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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20788

知事定例記者会見(平成28年4月7日)概要

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日時

平成28年4月7日(木曜日)10時30分~11時05分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成28年4月7日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 千葉県イメージアップ動画について
  2. 千葉県花植木振興計画の策定について
  3. 第10次千葉県交通安全計画について
  4. ちばアクアラインマラソン2016について
  5. この時期にお勧めの耳寄り情報について

知事発言

 千葉県イメージアップ動画について

知事

初めに、千葉県イメージアップ動画について、お話をいたします。
県では、東京オリンピック・パラリンピックを見据え、キャンプ誘致や外国人観光客の増加などにつなげるため、本県の魅力をアピールし、イメージアップを図る動画を作成したところでございます。
制作した動画は、30秒と120秒の2種類です。どちらも、千葉県各地で撮影した春の桜、夏の花火大会、秋祭りなど四季折々の「和」の魅力あふれる映像を、音楽のみで印象づける内容となっているところでございます。
せっかくの機会ですので、本日は30秒の動画をごらんくださいませ。
~動画放映~
今回制作した動画並びに動画制作のために撮影した素材映像は、県庁のホームページや動画投稿サイト等、インターネットで順次配信をいたします。今後は、県のプロモーションイベントなどで活用し、本県の知名度やイメージの向上を図ってまいりたいと、そのように思っております。

 千葉県花植木振興計画の策定について

知事

次に、「千葉県花植木振興計画」について、お話をさせていただきます。
本県は、植木の出荷額が全国第1位、花の産出額も全国第2位を誇る全国屈指の花植木の生産県でございます。
しかし、花植木の需要は長期的に減少傾向にあるため、生産や流通段階での課題に的確に対応するとともに、新たな需要の開拓などに取り組んでいくことが必要であると、そのように考えております。
本計画は、花植木の振興策を総合的に推進することを目的に初めて策定したもので、「花植木産業の発展」と「花と緑のある心豊かな暮らしの実現」を基本方向とし、本年度から5年間を計画期間といたします。
計画の主な内容を3つご紹介します。
1つ目は、「生産振興対策」として、天候に左右されずに安定的に生産するため、園芸用ハウスの整備を支援してまいります。
2つ目は、「流通・販売対策」として、物流の効率化による流通コストの削減や、花植木の輸出の取り組みを支援してまいります。
3つ目は、「需要拡大対策」として、県産花植木の魅力の発信や教育機関と連携した「花育」の推進、生け花などの伝統文化の普及を行っていきます。
また、これらの取り組みを各分野の関係者が連携して行うことで、相乗効果によるさらなる振興を図ります。
県では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、本県自慢の花や植木を活用した景観づくりに取り組んでまいります。また、花植木産業の皆さんと連携して、花と緑のある心豊かな暮らしを提言してまいりたいと、そのように思っております。

 第10次千葉県交通安全計画について

知事

次に、第10次千葉県の交通安全計画について、お話をいたします。
この計画は、今年度から5年間を計画期間とし、「道路交通」「鉄道交通」「踏切道における交通」の3編で構成されております。このうち、「道路交通の安全」で設定した新たな3つの重点事項をご紹介いたします。
1つ目は、「高齢者の交通安全対策の強化」でございます。本県の交通死亡事故の過半数を占める高齢者への啓発活動や、年々増加傾向にある高齢の運転者による交通事故の対策として、高齢者の「安全教育」や「運転免許返納」に関する取り組みも推進しているところでございます。
2つ目は、「自転車の安全利用対策の強化」でございます。自転車の運転マナー向上のため、「自転車運転者講習制度」をはじめとして「安全指導と取締り」を行うとともに、「ウェブサイトを活用した若者向けの広報・啓発」などを強化いたします。
3つ目は、この計画の最終年度に開催される「東京オリンピック・パラリンピックに向けた取組」でございます。7つの競技が実施される本県では、国内外からたくさんのお客様をお迎えいたします。私たち県民が、交通ルール・マナーを実践するとともに、わかりやすい交通標識を掲示するなど、交通安全分野でも受入体制の充実に努めるところでございます。
県では、県民の皆様はもちろん、市町村や関係機関と連携し、「チーム千葉」で、交通事故のない安全で安心して暮らせる「交通安全県ちば」の実現を目指してまいりたいと、そのように思っております。

