から見まして、舛添知事のそういった行動はどういうふうに捉えていらっしゃいますでしょうか。

知事

これは、東京都知事として舛添知事が判断し、おやりになっていることだと思います。公用車を使って別荘にというのも、舛添知事は、都のルールに従って問題はありませんと、まあそういうことなのでしょう。

記者

ありがとうございます。
舛添知事の件でもう一点。舛添知事が海外出張の際に、例えば、ロンドンでは1泊19万円ぐらいするようなホテルに泊まられたり、アメリカではスイートルームに5泊で73万円といった報道もございました。森田知事も海外へ公務で出かけることがよくおありかと思いますけれども、県においては、知事が泊まられるホテルの規定等はどのようになっているのかということと、高額のホテルでしたり、もしくは飛行機のファーストクラス、そういったものを使うということに関して、知事はどういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。

知事

私は、海外出張のときにおいては、県のルールに沿ってやっているつもりでございます。詳細を聞きますか。いいですか。発表しているとおりですよ。

記者

わかりました。詳細、金額等、もし必要であれば、また担当課のほうにお伺いさせていただきたいと思います。
私からは以上です。ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。
今の質問に重ねてということでお伺いできればと思います。先日の舛添知事の公用車利用の話、別荘まで行くときに公用車を使っていたということで、舛添知事御本人は、「そこに資料を持ち込んで資料を読み込んでいたのだ。一切問題はない」というお話だったと思います。そこで、整理できればと思っているのは、公用車の利用がどこまで認められるのかということです。例えば、今回の舛添知事の場合は、別荘地が都外であったということが一つ問題点に挙げられると思うのですけれども、公私の部分で、自宅もしくは別宅まで公用車を利用するときに、県内であればいいのか、県外であったとしても、そこは問題ないのか。まさに自宅は芝山町と森田知事はおっしゃいましたけれども、その辺の整理というのは知事はどのように考えていらっしゃいますか。

知事

各県、都によってルールがあると思うんです。だから私は千葉県のルールに従って、公私に関してはピシッとやるようにと言って、私はしっかりとやっております。都の場合は、舛添さんが知事なんですから、都のルールに沿っておやりになればいいのではないかなと、そのように思っています。

記者

千葉県として、あるいは知事としてのルールとして、御自身の線引きとしては、どの辺までというような線引きはございますか。

知事

私の場合は、まあ、普通に考えればわかるでしょう、ここからはプライベートだとか。例えばの話、前に問題になったけど、スポーツクラブに行って何だかんだとか、そういうものはプライベートですから、普通に考えてプライベートのことは、私は自分の車を使っております。

記者

ありがとうございました。
次の質問に移らせていただきます。東京オリンピックの件でお伺いします。
先日、ようやく紆余曲折を経てエンブレムが決定しました。4案あるうちのA案、「組市松紋」というエンブレムに決まりましたけれども、まず、エンブレムが決まったことへの御感想をお伺いできますでしょうか。

知事

東京オリンピック・パラリンピックというのは、みんなで盛り上げなきゃいけない、盛り上がらなきゃいけない、私はそう思っています。今回、いろいろ紆余曲折が確かにありました。その中で、私も見ましたけど、なかなかいいじゃないかと、そのように思いましたし、多くの方がこれはいいと言っているんですから、私はこれをしっかり私たちのシンボルとしてやっていこうと、そのように思っています。

記者

デザイン自体はいかがですか。A案からD案の中で、A案がほかのものに比べると非常に涼し気といいますか、紺と白のデザインで、伝統的な「組市松紋」というデザインだったと思うのですけれども、その辺の御感想はいかがですか。

知事

記者さんは、どれがいいと思ってる?

記者

私は絵心がないのでよくわからなかったのですが、ちょっと気になったのは、国民投票ではないですけど、人気のデザインとA案というところの兼ね合いで、私も側聞するのみなのですけれども、A案がそれほど人気がなかったと言われて、どうなんだろうなと、私自身も整理がつかないのですが。

知事

私も審査員でもありませんから、いろいろあったのかもしれませんし、なかったのかもしれません。でも、こうやって決まった以上は、私たちも、これをしっかりと受けとめてやっていかなきゃいけないかなと、そのように思っております。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。
指定廃棄物の解除ルールなのですけれども、正式に決まったようですが、県の保管分について、これも解除の対象になるかと思うのですが、解除の申請をする考えはあるかどうか。

知事

これは、まず千葉市さんがどのようなお考えなのか。それは、国とのしっかりしたお話があることだと思っております。

記者

千葉市ではなくて、県が解除ルールを使うかどうかということを考えた場合です。

知事

解除を求めるかということですか。

記者

県が保管している分について。

知事

ああ、県が保管しているものについて。ちょっと担当部局、その辺を。

職員

循環型社会推進課でございます。
確かに県が保管している分もございますけれども、まだ指定解除の仕組みは本日公布・施行されたばかりでございます。協議が調った上で解除するというルールになっておりますけれども、その協議の内容もケース・バイ・ケースで個別に判断するというようなことで、中身がまだよく見えない部分がございます。他県の動きも見ながら今後の方針を考えてまいりたいと考えております。

