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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20766

知事定例記者会見(平成27年4月9日)概要

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日時

平成27年4月9日(木曜日)10時30分~11時03分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成27年4月9日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 第三次千葉県地域福祉支援計画について
  2. 千葉県高齢者保健福祉計画について
  3. 千葉県科学技術功労者表彰等について
  4. 県立美術館・博物館の展覧会・イベントについて
  5. この時期にお勧めの耳より情報について

知事発言

 第三次千葉県地域福祉支援計画について

知事

おはようございます。初めに、「第三次千葉県地域福祉支援計画」について、お話しをさせていただきます。

この計画は、県の地域福祉推進の基本方針であるとともに、市町村支援のガイドラインであり、今年度から6年間を計画期間といたします。

計画の主な内容を3つ紹介します。

1つ目は、住民がお互いに支え合う「地域づくり」でございます。
高齢化の進展や社会経済の構造的な変化等により、今後、介護や手助けが必要な高齢者や、生活に困窮する人などの増加が見込まれます。
このため、県といたしましては、福祉関係者だけではなく、地域住民や市民活動団体、企業や学校など、様々な主体が連携・協働して行う、地域の課題解決に向けた取組を推進いたします。

2つ目は、地域福祉を担う「人づくり」でございます。

今後、増大する福祉ニーズに対応するため、限られた労働力の中から、福祉を担う人材を確保できるよう、就労や各種研修に対して、支援をしてまいります。
また、元気な高齢者の地域活動への参画を支援するほか、小・中学生への福祉教育を推進してまいります。

3つ目は、地域福祉の「基盤づくり」でございます。
県民の皆様が住み慣れた地域で、安心して暮らしていけるよう、「地域包括ケア」の構築促進や、医療・福祉サービスの安定的な供給に努めるとともに、相談支援体制の充実を図ります。

県では、この計画を推進するとともに、その進行管理に努め、「互いに支え合い、安心して暮らせる地域社会」を構築してまいります。

 千葉県高齢者保健福祉計画について

知事

次は、「千葉県高齢者保健福祉計画」でございます。

これは、今お話しをした「地域福祉支援計画」の高齢者の方々のための個別計画で、今年度から3か年で取り組むこととしております。
平成37年には、県民のおよそ3人に1人が65歳以上になると見込まれることから、豊富な知識と豊かな経験を持つ「高齢者の方々の活躍を支援する環境整備」を目標としました。
また、要介護高齢者や認知症高齢者、高齢のひとり暮らしやご夫婦のみの世帯も増加します。
そこで、介護が必要になっても、住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、医療や介護、そして、生活支援の体制整備を行う「地域包括ケアシステムの構築促進」を、もう一つの目標といたしました。

目標達成に向けた、具体的な取組を紹介します。
まず、「高齢者の活躍」を支援するため、ボランティア・起業等に関する相談支援や、介護予防の推進など、「社会参加と健康づくりへの支援」を行ってまいります。
地域包括ケアシステムの構築に向けては、訪問看護の充実や、医療と介護の連携体制の強化など、「在宅医療・介護連携の推進」、認知症サポーターの養成や、認知症疾患医療センターの設置など、「認知症施策の推進」、医療や介護人材の修学支援、合同就職説明会等の実施など、「人材確保・定着対策」などに取り組んでまいります。
また、平成29年度末における介護サービスの基盤整備目標を、特別養護老人ホーム約2万8,000床、介護老人保健施設約1万7,000床とし、高齢期に向けた住まいの充実を図ります。

高齢者の方々が個性豊かに生き生きと、安心して暮らし続けられる地域社会の実現を目指し、県民の皆様はもちろん、市町村や関係機関の力も結集し、「オール千葉」で取り組んでまいります。

 千葉県科学技術功労者表彰等について

知事

次は、科学技術や本県工業の振興に関する、表彰等の話題でございます。

県では、長年にわたり科学技術の振興に寄与し、科学技術の進歩、産業の発展、県民生活の向上等に顕著な功績をあげた方を「千葉県科学技術功労者」として表彰しております。
また、本県工業の振興に積極的な貢献をし、その功労が顕著であった方を「千葉県工業振興功労者」として感謝状を贈呈しているところでございます。