 ちばアクアラインマラソン2016について

知事

次に、10月23日に開催する「ちばアクアラインマラソン2016」についてでございます
本大会では、一般ランナー枠に加え、外国人ランナー枠や宿泊プラン枠などの特別枠を募集しています。その中で、一般ランナーの受け付けに先立ち行ったふるさと納税枠の募集では、締め切り前に定員に達するなど、大変好評をいただいております。
そして、おとといから、年齢等の参加資格を満たせばどなたでも応募できる一般ランナーの参加申込も受け付けを開始しました。締め切りの今月26日まで、期間はまだまだありますので、皆様の御応募をお待ちしております。
なお、一般ランナー枠と同時に募集を開始いたしました特別枠のアスリートランナー枠については、初日で定員に達しました。
また、ランナー募集とともに、この大会を支えていただくボランティアも募集中でございます。大会をともに盛り上げ、千葉の魅力を全国に発信する仲間をお待ちしております。
詳しくは、大会の公式ホームページか、実行委員会事務局へ御確認ください。
県では、大会に参加する皆さんを、日本一のおもてなしでお迎えするよう、準備を進めてまいります。

 この時期にお勧めの耳寄り情報について

最後に、「ちば釣りガイド」についてでございます。
昨年度の「内房編」に続き、今回は「外房編」として釣り体験を取り入れた1泊2日での観光コースを提案するガイドブックを作成いたしました。初心者の御家族や女性、カップルなどにも気軽に楽しむことができる釣り体験とあわせて、グルメや温泉、お祭りなど、千葉ならではの魅力を紹介しています。
本日から、「海ほたる」の観光パンフレットコーナー等でお配りしており、首都圏の主要な釣具店でも配布する予定でございます。
この機会にぜひ、「ちば釣りガイド外房編」を手に取っていただき、千葉の「釣り」と「観光」をまるごと楽しんでいただきたいと、そのように思っております。
私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いいたします。さて、4月に入りまして新年度に入りました。新年度といいますと4月ということで、知事の任期もとうとう残りあと1年というふうに思います。あと1年、2期目の総仕上げの1年間になるのかなと思いますが、この1年間どのように取り組んでいかれるのか。そして、最重要課題でしたり、特に取り組んでいきたい点、どういったことを考えていらっしゃるのか、教えていただきたいと思います。

知事

本年は、県政運営の基本となる総合計画「新輝け!ちば元気プラン」の実施計画の総仕上げの年となります。首都圏、そして日本をリードし、県民が千葉で生まれて、住んで、働けてよかったと、誇りに思える日本一の光り輝く千葉県を実現し、しっかりと千葉の未来を担う子供たちへ成果を引き継いでまいりたいと、そのように思っています。
それと同時に、リオのオリンピックが終われば一気呵成で、まさしく東京オリンピック・パラリンピックに向けて走るわけでございます。私は、この1年、しっかりとオリンピック、いうなれば世界に千葉県をPRできる最大イベントでございます。ですから、千葉県といたしましても、「チーム千葉」、一致団結して千葉の魅力を発信してまいりたい。それと同時に、おもてなし等も含めて私たちはやってまいりたい。
それから、もちろん、アクアライン800円、これをしっかり継続するように努めてまいりたい。そして、アクアラインマラソンも、より一層千葉の魅力発信に、それと同時に千葉県の最大のイベントと認識しているところであり、そのようなこともしっかりやってまいりたい。言うと限りはないのでございますが、とりあえずそのようなところでございます。

記者

ありがとうございます。今、リオのオリンピックが終わりましたら、東京の五輪に一気呵成に進むというお話がありましたけれども、知事、昨年もオリンピックのキャンプ誘致でオランダ、ドイツを訪問されました。今年もオランダのほうに訪問される御予定があるということなのですけれども、今年度はどういうことを狙いとして行く御予定でいらっしゃいますか。