知事

この中身は本当にまだよくわからないんですよ。それと、指定廃棄物も含めて、国がもっとぴしっと整理して、私たちにもわかりやすく出していただきたいなという気持ちでございます。

記者

解除ルールについては、国から担当部長を含めルール案について説明があったはずですが、その中身はもうわかっているのではないですか。

職員

解除ルール自体は、本日、公布・施行されましたけれども、実際に解除を決定するには、国と保管市との間で協議が調わないと解除しないということになっております。何を協議するのかといったことについて、我々も何度も問い合わせをいたしましたけれども、それはケース・バイ・ケースであるということで、実際やってみないとわからない部分が多々ございます。そういうことで、すぐに動くということは今考えてございません。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。
熊本地震の関係で、県内の県民もいつ災害が起こるかわからないということで心配されていると思うのですが、熊本の場合ですと震度7が2回という、なかなか想定されていないケースが起きたわけですけれども、改めて県内の耐震化や防災対策について、どういったところを見直していくとか、今、見直しているとか、これから見直していくとか、そういう点についてお伺いできればと思います。

知事

今日、庁議も行われました。前も言いましたけれども、うちの家内が熊本なもので、実家からいろんな話を聞き、また親戚のほうからいろんな話を聞くと、熊本の人というのは、熊本で地震が起きないという意識があったみたいですね。ですから安心感というかそういうものがあって、いろんなところで遅れたり不備があったりしたのではないかなと。
ということは、我が県においては被災県でもありますから、これはもう一度私たち気を引き締めるいい機会だと。私たちも気を引き締めて、そして、実際に熊本でこういうことがあったんだ。こういうことが今どんどん要請が来ている。だから私たちはその中でどういうことが問題になっているか。言うなれば横の連携をしっかりしようではないかと。一つ一つの部局が、ふんどしを締め直すではありませんけれども、気を引き締めてやろうと、そのような話をしたところでございます。

記者

ありがとうございます。担当課の方でもいいのですが、具体的に何か見直しているとか、今、県内の体制に対してどういう対応をしているか、ご説明いただければと思います。

職員

防災政策課でございます。
熊本の地震に関しましては、まだ災害が引き続いている、地震もまだ収まっていないという状況の中で、熊本の知見をすぐに活かすというのは、もう少し後になるかと思います。ただ、熊本とは別に県のほうでは新たな地震被害想定調査というのを26年、27年度でやっておりますので、今後それを公表して防災対策に活かしていきたいと考えております。

知事

誤解されると困るんですけれども、災害がいいことだという意味ではないですよ。そういうことを私たちが肝に銘じるために、しっかりと精査していかなければならないと、そういう意味で言ったのでございます。

記者

ありがとうございます。

記者

私からは、台湾の企業が進出してきたということで、この件について改めて海外の企業が県内に進出してくることの意義について、まず知事のご所感をいただきたいのと、今後の展開として、こうした海外企業の進出をさらに促進するために、今後どういった取り組みをお考えなのか、この2点をお伺いしたいと思います。

知事

これは、記者さんも同行していただきましたけれども、トップセールスにおいて経済セミナーもあわせてやった、そういうことの大きな成果の一つだと思うのです。ですから、今回は台湾でございますが、タイ、マレーシアとか、いろんな国にトップセールスも兼ねてこういう経済のセミナー等誘致をアピールしてまいりたいなと、そのように思います。
また私たちが考えなければいけないのは、実際に来ていただいたときの受け入れですよね。この受け入れをもしっかりとやっていかないと、何だ、ああいうことがあって行ったけど、こうじゃないかと、これはあってはいけないですから、その辺も私たちは千葉県としてしっかりやらなければいけないと、そういうふうには思っております。

記者

ちなみに、今回、台湾のメドガイア・ライフサイエンス社が千葉に進出する決め手とか、なぜその場所を選んだのかとか、何か知事はお話は……。

知事

私はまず大きく言うならば、成田空港も羽田空港も、世界にどんどん出ていくための利便性はものすごくいいと思っています。だからそういう意味。それから、私どもが行って、職員の皆さんがいかに千葉が、一つは風光明媚で環境はこうですよと、それから交通網、圏央道も含めアクアラインも含め、そういうようなことをしっかり説明した、その結果だと私は思っております。

記者

ありがとうございました。

記者

一昨日にアクアラインマラソンが締め切られて、数字がまとまったかどうかわかりませんけれども、応募状況の伸びなどをひっくるめてどういうふうに受けとめていらっしゃいますでしょうか。

知事

今回は外国人の方も参加していただくつもりでございます。そういうのでまた皆様にこれからお知らせすると思いますが、今の応募状況等について、では担当部局、説明してください。

