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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20772

知事定例記者会見(平成27年7月23日)概要

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日時

平成27年7月23日(木曜日)10時30分~11時00分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成27年7月23日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 「千葉県産農林水産物の輸出促進ガイドライン」の策定について
  2. 「地域しごと支援センターちば」事業の開始について
  3. 第25回世界少年野球大会千葉大会について

知事発言

 「千葉県産農林水産物の輸出促進ガイドライン」の策定について

知事

おはようございます。はじめに、県産農林水産物の輸出促進の取組について、お話をいたします。

少子高齢化や人口減少などにより、国内市場の縮小が懸念されています。

こうしたなか、アジアを中心に富裕層の増加や食市場の拡大が見られるなど、輸出による販路開拓は、新たなビジネスチャンスとして、期待されております。

一方で、輸出に取り組むに当たっては、国ごとに異なる輸入規制や衛生基準への対応、海外バイヤーの発掘など、個々の事業者では対応の難しい課題が、数多く存在しております。

そこで、県では、事業者が戦略的、効率的に輸出を進める上での指針として、「千葉県産農林水産物の輸出促進ガイドライン」を策定いたしました。

このガイドラインでは、事業者が輸出に取り組む際に直面する課題と解決方法を具体的に示すとともに、市場調査や海外バイヤーとのマッチングなど、県の支援策を紹介しております。

また、トップセールスを契機に輸出が定着しつつある梨やサツマイモなど、県の優位性が発揮できるものを重点品目に設定し、輸出促進のための対応方向を示しました。

このガイドラインは、本日から、県のホームページでダウンロードすることができます。

また、今後、関係団体向けの説明会などを通じて、広く周知していく予定でございます。

是非、多くの事業者の方に、このガイドラインを活用し、県産農林水産物の輸出に取り組んでいただきたいと思います。

県では、今後も、トップセールスなどで得られた知見を生かし、県産農林水産物の輸出促進につながる取組を、積極的に進めてまいりたいと思っております。

 「地域しごと支援センターちば」事業の開始について

知事

続いて、千葉での就職と暮らしの支援についてでございます。

県では、地方創生に向けた取組として、「地域しごと支援センターちば」事業を、明日から開始いたします。

本県は、温暖な気候や、新鮮でおいしい食材に恵まれ、また、バランスのとれた産業や優れた交通アクセスなど、居住地としての魅力にあふれております。

この事業は、県外からの転職希望者や、これから就職を考える若者に、こうした本県の魅力に加え、暮らしや仕事の情報を伝えることで、千葉で暮らし、仕事をしようとする人を増やそうとするものでございます。

具体的には、「ちばで暮らそう・仕事をしよう」をスローガンに、「情報発信と個別相談」及び「イベント開催」の2つに取り組みます。

1つ目の「情報発信と個別相談」は、実際に千葉に移住された方の体験談や、県内の魅力ある企業の紹介など、仕事に関する情報のほか、住宅・学校などの暮らしに関する情報を発信するものでございます。

併せて、千葉での仕事と暮らしを考えている方からの相談も受け付けます。

2つ目の「イベント開催」は、就職希望者が県内企業の方と、直接、話ができる「出会いの場」を設けるものでございます。

第1弾として、県内企業や市町村が、地域や仕事の魅力を伝えながら、就職希望者と交流するイベントを、9月4日に都内で開催いたします。

その後も、11月中旬に東京駅近くのJPタワーに開設する、千葉県アンテナショップなどでも開催する予定でございます。

なお、千葉の仕事と暮らしに関する情報は、専用ホームページ「千葉県地域しごとナビ」やフェイスブックでも、詳しく紹介していきますので、是非一度、ご覧ください。

県では、今後とも、誰もが笑顔で暮らすことができる県づくりを進め、多くの人に「住むなら千葉」と選んでいただけるよう、取り組んでまいりたいと思っております。

 第25回世界少年野球大会千葉大会について

知事

最後に、来月2日から10日にかけて、成田市を中心に開催される「第25回世界少年野球大会」についてでございます。

この大会は、日米のホームラン・キングである、王貞治氏とハンク・アーロン氏が提唱して、正しい野球を全世界に普及・発展させようと、1990年から、毎年、夏に開催されております。

特に、世界の子どもたちの友情と親善の輪を広げようとの趣旨で、世界の国々から、野球経験の有り無しに関わらず、子どもたちを招待するのも、この大会ならではの取組でございます。