今月15日に、今年度の表彰式及び感謝状贈呈式を行いますので、受賞者をご紹介いたします。
まずは、科学技術功労者の2名でございます。

お1人目は、ヨシザワLA株式会社代表取締役社長の佐久本明様でございます。
がんの検査などに使用される装置の重要な部品や、高層ビルの免震装置など、鉛を使った技術によって、みなさんの生活を支えております。

お2人目は、株式会社ラインワークス代表取締役の田村修二様でございます。
溶接ロボットを自動化する技術により、人に代わって、今までより難しい作業を可能にするなど、産業の発展に貢献されております。

次は、工業振興功労者の2名でございます。

株式会社シラヤマの白山良一様。
マブチモーター株式会社の北山一郎様。
お二方は、長年、工業団体の役員等を務め、その活動を通じて、本県工業の振興に貢献されております。

受賞される皆様には、心からお祝い申し上げます。

県では、今後もこれらの表彰を通して、その優れた功績を称え、広く県民の皆様にお知らせしてまいりたいと思っております。

 県立美術館・博物館の展覧会・イベントについて

知事

次に、県立美術館・博物館の展覧会・イベントについて、お話をいたします。

1月に再開館した県立美術館では、収蔵する約2,400点の美術作品の中から、様々なテーマで展覧会を開催しております。
先月末に始まった「房総と近代美術」では、本県ゆかりの工芸と日本画を中心に、「フォンタネージ」や「コラン」といった、日本人作家が影響を受けた、海外の収蔵作品も展示しております。
また、少年時代を佐倉市で過ごした、日本近代洋画の先駆者である「浅井忠」のコーナーを新たに設け、全国有数のコレクションを紹介しております。

続いて、ゴールデンウィーク中の県立博物館のイベントをご紹介いたします。
千葉市にある「中央博物館」では、連休中の特別企画として、親子で楽しめるイベントが盛り沢山でございます。
バードウォッチングや、普段、入ることのできない収蔵庫を探検したり、本物の化石に触れる体験などを楽しむことができます。

また、市川市の「現代産業科学館」では、「ゴールデンウィーク科学館フェア2015」を開催いたします。
電気自動車やクラシックカーの乗車会・工作教室・スタンプラリーなど、イベントが目白押しで、特に、1919年製のクラシックカー「T型フォード」の乗車体験はお勧めでございます。

新緑の季節に向かい、お出かけしやすい時期になりました。

県立美術館・博物館では、各館で様々な展示やイベントを開催していますので、是非一度、足を運んでみてください。

 この時期にお勧めの耳より情報について

知事

最後は、「この時期にお勧めの耳寄り情報」でございます。

4月になり、ますます暖かくなってきた本県では、チューリップが見頃を迎えております。
そこで、今回は「春のチューリップ祭り」を紹介いたします。

まず、印旛沼のほとりにある「佐倉ふるさと広場」では、今月26日まで、「佐倉チューリップフェスタ」が開催されております。
オランダ風車を背景に、関東最大規模となる約70万本のチューリップが、彩り豊かに咲き揃います。

また、柏市の「あけぼの山農業公園」では、今月11日から2日間「チューリップフェスティバル」が開催されます。
見頃を迎える、15万5,000本のチューリップと共に、模擬店やステージイベントをお楽しみください。

この他、白子町や匝瑳市でもチューリップ祭りが開催されております。

満開のチューリップに囲まれれば、きっと、みんなが笑顔になります。是非、ご家族・ご友人と一緒に、お出かけください。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

私のほうからは、今、行われている県議会議員選挙の関係で伺います。まず、先週もちょっとお話を伺ったところなんですが、今回、県議会議員選挙の告示、届け出が終了したんですが、46の選挙区のうち18の選挙区が無投票当選ということになりまして、定数95人のうち24人が有権者の審判を受けないということになりました。これは、有権者にとってみれば選択の機会がなくなったということにもなりますので、この無投票が18の選挙区であったということに関して、知事はどのようにお考えかということを伺えますか。

知事

46選挙区中18選挙区が無投票となった。前回、無投票は19選挙区であって、こういうことが、投票率が最低だったと聞いております。やっぱり投票率が下がるということは、心配しているところでございます。

