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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20748

知事定例記者会見(平成26年8月21日)概要

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日時

平成26年8月21日(木曜日)10時30分~10時54分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成26年8月21日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 広島県で発生した土砂災害について
  2. 千葉県いじめ防止基本方針の策定について
  3. 平成26年度がん征圧月間について
  4. 平成26年度千葉・県民芸術祭中央行事の開催について
  5. 秋の観光キャンペーン「魅力いっぱいギュッ❤と千葉」の実施について
  6. 平成26年度全国高等学校総合体育大会について

知事発言

広島県で発生した土砂災害について

知事

おはようございます。はじめに、昨日、広島県で発生した土砂災害について申し上げます。

このたびの災害で、犠牲となられた方々とそのご家族に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に対し、心からお見舞いを申し上げます。

この夏、異常気象により、全国各地で、例年をはるかに上回る豪雨にみまわれ、土砂災害等が発生しております。県民の皆様におかれましても、いざというときに備え、いち早く行動できるよう、日ごろから心がけてください。

千葉県いじめ防止基本方針の策定について

知事

次に、千葉県いじめ防止基本方針の策定についてお話をいたします。

平成24年7月に滋賀県大津市のいじめ事案が報道されて以来、いじめが大きな社会問題として再認識され、法律の制定をはじめ、様々な対応がとられてまいりました。

本県では、全国に先駆け、今年4月から「いじめ防止対策推進条例」を施行し、いじめ撲滅の姿勢を打ち出しました。この条例に基づき、学識経験者からなる「いじめ対策調査会」を設置し、いじめ防止対策を総合的かつ効果的に推進するための基本方針について検討を重ね、この度、「いじめ防止基本方針」を策定いたしました。

基本方針では、子供たちが「いじめが絶対に許されない」と理解し、いじめを受けた場合やいじめを見つけた場合に、適切に行動できる力を身に付けさせること。私たち大人は、いじめを受けた子供や、いじめから友だちを助けようとした子供たちを必ず守り抜くこと。などを基本理念に掲げております。

これらの基本理念を受け、県の取組みをはじめとして、学校の先生や保護者の役割などが具体的に記載されております。また、いじめ防止対策の実施状況については、毎年、いじめ対策調査会に報告し、点検評価を受けることで、対策を改善していくこととしております。

この基本方針については、夏休み明けから各学校等で活用できるよう、準備を進めているところでございます。

すべての子供たちが安全・安心に、のびのびと学校生活を送ることは、県民全体の願いでございます。いじめによって、子供たちに悲しい思いをさせないためには、いじめに負けない強い心を育むとともに、いじめを放置しない環境を作っていくことが大切であると考えております。いじめ撲滅に向けては、学校のみならず、保護者、地域が一丸となって取り組む必要がありますので、県民の皆様のご協力をお願いいたします。

平成26年度がん征圧月間について

知事

次に、がん予防の取組みについてお話をいたします。

9月は、がん征圧月間でございます。がんは、日本人の2人に1人がかかると言われ、亡くなった方の3人に1人が、がんであり、死亡原因の第1位となっております。がんは向き合わなければならない身近な病気でございます。がんは、早期に発見すれば、治る可能性の高い病気でございますが、「がん検診」の受診率は4割程度にしか過ぎません。

そこで、県民の皆様に、「がん」とその予防について広く知っていただくため、様々な取組を行います。主なイベントをご紹介申し上げます。

まず、「がん講演会」を来月6日の土曜日に、千葉市文化センターで開催いたします。肺がんと闘いながら、フットサルの現役選手として活躍している湘南ベルマーレフットサルクラブの久光重貴選手や、専門家による肺がんの予防に関する講演を予定しております。

また、13日の土曜日から2日間、イオンモール幕張新都心で開催する「がん予防展」では、看護師による「がん相談コーナー」や、乳がん模型を使った触診体験などの「体験コーナー」を設けます。このほか、期間中は「乳がん」の早期発見・早期治療の大切さを伝える「ピンクリボンキャンペーン」や、がん患者支援のためのチャリティイベント、「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2014ちば」も開催いたします。

なお、県では、本年5月に、がんについて必要な情報を集約し、わかりやすく・使いやすい、がん専用サイト「ちばがんなび」を開設しておりますので、こちらも併せてご活用ください。

「がん」の早期発見には、県民の皆さん一人ひとりが、積極的に「がん検診」を受けることが大切でございます。「がん検診」は、安心の第一歩です。こわがらずに、是非、定期的に「がん検診」を受けましょう。