本県での開催は、第2回大会以来、23年ぶりで、今回は日本を含む16の国と地域から300人以上の子どもたちが参加いたします。

期間中は、各国の少年少女が一緒になって、野球の基本を学ぶ「野球教室」や、中華台北・大韓民国・千葉県チームによる「国際交流試合」が行われます。

このほか、交流行事として、「成田山新勝寺」や「房総のむら」の見学など、日本の歴史や文化に触れる体験も予定されております。

王貞治氏、ハンク・アーロン氏も出席する、ウェルカムパーティーと開会式には、私も出席し、子どもたちを激励してまいります。

野球教室と国際交流試合は、県民の皆さんも観覧できますので、暑さに負けず、頑張る子どもたちに、温かい声援を送ってあげてください。

参加した子どもたちには、様々な体験を通して、言葉や文化を越えた友情を育み、素晴らしい思い出をたくさん持ち帰っていただきたいと思います。

そして、人々に感動と元気をもたらす大会になることを願っております。

私からは以上でございます。

 

質疑応答

記者

おはようございます。よろしくお願いいたします。前回の会見から1週間で、安保法案の衆院での可決でしたりとか、また、国立競技場の見直しでしたりとか、あと、東芝の不正会計問題など、大きなニュースが続いたんですけれども、その中で私から国立競技場の見直しの問題についてお伺いしたいと思います。もともと当初の基本設計額から約900億円上回る2,520億円というふうに膨らんだことで世論の批判等もあって、安倍首相が計画をゼロベースで見直すということを表明されましたけど、率直に五輪を開催する県でもあります知事として、今回の見直しについて、どういうふうに捉えていらっしゃるかお伺いできますでしょうか。

知事

前回、立候補したときの前石原都知事の、それからまた猪瀬前都知事と、いろいろな経緯があったと思うんです。政治ですから、その中でこうしよう、ああしようとかいろんな言葉もあったのではないかなと、私は推察するんですけれども、その辺が、今度舛添さんになって、いろんな言葉が、絡み合いが面倒くさくなったのかなと。でも、どっちにしろ、無駄遣いはあってはなりませんし、それと同時に、私は日本国国民の一人として、まさに世界に、震災だとかいろんなことがありましたけど、今の日本国はこうなんだという象徴としてもすばらしい国立競技場を作ってもらいたいと思っています。

ですから、今回、ゼロベースで見直すとお国が決めたんですから、改めて、まさしくふんどしを締めてしっかりとその辺を考えながらやっていただきたい。それと同時に、我が県も、幕張メッセのこともあります。幕張メッセの場合は、オリンピックと関係なく相当老朽化があったものですから、15年間で150億円と、昨年度、決めていたわけでございますけれども、でもこれは、そういうものを作った後の使い勝手、使用方法等もしっかり考えながらやらなきゃいけない。国立競技場のほうもそれだけのお金をかけるわけですから、その後のこともしっかり考えなきゃならないのではないかなと思います。

いずれにしても、立派な世界に誇れる国立競技場を作っていただきたいというのが国民の一人としての願いでございます。

記者

ありがとうございます。政府としては、この秋までに工費の上限などを盛り込んだ新たな整備計画というのを策定するということなんですけれども、今、知事から無駄遣いはあってはならないというお言葉がありましたけれども、具体的には例えばどのぐらいの工費、どの程度におさめられたらいいのかということを、何かお考えはありますでしょうか。

知事

正直な話、私は建設だとかそういう数字に対してさほど詳しい数字を持っているわけでもないし、それだけの知見もないわけですから、ただ漠然としか言えることはありません。ただ、諸外国、例えば北京大会、ロンドン大会だとかいろいろございます。ただ数字だけを比較するということはちょっとつらいのかなと。例えば中国でこれだけかかったといっても、人件費等いろんなこともありますよね、そうじゃなくて、今の日本の現状を考えて、日本人というのは、本当に勤勉だし、頭のいい国民ですよ。その中でゼロベースで見直して、もう一度みんなやろうよと言ったら、ほとんどの国民が納得するものを出してくるんではないかなと、私はそう思います。また、そう信じています。そういう意味において、我が千葉県も、幕張メッセはしっかりとやってまいりたいなと、今改めて思うところでございます。

記者

ありがとうございます。新国立競技場の場合、立地が東京都ということで東京都がいろいろ関係するのは当然だと思うんですけれども、その意味で今回東京都が職員3人を内閣官房に設置された整備計画再検討推進室というんですか、そちらのほうに派遣することになったということなんですけれども、千葉県として、例えば新国立競技場に関して、何らかの協力でしたりとか、もしくは何か参画をしたりとか、そもそも立地場所でないので、そういう筋の話じゃないのかも知れないんですけれども、何かそういうお考えでしたりとか、可能性というのはあり得るんでしょうか。