知事

オランダは非常にいい感触でございます。これはもう何としても、私どもとしてもいい形で……。
その辺、担当部局のほうで説明をしたら。

職員

東京オリンピック・パラリンピック推進課でございます。よろしくお願いします。
オランダとは、皆さん御存じのように、昨年も北京の世界陸上の事前キャンプを千葉市内で行っていただきまして、オランダのほうからも、千葉のおもてなしはすばらしいとか、施設がすばらしいと、高い評価をいただいています。そのような関係を維持しつつ、また知事さんとも非常によい関係を維持させていただいておりますので、そのようなところを含めまして、今後もいい結果を得るために、知事さんのほうにお力を発揮していただこうと考えているところでございます。

知事

何しろ、今回で王手にしたい。そのような気持ちを持ってまいりたい。ドイツも含めてできるだけ来ていただくように努力してまいりたいと、そのように思っています。

記者

ありがとうございます。まだ具体の日程というところまでは難しいのかなと思うのですが、大体イメージとしていつぐらいにオランダのほうを訪問される御予定でいらっしゃいますか。

知事

7月ごろかな、担当部局。

職員

調整中です。

知事

今、調整中でございます。ありがとうございます。

記者

わかりました。外国訪問といえば、今年5月にはお隣の台湾で民進党の新しい政権が発足いたします。知事は、これまでも台湾とは継続的に定期的に足を運んで、特に本県の農産物を初めとした輸入の規制解除を訴えていらっしゃいましたけれども、今年はまた台湾に行かれる予定があるのか、また、それが政権交代は5月ということですけれども、いつぐらいになりそうなのかということを教えていただければと思います。

知事

これはもう記者さん十分おわかりだと思いますけれども、今までの流れがございます。私は、やはり台湾も含めていろいろな国が、当たり前でございますけれども、一過性に終わってはいけない。いうなれば訪問したときだけワーワー言ってもしょうがない。訪問しないときにおいても、しっかりと友情を深めることが大事だと、そのように考えております。
そういう意味においては、台湾の場合は、台湾の代表処も含めて、それから向こうのマスコミ、議員さんも含めて、千葉県はすごく友好関係にあると思っています。今度は総統がかわるわけですから。
ただ、解除に向けてもちろん私たちやるつもりでございますが、これは地方が勝手に出張ってやることではない。いうなれば国マターの問題でございます。ですから、これは農林水産省、官邸も含めてその辺の連絡を密にしながら、今度行くときには、総統とお会いして、できる限りのお願いをしてまいりたいと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。冒頭に、4月で残り任期1年という話を質問させてもらいましたけれども、そうしますと気になるのがやはり3期目の出馬への態度表明の話になるかと思います。
県内で、幕張で決まった際に、2020年はいかがですかというふうな話があったときに、ちらっとお話もありましたけれども、改めて3選を、出馬するのか、目指すのかどうかということを、いつぐらいに態度を決められて、また表明されるのかということを教えていただければと思います。

知事

僕は、参議院、衆議院、ずっといろいろな選挙をやってきました。議員というのはおもしろいもので、次出ると決めたりすると、ちょっと人の顔色を見るようになってしまうんですね。これはやっぱり、国会議員時代はいけないと思いました。要するに、最後の最後で自分はやるかやらないかを決めればいいと。ですから、今ここで、まだ約1年あるわけですから、すぐにこうだのああだのと決めると、万が一、じゃあ俺はやるんだとなると、いろいろな判断、いろいろなことにおいて、弱くなってしまうと私は思うのです。
ですから私は、今年いっぱい一生懸命やらせていただいて、そして、正月にしっかり考えて、1月に表明させていただきたいと、そのように考えています。

記者

今年いっぱい考えて1月にということですので、わかりました。どうもありがとうございました。

記者

よろしくお願いいたします。私のほうからは、本県の英語教育についてまずお伺いできればと思っております。
文部科学省が先日、全国の小中高を対象にしました英語教育実施状況調査の結果を、4日ですか、公表しまして、その結果を見ますと、中学校の英語教育で千葉県は全国1位、高校のほうでも全国2位という、かなり高レベルでの成績を示しています。
この英語教育が高レベルにあることについての評価と、実際こういう高いレベルにあることの背景、これはどのような点にあるのかをお伺いできますでしょうか。