平成26年度千葉・県民芸術祭中央行事の開催について

知事

次に、文化芸術の振興に向けた取組みについてでございます。

県内では、音楽や芸術、伝統芸能など、多様な文化芸術活動が行われ、新しい「ちば文化」が日々、生み出されております。

県では、各文化団体が日頃の活動の成果を発表するとともに、県民の皆様に優れた文化芸術を鑑賞していただくため、毎年6月から11月にかけて、「千葉・県民芸術祭」を開催しております。期間中は、県内各地で28の事業が行われ、来月28日には、千葉県文化会館において、総合イベントとなる「中央行事」を開催いたします。

今年の中央行事は、「からだで伝えよう!アートの世界」をテーマに、人間の身体能力を活かした様々な文化芸術活動の成果を紹介いたします。

大ホールでは、ヴィヴァルディ「四季」の華麗なバレエ公演をはじめ、初めての共演となる吟詠と日本舞踊のジョイントステージ、過去2度の全国優勝を果たした、千葉明徳高等学校チアリーディング部による躍動感あふれる演技が披露されます。また、小ホールでは、箏の演奏や、千葉大学のサークルによる楽しいマジックが行われます。

舞台公演のほかにも、本県を代表する伝統料理「太巻き祭りずし」の手作り体験をはじめ、子ども歌舞伎や箏・尺八、茶道の体験など、子どもから大人まで、幅広い世代が楽しめるプログラムを多数揃えております。さらに、展示コーナーでは、若手グラフィックデザイナーが手掛けた作品や、「千葉県写真展」優秀作品など、優れた作品がご覧いただけます。

文化芸術には、私たち一人ひとりの心を豊かにし、生活に張りと潤いを与え、元気にする力がございます。ぜひ、この機会に、多くの皆様が「ちば文化」に触れ、アートの世界を体験していただきたいと思っております。

秋の観光キャンペーン「魅力いっぱいギュッ❤と千葉」の実施について

知事

次は、秋の観光キャンペーンについて、お話をいたします。

県では、昨年も好評を博した、チーバくんのラッピングトレインを、さらにパワーアップして運行するのを皮切りに、9月1日から11月30日まで、秋の観光キャンペーン「魅力いっぱいギュッと千葉」を実施いたします。今年の「チーバくんトレイン」は、車体のラッピングに加え、初めて車内も千葉県がジャック。秋の見どころや海の幸、大地の恵みなどで車内を埋め尽くし、さまざまな千葉の魅力をアピールしてまいります。

キャンペーンのキックオフとして、今月31日の日曜日に、特別列車の車内でチーバくんが「うちわ」をプレゼントいたします。そして、JR千葉駅では、ちばアクアラインマラソン2014PR大使の「吉木りさ」さんが、列車の到着を迎えます。また、JR千葉駅前のチーバくん物産館において、旬を迎えた「梨」、「いちじく」や「のこぎり山バウムクーヘン」などの販売、ご当地アイドルのミニライブを行います。

このほか、キャンペーン期間中は、大宮駅や横浜駅などでPRキャラバンを行うほか、ポスターの掲示、紅葉やグルメ、バラエティ豊かな温泉などを紹介するガイドブック「房総贅沢」の配布なども行います。

千葉の秋は、美しく咲き誇る花々や色鮮やかな紅葉、伝統の秋祭り、そして、旬の味覚や収穫体験など、魅力がいっぱいでございます。ぜひ、秋の千葉にお越しください。千葉県では、皆さまを、おもてなしの心でお迎えいたします。

平成26年度全国高等学校総合体育大会について

知事

最後に、昨日閉幕いたしました南関東総体について、ご報告いたします。

全30競技中、県内で開催された8競技には、選手・監督等約1万2,000人が参加し、青春のエネルギー溢れる、はつらつとしたプレーが繰り広げられました。

千葉県選手団では、団体の体操男子総合、新体操女子、アーチェリー男子、少林寺拳法女子演武が、優勝いたしました。また、個人の陸上、体操、新体操、柔道、自転車、フェンシング、少林寺拳法、水泳の8競技・16種目において、15名の選手が優勝しております。これらを含め、延べの入賞総数は団体で26校、個人で88名と、過去最高の成果を収めることができました。

