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更新日:令和3(2021)年4月5日

ページ番号:20726

知事定例記者会見(平成25年11月21日)概要

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日時

平成25年11月21日(木曜日)10時30分~10時57分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成25年11月21日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 「東京オリンピック・パラリンピック戦略推進本部」の設置について
  2. 平成25年冬の交通安全運動の実施について
  3. 「チーバくん物産館」愛用月間セールについて

知事発言

 「東京オリンピック・パラリンピック戦略推進本部」の設置について

知事

おはようございます。
「東京オリンピック・パラリンピック戦略推進本部」の設置について、お話をいたします。

県では、東京オリンピック・パラリンピックの開催決定を受け、本日、私を本部長とする「東京オリンピック・パラリンピック戦略推進本部」を立ち上げました。本日の会議では、「両大会の会場に隣接し、我が国の空の玄関である成田空港を擁する千葉県として、大会の成功に向けて協力し、また、これを契機に本県の一層の発展に繋げるため、大会後も見据えて、十分に議論するよう」私から指示をしたところでございます。今後は、選手や観戦客がスムーズに移動できる交通アクセスの充実、キャンプの招致など、スポーツを通じた地域振興、海外からお出でになる方々も安心して楽しめる観光地づくりなどについて、本県としての取組の基本方針を策定してまいります。

大会が開催される7年後に向けて、千葉の魅力を世界に発し、知名度を高め、多くのアスリートや観光客の方々が千葉を訪れてくださるよう、県民や民間、市町村等との連携も視野に、具体的な方策を検討してまいりたい、そのようい思っております。

 平成25年冬の交通安全運動の実施について

知事

次に、「冬の交通安全運動」について、お話をさせていただきます。
千葉県では、今年の交通事故死者数を170人以下に抑える「アンダー170」の達成を目指し、各種交通事故抑止対策に取組んでいるところでございます。昨日現在、156人もの尊い命が交通事故で奪われ、全国ワースト5位に位置しており、依然として交通事故は後を絶ちません。

これから年末にかけて、忘年会などで飲酒の機会が増え、飲酒運転による重大事故の発生が懸念されているところでございます。また、年末特有の慌ただしさから、交通事故が多発する時期でもあります。さらに、この時期は、1年を通じて日没が最も早く、夕暮れ時から夜間にかけて、高齢者や子どもが被害にあうケースが増えてくる時期でもあります。

そこで、来月10日から31日までの22日間、県全域で、「冬の交通安全運動」を行います。期間中は、「許しません飲酒運転許す人」のスローガンのもと、「飲酒運転の根絶」、「子供と高齢者の交通事故防止」、「夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗車中の交通事故防止」などを、重点目標に取り組んでまいります。

来月14日土曜日には、午後1時から成田市にある「イオンモール成田店」において、「チーバくん」や「シーポック」も参加する交通安全教室や県警音楽隊による演奏会が開催されます。楽しみながら交通安全について学んでいただきたいと、そのように思います。

飲酒運転は、悪質な犯罪でございます。飲酒運転をしないことはもちろん、周りの方も、飲食店も、飲酒運転させない、許さない、という断固とした意志をもっていただきたいと、そのように思います。歩行者や自転車に乗る方は、明るい服装で反射材を活用するなど、自らの身を守る工夫もしてください。そして、特に、車を運転する方には、是非とも思いやりのある運転を心がけるようお願い申し上げます。千葉県から、悲惨な事故を一掃いたしましょう。

 「チーバくん物産館」愛用月間セールについて

知事

次に、「チーバくん物産館の県産品愛用月間セール」について、お話をいたします。
今年の4月に、千葉駅前大通りにリニューアルオープンした「チーバくん物産館」では、県内各地の特産品や伝統的工芸品、お土産品などを一堂に集め、県産品の普及宣伝や、販売を行っているところでございます。また、県内各市町村の観光PRや、チーバくんと遊べるイベントも実施し、これまでに1万人を超える方々に、来店をいただいております。

チーバくん物産館では、これまでの御愛顧に感謝して、来月1日から29日までの間、県産品愛用月間として、割引セールを実施するところでございます。千葉半立や中手豊など、この秋収穫したばかりの落花生をはじめ、旬を迎える香り豊かな新海苔など、この時期にお勧めの県産品が多数用意されますので、お歳暮として、お世話になった方に贈っていただければ、きっと喜ばれると、そのように思います。また、12月14日、土曜日には、旭市の復興支援企画として、コンパクトでありながらボリューム感があり、ダイヤモンドのように光り輝くミディー胡蝶蘭や、シクラメンといった花のほか、トマトやキュウリなど、旭市産品の即売会も行われます。