今回もそのようなことのないように、私も、前も何回も言いましたが、ぜひ皆様に投票に行っていただきたいと思っているところでございます。

記者

投票に行きたくても行けなかった方々がこれだけ出たということに関して、どういうふうにしたらいいかという、何か知事なりのお考えというのはありますか。

知事

これは非常に難しいんで、その地域地域のいろんな諸事情もあると思います。もちろん政治が悪いのか、政治離れなのかとか、いろんな問題が左右すると思いますが、しかし大事なことは、やっぱり自分たちの代表であるし、また、自分たちの地域で頑張ろうと思えるような、そういう環境も、私ども考えていかなければならないのじゃないかなと思います。

記者

その環境というのは、投票に行くだけではなくて、自分が選挙に出てみたいというふうに思わせるような環境づくりということも含まれていますか。。

知事

それもありますね。例えば、どこだったか、新聞を見て、ちょっと忘れましたが、町議会、要するに定員にも満たないと。それはなぜかというと、スリム化スリム化でいいのですけれども、議員の給料だけでは全然生活ができないんだと。だから、みんなのためにやる前に、自分も生活しなきゃいけないんだから、平たく言えば、給料のいいほうを選択しちゃうと。そういう問題も出ていると聞いております。ですから出る人も、自分の地域でやりたいこと、やることという希望も持てるような環境もつくらなきゃいけないし、それと、出る人だって生活があるわけですから、それもしっかりと見守っていかなきゃならない。また、考えていかなければならない。それと、選挙民の人は、そういう人を推してあげたり、またそういう人をしっかり選ぶという気持ちを持つことも大事なのかなと思っております。

記者

もう一点、県議選の関係で、先だって、八千代市の選挙区のほうから出馬ということで届け出が受理された方が、被選挙権を有しないということで、届け出が却下という事態に陥りまして、この件に関して、何か知事の感想というか、所感があれば。

知事

選挙管理委員会は、法令等の規定に基づき適切に事務を執行したと聞いております。しかし、実際、期日前投票で有権者の票が無効となると。これは大変遺憾でありますし、選挙管理委員会には、今後、無効となる票が増えないように適切な対応を取ることを期待しているところでございます。

記者

よろしくお願いします。引き続き、先ほどの県議選の八千代選挙区の関係で一問ですけれども、特に無効票となった有権者の方を中心に、何か事前に防げなかったのかという思いがあると思うんですけれども。制度をいろいろ調べても、なかなか難しいところがあるなと感じているんですが、大沢さんの落ち度、本人、勘違いというのをおっしゃっていますけれども、ほかに行政として、今後再発防止も含めて、何か対応できなかったのか、今後に向けて何か対応考えられないのかということで。

知事

担当部局、その辺をちょっと詳しくお願いします。

 

職員

千葉県選挙管理委員会でございます。ご指摘のように、過去に公人であった大沢氏の犯罪歴等については、広く知られているところではあったかと思うのですが、具体的に刑期がいつ終了したかというようなことについては、やはりこれは届け出受理後に確認せざるを得なかったのかなというふうに認識をしております。
今後の再発防止策などについては、中央選管ですとか、他の都道府県の事例なども参考にしながら、少し調査・研究をしてまいりたいと思っております。以上でございます。

知事

いずれにいたしましても、こういうことが起こらないようにしっかり検討してまいりたいと思います。

記者

ちょっと話題を変えて、次の質問なんですけれども、ふるさと納税をめぐってなんですが、この4月から上限額が2倍になったということもあって関心を集めていると思うんですけれども、千葉県の場合は、豪華なお返しをしていないというのもあって、恐らく他県へ流出している部分のほうが多いんだと思いますが、その辺の本県をめぐる現状について、どのようにお考えでしょうか。

知事

一般的には、ふるさとの発展のために寄附をしていただけるということは、大変ありがたいことだと思います。ただ、何事もそうですけれども、加熱し過ぎると、本来の思いだとか、そういうものを超えちゃったものが出てくるのかなと。ですから、我が千葉県においては、そういうのは大変ありがたいし、そういうものをお受け取りしたいと。でも、お礼の面においては、やっぱりこのぐらいが妥当じゃないかなというところを守らせていただいているところでございます。