知事

国立競技場に対して千葉県がどうのこうのというのは、正直言って、そういうことは考えてはおりませんし、また、そのような話もございません。ただ、もっと大きくオリンピックということに関して、いろいろと東京とは話をしていかなきゃならないと思います。確かに今、国立競技場のことが大変話題になっていますが、オリンピックというのはそれだけじゃございませんからね。東京とも、これから舛添さんとも話をしてまいりたい。その中で、もし万が一そのようなことが出てくるならば、もちろん千葉県としてもしっかりと対応といいますか、考えていかなければならないんじゃないかなと、そのようには思っております。

記者

分かりました。ありがとうございました。私からは以上です。

記者

おはようございます。よろしくお願いいたします。今の新国立競技場関係といいますかオリンピック関係で、若干追加してお聞きしたいんですけれども、昨日の森組織委員長の会見で、メッセについては仮設スタンドのことをおっしゃっていると思うんですが、仮設部分について四、五十億円ぐらいと、そろばんをはじいていらっしゃるやにおっしゃったと感じたんですが、県の負担分についての具体的な金額の要請が、今のところ、あるのかないのか、その辺をまずお聞かせいただきたいと存じます。

知事

要請、数字等はまだ来ておりません。担当、もしその辺の詳しいことを知っていたら、どうぞ。

職員

知事からの話のとおりでありまして、まだ今のところ、組織委員会等からそういったようなお話は来ておりません。

知事

メッセが大変ラッキーだったのが、ちょうど直そうとしていたときだったので、オリンピックと関係なく直すところに来たものですから、そういう意味ではよかったなと思っていますけどね。これを直した後、またどうにかするって大変なことでございますけれども。

記者

ありがとうございます。続きまして、指定廃の問題なんですが、20日に最後の住民説明会がございました。かなり反対の意見が住民から寄せられたわけなんですけれども、千葉市のほうとしては、もはや環境省主催の説明会は開けないというようなアナウンスもございます。そうなってくると、住民の声がなかなか世間に発信できないという事態にもなってはくるんですが、環境省には丁寧な説明を求めるということは、知事、再三おっしゃっていらっしゃいますけれども、今後、仲裁なさるような、間に入るようなアクションをお考えなのかどうか、その辺ちょっとお聞かせください。

知事

この間の説明会でも、住民の皆さんから心配や疑問の声が出たということは承知しているところでございます。ですから、私は、国が引き続き十分な説明と丁寧な対応をお願いしたいと、それは今までどおり言ってきていますし、これからも言ってまいりたいと思います。でも、大事なことは、環境省は、今しっかりと対応をやるんだということで千葉市ともやっているわけでございまして、私はいつも言っているように、これは国がしっかりとしたイニシアチブをとってやることでございます。その中において、私は千葉市にも言っておりますけど、何かこういうところで県として協力してくれないかとか、どうなんだろうとか、そのような発言があるならば、もちろん私どもは積極的にやってまいりたいと思います。何事もそうですけれども、あまり船頭があっちだのこっちだのとやっちゃうと、余計、訳が分からなくなっちゃいますよね。

記者

承知しました。それともう一つなんですけれども、この輸出促進ガイドライン、関連してお聞きいたしますけれど、台湾の輸出規制問題なんですが、何か進展があったのかなかったのか、その辺、お聞かせください。

知事

私どもは、記者さんがご案内のとおり、一生懸命、台湾に行ったり、向こうの要人にお会いしたり、また台湾のメディア、それから向こうの国会の議長はじめ多くの議員の方、我が千葉県にお迎えして、いかに安全性があるかということをしっかりと今まで説明してきたつもりでございます。そういうことが輸入規制措置の解除に向けた、今、一歩ずつ出ているということは、私は大変良いことだと思っております。記者さん、言うとおり、この間もある人から、「知事は、いや、絶対これは解除になるよとか断言していたけど、何かいろいろ裏であるんじゃないか」と。そんなことはあるわけないんですよ。私は、千葉県は正々堂々と、そして真実を言ってきたから、必ずそれは伝わるものだと、そう思っていて行動してきたのでございます。