JR千葉駅から徒歩5分、「チーバくん物産館」は、千葉の魅力の案内役として、観光情報の発信を行っております。皆様のお越しをお待ちしております。私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。来週の頭にゆるキャラグランプリの発表があると思うんですけれども、チーバくんは、クリーンな選挙を展開している一方で、他県だと首長が音頭をとって組織戦みたいなものを展開しているところもあると思うんですけれども、首長が職員に公務として投票を呼びかけたりとか、そういうようなことについてはどう考えますか。

知事

僕は、そこまで加熱しているとは思っておりませんけれども、でも、これはお遊びと言っては変な言い方ですけれども、みんなが、特にお子さんたちが、「あれ、かわいい」とか「私、これ大好き」とかいうように投票するようなことなので、まあ、私は、そうやってみんなで楽しんでもらえればいいんではないかなと、そのようには思っていますけれどもね。

記者

先週の野田の廃棄物処理施設の爆発事故の関係なんですけれども、県内には工場も多くて、心配している方もいらっしゃると思うんですけれども、県の今後の対応はどうされますか。

知事

今回のことで、県といたしましても、当日、職員を現場に行かせて確認するとともに、11月18日、月曜日、事業者に対して事故の原因究明と再発防止対策の作成及び安全が確認されるまでの間、施設の稼働を停止するよう文書で指導したところでございます。こういうことは、本当に二度とあってはいけないし、大変なことでございますので、十分に注意していただきたいと、また、そのように指導してまいりたい、そのように思っているところでございます。

記者

ありがとうございます。

記者

昨日の話なんですけれども、環境省のほうから指定廃棄物の最終処分場についての選定の手法について、担当者に対して説明があったんですけれども、最終処分場はともかくとして、手賀沼の一時保管施設のほうが、期限切れが再来年の3月末で、あと1年3カ月ちょっとぐらいしかないという状況なんです。それで、あくまで今回、最終処分場の選定の方向を示したというだけにとどまっていまして、これから候補地を選んで、そこから建設ということになるわけなんですけれども、このタイムスケジュールで間に合うかどうかというところがちょっと不安なんですけれども、そこら辺あたりはどういうふうにお考えでしょうか。

知事

記者さん、今までの経緯、民主党のころからずっと知っていると思うんですね。私としても、平成26年度末、何とかしてほしいと。また、お国のほうも、その確保に向けて鋭意検討を進めているところだと思います。県といたしましても、今までどおりしっかりお願いしたいと思っておりますし、また最終処分場の早期確保についても、できる限り県といたしましても協力してまいりたいと、そのように思っているところでございます。

記者

幹事社からは以上です。

記者

昨日、商工会議所のほうで知事が、一部の新聞によりますとアクアラインの関係について、ここ1カ月が勝負だということをおっしゃったということなんですけれども、そこら辺あたりの話を、繰り返しになっちゃうかもしれないんですが、もう一回、お話ししていただければと思います。

知事

それは記者さん、国会の動きを見れば、変な話、いつまでがデッドラインかなというのは十分おわかりだと思います。前に何回も申しておりますが、アクアラインの料金問題、言うなれば高速の料金問題というのはアクアラインだけじゃありません、本四橋も含め、いろんなところでも高速料金の問題というのはあるんでございます。また、国のほうもですね、その辺は、今、十分検討していると聞いております。私は、他のところと違うのは、千葉県だけの問題じゃない、首都圏においてこれだけのものなんですと。これが万が一戻るようなことがあったら、千葉県も含め首都圏において大きな経済打撃、それと同時に、首都高速ですね、今度料金が戻ったりするならば、車が戻っていきますから、そうすると、湾岸とか、京葉とか、大変な混雑になってくると。そうすると、オリンピックも控えていかがなものだろうかとか、そのようなところを私なりに組み立てて、今もいろんなチャンネルを使ってですね、交渉しているところでございます。昨日、申したとおり、この1カ月で大体形は決まるのではないかなと、そのように思っております。

記者

仮の話でなかなか答えづらい部分はあると思うんですけれども、悪いほうに考えて、仮に継続できないということになった場合、知事がおっしゃるとおり、ある程度料金が安くなったから、あそこの経済効果が出ているという部分は相当あると思うんです。そこに住んでいる方もあそこが安くなったからということで移ってきた方というのも多いと思うわけです。悪い方向ですけれども、仮に国のほうで継続できないとかいうふうなことになりましたら、何か県として対策みたいな形のことは打っていくようなお考えというのはございますでしょうか。