記者

総務大臣からお礼についても過剰なものは控えるようにという通知が出ているようですけれども、先ほどの質問にも若干関係しますけど、お礼合戦というか、商品合戦の現状、こういうことが起きているということについて、知事はどういうふうにお考えですか。

知事

必ずこういうことは起きるんですよね。例えばお国が上限を決めれば別としても、任せると聞いたら、隣の県はこれだけだぞ、うちはどうなっているんだとハッパをかけられれば、もうちょっといいものを出そうやと。今度は、出すほうは、あっちよりこっちのほうがいいらしいよと。こうなっていくのは、人間の心理として当たり前なんですよね。ですから、これは、お国のほうは、寄附してくださった何%ぐらいに抑えようと、そのようなことを言ってくださると、それぞれ皆、基準を設けるんじゃないかなと思います。

記者

高齢者保健福祉計画の件で一、二点伺いたいんですけれども、まず、介護保険の保険料が新3年度で4,958円というふうにあったのですけれども、データですけれども、前3年間、26年、25年、24年の3か年の県平均が幾らだったのか、まずちょっと教えていただきたいと思います。

知事

担当部局、その辺の細かいところを。

職員

過去3年間、手元に資料がございませんので、後ほどご回答申し上げます。

記者

多分上がっていると思うんですけど。

職員

少なくとも上がっています。

記者

要は、多分ほかの都道府県も含めて、すごく上昇傾向にあるというところがあると思うのですが、対策というか、基礎自治体というか、市町村が主体となって、おじいちゃん、おばあちゃんに体操をしてもらうとか、そういった対策が出てくるかと思うんですけれども、何か介護保険料の上昇を抑えるような取組として、何か県が音頭をとってやるようなことがあれば教えていただきたい。

職員

やはり介護保険料の値上がりに関しては、これからの課題になっていますけれども、先ほど知事からご説明したように、地域包括ケアシステム、これは地域で住民の方、NPOなどの活用によって、介護サービスを、事業者だけではなくて地域で取り組んでいく、こういうことを進めていきます。ですので、市町村との連携というのはさまざま必要でありますし、そういったことを強化することによって、対策として取り組んでいきたいと考えております。

知事

あと、もっと大きく言えば、やっぱり健康でいようよ、そのために、例えばサークルをつくってみんなで運動をやるよとか、人間、最後は頼るようになりますけれども、極力頼らないように、自分たちも努力するということも私、大事なのかなと思っております。

記者

これもちょっとデータっぽくなるのですが、平成37年度に3人に1人が65歳以上というデータをいただいておりますけれども、そのときの介護保険料の見込みみたいなものって出ていましたか。

職員

今年度の全国の状況がまだ出ていない状況ですので、それはこれからになると思います。

記者

それと、もう一点だけ、別件なんですけども、先ほどのふるさと納税の返礼品のところですが、例えば先ほど総務省が全体について、返礼品の割合を寄附の何%に抑えるべきだという、今、知事のご提言がありましたけれども、それ以外に、例えば館山市とかはそうなんですけれども、使い道を寄附した方が絞れる制度を導入してみたりとか、何か返礼品だけではなくて、寄附を誘因するような施策をやっているところがあるんですけれども、別な知恵の絞り方というのがあるのかなと思っているんですが。

知事

例えばご寄附を賜るわけですから、あなたのふるさとは、今、こういうことをやろうとしていますとか、こういうことをつくろうとしていますと。これにおいて、ぜひご寄附を賜りたいと。これを提示するということは、非常に親切でありますし、透明性においてもいいのではないかなと思います。あとは、ご寄附いただけるんですから、それが一番大事だよね、こういうところに使いますと。そして、それと同時に、できたら県のホームページでも、これだけいただいて、これだけ使いましたと。今、このように有用していますとか、そういうこともちゃんと公表できるようにするならば、寄附した方も、俺のお金はこのように使われているんだなと思って、もうちょっと足らないなと。では、もう少し俺も頑張って、少しでもこれが達成できるように応援しようかなと、そのようなお気持ちにもなるのではないかなと思っています。