私は、これは大変大きな動きだと思っています。ただ、こういうのというのは記者さんも十分にお分かりでしょうけれども、これから総統選挙もあるでしょうから、いろんな形でいろんなところに作用があるということも、また事実でございます。ですから、私は、変に焦るんじゃなくて、今までどおり、千葉県として一生懸命これからも説明し、ご理解を賜るように行動してまいりたいと思います。

記者

最後になります。参議院の選挙改革で、10増10減が、明日、参議院を通過することが、昨日の自民党の総務会で了承されたやに伺っております。元国会議員のお立場から見て、これをどう受けとめていらっしゃるのか。それと、選挙改革は、そもそも定数を減らしていきましょうというのが議論の出発点だったかと思うんですけども、10増10減ですと定数は変わりません。同様の問題は県議会も抱えておりますが、この辺はどうごらんになっていらっしゃるのか、お聞かせください。

知事

私も参議院にもいたから、参議院議員の気持ちもよく分かるんです。それと、どうしても議員と投票してくださる国民の皆さんとの立場の形もあるんですけど、議員はどうしても自分の議席を守りたい、少しでもこうしたい、ああしたいというものが強くなるものです。ですから、なかなか進まないのも事実でございますが、しかし、一般的な世論として格差も含めて議員が少し多過ぎるんじゃないかとか、もう少し改革しようということ、これは大きいわけですから、これはお国としても大変厳しいところもあるでしょうけども、それはみずから血を出さなきゃいけないところもあるんではないかなと、私はそう思います。

しかし、そういうことは、まさしく議員の皆さんの事柄でございますので、代表者としての誇りと見識を持って議論し、決めていただきたいと思っております。

記者

よろしくお願いします。松戸市の学校法人の松山学園というところが認可を得ずに新宿に教室を設けていたという問題が明らかになったんですけれども、松山学園の所管は千葉県ということですけれども、対応と知事の受けとめをまずお尋ねいたします。

知事

報道された件が事実であれば、大変遺憾なことでございます。県といたしましても、学園から事情を聞いた上で、適切な対応に努めたいと考えております。担当部局、その辺の詳しい事情を。

職員

学事課でございます。ご指摘の件につきましては、県といたしましては、現在、事実確認に努めているところでございまして、本日、午後に学校法人を県庁に呼んでおりまして、事情聴取を行うこととしているところでございます。その上で、今後の対応や学校法人に対する指導等につきまして検討してまいりたいと考えております。以上です。

記者

もう一点なんですけれども、よく知事のところにも外国人の留学生が訪問したりということがあって、県内でも、関東近県で日本に留学生というのがすごく増えている状況があると思うんですけれども、いきさつはこれからお聞きになると思いますけれども、6月末で突然学校が閉鎖になって途方に暮れている学生が100人近くいるということですけれども、学校法人として、在学した学生さんに対するケアというのは大切になってくると思いますが、知事がその点で求めることについてお尋ねしたいんですけれども。

知事

そうですね、記者さんが思っていることと同じですよ。留学生にしてみれば、自分のお金で何とか勉強したい、そういうようなことで学校に入ったと思うんですよ。それを学校の勝手によって、もうだめだよ、廃校だよと。では、その理由は何なんだと。そして、学校として今生徒たちにどのようなことができるんだとか、そういうこともしっかり見て、また県としても、学校に対して指導し、対応していきたいと思っています。

記者

よろしくお願いします。2点、お伺いしたいんですけれども、1点は、先日、静岡県のほうで電気柵に触れて2人が亡くなって、お子様もけがをするという痛ましい事故がありました。千葉県でも同じように電気柵を設置されているところも多いかと思いますけれども、そういったところに対して市町村とかと連携して、事故の再発防止に向けて、何か県として対応されるお考えはありますでしょうか。

知事

私も、電気柵に対して、また電気というものに対して、はっきり言って、そんなに詳しくなかったんです。漏電の遮断器をつけていればどうだった、ああだったともいろいろ聞きました。でも、これ、普通に考えればとんでもないことですよ。だから、僕は、先ほどもちょっと職員と話したが、作ったらちゃんと届け出して、ちゃんとチェックを受けるのは当たり前じゃないかと、こう言ったわけです。ただ、個人でそういうことを作った場合、マニュアルはあるけれども、それに対して届けはどうだとかというのはないみたいだな、これ。それで、そんなものは作ったら危ないに決まっているじゃないと言ったら、今、ホームセンターでも何かそんなようなものをいろいろ売っているところもあるという。今回の事件は、夏休みで遊びに来て、まさか小川で電気なんか流れていると思わないんだから。これははっきり言って大変なことですよ。ですから、こういうことを二度と起こさないためにも、我が千葉県、その辺のチェック体制をしっかりしていかなければならない、法的なこともいろいろあるみたいですけど、担当部局、その辺、詳しく説明してください。