知事

はっきり言って、今、そこまでは考えてないんでございますが、これは必ず理解していただけると、また、さっき言ったように、最悪のことにならないように、今、本当にですね、頑張っているんですよ。

記者

もう一点、アクアラインの場合は安心なんですけれども、新しいので、最近いろんなニュースが多過ぎて忘れ去られている部分があると思うんですけれども、公共施設の老朽化というのが、中央自動車道のトンネルの崩落事故でかなり話題になりましたけれども、その後、何かチェック、老朽化したものについて。

知事

どのような手だてをしたかということ。

記者

そうそう、そういう計画みたいなものはまとまっているとか、そういうことはございますでしょうか。

知事

それは記者さんも十分お調べになって、よくわかっていると思いますけれども、また、こういうことはあってはならないと言っても、何しろ自然が相手なものですから非常に難しいんでございますが、今の状況を担当部局、説明をお願いいたします。後ほど担当課のほうから詳しくご説明いたします。

記者

先ほどのアクアラインの関係なんですけれども、県の支出分が増えるということになった場合は、アクアラインの料金を維持できることになったとして、国と県で今負担されていますよね、15億円。それが増えるという、県のほうの負担を増やせば料金を維持できるというふうなことになった場合は、どの程度まで県としては負担できる用意があるんでしょうか。

知事

それはしません。

記者

わかりました。これ以上は負担しないということですか。

知事

増えるようなことは、絶対しません。私はですよ。

記者

わかりました。

知事

そのようにならないように、今、いろんな形を考えています。しかし、こういう経済効果も含めて、いろんな思考回路を持ちながら、今、チャンネルを使ってお願いしているところでございます。

記者

もう一点ですけど、周辺の他県に負担をお願いするということは難しいんですか。

知事

こういうものというのは、みんな議会を持っていますからいろんなこともありますから、本当にやっていくときというは非常に難しいですよね。こういうのはタタターッと決めていかないといけないと思いますし、それと同時に、何だかんだ言っても、ほとんどは千葉県の影響というのは大でございますから、その辺も考えながら進めてまいりたいと、そのように思います。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。冒頭で発表になりました東京五輪に向けた戦略推進本部ですけれども、今日、第1回目だと思うんですが、取り組みの方向性でもう少し具体的に、例えば成田空港の活性化なんか考えていらっしゃるということですけれども、具体的にもう少しイメージなどを教えていただければと思います。

知事

今日、第1回目ということで、これから大きなスパンでのプログラムと、例えば幅広い意見といいますか、有識者の方々にもいろいろ聞くことが、大きなプログラムだったんですが、県といたしましても、まず、本当にABCのAなんですけれども、まず千葉県を知ってもらおうじゃないかと。皆さんが成田空港に着いた、そこは千葉県なんですよと。ここから私たち始めるという気持ちを持たなきゃだめだと。そして、まず県のPR、それからおもてなしですね、それは安心・安全も含めて、それから人・物のスムーズな流れ、これもおもてなしでございます。それから、はっきり言ってディズニーランドは、相当、今では考えられないぐらい人数が来ると思うんですよ。そういう人たちに観光のほうにも来ていただけるように、またアクアラインを何とか800円に継続させて、それで東京のほうからアクアラインを通って房総とか千葉県に入ってもらおうかとか、そういうことは私の頭の中でも十分に入っていますし、そういうことを含めて今日は設置をしたところでございます。

特に、防犯ボックスに関しては、私の頭の中では7年後を大きく見据えているんです。やっぱり今回の東京オリンピックの大きな売りは安心・安全。他国から比べたら、日本はものすごく安全ですよ。でも、外国から来た人がひったくりに遭った何だかんだというと、そう言われているからこそ、余計がっかりする人が多いんじゃないかなと。もちろんそういうことは全てがなくなるということは大変難しいと思いますけれども、そういうのが1件でも起きないように努力するためにも、私は地域住民がしっかりとそういうことを許さないという気持ちを持ってもらうと同時に抑止力を持たなきゃいけない。それと同時に、警察官の方だって限られているわけですから、県警ともしっかりその辺をタッグを組みながら、安心・安全な千葉県をつくっていくということも、私は大きなおもてなしだと思っていますし、それも安心・安全の第一歩だと、第2交番、コンビニ防犯ボックス、そのような認識でいるところでございます。