今回、高校総体に出場した選手の皆さんは、6年後の「2020年東京オリンピック・パラリンピック」において、主力となる世代であり、今後の益々の活躍を期待いたします。

ありがとうございました。私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。私からは、全国学力テストの結果公表の件でお伺いしたいと思います。来月25日に、全国学力テストの結果というのが文科省のほうから公表されます。これまで市町村別の結果公表もしくは学校別の結果公表というのは禁止されておりましたが、ほかの県の知事さんの中では、独自に市町村別を公表された方もいらっしゃいました。それを受けて今年からルールが変更になって、公表が解禁となったということなんですけれども、昨日の県の教育委員会では、千葉県では、市町村別、学校別というのは公表しないというふうな話がありました。

それを受けて、森田知事としては、千葉県が市町村別、学校別を公表しないということについて、どういうふうに捉えて考えていらっしゃるのかということと、あわせて、学力テストの結果公表ということについて、知事のご所見というのを教えていただければと思います。

知事

そうですね、勉強もそうです、運動もそうです、やっぱり切磋琢磨して、それが一つの大きな力になっていくのかなと、私は、全てにおいてそういう考えを持っているところでございます。また、それが全てかといいますと、特に勉強の場合だとか学校の場合ですと、いろいろなご意見もあるところでございますから、その辺はしっかりと考えていかなければならないと思っております。

結果公表の方法については、調査の目的も踏まえ、それぞれの市町村が地域の実情に応じて適切に判断することが大切ではないかなと考えているところでございます。

県といたしましても、県全体の調査結果をしっかりと分析し、学力向上施策に反映させるとともに、市町村や学校に対し、学力の底上げを支援する手だてを行うことが大切であると、そのように考えておるところでございます。

記者

よろしくお願いします。先ほど広島の土砂災害のコメントがありましたけれども、例えば千葉県として、何か救援物資を向こうに送るとか、その辺のことを何か考えているようなことはありますでしょうか、その辺お伺いしたいのですが。

知事

まず、千葉県にどうしてくれ、ああしてくれということは、まだいただいておりません。しかし、お見舞金等は考えなきゃならないし、また今、考えているところでございます。また、千葉県に対してこういうことをしてくれとか、広島のほうからそういう話があれば、私どもとしてもできる限りのことはしたい、そのように思っております。

記者

続いて、最近ちょっと社会問題化しつつあるんですけれども、ヘイトスピーチという問題があると思うのですが、先月には国連の人権委員会のほうも、日本に対して、禁止するようにという勧告を出したり、最近、国内では舛添都知事が法規制をかけてくれというようなこともおっしゃっておりますけれども、知事として、県で例えば条例適用や、今回のこの問題について、ご所見はありますでしょうか。

知事

こうやって差別的なことにつながるものに関しては、一人ひとりが、本当に当たり前のことですから、こういうことを法、条例でこうしなければいけないよというのはちょっと寂しいなという感じもするところでございます。やっぱりヘイトスピーチというのは差別化になって、本当に人に嫌な思いをさせることでございますから、しっかりとそういう差別のない社会を実現するという観点から私どもも対応していかなきゃならないなと、そのようには考えているところでございます。

差別のない社会実現に向けた啓発活動を一層積極的に取り組んでまいりたい、そのように考えているところでございます。

記者

最後にもう一つだけ。ちょっと暗い話になってしまって恐縮なんですけれども、今週も2件、県の懲戒処分ものがあったのですけれども、知事はかねてよりいろいろ、飲酒運転等を含めて根絶するようにということで苦言を呈されてきていると思うんですが、なかなか直らないというか、なくならない、そもそもの根源はどこにあるというふうにお考えでしょうか。

知事

本当にこれは県民の皆様の信頼を損なうことで、大変に申しわけないと思っております。私としても、法令遵守徹底、これを何度も言って、それと同時に公務員としての自覚というものをしっかり持ってもらいたいと言っているのでございますが、記者さん、おっしゃっているように、このような不祥事が続いたということは大変に残念でございます。私といたしましても、より一層、職員に対して徹底するようにやっていかねばならないと、そのように思っております。本当に残念です。

記者

ありがとうございました。

記者

おはようございます。土曜日の授業についてですけれども、野田市で土曜日の授業を中止させようと脅迫文を送りつけた教師が逮捕されたケースがあったんですけれども、知事はこの土曜授業について、どのようにお考えでしょうか。

知事

私、土曜日授業、普通の授業もあるし、もっと大きく広げて、私、国会にいたころ、よくこういうことも議論されたのも事実です。それと同時に、例えばもっと広げて、今、やっているところもあるでしょうけども、自分は一週間、こういうことを勉強し、もっとこういうことを勉強したいなと思うと、ある程度自分で取捨選択できるような、そういう形態もあるなというのが、言うならば、より一層補完的にできるような状況も考えの一つなのかなということも思っているところでございます。この土曜授業は、各市町村がその地域の実情に応じて、しっかりと皆さんの意見を聞きながら考えればよろしいのではないかなと、そのように思っております。