職員

農地・農村振興課でございます。電気柵の設置につきましては、電気事業法に基づいて、牧柵ですとか、有害獣の対策のために個人が設置することが、ある一定の条件のもとに認められております。1つは、30ボルト以上の電気が流れる場合は漏電遮断器を設置しなさいということ。それから、パルス発生装置ですね、パチッ、パチッと瞬間的に流れる制御装置がございますけれども、それを設置すること。さらには、危険表示、これに触ると危険ですよというプレートがございますけども、そういうものも設置をしなさいという、この3点をクリアすれば、個人でも設置することは認められております。

県が交付金事業等を活用しながら、それぞれの農家に設置の支援をしているところでございますけれども、これについては国のほうの基準はクリアしているというところでございまして、先ほど知事のほうから話のありましたホームセンターで、今かなり自由に購入することができますので、それらのものについては、現在のところ、県のほうではなかなか把握はしづらいという状況になっております。ただ、今回の事故を受けまして、各市町村と連携をしながら、それぞれの実態の把握について、しっかり調査をしていきたいと思っております。以上でございます。

知事

今、担当者が申し上げたとおり、これは国や市町村と連携して、こういうことが二度と起きないように、県としてもしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。

記者

ありがとうございます。先ほど実態把握の調査をされるというお話だったと思うんですけど、それは早期に取り組むという理解でよろしいんですか、この夏の。

職員

できるだけ早目に取り組みたいと思っています。

記者

分かりました。ありがとうございます。もう一点なんですけれども、戦後の70年ということで、先日も21世紀構想懇談会の最終会合が開かれて70年談話に向けていろいろと、どういう文言が盛り込まれるんじゃないかという報道もちらほらと出てきたんですけれども、70年の節目に安倍総理が発表される談話について、森田知事としては、どのような形であることが望ましいと思われますでしょうか。

知事

これは日本国民だけじゃなくて、全世界の人たちも、戦うだとか、争うというのを好む人というのはいないと思うんです、よっぽどの特殊な人は別としてもね。ですから、世界平和を願うということを全面的に出していただいて、そして、日本がこれからも世界の人たちと仲良く頑張ってやろうじゃないかと。そして、お互いに助け合う、そしてお互いに尊重し合うということをアピールしてもらえればなと、そのように思っております。

記者

謝罪とか、反省とか、そういったところでいろいろ議論があるところなんですけれども、その辺については、未来志向はとても大事だと思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。

知事

これは歴史的ないろいろ判断もあるところでございます。私は、安倍総理という人は大変頭のいい人だし、しっかりと先見性を持っていますし、また、それだけの知見を持っている方ですから、その中において判断されるものと思っております。

記者

よろしくお願いします。成田空港のことで1点お伺いしたいんですけれども、第3滑走路の実現に向けて、県内の経済界とか周辺自治体が、県にもっと主導的に取り組んでほしいというような声が、結構聞かれているんですけれども、知事としては、第3滑走路を含め成田空港の問題については、今後どのように取り組んでいかれるかというのを教えてください。

知事

前に私、お話ししたかも知れませんけれども、我が国の国際競争力強化に向けて、首都圏の空港の機能強化、これは国策としても必要だということは十分に理解しております。記者さん、ご案内のとおり、千葉県というのは空港問題においていろんなことがございました。ですから、同じ轍を踏んではいけないと、あんなようなことを起こしちゃいけないということも、しっかり私たち頭に入れておかなきゃなりません。ですから、私は、第3滑走路という話も出ていることも承知しております。私は、騒音問題とかそういうこともいろいろ含めて関係者間の合意、これが大変重要であると考えております。ですから、これは時間がかかるんです、また時間をかけていいと思うんです。みんながこれからの成田、千葉県、国を思ってこうしようよと、そういう結果にもっていきたいなと、そのように思っております。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「千葉県産農林水産物の輸出促進ガイドライン」の策定について
    →農林水産部流通販売課【電話】043-223-2959
  • 「地域しごと支援センターちば」事業の開始について
    →商工労働部雇用労働課【電話】043-223-2740
  • 第25回世界少年野球大会千葉大会について
    →教育庁教育振興部体育課【電話】043-223-4109

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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