記者

もう一点、千葉県として戦略本部を持つというのに加えまして、周辺都県あるいは主催の東京都との協力体制なんですけれども、これからどのようなことをお考えですか。

知事

これはおもしろいもので、この間も九都県市首脳会議をやったんですよ。では、みんなで盛り上げようと、平たく言えば。都もそうだし、各県もみんなそれぞれの代表ですから、我が県にとって、我が都にとって、みんなそうなってくるわけです。ですからね、この間は、ただ、みんなで応援しようねぐらいで、そこまで行きません。これから例えば千葉県は国際空港を持っているわけですが、これに対してどうしていくか、首都圏の道路網、千葉県のできることはこういうことだ、じゃあおたくでこの辺はこうしてくれよとか、ああしてくれよとか、ここから出てくると思うんです。ですから、この二、三年ぐらいはおのおの都・県が自分たちのできることをまずやる。それから三、四年たって、それを持ち合わせて最後に協力するにはどういうことができるだろうかと。例えば千葉県にキャンプ地を持ってほしい、そういうふうに私ども思っています。だからこの間の市町村会議のときもそうなんですけれども、我が市にこういうのを誘致してほしいと言われたときも、どんどんそういうものを出してくださいと。そうすれば、私はそれを持って、簡単に言えばセールスしてきますよと、そういうとこでございます。

もとに戻りますけれども、初めは各都・県がですね、自分のできることをやって、そして三、四年たったときにおいて実質的な協力体制ができていくんではないかなと、そのように思っています。

記者

関係するんですけれども、オリンピックの関係で、戦略的な千葉の魅力発信ということがあるんですけれども、なかなか千葉の知名度が低いとおっしゃっていると思うんですけれども、知事は具体的に何が千葉県として魅力なのかと考えるのかというのと、あとオリンピックまでに何か育成したい、PRしていきたい魅力というのがあれば教えてください。

知事

記者さん、本当に残念なことに、僕らはアクアラインもわかっているし、空港もみんなわかっているんですけれども、外国へ行けばそうではないんですよ。前にも言ったけれども、タイの記者さんが「成田空港からタイに直行便が出ているんですか」と、こんなような感じですからね。

それで、実は台湾、タイに行って、私ども物産も含めて、観光も含めて、交流も含めてやってきた。例えば台湾で今回修学旅行が我が千葉県に6校増えたんです。タイ国では初めてこの千葉県に修学旅行が来ることになったんです。こういうことはですね、実は、そういう若い人たちが、例えばインターネットを通じてもそうでしょうけど、私どもが、それこそ官民一体となってそういう国へ行って宣伝したことが少しずつ少しずつ結びついてきている。PRというのは一気にできるわけじゃありません。そのように、私ども何しろこの7年間の間にそういう布石をどんどんどんどん打っていく。それは今、台湾とかそういうところから学生さんを呼んで「チーバくん大使」ということで来てもらって、そういう人たちが台湾の場合、母国へ帰ってどんどんやるわけです。これもね、6校急に増えてきたことに影響していると思いますよ。だから、今度はマレーシアに行きます。マレーシアに行ったときも、もちろん物産も含めそうですが、向こうで要人の人にもお会いできるので、そういうことも含めながら、今度はマレーシアからも「チーバくん大使」で来てもらうように話をしようと思います。そのようにしてPRしてまいりたいなと思います。

記者

国の話題なんですけれども、昨日、1票の格差の判決が最高裁のほうで出まして、違憲状態だけれども、選挙をやり直すほどではないということになったんですが、1票の価値が一番低いのは千葉県4区ということで、知事としてはどのようなご感想をお持ちでしょうか。

知事

これは前から報道され、いろんな問題も起きているところでございます。格差についてもいろんな意見もあります。ただ、今回、最高裁に出た判決、これはやっぱり重く見なきゃいけないと思いますし、これを一つにお国のほうでしっかりやってもらいたいなと。ただ、私も国にいましたけど、なかなか議員の身分にかかわるところも出てくるのでね。でも、だからといって、最高裁で出た結果も踏まえて迅速にやらなきゃいけないと思いますよ。また、だらだらだらだらしていくと最悪のケースになっていくのかなと。ですから、これを機に私は格差がなくなっていくようにしていかなければならないと、そのように思います。

記者

今、知事がおっしゃった最悪のケースというのはどんなような。

知事

最悪って、言葉があれだったけれども、混乱のときという意味でございます。

記者

ありがとうございます。

 内容についてのお問い合わせ先

  • 「東京オリンピック・パラリンピック戦略推進本部」の設置について
    →総合企画部政策企画課【電話】043-223-2205
  • 平成25年冬の交通安全運動の実施について
    →環境生活部生活・交通安全課【電話】043-223-2259
  • 「チーバくん物産館」愛用月間セールについて
    →商工労働部観光企画課【電話】043-223-2419

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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