知事

全国1位、2位ということは大変いいことですから、大変喜ばしいと、私はそう思っています。
それから、好結果になった理由はなぜかというと、昨年から県教育委員会が、中学1年生から高校3年生の全生徒を対象に英語の学力状況調査を実施したことなど、県全体でさまざまな取り組みを行った結果なのかなと、そのように考えているところでございます。
でも、こういうものを、ただいい点をとったから、じゃあ実際に英会話と同じかというと違うんですね。私、自慢じゃないですけれども、中学、高校でこういう成績はよかったですよ。でも、しゃべれといったら全然しゃべれない。この辺をどうするかということを、私はこれから考えていかないといけないのかなと、そのように思います。
でも、県の教育委員会を初め、英語力を高めなければいけないという、そういう取り組みが、私はこのような結果になったのではないかなと理解しております。

記者

ありがとうございます。次に、今日付の新聞報道でもありました県のがんセンターの件でお伺いできればと思っております。
県のがんセンター、また医療ミスが発覚いたしました。腹腔鏡手術での死亡事故や乳がん患者の取り違え等、同センターでは非常にミスあるいは事故が相次いでおりまして、改革のさなかに、またガーゼの置き忘れというようなミスが発覚したことについて、まずどのように捉えているのかお伺いできますでしょうか。

知事

本当に申し訳ないと思っております。患者様並びに御家族の皆さんには大変な痛みを与えてしまいました。心よりおわびを申し上げます。
私どもといたしましても、担当部局も含めみんな一生懸命やっているのですけれども。しかし、さらなるこういうことが二度と起きないように私たちはやらなければいけない、そのように思っています。がんセンターは必ず改革をなし遂げるのだという強い気持ちで改革に取り組むよう、病院局に対しても厳しく指示したところです。本当に申し訳ないと思っております。

記者

このような医療過誤あるいは死亡事故が起きているのは、全国的に見てもかなり同センターが突出しているような状況になっておりまして、このような事故、ミスが相次いでいる点について、センターにどこか問題があるのか、あるいは病院局のほうの問題があるのか、その点どこに問題があるのかということを森田知事は捉えていらっしゃいますでしょうか。

知事

これは、病院局もセンターも一生懸命やっていると思うのでございますが、まだ改革の意識が職員一人一人に浸透していないのかなと、本当に残念でならないのでございます。
これ、担当部局、その辺をちょっと詳しく。

職員

病院局経営管理課でございます。がんセンターでは、腹腔鏡事故の後、第三者委員会の提言などを生かすための改革本部を設置いたしまして、さまざまな医療安全等の改革に向けて取り組んできたところでございますが、まだまだ職員の意識浸透ということで不十分だったというようなところでございます。
引き続きまして、病院局といたしましても、がんセンターの改革の取り組みが確実に進むよう手だてを尽くしてまいりたいと考えております。

知事

そうですよね。患者さんにしたら、不十分なんて冗談じゃねえという気持ち、よくわかりますよ。ですからこれ、私もより一層頼むぞと。例えば、患者さんは自分の身内なんだと、例えば親なんだと、兄弟なんだと、そのような気持ちを持って一人一人やってくれと、そのような思いを病院局等に通達してまいりたいと思っております。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。まず、県政に関することから、アクアラインマラソンの募集が5日に始まりまして、先ほども御説明あったのですけれども、前回、一般枠も数日のうちに定員に達して抽選に入ったかと思いますけれども、今回、募集状況としてはどの程度まで埋まっているかなどはわかっていますか。

知事

はい、わかりました。では、詳しい人数等もあるので、担当のほう、ちょっと言ってください。

職員

教育庁体育課でございます。4月5日から申し込みを始めまして、昨日の17時現在、2日間ということになりますが、1万182名の応募を既にいただいております。こちらにつきましては、フルマラソンが6,418名、ハーフマラソンが3,763名、車いすランナー、車いすハーフマラソンが1名という状況でございます。
あと、一般枠とあわせまして、4月5日からアスリートランナー枠のほうの募集を先着順で行いましたが、こちらにつきましては5日12時から受け付けを開始いたしまして、48分で500人の枠が定員に達したところでございます。