記者

昨日の台湾の件で何点かお伺いしたいのですけれども、会合の中で、規制されている県がほかにもある中で、千葉県をなぜ選ばれたのかというようなご説明とかというのはあったでしょうか。

知事

王院長と、また周りの立法院の先生方と話した中において出たことは、ほかの県もあるわけですよね、でも真っ先に千葉県に行こうと言ってくださったそうです。それは、まさしく千葉県、向こうに行って、いろんなメディアも通し、向こうの政府関係者にもいろいろ働きかけたわけです。それと同時に、向こうのメディアも千葉県に来てくれて、いろいろ実情を報道してくれた。そういう意味においては、台湾において被災県の中で千葉県がいろいろと台湾に理解を求めているということが出ているのではないかなと。そのようなことから千葉県という話が生まれたのかなと、そのように推察しております。

記者

昨日、情報提供についてのお願いがあったかとは思うんですけれども、トップセールスのときも同じようなことは要望されていたかと思うんですけれども、これまでに県として台湾側に、国を通じてでも提供したデータみたいなものはあるんでしょうか。

知事

昨日は、データ等も含めて映像でご説明したところでございます。その点、どうぞ。

職員

流通販売課でございます。これまで国を通じて千葉県のデータを示してくださいというような要請は来ておりません。今回の視察が初めてでございます。

記者

わかりました。台湾側の判断になるのですけれども、知事の感触としては、早期解除を望まれますが、どれぐらいのタイミングで解除になるとお思いでしょうか。

知事

これは非常にギャップがあるということを、今回改めて感じたんですけれども、私たちは全く問題ないと。今、課長が言ったように、ちゃんと示して全然問題ないわけです。そして、まさしく日本国中の人が食べていただいているし、また、輸出もできた段階において何でなんだと。でも、やっぱり風評というか、デマというか、そういうのというのは、オーバーに出ちゃうものですから、台湾の方々が心配なさっている、ああ、そうか、じゃあということで、改めて私ども、しっかりと一から説明していかなきゃいけないなということと、それと同時に、今までは政府の要人も今回来た立法院の先生方も含めて、わかったと思うんですよ。だから、今度はこれをいかに台湾の皆様に周知することが大事なのかなと思っているところでございます。

記者

今、台湾の昨日の王院長の来葉に関連してですけれども、一連の視察が終わった後に、意見交換会がありまして、その中で、委員からは、非常に台湾でも食の安全に対する関心が高まっていると。その上で、例えば解除に向けて、日本側からの働きかけとして、国民が安心して、これは安心な食品なんだと目で見てわかるような取組も必要なんじゃないかという要望があったと思うのですが、それについて、知事は、今後千葉県としてどのように取り組んでいかれるのか、お聞かせいただけますでしょうか。

知事

わかりました。さっきの産経さんのところで、私、答えが足りなかったところがあるんですけれども、今回の立法院、王院長をはじめ、向こうのマスコミの方が多数来ていただいたということは、今までにない向こうの関心度を高めたところだと。今までは、マスメディア、政府関係者だったんですけども、今度は議長も含めて来たということは、私は、非常に大きな前進であると理解していますし、今度は、お国に対してしっかりと対応を望みたいというところでございます。

それで、さっき言ったように、大きなギャップがあるんですよね、全く大丈夫だというのと、こっちはおかしいぞと。ですから、全く問題ないことは事実なわけですから、産地証明書というのをくっつけたらどうかなと。あと、選ぶのは消費者の皆さんですよ。なおかつ心配な人は、これは大丈夫だよと言っても避ける、これはしようがないですよ。でも、全く問題ないんだったら、千葉県のを買うよと。それは買っていただく。問題がないんですから、お国も堂々とそれを言って、それでも心配だという方は、例えば千葉県産ならこれは千葉県産だよと産地シールを張ってやったらいいのではないかなと、そのように思っております。

でも、昨日の感触においては、もちろんあそこでどうこう言わないとは思いますが、政府並びに台湾の皆さんに対して本当の情報を流してくれるんではないかなと。ですから、今回のことは大きな判断材料になると言っておりました。でも、ひとつ、私たちが勘違いしてはいけないことは、私たちの数倍、数十倍、向こうの方は気にしています。ですから、最後は、このギャップが左右するのかなと。それと同時に、お国もより一層ここで踏ん張っていただきたいなと。県は県ですから、やれるところというのは限界があるんですよね。そういうことでございます。