記者

全然、話は変わってしまうのですけれども、先週、知事は夏休みをおとりになっていたと思うのですけれども、どのように過ごされたのでしょうか。

知事

これね、話すと長いからね、お化けが出たんだよ。これね、話すと本当に長くなるから。また、こういうところで話すべきじゃないという意見もあるから、どうしても聞きたかったら個人的に来なよ。本当だよ。そういうことでございます。

記者

よろしくお願いします。私のほうからは、先日、JR東日本が発表した羽田空港へのアクセスへの構想の関係でちょっと伺いたいんですが、この構想の中で、特に千葉側にとって注目点だと思っているのが、新木場駅からの乗り入れです。この話が出ていると。しかもオリンピックの開幕に合わせる形で、ここはちょっと早目にということも発表されておるんですけれども、JRのほうから正式に羽田のアクセスに関して新木場から、これは以前から乗り入れができないかということで今年も検討、千葉市ですとか周辺自治体も検討はされているところではあるんですが、JRのほうからこの点、発表があったということに関して……

知事

りんかい線だな。

記者

はい。どう思われているかということと、あわせて、それが、千葉側からアクセスしやすくなったということで、しかもオリンピック前ということになると、今、出ているヨット、セーリング等の誘致へ、やはりこれは追い風になるのではないかと思うのですが、その辺に関してはどういうふうにお考えかというところを教えていただけますか。

知事

羽田空港アクセス線、その整備によって、オリンピックも控えているわけですから、どこがどうで、こっちがこうでああだのというんじゃなくて、まずオリンピックにおいてこれはどうだろうという、そういうところから考えるべきだと思います。ですから、私は、これは非常にいいことではないかなと思います。また、りんかい線も含めて、これがより一層利便性にかなうならば、私はしっかりと千葉県としても応援していかなければならないと。それと同時に、オリンピックの種目において、私が今ここで言うのは差し控えますが、でも、いい方向になることを祈っているところでございます。そういうところですかね、よろしくお願いします。

記者

ありがとうございました。

記者

今の関連で、羽田のアクセスの構想が実現すると、今後、りんかい線への直通という、県や市が目指しているものについては。

知事

相互乗り入れのことですか。

記者

相互乗り入れですね。プラスの影響があるかどうかという知事のご見解をいただきたいのですけど。

知事

これは、記者さんお考えのように、前からいろいろと舛添さんとも話していることも事実でございます。でも、先ほど言いましたように、ただ、木だけを見るというのじゃなくて、やっぱり森を見なきゃいけないなと。大きな森としてオリンピックがあるわけですから。私は決してマイナスではないと思います。弾みはつくのかなと、またそうであってほしいと願うところでございます。

記者

シリアの邦人拘束の関係なんですが、拘束されている男性が千葉市の方と見られていて、そのことについての知事の受けとめと、今後県としてどういった対応がとれるのかということを伺えませんでしょうか。

知事

本当に、連日報道されているところでございます。私も千葉県の方と聞いて、ちょっと驚いたのでございますが、これはいろんなご意見のあるところだとは思いますが、本当に、世界、特に戦場においては、私たちが本当に考えられないようなことが起きていますし、だからこそ私たち一人ひとりが十分気をつけていかなければならないなと思ったところでございます。何しろ情報が非常に少ないものでございますから、今、警察とか千葉市と連携をとりながら情報入手しているところでございます。そしてまた、外務省等から要請があれば、ご家族への旅券の早期発給、これを行う場合もございます。何しろ拘束されている方が一刻も早く無事に解放されることを願っているところでございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 広島県で発生した土砂災害について
    →防災危機管理部防災政策課【電話】043-223-3401
  • 千葉県いじめ防止基本方針の策定について
    →教育庁教育振興部指導課【電話】043-223-4054
  • 平成26年度がん征圧月間について
    →健康福祉部健康づくり支援課【電話】043-223-2670
  • 平成26年度千葉・県民芸術祭中央行事の開催について
    →環境生活部県民生活・文化課【電話】043-223-4160
  • 秋の観光キャンペーン「魅力いっぱいギュッ❤と千葉」の実施について
    →商工労働部観光誘致促進課【電話】043-223-2484
  • 平成26年度全国高等学校総合体育大会について
    →教育庁教育振興部体育課【電話】043-223-4109

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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