記者

外国人ランナーは、どのような感じでしょうか。

職員

外国人ランナー枠につきましても、前回98名でございましたが、もう既に定員に達する勢いでございます。決済等の関係がございまして、定員に達する確定というところまではちょっといっておりませんが、確実に定員に達する状況でございます。

記者

わかりました。ありがとうございます。

知事

やっぱりハーフマラソンは非常に興味を持っているみたいですね、外国人の方も。

記者

わかりました。もう1個、次は国政についてちょっとお伺いしたいのですけれども、来年4月の消費税増税について、先送りについて容認論、慎重論、いろいろな臆測なども出ていますが、知事としては、県下の経済情勢等を踏まえた上で、先送りが望ましいのか、それともそのままやるのが望ましいのか、どのようにお考えでしょうか。

知事

これは総理がお考えになると思うんですね。いろいろな経済状態等も含めてですね。これはやはり千葉県にいると千葉だけのことしか見えないところもあります。この消費税というのはまさしく全国でございますから。
これ、あくまでも私個人の意見でございますけれども、延期ということも私は考えてもいいのではないかなという感じはします。

記者

個人的にというお話だったのですが、具体的に理由としては、千葉県の経済状況が、やはり気になっているところがあるからということですか。

知事

今、円高でございますよね。その中で消費税を上げるということは、また消費に陰りが出てくるのかなと、そんなような思いもあります。
もちろん、消費税はないと困るんですよ。これは私も県政をやっていてよくわかります。でも、タイミングというのがあると思うんですね。まあ、お国のほうもいろんな選択肢を考えておやりになっているのではないですか。そのように思っています。

記者

よろしくお願いします。東京オリンピック・パラリンピックの費用負担に関連して御質問です。
先日、東京都の舛添知事と遠藤大臣、それに組織委員会の森会長が協議をされて、従来、仮設的な施設については組織委員会が負担する、そして、恒久的な施設については都が負担するという費用負担のあり方を、検討し直しましょうということが決まったと聞いております。
これを受けて、千葉県として、幕張メッセでも恒久的・仮設的な施設の設営が必要かと思いますが、費用負担は現段階でどのようにあるべきだとお考えでしょうか。

知事

その報道に関しては承知しているところでございます。特に私どもに、こうしてくれ、ああしてくれという説明等はございません。ですから、競技会場となる幕張メッセの仮設施設の整備費用に関しては、組織委員会から、同委員会が負担する旨の説明を受けており、県としてもそのように考えているところでございます。

記者

東京都のほうで費用負担が検討し直された背景には、思っていたよりも広告収入が見込めないですとか、そういった事情もあるそうでして、今後、千葉県についても、もう少し負担をということが想定し得ないとも限らない状況だと思うのですが、仮に千葉県がより当初の想定よりも負担が求められることになった場合、県民からの理解は得られると思いますか。

知事

正直な話、まだ言われていないので、今の段階でこうだああだということは、ちょっとコメントは避けたいと思っております。
いずれにしても、オリンピック・パラリンピック、千葉県が請け負ったところはしっかりと成功させなければいけないという、その考えは変わりません。

記者

よろしくお願いします。京葉線とりんかい線の直通運転、複々線化のことでちょっとお伺いしたいのですけれども、県の調査で、複々線化すると1,100億円というかなり高額な事業費がかかるという概算が出ました。かつ、採算面についてもかなり厳しい結果が出ましたが、知事のそれに対する受けとめと、今後はどのようにJR、国に対して要望していくのかというところをお伺いしたいのですが。

知事

そうですね。それはおっしゃるとおりですね。2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催を控えているということは、これは私たちも視界に入ってまいったので、幕張メッセを初めとして京葉線、りんかい線の沿線には、オリンピックの競技会場が多数立地している、これは紛れもない事実でございます。まずは京葉線とりんかい線の相互直通運転の実現を、国や鉄道事業者等に引き続き要望してまいりたいと、そのように思っています。