記者

あと一点。台湾の関係者が、またぜひ知事に来てもらいたいというお話もあったんですが、訪台するようなご予定とかはいかがですか。

知事

これもやっぱり、私ももう一回行って、また皆さんにご理解賜ろうという気持ちはあります。ただ、お国にこういう材料でこうなっている、ああなっていると投げたつもりでありますから、後は変に出張ったことをしてはいけないです。ですから、後はお国の判断も含めて、ここは慎重にやってまいりたいと。県としては、私は相当数やれることはやったという認識でおります。

記者

指定廃棄物の件なんですけれども、3月末というのが過ぎて、4月に入って中旬になってきているんですけれども、国からの働きかけなり、連絡なり、状況説明なりというのは何かあったんでしょうか。

知事

これはいつも私、同じような発言で大変恐縮なんでございますけれども、県から申し上げたことは、民間地も含めて、大きなウイングにおいて選定していただきたいということをお話ししました。ですから、大変量が多いというお話も聞いており、また、今、鋭意作業を進めているということは聞いております。しかし、ここにしたとか、ここに決まったとかそういう話は、私は受けておりません。そういうことでございます。

記者

茨城県とかは分散保管という案が上がっているんですけれども、千葉県としては、特に市町村のほうから改めて話を聞くとか、あと8,000ベクレル以下になったものは処分できるんじゃないかという意見も、ほかの県とかで出ているんですけれども、そういったことを検討するとか、そういうことはあるんでしょうか。

知事

今のところ、国が、安全管理上、県内1か所に集約して設置することが適当であると、そのようになっており、また、今、鋭意、選定作業を進めているところでございます。また、本県における選定手法も確定しているところでございます。

また、望月大臣が、本年1月の記者会見で、千葉県においても処分場は1か所とする方針を重ねて示しているところでございますし、私はこれをしっかり見守りながら、また最終処分場が1日も早く決まるように、国に働きかけと同時に、私たち県ができることはできる限りのことはやりたい、そのように思っているところでございます。

記者

県の選挙管理委員会のことについて、また話は戻ってしまうのですけれども、4年前の前回の県議選でも、東日本大震災の直後ということで液状化の被害を受けた浦安市で選挙ができなかったという事態があったわけですけれども、そのときも浦安市の選管と県の選管で、いろいろもつれもあったのかなと思うんです。今回も、こういうトラブルがあって、2回連続して県選管のほうで不可抗力の部分は大きいとは思うんですけれども、こういうトラブルが起きていることについて、知事として何か選管のほうにいろいろ指導したりとか、そういったことはどうでしょうか。

知事

これは本当に残念なことであり、1票というのは大変重うございますから、それを無効にするというのは大変なことでございますので、こういうことがないように、しっかり選管のほうにも言ってまいりたいと思っております。

記者

よろしくお願いします。県議選の話題で恐縮なんですけれども、ある野党の政党の候補者が、与党の現職総理大臣との写真をパンフレット等、ビラ等に掲載したということがあったと思うんですが、知事も知名度が高い知事として、政党を問わずそういう写真を一緒に撮ってほしいとかの依頼があった場合の対処とかはどうお考えでしょうか。

知事

県議会においては、みんな一緒にやっているわけですけれども、でも、選挙というと、また微妙なところが出てきますので、そのときそのとき話を聞かせていただいて判断するところでございます。

 内容についてのお問い合わせ先

  • 第三次千葉県地域福祉支援計画について
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2610
  • 千葉県高齢者保健福祉計画について
    →健康福祉部高齢者福祉課【電話】043-223-2327
  • 千葉県科学技術功労者表彰等について
    →商工労働部産業振興課【電話】043-223-2726
  • 県立美術館・博物館の展覧会・イベントについて
    →教育庁教育振興部文化財課【電話】043-223-4087
  • この時期にお勧めの耳より情報について
    →商工労働部観光誘致促進課【電話】043-223-2484

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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