職員

教育庁体育課でございます。
応募状況でありますが、今、知事のほうからも話がございましたとおり、特別枠等がありまして、集計等いろいろ難しいところがございますが、一般枠につきましては、26日に応募が締め切りになりまして、現在、いわゆる不正な申し込みといいますか、無効の申し込み等の精査をしておりまして、間もなく数字についてはまとまる予定でございます。現状としましては、そういった申し込みを差し引きましても、3万人を超える状況には確実になっているところでございます。

記者

3万人を超えるのは確実と伺いましたが、前回だと1万7,000人に対して4万5,000人近いということで、それは超えないだろうということでしょうか。

職員

前回の数字まではいかない見込みでございます。

記者

その辺はどう受けとめていらっしゃいますでしょうか。

知事

まあ、いいときもあれば悪いときもあるんじゃないの。でも、今回3回目で、4回、5回と続けていくうちに私は安定してくると思いますね。

記者

よろしくお願いします。
先ほど質問が出ていましたけれども、指定廃棄物の解除の問題をもう少し説明をいただければと思います。先ほど知事のお言葉にも、国がもう少しきちんと整理して説明してほしいという趣旨のお言葉がありましたが、改めてもう少し説明をいただきたくて、どういう点がわかりにくかったり、保管自治体ないし広域自治体として、やりにくい、やりやすいとか、そういった説明をお願いします。

知事

記者さんも今までずっと見ていておわかりになると思いますけれども、栃木だとか、例えば福島のこともあります。宮城もございましたね。いろんなところを見て、それぞれのところでそれぞれの対応をしていて、それがイコール千葉に一番に当てはまるのかというと、いやいや、千葉はそういうことはありませんと言ったり。お国がもうちょっと明確に出していただかないと。私は大臣がぴしっと言っていただきたいなと。それと同時に、千葉市との対話というのは今切れてしまっているんです。まずこういうものをしっかりやることも私は大事なのかなと、そのように思っているところでございます。

記者

ありがとうございます。もう一点だけ。
指定の解除になると、県内も保管市の中で8,000ベクレルに近いところもあれば、非常に濃度が高いところもあるわけです。基本的には国と保管市のお話になるとは思いますが、保管している県として、もしくは広域自治体として、自治体からいろいろアドバイスとか助言とか相談を持ちかけることもあると思いますが、改めて県内の解除について、どのように国に進めていってほしい、もしくは県としてどういう立場でやっていくことを考えていらっしゃいますでしょうか。

知事

まず指定廃棄物に関しては、今の段階ですと国と千葉市ですよね。まずこういう話し合いをきちっとやっていただきたいということと、県の役割、言うなれば市町村会議なんかはお国のほうからぜひ協力してやってくれないかと言われました。だからそういうことはやります。県といたしましても、どういうことを国から、例えばこういうことをやってくれとか、こうしろだとか、千葉市からこういうことをやってくれとか、そういうことは今の段階において来ないんですね。こういうことは県が勝手にああでもない、こうでもないといじると、かえって面倒くさくなります。ですから、私はその辺は、国にも市にも、何かあったらいつでもできるから、できることはしっかりやりますよと、そのようには伝えているところでございます。
担当部局、ありましたら。はい、どうぞ。

職員

循環型社会推進課でございます。
今回の指定解除のルールにつきましては、運用にゆだねられている部分が多々ございます。これまで環境省は千葉県を含めて各県にルールの説明会をしてきたわけですけれども、そこにおいて保管市からは、処分先の確保が現実には難しいのだということ、それから、国の財政支援はどうなっているのかと、るる意見が出ております。
県としましては、その説明会におきまして、保管市の意見を十分に踏まえた運用をしていただきたいということを申し上げております。実際運用がこれからされる中で、どのように保管市の意見が反映されていくのかということについては、我々としても注視をしてまいりたいと考えています。

知事

いずれにいたしましても、国がもう一歩踏み込んでいただきたいと、そのように思っています。

記者

ありがとうございました。

 内容についてのお問い合わせ先

  • 平成28年熊本地震について
    →防災危機管理部防災政策【電話】043-223-3409
  • 台湾メドガイアライフサイエンスの千葉県進出について
    →商工労働部企業立地課【電話】043-223-2423
  • 日本遺産認定について
    →教育庁教育振興部文化財課【電話】043-223-4087
  • 第2次ちば文化振興計画について
    →環境生活部県民生活・文化課【電話】043-223-4160
  • 県民が集う「看護の日」の開催について
    →健康福祉部医療整備課【電話】043-223-3877
  • ゴールデンウィークにおすすめの幕張メッセイベント情報について
    →商工労働部経済政策課【電話】043-223-2709
  • この時期にお勧めの耳より情報について
    →農林水産部水産局水産課【電話】043-223-3038
    →農林水産部流通販売課【電話】043-223-2959

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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