記者

よろしくお願いいたします。今朝、平成27年度の優良職員表彰が行われました。その中で表彰されたのが水道局の小林保雄さんだったのですが、小林さんは、東ティモールで非常に困難な状況の中、給水事業に尽力されまして、24時間給水を実現されたと。大変大きな功績を残されたのですが、知事はこうして県の職員が海外で活躍する意義についてどのように評価されるのか、お話を伺えますでしょうか。

知事

小林さんは、私いろいろと聞いたところによると、ある時は襲われるんじゃないかと思ったり、そういう意味では反発も多々あったようでございます。しかし、彼自身も現地の言葉をしっかり学びながら、一人一人みんなを説得して、一部地域においては24時間の給水を完成した。これは非常に地元の人たちが大歓迎して喜んでくれたと。こういうことが大事なんですね。
我が国有数の大規模事業体である千葉県水道局の技術、これが世界に貢献できたということは、私たちの誇りであります。ですから、これからも水道事業に限らず、千葉県が有するさまざまな技術を活用して国際貢献に取り組むということは、大変重要であります。こういうことのみならず、いろんな形で、地方がどんどんいろんな国に進出する、また貢献するということは、私は非常に重要だと思うし、それがイコール、今度は国の評価が変わってくると、そのように思っております。

記者

今のお話ですと、今後も水道関係にかかわらず、あらゆる分野でエキスパートを知事が背中を押して送り込むと、そういったお考えなのでしょうか。

知事

そうですね。ですから、そういう機会があればどんどん、「おまえ行ってこいよ」と、そういう気持ちは変わりません。
地方はどんどん世界に出ていくべきだと、私はそう思っていますよ。また、特に千葉県というのはそれだけの実力のある県でございますから、必要とあるならば、私はぜひ行ってもらいたいなと、そのように思っています。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。観光に関する質問ですが、3月の末に県のホームページで、「おもてなしトイレ」に関するサイトが開設されましたが、なぜ観光政策においてトイレなのかということを、森田知事の御意見をお伺いできますでしょうか。

知事

記者さんおわかりのとおり、私、就任以来、どんな景色を見たって、どんなうまいものを食ったって、ちょっと失礼といったときに、お手洗いが汚かったら二度と来る気はないと。だから、私はまず徹底的にお手洗いをきれいにするんだと。この間の官邸でやった全国知事会でも、私は、国はオリンピック・パラリンピックに向けてお手洗いを絶対きれいにしろと、そんな発言をしております。
ですから、今回もより一層、オリンピック・パラリンピックを控えているわけですから、外国のお客様も来るわけですから、今まで166カ所かな、整備したり建てたりいろいろやっております。ですから、これからも私どもしっかりと進めてまいりたい。特に女性の方は、すっと行って、ちょっとお化粧直しとか、そのぐらいができるスペースと清潔さがなければだめですよ。千葉県というのは、おいしいもの、風光明媚、いっぱいある。それと同時に清潔だと、そのように思われるように。ですから、国もしっかりと補助をしながら今やっているんです。だから、私は事業者の方にもぜひこの辺を御理解いただいて。
今、4分の3だよね。

職員

はい、民間につきましては4分の3です。

知事

民間につきましては、4分の3補助しているわけですから、これは絶対御理解していただいて、お手洗いを改修してほしいと、そのように思っているところでございます。

記者

ありがとうございます。

 内容についてのお問い合わせ先

  • 千葉県イメージアップ動画について
    →総合企画部報道広報課【電話】043-223-2256
  • 千葉県花植木振興計画の策定について
    →農林水産部生産振興課【電話】043-223-2880
  • 「第10次千葉県交通安全計画」について
    →環境生活部くらし安全推進課【電話】043-223-2259
  • ちばアクアラインマラソン2016について
    →教育庁教育振興部体育課【電話】043-223-4111
  • この時期にお勧めの耳寄り情報について
    →商工労働部観光企画課【電話】043-223-2419

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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